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下校から始まる日常4

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 莉湖と望が襲われて約十数分。





 目隠しをされ、なにも見えない莉湖と望はどこかへと連れていかれていた。







 音だけは聞こえる。







 しばらく歩かされると重厚な扉を開く音が聞こえた。







 どこか建物の中に入れられるのがわかった。









 扉の閉まる音。










 建物の中に入ると、手足を縛られる莉湖と望。









 身動きが取れなくなった状態の2人は目隠しを外される。










 薄暗い、やはり建物の中。









 今は使われていない倉庫のようなところだ。











 「あ、あのぉ・・・。なんでこんなこと・・・」








 望はひどく怯えていた。








八重嶋
 「本当は君を連れてくる予定ではなかったんだけどさ、一緒にいたからさ」








 八重嶋はひょうひょうとしている。









 「そんなぁ・・・」









八重嶋
 「僕の狙いは君だけだったからね。篠崎莉湖さん」









 莉湖は目を逸らして無視をする。








八重嶋
 「冷たいなぁ。僕はね、君が僕と付き合うって言ってくれればすぐに解放してあげようと思ってるんだ。どうだい?」






 莉湖はまた無視をする。










八重嶋
 「・・・まぁいいよ。僕の告白に頷かない限り、君たちはここからは出られないから。お友達まで巻き込んで、可哀想だねぇ」










 八重嶋と仲間たちは高らかに笑った。








 望はボロボロと泣いている。









八重嶋
 「とりあえず、ちょっと考える時間をあげるよ」










 そう言って八重嶋は仲間を連れて、その部屋から出ようとする。








 すると男の1人が八重嶋に聞く。








 「おい、こいつらだけにして大丈夫かよ?」









八重嶋
 「手足はガッチリ縛ってあるんだ。自由に動くことも出来ないさ」









 そう男に伝えると八重嶋と3人の男はその部屋から出ていった。






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