262 / 268
第四章「新しい恋敵?の気配」
第260話 乙女二人の作戦会議
しおりを挟む
十分と少し後、イサベルはカフェテリアの日当たりがいい窓辺の二人席に腰掛けて、ぼんやりと外を見つめていた。
「…………」
「お待たせ、ささっ、食べよか!イサベルはんは評議会あるんやからささっと食べてお話しよ」
トレーを持った鏡華がやってきて机の上に置くとイサベルの前に腰掛けた。
トレーの上にはイサベルが頼んだ野菜とハムのサンドウィッチとコーヒー、そして、鏡華が頼んだらしきハンバーグとトマト、レタスにベーコン、チーズをバンズで挟んだ分厚いハンバーガーと緑色の飲み物が載っていた。
「あ、ありがとうございます……鏡華さん、ハンバーガーとか食べるんですね……」
イメージとは少し違ったメニューのセレクトに驚きを隠せなかったイサベルを見て鏡華は楽しそうに笑った。
「ほほほ、やっぱり意外やった?うち、こういうのも好きなんよ、飲み物は抹茶ラテ。ここのカフェは留学生向けに色々あるから最近のお気に入り」
「そうなんですか……」
「さっ、とりあえず食べよ。お話はそれから。いただきます」
「あっ、そうですね……いただきます」
イサベルは胸の靄が晴れず、味もよく分からないサンドウィッチを口に運んではコーヒーで流し込んでいく。
一方、鏡華は大口を開けてハンバーガーに齧りつくと言ったことはせずに少しずつ、美味しそうに齧っていた。
(…………食べ方はイメージ通りね)
鏡華のことをまた一つ知ったイサベルはいつの間にかサンドウィッチを食べ終わっていたことに気づいた。
「ごめんな、イサベルはん……うち、食べ終わるまでもう少し掛かるさかい……よかったら先に話聴かせてくれへん?」
まだハンバーガーを三分の一ほどしか食べ終わっていない鏡華が申し訳なさそうに言った。
「い、いえ……私が早く食べてしまっただけですから……お言葉に甘えて……実は……」
イサベルは時々淀みながら、終始自信なさげに、自虐的に双魔への恋しさと余計なことを考えて開放しきれない望みのことを赤裸々に話した。
それと、最近どこか疲れが抜けきっていないような双魔に何かしてあげたいが何をしたら双魔が喜んでくれるのか分からないということも包み隠さず。
これは相手が同じ男を思う鏡華であり、互いに認め合ったから素直に話せたことであって、もし、相手が梓織やアメリア、愛元だったならばほんの少しの意地と保身が働いてここまで素直にはなれなかっただろう。
どんよりと暗く沈んだイサベルとは対照的に話を聞く鏡華はハンバーガーをちまちまと齧りながら、時折笑みを浮かべていた。
「ふー……ご馳走様。イサベルはんもお話、聴かせてくれておおきに」
丁度、鏡華の手からハンバーガーが無くなったタイミングでイサベルの八割が己に対する愚痴である話も終わった。
「いえ……食事をしながら私のくだらない話を聞いてもらって……何だか申し訳ないです…………」
「ほほほ、そんなことあらへんよ?イサベルはんが双魔のこと、心の底から慕ってるの、よく分かったさかい」
「っ!それは……その、寸分も間違ってはないですけど……」
イサベルも顔がボッと燃えるように赤くなった。
自分の心中で双魔のことを想っているときは特に感じないが、人に指摘されると恥ずかしい。
「そ、それで!私はどうすればいいと思いますか!?」
恥ずかしさを誤魔化すように少し大きな声を出して身を乗り出す。
そんなイサベルを見て、鏡華はまた楽しそうに笑った。
「ほほほほ……イサベルはんはほんまにかあいらしい人やね!双魔から聞いてたのとは全然違うわ」
「…………双魔君は……私のことをどんな風に言ってたんですか?」
「聴きたい?」
「……お願いします」
「ほほほ、安心し。変なことは何も言ってへんかったよ?才気に溢れて、何事も卒なくこなすし、人当たりもいい。すこーし、危なっかしいところはあるけど魅力的な子やって……」
「…………そうですか」
(…………双魔君……そんなことあまり言わないけど……私のことそんな風に思ってたんだ……)
双魔は優しさや気遣いは見せるがあまり口の多い方ではない。だからこそ、たまに本心を漏らされると嬉しいのだが、人伝に聞くのはまた違ったこそばゆさがあった。
「ああ、話がずれた。何やったっけ?あ、そうそう、イサベルはんがどうしたらええかって話」
「へっ?あっ、はい!そう、そうですね!」
「ほほほ、大したことは言わへんけど、きっと大切なことやから覚えとき」
「………はい」
「イサベルはん、難しいこと考える必要はあらへんよ。ただ、イサベルはんのしたいようにするのが一番、双魔もきっとそれを望んでるとうちは思うよ?」
「……私の……好きなようにですか?」
イサベルは鏡華の言葉に面食らってしまった。色々と考えてしまうイサベルにとっては中々たどり着かない答えだった。
「まあ、もっと言うと双魔は不器用やから。自分から誘ってくることなんかほとんどないんよ。せやから、こっちからどんどん攻めなあかんよ?攻められたら、流石に双魔も察してくれるさかい」
「…………そうですね」
思い返してみると確かに、手を繋いだ時はしっかりと握り返してくれたし、抱きついた時も優しく抱き留めてくれた。
「……好きなように……ぜ、善処します!」
(でも……恥ずかしいし…………うー…………)
「ほほほ、その意気、その意気……せやけどイサベルはんには難しいかもしれへんね」
「……鏡華さんには……敵いませんね……」
イサベルの心中をすかさず見抜いた鏡華はおもむろにスマートフォンを取り出して、操作しはじめた。
「せやから、今回はうちが手助けするさかい」
「手助け……ですか?」
「そ、手助け……あ、もしもし双魔?今大丈夫?」
鏡華はスマートフォンを耳に当てると通話をはじめた。相手は双魔らしい。
「うん……うん……今日なんやけど、早く帰って来れる?五時くらい……うん、最近、ご飯一緒に食べてへんから食べたいなー思うて…………うん…………うん……分かった!そしたら家で待ってるさかい……うん…………あ、そうそう、帰って来るときは正門通るようにしてな?それじゃあ…………ふう、こんなもんやね」
「…………その、今のが手助けですか?」
「そ、今のが手助け。まあ、うちも久々に双魔と一緒にいたかったし、ついで。今日は評議会が終わったら帰るって。イサベルはんは正門で待ち伏せ、うちは家で待ち伏せ。なかなかいい作戦やと思わない?」
「ありがとうございます……私、頑張ります!」
「ほほほ、頑張りや……唇までやったらええんとちゃう?」
「唇までって……き、キスですか!?きょ、鏡華さん!」
「ほほほ、また、赤くなった。冗談や、冗談。まあ、さっきも言うたけど、イサベルはんの好きなようにするのが一番……あら?そろそろ時間?」
「えっ?あ、本当!鏡華さん、付き合ってくださってありがとうございました!」
「ほほほ、気にせんといて。また、今度ゆっくりお茶でもしよ?買い物もええかもね」
「はい!是非!失礼しますね!」
腕時計を確認したイサベルは席を立つと慌ててカフェテリアから去っていった。
窓際の席には鏡華一人が残る。
「…………うちも、双魔が寝てるときにこっそりとはしたことあるけど……接吻、したことないなぁ……そろそろちゃんとさせてもらおうか?なぁんて……ふふふふ、イサベルはんの真っ直ぐさに当てられてしもたかな?ふふふふふ……」
思わず双魔との甘い瞬間を想像してしまい、火照った顔を鏡華は窓の外を見ながら手ではたはたと扇ぐのだった。
一方、カフェテリアを後にして魔術科の評議会室に向かうイサベルは大変なことになっていた。
「……………………」
考え事をしながらつかつかと足早に通路を進んでいく。
「あ、あれガビロールさんよね…………」
「本当だ……ひっ!…………」
「…………何かあったのかしら……あんな顔しているなんて……」
偶然すれ違ったクラスメイトが小さく悲鳴を上げるほどイサベルの眉間には皺が寄っていた。
普段はクールな印象のイサベルが明らかに苛立っているのだ。怖がられるのも仕方ない。
が、イサベルの心中は表情とは正反対に甘い甘い、ただ甘いことになっていた。
(きっ……キスっ……あの時は感極まったのと、双魔君に気持ちを伝えるので精いっぱいだったけどキス!したのよね!私!?ああ、もう信じられない!でも……でもでも……もし、双魔君からキス……してくれたら…………)
『……ん……まあ、その、なんだ?……イサベル、こっち向いて……目を瞑ってくれ……』
『そ、双魔!こんなとろで……駄目っ……』
『……嫌……か?』
『い、嫌じゃないけど…………』
想像の中の双魔はイサベルを優しく抱き寄せ、イサベルの顎に手をやって軽く上向きにする。
『……イサベル……』
(あーーー!って私ったら何考えてるのかしら!?いつの間にか評議会室に着いてるし!)
妄想を暴走させている間に身体が勝手に動き目的地に辿り着いていたようだ。
(と、兎に角!今は仕事に集中しなきゃ……)
「失礼します、イサベル=イブン=ガビロール入りますっ!」
イサベルはちらりと腕時計で時間を確認すると評議会室に入った。
言わずもがな、本日の業務にイサベルが集中できるはずはなかった。
「…………」
「お待たせ、ささっ、食べよか!イサベルはんは評議会あるんやからささっと食べてお話しよ」
トレーを持った鏡華がやってきて机の上に置くとイサベルの前に腰掛けた。
トレーの上にはイサベルが頼んだ野菜とハムのサンドウィッチとコーヒー、そして、鏡華が頼んだらしきハンバーグとトマト、レタスにベーコン、チーズをバンズで挟んだ分厚いハンバーガーと緑色の飲み物が載っていた。
「あ、ありがとうございます……鏡華さん、ハンバーガーとか食べるんですね……」
イメージとは少し違ったメニューのセレクトに驚きを隠せなかったイサベルを見て鏡華は楽しそうに笑った。
「ほほほ、やっぱり意外やった?うち、こういうのも好きなんよ、飲み物は抹茶ラテ。ここのカフェは留学生向けに色々あるから最近のお気に入り」
「そうなんですか……」
「さっ、とりあえず食べよ。お話はそれから。いただきます」
「あっ、そうですね……いただきます」
イサベルは胸の靄が晴れず、味もよく分からないサンドウィッチを口に運んではコーヒーで流し込んでいく。
一方、鏡華は大口を開けてハンバーガーに齧りつくと言ったことはせずに少しずつ、美味しそうに齧っていた。
(…………食べ方はイメージ通りね)
鏡華のことをまた一つ知ったイサベルはいつの間にかサンドウィッチを食べ終わっていたことに気づいた。
「ごめんな、イサベルはん……うち、食べ終わるまでもう少し掛かるさかい……よかったら先に話聴かせてくれへん?」
まだハンバーガーを三分の一ほどしか食べ終わっていない鏡華が申し訳なさそうに言った。
「い、いえ……私が早く食べてしまっただけですから……お言葉に甘えて……実は……」
イサベルは時々淀みながら、終始自信なさげに、自虐的に双魔への恋しさと余計なことを考えて開放しきれない望みのことを赤裸々に話した。
それと、最近どこか疲れが抜けきっていないような双魔に何かしてあげたいが何をしたら双魔が喜んでくれるのか分からないということも包み隠さず。
これは相手が同じ男を思う鏡華であり、互いに認め合ったから素直に話せたことであって、もし、相手が梓織やアメリア、愛元だったならばほんの少しの意地と保身が働いてここまで素直にはなれなかっただろう。
どんよりと暗く沈んだイサベルとは対照的に話を聞く鏡華はハンバーガーをちまちまと齧りながら、時折笑みを浮かべていた。
「ふー……ご馳走様。イサベルはんもお話、聴かせてくれておおきに」
丁度、鏡華の手からハンバーガーが無くなったタイミングでイサベルの八割が己に対する愚痴である話も終わった。
「いえ……食事をしながら私のくだらない話を聞いてもらって……何だか申し訳ないです…………」
「ほほほ、そんなことあらへんよ?イサベルはんが双魔のこと、心の底から慕ってるの、よく分かったさかい」
「っ!それは……その、寸分も間違ってはないですけど……」
イサベルも顔がボッと燃えるように赤くなった。
自分の心中で双魔のことを想っているときは特に感じないが、人に指摘されると恥ずかしい。
「そ、それで!私はどうすればいいと思いますか!?」
恥ずかしさを誤魔化すように少し大きな声を出して身を乗り出す。
そんなイサベルを見て、鏡華はまた楽しそうに笑った。
「ほほほほ……イサベルはんはほんまにかあいらしい人やね!双魔から聞いてたのとは全然違うわ」
「…………双魔君は……私のことをどんな風に言ってたんですか?」
「聴きたい?」
「……お願いします」
「ほほほ、安心し。変なことは何も言ってへんかったよ?才気に溢れて、何事も卒なくこなすし、人当たりもいい。すこーし、危なっかしいところはあるけど魅力的な子やって……」
「…………そうですか」
(…………双魔君……そんなことあまり言わないけど……私のことそんな風に思ってたんだ……)
双魔は優しさや気遣いは見せるがあまり口の多い方ではない。だからこそ、たまに本心を漏らされると嬉しいのだが、人伝に聞くのはまた違ったこそばゆさがあった。
「ああ、話がずれた。何やったっけ?あ、そうそう、イサベルはんがどうしたらええかって話」
「へっ?あっ、はい!そう、そうですね!」
「ほほほ、大したことは言わへんけど、きっと大切なことやから覚えとき」
「………はい」
「イサベルはん、難しいこと考える必要はあらへんよ。ただ、イサベルはんのしたいようにするのが一番、双魔もきっとそれを望んでるとうちは思うよ?」
「……私の……好きなようにですか?」
イサベルは鏡華の言葉に面食らってしまった。色々と考えてしまうイサベルにとっては中々たどり着かない答えだった。
「まあ、もっと言うと双魔は不器用やから。自分から誘ってくることなんかほとんどないんよ。せやから、こっちからどんどん攻めなあかんよ?攻められたら、流石に双魔も察してくれるさかい」
「…………そうですね」
思い返してみると確かに、手を繋いだ時はしっかりと握り返してくれたし、抱きついた時も優しく抱き留めてくれた。
「……好きなように……ぜ、善処します!」
(でも……恥ずかしいし…………うー…………)
「ほほほ、その意気、その意気……せやけどイサベルはんには難しいかもしれへんね」
「……鏡華さんには……敵いませんね……」
イサベルの心中をすかさず見抜いた鏡華はおもむろにスマートフォンを取り出して、操作しはじめた。
「せやから、今回はうちが手助けするさかい」
「手助け……ですか?」
「そ、手助け……あ、もしもし双魔?今大丈夫?」
鏡華はスマートフォンを耳に当てると通話をはじめた。相手は双魔らしい。
「うん……うん……今日なんやけど、早く帰って来れる?五時くらい……うん、最近、ご飯一緒に食べてへんから食べたいなー思うて…………うん…………うん……分かった!そしたら家で待ってるさかい……うん…………あ、そうそう、帰って来るときは正門通るようにしてな?それじゃあ…………ふう、こんなもんやね」
「…………その、今のが手助けですか?」
「そ、今のが手助け。まあ、うちも久々に双魔と一緒にいたかったし、ついで。今日は評議会が終わったら帰るって。イサベルはんは正門で待ち伏せ、うちは家で待ち伏せ。なかなかいい作戦やと思わない?」
「ありがとうございます……私、頑張ります!」
「ほほほ、頑張りや……唇までやったらええんとちゃう?」
「唇までって……き、キスですか!?きょ、鏡華さん!」
「ほほほ、また、赤くなった。冗談や、冗談。まあ、さっきも言うたけど、イサベルはんの好きなようにするのが一番……あら?そろそろ時間?」
「えっ?あ、本当!鏡華さん、付き合ってくださってありがとうございました!」
「ほほほ、気にせんといて。また、今度ゆっくりお茶でもしよ?買い物もええかもね」
「はい!是非!失礼しますね!」
腕時計を確認したイサベルは席を立つと慌ててカフェテリアから去っていった。
窓際の席には鏡華一人が残る。
「…………うちも、双魔が寝てるときにこっそりとはしたことあるけど……接吻、したことないなぁ……そろそろちゃんとさせてもらおうか?なぁんて……ふふふふ、イサベルはんの真っ直ぐさに当てられてしもたかな?ふふふふふ……」
思わず双魔との甘い瞬間を想像してしまい、火照った顔を鏡華は窓の外を見ながら手ではたはたと扇ぐのだった。
一方、カフェテリアを後にして魔術科の評議会室に向かうイサベルは大変なことになっていた。
「……………………」
考え事をしながらつかつかと足早に通路を進んでいく。
「あ、あれガビロールさんよね…………」
「本当だ……ひっ!…………」
「…………何かあったのかしら……あんな顔しているなんて……」
偶然すれ違ったクラスメイトが小さく悲鳴を上げるほどイサベルの眉間には皺が寄っていた。
普段はクールな印象のイサベルが明らかに苛立っているのだ。怖がられるのも仕方ない。
が、イサベルの心中は表情とは正反対に甘い甘い、ただ甘いことになっていた。
(きっ……キスっ……あの時は感極まったのと、双魔君に気持ちを伝えるので精いっぱいだったけどキス!したのよね!私!?ああ、もう信じられない!でも……でもでも……もし、双魔君からキス……してくれたら…………)
『……ん……まあ、その、なんだ?……イサベル、こっち向いて……目を瞑ってくれ……』
『そ、双魔!こんなとろで……駄目っ……』
『……嫌……か?』
『い、嫌じゃないけど…………』
想像の中の双魔はイサベルを優しく抱き寄せ、イサベルの顎に手をやって軽く上向きにする。
『……イサベル……』
(あーーー!って私ったら何考えてるのかしら!?いつの間にか評議会室に着いてるし!)
妄想を暴走させている間に身体が勝手に動き目的地に辿り着いていたようだ。
(と、兎に角!今は仕事に集中しなきゃ……)
「失礼します、イサベル=イブン=ガビロール入りますっ!」
イサベルはちらりと腕時計で時間を確認すると評議会室に入った。
言わずもがな、本日の業務にイサベルが集中できるはずはなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
霊力ゼロの陰陽師見習い
三科異邦
ファンタジー
「霊力も使えない。術式も出せない。
……西園寺玄弥、お前は本当に陰陽師か?」
その言葉は、もう何度聞いたか分からない。
霊術学院の訓練場で、俺はただ立ち尽くしていた。
周囲では炎が舞い、水がうねり、風が刃のように走る。
同年代の陰陽師たちが、当たり前のように霊を操っている。
――俺だけが、何もできない。
反論したい気持ちはある。
でも、できない事実は変わらない。
そんな俺が、
世界最強クラスの妖怪と契約することになるなんて――
この時は、まだ知る由もなかった。
これは――
妖怪の王を倒すべく、九尾の葛葉や他の仲間達と力を合わせて成長していく陰陽師見習いの物語。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
鬼の兵法伝承者、異世界に転世せしむる
書仙凡人
ファンタジー
俺の名は桜木小次郎。
鬼一法眼を祖とする鬼一兵法の令和の伝承者。
だがある時、なぜか突然死してしまったのだ。
その時、自称神様の変なペンギンが現れて、ファンタジー世界の転生を持ちかけられた。
俺はヤケになって転生受け入れたら、とんでもない素性の奴にログインする事になったのである。
ログイン先は滅亡した国の王子で、従者に毒盛られて殺されたばかり。
なにこれ? クーリングオフねぇのかよ!
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる