49 / 81
昔話から始まる日常29
しおりを挟む蓮叶&杏奈
【はぁーーー!?!?!?】
自分の後をつかれていないと知った蓮叶と杏奈は来た道を戻り、莉湖の後をつける八重嶋の後をつけており、この一部始終を電信柱の陰に隠れて見ていた。
2人共、予想もしていなかった展開に動揺が隠せない。
蓮叶
「え?えっ!?どういうこと!?りこりこ今、告白された!?」
杏奈
「み、みてぇだな・・・」
2人は、莉湖と八重嶋を見つめながら話す。
蓮叶
「まさかこういう事だったとは」
杏奈
「捕まるだのなんだの喋ってたさっきまでのアタイ達がすげぇ恥ずかしく感じるな」
蓮叶は、莉湖と八重嶋を見つめながら頷く。
蓮叶
「いいなぁ、りこりこ・・・」
杏奈
「何言ってんだてめぇ。よく見てみろ、あの男。いかにも勉強しかしてねぇって感じのもやし野郎じゃねぇか。あんなんに告られたって迷惑なだけだろ」
蓮叶
「杏ちゃん、告白されたことあるの?」
杏奈はその問いに何も答えなかった。
蓮叶が杏奈の顔を1度見て、すぐに視線を戻す。
蓮叶
「ごめんね、変なこと聞いて・・・」
杏奈
「謝んな。余計みじめになんだろうが」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
1
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる