推してるラッパーが地元に住んでいる話

藤高いつき

文字の大きさ
1 / 1

推してるラッパーが地元に住んでいる話

しおりを挟む
 私はYouTubeにあがっている“オタク in tha hood”を見ている。
 オタク in tha hoodとは知り合いや同じヒップホップクルーの面々がラッパーの自宅に押しかける人気企画だ。今回だと、私の好きなラッパーの自宅に同じヒップホップクルーの面々が来ることになるのだが、彼らにとっては仕事や遊びなどで勝手知ったる所ではあるらしい。
 近頃私は若手のラッパーにハマっている。名前を出すのもどうかと思うので、ここでは便宜上、「OSEEDAくん」と呼ぶことにする。「推し」という言葉をベースに私がノリでつけた仮名なので、実在するラッパーのSEEDAとは特に関係はない。
 ちょうど彼らのクルーがファーストをリリースした頃、「おい、ヤバい新人が出てきたぞ!」とTLがざわついていたのがOSEEDAくんと出会ったきっかけだ。フォロワーさんにつられて音源を聞いた瞬間、身体中に電流が走った。凶暴なサウンドと哲学的なリリック。フロウは独特で曲ごとに変幻自在。自身のフロウを規定せず、音響的な響きをとことん重視するスタイル。私は打ちのめされた。
――なんて人が日本のヒップホップシーンから出てきてしまったんだ!
 そうしてすぐにファンになったわけだけど、これはほんの始まりに過ぎない。私はまだ、このまま新譜を追っていくライトなファンでいようとしていたのだ。
 ネットで見つけたインタビュー記事を読むとフロントマンのOSEEDAくんの写真があり、私の目は釘付けになった。あまりにも顔が好み過ぎたのである。
「この顔からあのラップが出てくるのかよ、マジか……」
 私は震えた。
 これまで彼らのミュージックビデオやライブ映像を見たことがなかったので、これが初めて顔を知った瞬間である。
 そんなわけで、恋にでも落ちたかのようにOSEEDAくんにのめり込んでしまった。そしてネットでOSEEDAくん関連のものを漁ってたらオタク in tha hoodに出演してたのを発見。ファンとして見ないはずがない。
 動画はOSEEDAくんの本棚を映している。
「△△区の図書館が近所にあって、普段はそこで借りてるけど、ないやつはここに置いてる」OSEEDAくんが話す。
「△△区なの? 一緒じゃん?」
 推しと同じ区に住んでる興奮と共に、動画の中では好きな漫画や書籍のほか、レコードや今はもう着てない絶滅危惧種のクソダサTシャツなど、様々なブツが発見されていく。曲の印象からして怖そうなOSEEDAくんは、意外なほど好青年だった。
 ひとしきり笑った後、アルバムの宣伝をして動画は終わった。
 面白かったのでもう一度見ることにした。同じクルーのHSBくん(こちらも仮名)が住宅街を抜け、OSEEDAくんの自宅にたどり着く場面がスマホの画面に写る。
 そこで私は仰天した。
「えっ? えっ?」
――ここの通り、めっちゃ見覚えあるんだけど!
 前々から思ってたけど、そもそもプライバシーガバガバ過ぎないか、この企画!
 その気になれば特定できそうだけど、私はそこまで悪いファンじゃない。メンバーのツイートを見るだけにとどめておこう。
 HSBくんのアカウントには、YouTubeのリンクと一緒にこんなツイートがあった。
『OSEEDAの自宅に突撃してきた。××<某駅名>の魔窟、ぜひ御覧あれ』

 あっ
 あーーーっ!!!

 そのツイートのせいで、推しの自宅がどこなのか雷が落ちたように理解してしまった。
「OSEEDAくん、私と校区同じじゃん……」
 なんなら中学の頃、友達の家に行く時にこのへんチャリで通ってたよ。場所的に小学校はおそらく隣。ひょっとしたら同じ中学に通ってたかもしれない。こんなことってある?
 単に推しと地元同じとか、そういう次元じゃない。推しは現在進行形で同じ校区に住んでる。嬉しいを通り越して衝撃だった。
 この事実を知ってからというものの、私は外を出る時も気が抜けない。いつOSEEDAくんに会えるかわからないからだ。
 急にOSEEDAくんに出会っても恥ずかしくないように、私は急にファッションに力を入れ出した。その格好と化粧でどこへ行くんだと、弟には怪訝な目を向けられた。
 でも結局、続かなかった。私の職場は推しの地元じゃないし、ラッパーはそもそもラッシュ帯に電車に乗らなさそう。現に私は駅や電車内で推しを見たことがないのでそういうことだろう。
 元々私はそこまでお洒落な方じゃないし。なんなら推しの方がファッショナブルだし、本人が愛用するファッションブランドとタイアップもした。ラッパーって時々そういう仕事やるよね。OSEEDAくんは特に顔で売ってるつもりはないんだろうけど、ファッション系の仕事が来てるということは推しの格好良さは既に偉い人にはバレているんじゃないかと思う。

 春がはじまる頃、『スタミナ作りのために○○川沿いをジョギングすることにした』とOSEEDAくんがツイートしていた。
 プロとしての向上心を垣間見て、素敵だなあと思う。
 ツイートの下には『俺も一緒に行く』とリプライがついている。地元の友達(フッドのマイメンともいう)の杉本だ。彼は推しのTwitterやインスタのストーリー、曲のリリックにすら出没するのでもはや覚えてしまった。ラッパーのSNSって仕事用でもリア友との距離が近い気がする、多分。
『終わったらサウナ行こーぜ』
『わーい。色々語ろう!』
 ツリーには微笑ましい光景が繰り広げられている。
 でもそれはそれとしてめちゃくちゃ羨ましい。いいな~! 私も推しとマイメンになりたかったし、一緒にサウナ行きたい。いや、大抵のサウナは男女別だからムリか。
 ちなみにOSEEDAくんが出演したラジオの情報では、うちの弟と高校が同じだったらしい。
「お前、OSEEDAくんの後輩なのかよ羨ましい。私も行かせろ」
「遠すぎて接点ないよ。それにねーちゃんじゃ男子校に通えないでしょ」
「クッソ!!!」
 OSEEDAくんの話では中学受験でその学校に入ったらしいので、ひょっとすると推しと中学が同じかもしれないという夢は潰えた。悲しいね。
 とにかく、○○川沿いでジョギングするとの情報を知ってから、私は普段着で○○川付近には近寄らなかった。OSEEDAくんと地元が同じなので、当然のように○○川はごく近所にある。散歩のルートも変えたレベルだ。
 一度だけ、「ひょっとしたら会えるかもしれない」と精一杯のお洒落をして○○川のあたりをうろついてみたことがある。当然のごとく会えなかった。堤防で佇んでたおじさんにナンパされただけだった。
――なんでOSEEDAくんじゃないんだよ。推し、何かの間違いで私をナンパしてくれないかなあ。しないよなあ。
 大それた願いを抱えて私は帰宅した。

 偶然会うミラクルは早々起こらないけれど、ライブに行けばOSEEDAくんに会える。
 関東圏でやってる現場はなるべく行った。地元に住んでるラッパーだからか、現場は仕事帰りに行ける程度には近い。ありがたいことだ。
 今回はOSEEDAくんがソロで出る。近頃仕事が忙しいから見送ろうと思っていたけれど、OSEEDAくんがSNSで髪を染めた写真をあげてたのがかっこよすぎて参戦をキメた。早く生で見たすぎたし、好きなラッパーの良質な音楽を身体いっぱいに浴びれば元気になれる。これでいいのだ。
 OSEEDAくんのライブは毎回かっこいいけど、回数を重ねるたびにさらに良くなってる気がする。パワフルなパフォーマンスに、イカれたビートと狂気をはらんだ声。その様は非自然的なものに憑依されてるんじゃないかと鳥肌が立つくらいだ。
 あと、実際に見ると恐ろしいまでにスタイルが良い。高身長と手脚の長さは彼の佇まいを美しく見せる。
 しかもライブMCまでかっこいい。衝撃的な内容をさらりと言うけれど、それも含めて痺れるのだ。
 こんなガチ恋に近いハマり方した自分のこと、ちょっと恥ずかしいと思ってたけれどそんなことはない。だってかっこいいんだもん。ライブを見れば彼の声、ラップ、リリック(歌詞のこと)がこの肉体から生み出されるのを理解してしまうんだから。
 そもそも音楽が最高じゃなかったらこんなに好きになってない。……いや、OSEEDAくんに限って言えば音楽の才能がゴミクソだったとしても好きになってる気もする。そもそも顔がタイプだし、音楽の才能が消えても魅力に溢れている。でもその前提も無意味だと気付く。こんなにいい曲を作っているのに才能が無くなるとかあり得ないからだ。
 ライブ終わりに『はあ、好き。結婚したい』とツイートしかけてやめる。Twitterには検閲済みのきれいな気持ちだけを吐き出しているから、こんな気持ちはSNSにはつぶやかない。ラッパーはエゴサをする生き物だし、当然のごとく推しもエゴサする。「結婚したい」はもちろん、「時々卑猥なリリック(ヒップホップではありきたりなレベル)が出てくるのにうっかり興奮する」みたいな性癖の告白だとか、こんなつぶやきをもし推しに見られたら私は死ぬ。恥ずかしさのあまり、うっかり自宅のアパートから飛び降りかねない程度には私はシャイガールなのだ。



 晩夏の土曜日、リビングのソファでだらんとしている弟が言う。
「ねーちゃん、アクエリ買ってきて。ついでにお菓子も」
「やだよ。ついでに走り込みでもしてきなよ」
「えー、俺疲れたし嫌だよ」
 部活から帰ってきた弟はエアコンの直下で涼んでいる。快適そうにダラダラしている弟はソファから動きそうもない。
「仕方ないなあ。ねーちゃんが買ってきてあげる」
「やった~」
 疲れている我が弟のために、飲みものとお菓子を買ってあげようと決意した。
 これも新しくリリースされた推しのグループのアルバムを聴いてたので上機嫌だったのもある。感謝しろよ弟。
――は~。今回の新譜もやばくね?
 スーパーまで自転車で行くのも面倒なので、徒歩圏内のコンビニで済ませることにした。天気予報では今日はあまり暑くないらしいが、夏の暑さはあまり好きではなかった。昔は少し好きだったはずだけどなあ。夏休みのない夏に好きになる要素はどこにもない。
 飲み物のコーナーに向かうと、背の高い男の人がアクエリアスを手に取っていた。その人は背中にロゴが入ったカットソーを着ている。
 これ、ちょうどOSEEDAくんがタイアップしていたブランドのやつだよなと気づいた瞬間、戦慄した。
 彼の長身には見覚えがあった。
 その人が振り向きかけた時、それは確信に変わった。

 え……。
 いるじゃん、OSEEDAくん。
 絶対そうじゃん。
 ていうかかっこいいな!? かっこよすぎん???

 プライベートのOSEEDAくんもありえないほどかっこよかった。前に染めた髪は色が落ちていたけど、トーンが明るくなった色味は涼しげで、夏によく似合う。
 彼の髪が汗ばんでいるのを見て瞬時に状況を理解した。
 OSEEDAくんが住んでいる所から察するに、このコンビニはちょっと遠い。でも彼はジョギングをしていて、私の生活圏付近までやってきたのだ。そしてこのコンビニは、〇〇川の近くにある。
 混乱する頭の中でもオタクの勘が働き、全てが繋がった。
 繰り返すが、私は全く冷静ではない。
 興奮のあまり「あっOSEEDAさん!」と呼び止めたくなる気持ちをすんでのところで止める。
 待て待て。
 せっかく推しと会うってのにこんな格好でいいのかよ私!
 普段着そのままのジャージはどこのブランドかもわからないやつだし、顔はどすっぴん。こんなことなら新しいアルバムのジャケットがプリントされたTシャツでも着ていけばよかった。せっかく買ったのに。
 かわりに私のスマートフォンからは推しのグループが作ったアクエリアスの曲がおあつらえ向きに流れている。 
 昔スポーツをやってたOSEEDAくんにとって馴染みのある飲み物だとインタビューで言っていたけど、別に日本コカ・コーラ社から金が出ているわけではない。彼らが勝手に作っただけだ。
 わかりやすくJポップでたとえるとドルガバの香水について歌った瑛人にドルチェ&ガッバーナから金は入らないのと同じだ。ヒップホップ界隈でいうとSUSHIBOYSの「味の素」だって金を貰ってないし、ガストで買える「くまちゃんリング」のピザラブはガストから金を貰っていない。
 ピザラブは多重債務に苦しんでるらしいからガストは金を出すべきだ。
 しかしアクエリアスの曲、こんなクールなのにタイアップしれないとかどうかしてるぜ。chelmicoの「爽健美茶のラップ」に金を出してるならこっちも全然ありだと思うのに。
 解説してる場合じゃないよ私。
 こっちは推しとの突然の邂逅に人の形を保つのも必死だ。事実、クーラーの効いたコンビニの中で滝のように汗をかいている。ヤバい。助けて。
「大丈夫ですか? おねーさん」
 あまりにも私の挙動がおかしかったようで、OSEEDAくんが声をかけてくれた。
 うーん、いい声~!
 ライブでの声は狂気をはらんでいるけれど、日常生活の中で放たれたそれはラジオや動画で聴く調子と同じく、どこまでも爽やかな好青年だった。
 やっぱり声が良すぎる。声良すぎてそのままラップするかと思った。するわけないだろバカ。
 っていうか、「おねーさん」って言ったよね!? 嘘でしょ、推しの口から「おねーさん」だぞ!? 比べるのも野暮だが、弟の言う「ねーちゃん」の一万倍くらいの破壊力。
 こんなの人の形が保てない。
「ひゃあっ」
 慌てた私は小さく悲鳴をあげてスマホを落とした。
「すみません、なんか驚かせちゃったみたいで」
 OSEEDAくんが私のスマホを拾おうと腰をかがめた。私は引き続く混乱と、推しに私物を拾わせてしまって申し訳ない気分に苛まれていた。彼がスマホを拾い上げると、ロック画面が映った。アクエリアスの歌がちょうど再生中になってる。
 それに気づいたらしいOSEEDAくんは「あ」と口に出して、それから照れくさそうに笑う。
「どうぞ」
 スマホを手渡すその姿にたまらなくなって、私の心の何かが溶けた。
「す……すきです」
「はい?」
「緊張しすぎました。すみません」
 ファンです! って普通に言えばよかった。
 そこからレジで並ぶ間に色々話したが、内容はあまり覚えてない。
 多分、いつも聞いてますだとか、取り乱してすみませんだとか、次のライブ楽しみですとか、そんなことを言ったかもしれない。言わなかったかもしれないけど。
 ただ確かなのは推しがめちゃくちゃかっこよくて、私は限界オタクを発揮していた。
 OSEEDAくんはアクエリアスに加えて、肉まんを注文していた。でも肉まんとアクエリアスはあまり合わない気がする。味的にどうなんだ、そんなことを口走ったかもしれないけれど、それも記憶にない。
「いつも聞いてくれてありがとう。それじゃあね」
 推しが手を振ってコンビニを出るのを、腕が長いなあと思いながら私は見つめていた。
 ほどなく私もアクエリアスを買って、コンビニを出た。
 太陽とアスファルトに焼かれながら、私は茫として駐車場に突っ立っていた。あまりの出来事に私の心はそうせざるを得なかった。推しは既に私の視界から消えている。
――ああ……恥ずかしい。ものすごく恥ずかしいけれども。これ、一生の夏の思い出になるわ。てか、一生推す。
 衝撃と喜び、そしてOSEEDAくんのかっこよさが恥を上回った。
 余韻を噛み締めている瞬間、足元がふらつきかけた。これ、クーラーの効いたコンビニの中にいた方がよかったなと思いつつも、エネルギーを使い果たした私はそこまで気が回っていなかった。
 手元のアクエリアスを飲み干せば、心身が生き返る心地がした。そして手ぶらで家に帰ってきて、弟に「アクエリは?」と言われるのである。
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

妻の遺品を整理していたら

家紋武範
恋愛
妻の遺品整理。 片づけていくとそこには彼女の名前が記入済みの離婚届があった。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

双子の姉がなりすまして婚約者の寝てる部屋に忍び込んだ

海林檎
恋愛
昔から人のものを欲しがる癖のある双子姉が私の婚約者が寝泊まりしている部屋に忍びこんだらしい。 あぁ、大丈夫よ。 だって彼私の部屋にいるもん。 部屋からしばらくすると妹の叫び声が聞こえてきた。

義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。

石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。 実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。 そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。 血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。 この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。 扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。

離婚すると夫に告げる

tartan321
恋愛
タイトル通りです

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

蝋燭

悠十
恋愛
教会の鐘が鳴る。 それは、祝福の鐘だ。 今日、世界を救った勇者と、この国の姫が結婚したのだ。 カレンは幸せそうな二人を見て、悲し気に目を伏せた。 彼女は勇者の恋人だった。 あの日、勇者が記憶を失うまでは……

処理中です...