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第一謎:誘拐から始めよう IQ130(全四話)
この祖父にして、この孫あり
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七音であることが重要なのかな。僕にはまだひらめきが降りてこないけれど。
ノートを広げて机に置き、ひらがなに変換した文章を見直してみる。
え い が み て る こ
き み し ろ い こ う
の に さ く さ な え
か な う じ ん し ん
い の ち の は て の
さ い ご は と お い
つ き の か わ ら け
「どうだい、鈴木くん。もうここまで来たらあとは簡単でしょう」
「私には全く分かりません」
一緒になってノートを覗き込んでいた御子柴さんが、首をかしげながら僕の代わりに答えてくれた。
うーん何かこう、もやもやが喉元までせりあがってきている感じ。
そこへ美咲さんがつぶやいた。
「あら、これは縦読みが出来ますわ」
えっ、縦読み⁉ すぐにノートを手に取った。
本当だ。各行の一文字目が「駅の改札」になってる。ってことは身代金の受け渡しは駅で――って言ってもどこの駅だか分からないし、身代金の要求額も分からないんだった。
ひょっとして身代金額が九四三四万円ってことかも。半端な数字だけれど。
「公園の池、って市立中央公園のことかしら」
美咲さんはいきなり何を言ってるんだ。
そう思いながらノートに目をやると「公園の池」が現れた。各行の最後の文字も縦読みになっていたのか。
これも身代金受け渡し場所としてはありそうな……いったいどうなってるの。
「三つのうち二つはダミーです。一つを絞り込む鍵が九四三四なんです」
「三つってどういうことですの?」「三つもあるんですか?」
先輩の言葉を聞いて、思わず美咲さんと顔を見合わせた。どうやら彼女もまだ正解にはたどり着けていないらしい。
でも縦読みだと分かっているんだから、僕と同じようにすぐ気づくだろう。
さて、この三つから一つに絞り込むのがあの数字かぁ。どういうことだ。
話が見えずにおろおろしていた御子柴さんへノートを見せながら説明してあげた。
「なるほど、そういうことですか」
「あとは『九四三四』が何を意味しているかだけなんですけどね」
「語呂合わせで九四三四しか浮かびません」
おやじギャグしか言えなくて、と頭をかきながら御子柴さんが笑った。
「それですよ!」
僕の大きな声で美咲さんを驚かせてしまい、頭を下げた。
だけど間違いない。
この答えは「弥勒寺の墓」だ。
串刺し――つまり真ん中を貫いた縦読みが求める答えだったんだ。
先輩に促されて暗号の解読説明を終えると、美咲さんも御子柴さんも納得の表情を浮かべた。
「それでは犯人たちは弥勒寺のどこかに善之助大おじ様を?」
「弥勒寺は我が武者小路家の菩提所です。そこの墓に行けば何かがわかるはずです」
「すぐに向かいましょう」
墓と聞いて不安げな御子柴さんが立ち上がった。
四人で事務所を後にし、煙草屋の前にある駐車場へと向かう。ここに停めてあるデニムブルーメタリックのショートワゴンが先輩の愛車・ボルボV40だ。歩くスピードを少し早めて美咲さんより先に車のもとへ行き、無事に助手席をゲットした。背中に突き刺さる視線を感じるけれど、気にしない、気にしない。
百済菜市の外れにある弥勒寺まではここからなら車で十五分ほどあれば着く。
寺へ近づくにつれて車内は静かになっていった。
平日の午前中ということもあり、寺の隣にある砂利敷きの駐車場には一台の車も停まっていない。
いよいよ誘拐犯との接触があるかと思うと、暑くもないのにじんわりと汗が浮かぶ。こわばった面持ちの御子柴さん、不安そうに美咲さんが寄り添っている先輩はと言うと涼しげな顔をしている。何なの、この余裕は。
先輩が先に立って武者小路家のお墓へと向かう。
「あそこですよ」
先輩が指をさした先へ目をやると――。
「会長!」
最初に声をあげたのは御子柴さんだった。
通路から三段ほど上がり、きれいに刈り込まれたツツジに囲まれたお墓の前で、僕も会ったことがある老人が笑顔でこちらを見ていた。
「耕助さま、どういうことですの?」
「まぁ……こういうことです」
「おや、美咲さんも一緒だったのかい」
何事もなかったかのように、エムケー商事の会長、武者小路 善之助さんが声をかけてきた。
こんなときでも両手を前にそろえて「ご無沙汰しています」と頭を下げる美咲さんは、やはり良家のお嬢様なんだな。僕なんて頭が混乱していてあいさつどころじゃない。
「会長、ご無事だったんですね! よかった、本当によかった。会長にもしものことがあったらと……」
「御子柴君、心配させてすまなかったね。君のようなまじめな社員がいてくれるから我がエムケー商事は成長できたんだよ。ありがとう」
今にも泣きだしそうだった御子柴さんは、おじい様から声をかけられて一気に涙をあふれさせた。
おじい様が無事だったのは良かったけれど犯人はどこ?
あたりを見回しても人の姿はないし。
「先輩、あのメッセージは解放場所を示していただけで、実は会社と裏取引を進めていたということですか?」
そうとでも考えないとつじつまが合わない。
「そんな難しい話じゃないんだよ、鈴木くん」
先輩は口をへの字にしてあごを突き出すように苦笑いを浮かべた。
「誘拐なんてそもそもなかったのさ。そうですよね、おじい様」
え? えぇっ!
みんなの目がおじい様に集まる。
「ま、ここへ来るからには分かっていたということだな。耕助、いつから気づいとった?」
「御子柴さんが相談に来たときから、おかしいと感じました。いくら犯人側に止められているとはいえ、生真面目な性格の父ならば警察に連絡するでしょうから。確信したのはメッセージを見たときです。いくらなんでも誘拐犯が暗号を送ってこないでしょう。要求が伝わらなければ話にならないのですから。こんなことをやりたがって、しかも実行できるのは会長である謎解き好きのおじい様しかいません」
「おお、さすが耕助だ。お見事」
「当然です。なにせ私はただの探偵ではなく、名探偵ですから」
おじい様は先輩へ拍手を送り、先輩はそれを誇らしげに受けている。何なんだ、この二人は。あいだに挟まれた社長の気苦労が分かる気がした。
「つまり、おじい様の狂言ということですか」
先輩へそっと聞いたつもりだったのに、さも楽しそうに笑いながらおじい様から答えが返ってきた。
「ただの余興だよ。身代金を奪ったわけじゃないからねぇ」
「でも御子柴さんにはご迷惑をおかけしてしまいました」
「耕助に言われなくとも分かってる。彼には特別ボーナスを出すよう、社長に話しておくよ」
「いえいえ、理由が何であろうとも、私は会長がご無事だったのならそれで充分です」
「とにかく善之助大おじ様がお元気そうで何よりでしたわ」
恐縮する御子柴さんの肩をぽんと叩いて、おじい様がみんなを駐車場へと促して歩き始めたときだった。
おじい様が服の内側へ手を差し入れて、さっと何かを先輩へ渡した。
封筒みたいだったけれど、あれはいったい何だろう。
車へ乗り込む前に、おじい様と美咲さんが本堂へトイレを借りに行った。その間に先輩を捕まえる。
「さっき、おじい様から何か受け取りましたよね。封筒みたいでしたけれど」
「え、いや、んー何かなぁ……」
先輩は空を見上げるようにきょろきょろとしている。ごまかすのが下手すぎ。
なおも問い詰めたら渋々と白状した。
先輩の名付け親でもあるおじい様のミステリー好きは筋金入りで謎解きが大好き。先輩が会社へ入らず探偵業を始めたのは、おじい様の後押しがあったからだそうだ。いまも資金的な援助を受けていて――。
「つまりおこづかい的なものですか」
「違うよ、運営していくための援助金。ほら、うちの事務所が百済菜市の犯罪抑止力になっていると言っただろう? その報奨金でもある」
「それをなぜエムケー商事が出すんですか」
「いや、おじい様のポケットマネーから出ているから会社には迷惑をかけてないし。そのおかげで鈴木くんへの給料も払えるんだからいいじゃない。おじい様が好きでやってるんだから、気にしない、気にしない」
そう言われると何も言えない。たしかに誰かへ迷惑をかけているわけじゃないし、おじい様への孝行にもなるか。
まぁいいか。気にしない。というのが百済菜っ子気質だと言われていたことを思い出した。
―第一謎:誘拐から始めよう 終わり―
ノートを広げて机に置き、ひらがなに変換した文章を見直してみる。
え い が み て る こ
き み し ろ い こ う
の に さ く さ な え
か な う じ ん し ん
い の ち の は て の
さ い ご は と お い
つ き の か わ ら け
「どうだい、鈴木くん。もうここまで来たらあとは簡単でしょう」
「私には全く分かりません」
一緒になってノートを覗き込んでいた御子柴さんが、首をかしげながら僕の代わりに答えてくれた。
うーん何かこう、もやもやが喉元までせりあがってきている感じ。
そこへ美咲さんがつぶやいた。
「あら、これは縦読みが出来ますわ」
えっ、縦読み⁉ すぐにノートを手に取った。
本当だ。各行の一文字目が「駅の改札」になってる。ってことは身代金の受け渡しは駅で――って言ってもどこの駅だか分からないし、身代金の要求額も分からないんだった。
ひょっとして身代金額が九四三四万円ってことかも。半端な数字だけれど。
「公園の池、って市立中央公園のことかしら」
美咲さんはいきなり何を言ってるんだ。
そう思いながらノートに目をやると「公園の池」が現れた。各行の最後の文字も縦読みになっていたのか。
これも身代金受け渡し場所としてはありそうな……いったいどうなってるの。
「三つのうち二つはダミーです。一つを絞り込む鍵が九四三四なんです」
「三つってどういうことですの?」「三つもあるんですか?」
先輩の言葉を聞いて、思わず美咲さんと顔を見合わせた。どうやら彼女もまだ正解にはたどり着けていないらしい。
でも縦読みだと分かっているんだから、僕と同じようにすぐ気づくだろう。
さて、この三つから一つに絞り込むのがあの数字かぁ。どういうことだ。
話が見えずにおろおろしていた御子柴さんへノートを見せながら説明してあげた。
「なるほど、そういうことですか」
「あとは『九四三四』が何を意味しているかだけなんですけどね」
「語呂合わせで九四三四しか浮かびません」
おやじギャグしか言えなくて、と頭をかきながら御子柴さんが笑った。
「それですよ!」
僕の大きな声で美咲さんを驚かせてしまい、頭を下げた。
だけど間違いない。
この答えは「弥勒寺の墓」だ。
串刺し――つまり真ん中を貫いた縦読みが求める答えだったんだ。
先輩に促されて暗号の解読説明を終えると、美咲さんも御子柴さんも納得の表情を浮かべた。
「それでは犯人たちは弥勒寺のどこかに善之助大おじ様を?」
「弥勒寺は我が武者小路家の菩提所です。そこの墓に行けば何かがわかるはずです」
「すぐに向かいましょう」
墓と聞いて不安げな御子柴さんが立ち上がった。
四人で事務所を後にし、煙草屋の前にある駐車場へと向かう。ここに停めてあるデニムブルーメタリックのショートワゴンが先輩の愛車・ボルボV40だ。歩くスピードを少し早めて美咲さんより先に車のもとへ行き、無事に助手席をゲットした。背中に突き刺さる視線を感じるけれど、気にしない、気にしない。
百済菜市の外れにある弥勒寺まではここからなら車で十五分ほどあれば着く。
寺へ近づくにつれて車内は静かになっていった。
平日の午前中ということもあり、寺の隣にある砂利敷きの駐車場には一台の車も停まっていない。
いよいよ誘拐犯との接触があるかと思うと、暑くもないのにじんわりと汗が浮かぶ。こわばった面持ちの御子柴さん、不安そうに美咲さんが寄り添っている先輩はと言うと涼しげな顔をしている。何なの、この余裕は。
先輩が先に立って武者小路家のお墓へと向かう。
「あそこですよ」
先輩が指をさした先へ目をやると――。
「会長!」
最初に声をあげたのは御子柴さんだった。
通路から三段ほど上がり、きれいに刈り込まれたツツジに囲まれたお墓の前で、僕も会ったことがある老人が笑顔でこちらを見ていた。
「耕助さま、どういうことですの?」
「まぁ……こういうことです」
「おや、美咲さんも一緒だったのかい」
何事もなかったかのように、エムケー商事の会長、武者小路 善之助さんが声をかけてきた。
こんなときでも両手を前にそろえて「ご無沙汰しています」と頭を下げる美咲さんは、やはり良家のお嬢様なんだな。僕なんて頭が混乱していてあいさつどころじゃない。
「会長、ご無事だったんですね! よかった、本当によかった。会長にもしものことがあったらと……」
「御子柴君、心配させてすまなかったね。君のようなまじめな社員がいてくれるから我がエムケー商事は成長できたんだよ。ありがとう」
今にも泣きだしそうだった御子柴さんは、おじい様から声をかけられて一気に涙をあふれさせた。
おじい様が無事だったのは良かったけれど犯人はどこ?
あたりを見回しても人の姿はないし。
「先輩、あのメッセージは解放場所を示していただけで、実は会社と裏取引を進めていたということですか?」
そうとでも考えないとつじつまが合わない。
「そんな難しい話じゃないんだよ、鈴木くん」
先輩は口をへの字にしてあごを突き出すように苦笑いを浮かべた。
「誘拐なんてそもそもなかったのさ。そうですよね、おじい様」
え? えぇっ!
みんなの目がおじい様に集まる。
「ま、ここへ来るからには分かっていたということだな。耕助、いつから気づいとった?」
「御子柴さんが相談に来たときから、おかしいと感じました。いくら犯人側に止められているとはいえ、生真面目な性格の父ならば警察に連絡するでしょうから。確信したのはメッセージを見たときです。いくらなんでも誘拐犯が暗号を送ってこないでしょう。要求が伝わらなければ話にならないのですから。こんなことをやりたがって、しかも実行できるのは会長である謎解き好きのおじい様しかいません」
「おお、さすが耕助だ。お見事」
「当然です。なにせ私はただの探偵ではなく、名探偵ですから」
おじい様は先輩へ拍手を送り、先輩はそれを誇らしげに受けている。何なんだ、この二人は。あいだに挟まれた社長の気苦労が分かる気がした。
「つまり、おじい様の狂言ということですか」
先輩へそっと聞いたつもりだったのに、さも楽しそうに笑いながらおじい様から答えが返ってきた。
「ただの余興だよ。身代金を奪ったわけじゃないからねぇ」
「でも御子柴さんにはご迷惑をおかけしてしまいました」
「耕助に言われなくとも分かってる。彼には特別ボーナスを出すよう、社長に話しておくよ」
「いえいえ、理由が何であろうとも、私は会長がご無事だったのならそれで充分です」
「とにかく善之助大おじ様がお元気そうで何よりでしたわ」
恐縮する御子柴さんの肩をぽんと叩いて、おじい様がみんなを駐車場へと促して歩き始めたときだった。
おじい様が服の内側へ手を差し入れて、さっと何かを先輩へ渡した。
封筒みたいだったけれど、あれはいったい何だろう。
車へ乗り込む前に、おじい様と美咲さんが本堂へトイレを借りに行った。その間に先輩を捕まえる。
「さっき、おじい様から何か受け取りましたよね。封筒みたいでしたけれど」
「え、いや、んー何かなぁ……」
先輩は空を見上げるようにきょろきょろとしている。ごまかすのが下手すぎ。
なおも問い詰めたら渋々と白状した。
先輩の名付け親でもあるおじい様のミステリー好きは筋金入りで謎解きが大好き。先輩が会社へ入らず探偵業を始めたのは、おじい様の後押しがあったからだそうだ。いまも資金的な援助を受けていて――。
「つまりおこづかい的なものですか」
「違うよ、運営していくための援助金。ほら、うちの事務所が百済菜市の犯罪抑止力になっていると言っただろう? その報奨金でもある」
「それをなぜエムケー商事が出すんですか」
「いや、おじい様のポケットマネーから出ているから会社には迷惑をかけてないし。そのおかげで鈴木くんへの給料も払えるんだからいいじゃない。おじい様が好きでやってるんだから、気にしない、気にしない」
そう言われると何も言えない。たしかに誰かへ迷惑をかけているわけじゃないし、おじい様への孝行にもなるか。
まぁいいか。気にしない。というのが百済菜っ子気質だと言われていたことを思い出した。
―第一謎:誘拐から始めよう 終わり―
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