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神のみぞ知る日常4
しおりを挟むそして、君はあることに気付いただろうか?
ここまで見てもらった彼女たちの様子は、今日1日で起きたことだということを。
とある日の1日を覗いただけでも、こんなにも特出すべきことが起こるのだ。
さて、彼女たちの非能性についての記憶が戻るまでに、どれだけの出来事に遭遇するのだろう。
しかし彼女たちはそれを特に抽出して話題にすることはないと私は思っている。
なぜなら、それらは全て彼女たちにとっては『日常』なのだから。
彼女たちが自分の背負った運命を認識し、それと向き合う時まで、私はそれを見守る義務と責任がある。
それまで私は、彼女たちには普通の女子高生としての幸せと非能者としての幸せを両方感じてほしいのだ。
だから、今の記憶の消された彼女たちには、ただいつも通りの『日常』の中で部室を盛り上げてほしい。
ただそれだけを願っている。
さぁ。
明日はどんな話で部室を盛り上げてくれるのだろうか・・・?
今日も部室はそれなりに盛り上がる。
第1部 ~完~
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