33 / 81
昔話から始まる日常13
しおりを挟む魅桜
「いいえ。今、その科学者によって確認されている非能者は私1人よ」
蓮叶
「1人だけ・・・」
莉湖
「その少し聞き辛いのですが・・・」
魅桜
「なに?言って」
莉湖
「その科学者の方に、人体実験などはされたりしないのですか?」
莉湖のその問いに、蓮叶と杏奈は冷や汗を流した。
自分達もその科学者に見つかれば、実験体にされてしまうだろう。
そんな考えが3人の頭の中にはあった。
しかし、魅桜の答えは意外なものだった。
魅桜
「そんなことはされないわ、だってその科学者は私の叔母だから」
杏奈
「はぁ!?叔母!?」
魅桜
「えぇ。私の叔母は若い頃から、医学や生物学を研究していて、開発チームを作って治療薬の開発などをしていたの」
3人は静かに聞いている。
魅桜
「でも、約1年半前に私に突然さっき見せたような力がついたの」
蓮叶
「1年半前・・・。私たちと同じ・・・」
魅桜
「それを知った叔母は、突然開発チームを解散。今は1人で私の非能性についての研究をしているわ」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる