私のママはロボットになる

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1章

10月 〜ママの決意〜

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 「ふんふふ~ん♪」
耳に馴染んだ心地の良い音が聞こえ、彩葉は
その主の声を確かめに、保育園のドアを開いた。見えた先には二人乗りの自転車を引いているママの姿が見えた。
「ママ~!!」
居てもたってもいられず、大きな声で呼びかけると、「彩葉~!」と言いながら、笑顔で手を振ってくれた。お迎えが来たことを伝えるために、保育園の先生の元へ走った。
「先生っ!ママ来たよ!!」
「ん~?ママ??あら、本当!お疲れ様でした、桜井さん。」
「園長先生、いつもお世話になっております」
ママと先生がペコペコお辞儀をしている中、
私は友達にバイバイと言った後、リュックを持ってママの元へ駆け出した。
ママは自転車を止め、手を広げて待っていた。ママのそこに目掛けて、抱きついた。
「ママ!おかえり~!!」
「ただいま。良い子にしてた??」
「うん!!今日はねすっごく良い子!」
「あっ!そうなんですよ!彩葉ちゃん、苦手な人参をしっかり食べてて。」
そう。私は今日、嫌いな人参を…食べた!!
「そうなんですか!?偉いじゃん~!!」
そういうと、ママは頭をわしゃわしゃと撫でてくれた。髪の毛はボサボサになってしまったが、ママが頭を撫でてくれることが嬉しくて笑ってしまう。
「彩葉、もうお姉さんだからね!!小学校は
好き嫌いしちゃダメだって、先生言ってた」
「その通り。」
「先生、ありがとうございます!」
「いえいえ!彩葉ちゃんが成長した証ですよ。」 
「この調子でピーマンも克服してくれないかなぁ~(笑)」
「(ギクッ!!)…」
ピーマンだけは…苦くてまだ食べれないんだよな…。ほら、あの…もきゅってした感じも。
「ピーマンはまた今度…!!」
「あらあら(笑)」
「じゃあ、また明日ね彩葉ちゃん!さようなら。」
「先生また明日!さようなら!」
ママと手を繋いで、先生にバイバイと手を大きく振り、前輪側についてある自転車のチャイルドシートに乗った。


 帰るときに通る並木道。季節に合わせて、葉っぱの色が変わり、一年中飽きない。
ママと保育園から帰る時はママが作ったお歌を歌って帰るのが私とママの小さな約束。
「は~るのさ~くら~はも~も色~
な~つはみ~どり~がし~げってて~♪」
ママが作ってくれた季節の色を表すこのお歌。私はこれが大好きで、毎日歌っている。
これを歌いながら、いろんな季節の景色を思い浮かべたり、ママと行きたい所などを考えたりする。
「彩葉は本当にそのお歌が好きね~」
「うん!だって、ママが作ってくれたお歌だもん!」
「ふふふ、気に入ってくれて嬉しいわ。」
「次はママも一緒に歌お!!」
「えぇ~?ママも~??」
「そうだよ!!せーのっ」
ママと私はお歌を一緒に歌った。とても楽しくて、自然と笑顔が出てくる。ママの顔を覗くと、やっぱり優しい笑顔をしている。
私は、ママのこの優しい笑顔が何よりも
誰よりも一番大好きなんだ。


 お家に着いて、ママはご飯の準備に取り掛かった。絵本を見て待っていると、台所から
デミグラスソースの匂いが漂ってきた。
急いで台所に行くと、ママが笑顔でその正体をフライパンに乗せたまま見せてきた。
「じゃーーーん!!彩葉の好きはハンバーグ!頑張っちゃった~!…ん??あっ!!
焦げてる!!!やっちゃったぁぁ(泣)」
元々ママは料理が得意じゃなくて、ハンバーグは焦げていた。でも、ママが心を込めて作ってくれたハンバーグは、焦げていても
美味しいことは私は知っている。
「ごめんねぇ彩葉ぁぁ~~
焦げちゃったぁ…!!」
「ママ、私ママの作ったハンバーグ大好き!」
「…ッ!良い子に育って…!誰に似たんだかっ」
 夕食を二人で囲んだ。ハンバーグを中心に、温野菜のサラダや白いほかほかのご飯が今日の夕飯だ!いつもママは、私の栄養面を気遣ってくれているらしい。その証拠に『栄養大百科』や『サルでもわかる!栄養飯!!』など栄養に関する本が沢山並んでいる。ご飯を作る前に毎回必ず読み込んでいた。今日の夕飯もきっとママが頑張って考えてくれたご飯だ!
 「「いただきまーーす!!」」
モグモグ。モグモグ。
「…ど、どう…?」
「美味しいっ美味しいよ!!」
むしゃむしゃっ。
「本当?!よかった~」
もぐもぐ。
「「ごちそうさまでした!!」」
「よぉ~し…じゃあ、片付けっ……ッ!」
「??ママ??どうしたの?」
「どうしたんだろう…まぁ、大丈夫!
片付け片付け~!!」
少しママの様子がおかしかった…でも、すぐにいつものママの笑顔に戻り、大丈夫だと言った。ママが大丈夫だと言ったら大丈夫だろう。この前、自分の身体のことは自分が一番わかると言っていたっけ。
 片付けが終わった後、ママと一緒にお風呂に入って、布団に入った。ママは、私が寝るまで優しい優しい声でお歌を歌ってくれた。
「くぅ~くぅ~ね~むれ~すぅ~すぅ~
ゆめ~のなか~♪」
心地よいママの声で瞼がだんだん重くなって、眠りについた。
 次の日の朝。
ちゅんちゅん。ちゅん。
スズメの高い声で目を覚ました。カーテンを覗くと、お空はとっても晴れていて、
太陽が「おはよう」と言っているかのように私を温かい光で包み込んだ。それを見て、私は笑顔になった。こんな日は、ママとお散歩に出かけたらきっと良いことがあると思った私はママを起こした。
「ママ!!良い天気だよ!!お散歩したい!」
「……」
「??ママ、おはよう~…」
背中をゆさゆさとママをゆすっても起きない。いつもは起きるのに…なんでだろう…
「ママ~ママ~…どうしたの?眠いの?」
うんともすんとも言わないママの顔を見た。
「…ッ!…マ…ママ!?」
目の前に映ったのは、私でもわかる程、顔が真っ青なママの姿だった。
「ママどうしたの?!起きて!!」
横向きで寝ていたママを仰向けにさせても
だらんとしていて…私は焦った。
ふと、この前、お巡りさんが来て、お話をしてくれた時のことを思い出した。“倒れてる人を見かけた時は119番!”確か、そう言っていた気がする!!
「119番…!」
お家の固定電話を使って、119番を押した。
プルルッガチャ!
『119番、消防署です。
火事ですか?救急ですか?』
「ママが!ママが!!」
『!!ママがどうかしたのかな??』
電話に出てくれた人が優しく声をかけてくれた。私は
「ママのお顔が真っ青で!起こしてもね
起きないの!!」
『わかった。すぐに行くから待っててね。
今いるところどこかわかるかな?住所とか』
「お家…!住所は…わかんないッ…!」
『わかった。今から言うことわからないかもしれないけど、聞いててね。
今から、白い車がピーポーって言いながら行きます。それは、ママを助けてくれる人達が乗っているからね。ママとお姉ちゃんがいる所は固定電話の位置情報サービスって言うのを使って行くからね。ピンポンを2回鳴らします。そうしたら、お家のカギを空けてくれるかな?』
「うん。わかった!!」
『よし。お姉ちゃんは大丈夫?』
「うん、大丈夫」
『よかった。すぐに向かうから安心してね。』
 しばらくするとピーポーピーポーと聞こえた。病院の人達が来て、ママを担架で運んで行った。私も救急車に乗ってママについて行く。ママの周りを沢山の人が取り囲んで、焦りながら訳の分からない単語をどんどん言っていた。それが怖くて…ママがいなくなっちゃいそうで…私は見ていられなかった。

お昼
 ママは点滴というものに繋がれて寝ていた。その横に私がずっといたものだから、心配そうに看護師さんがお話に来てくれたり、
お昼ご飯を持ってきてくれた人が「大丈夫だよ」って言ってくれた。
でも、ママは目を覚さない…


 その時は来た。ママが目を覚ましたのだ!!
「…?」
「マ、ママ!!ママ!!」
「あれ…彩葉…?ここは…」
思っていたよりも、いつもとは違う弱々しいママの声に少し戸惑った。
「ッ…病院だよ…あのね、ママお顔真っ青だったの…!」
「えっ?」
ママが困惑していたその時だった。
「桜井さん、体調いかがですか??」
「あっ」
白衣を来たお医者さんと看護師さんがママの元まで寄ってきた。
「お世話様でした…!!」
「いえいえ、そうだ。娘さん、素晴らしいですよ。娘さんが119番にかけて、救急車を呼んだんです。」
「そうだったの…?」
「うん…」
「彩葉…ありがとう」
いつもと同じ優しい笑顔のママに頭を撫でられて、少し心が落ち着いた。
「それでですね…少し…話したいことが…」
「はい…?」
「お体のことで。娘さんもお聞きになってよろしいですか…?」
「えっと、」
「聞く!」
もう二度とママから離れたくない。絶対に離さないと心に決めて、ママの手にしがみついた。
「…じゃぁ…お願いします…」
「はい。…桜井琴美さん。
貴女様は…現在、不治の病あるかと…」
「え?」
不治の病。治すことのできない病気のこと…
この前、ママと見ていたドラマで知った言葉だ。
「えっと、すいません。どういうこと…ですか?不治の病?原因もわからない…?」
「いきなりですよね…。我々も意味のわからないことを言っていることは十分承知しております。…我々は貴女に色々な検査をしてみました。結果、今現在の体は至って健康。何の問題もありませんでした。しかし、原因…と言って良いのか……」
私には理解できない様な難しい話が始まり、話しているうちにママの顔がだんだん強張っていくのがわかった。皺を寄せて、疑問と疑い、そして時折見せる悲しい目…初めて見る顔が沢山あった。
私がママとお医者さんの会話から読み取れたことは、ママが病気になってしまったこと。
でも、それは医療技術進んだ今の医療でも
治せないということ。そして…
「…余命は…沢山あるんですよね…?」
「それは…」
ママが私の手を神様にお願い事をするかの様に握った。その手は震えていた。
「もって…半年です。」
「…ッ!それでは娘はどうなるんですか!?私の…私の娘は…!祖父母も父もいないというのに!!私がいなくなったら…いなくなったら…娘は…!!」
「ママ…?」
いきなり、大きな声になった初めて見るママの姿に驚いてしまった私は、驚きと不安からママの手を強く握っていた。それに気づいたママは、私の手を私よりも強く、握り返した。
「あっ、ごめん…ごめんね…」
ママは大きく空気を吸い込んで吐き出すと、
お医者様の方をむいてゆっくりと言葉を紡いだ。
「どうにかして、助かる方法はないのでしょうか…?」
「助かる方法は先ほどもお伝えしましたように、今の医療技術では足りません…。
ですが、科学技術に頼れば、貴女自身の姿を継続させることができるかもしれません。」
「私を継続?えっと…」
「科学技術と言う名の医療法で、貴女の身体をロボットにするということです。」
「はっ?」
「えっ?」
ママと私は意味がわからないと言った顔で
素っ頓狂な声を出した。そんな私達に向けて
お医者さんは説明をし始めた。
「貴女がロボットになれば、娘さんが大人になるまで、貴女の姿のままで娘さんのそばにいることができます。中身はロボットになります。つまり、貴女がいなくなった後の育児などを任せるということです。
これは…本当に最近の医療方法で、まだまだ主流にはなっていません。そこで、いくつかの注意点があります。」
「いくつかの注意点…」
「はい。まず、貴女自身の身体以外は全て別のものになるということです。
まず、貴女の人体を改造しロボットにします。すると、貴女が死ぬまでに徐々にロボットが貴女という存在を消す…といいますか…貴女という感情は無くなります。つまり貴女がいなくなるということで…」
「私がいなくなる…」
いなくなるという単語に反応してしまった。
いなくなる…?ママが消えてしまうのだろうか。沈黙が続いた。お医者さんも、看護師さんもママも。みんな考え込んでいる。だか、私は耐えられずママに問いかけた。
「ママいなくなっちゃうの?」
不安からママの洋服を掴み、涙目でママの目を見た。ママがいなくなるなんて…絶対にいやだ。ママは一度上を向いて、何か声に出した後、いつもみたいに優しい笑顔をこちらに向けた。
「大丈夫。ママはいなくならないよ。でもね、ママ、ロボットにならないと、彩葉のそばにいれないらしいの…!だから…うん。
ママ、ロボットになろうと思う!!」
「え…」
「ママがロボットになったら~美味しい料理たくさん食べられるかも!!それに~」
といつもの明るい笑顔でママがロボットになったらの話をしてきた。でも、私は…
「……や…」
「?」
「いや!!!!!」
「彩葉…」
「なんで…!私は、ママとずっっと一緒にいるの!!だからっ…だからっ…うわぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!あぁぁぁぁあ!!」
太陽みたいな笑顔を見せるから。いつもみたいに明るいママだから。一番辛いママがどうしてそんな顔をするの?
ずっと寝ていたママを心配していた気持ちが
シャボン玉が弾けたように涙が止まらなくなってしまった。
ふと、温かい何かに抱きしめられた。ママである。
「彩葉、泣かない泣かない。お姉ちゃんになるんでしょ~?…ママね、あなたが大切だから、大好きだからロボットになるのよ。
彩葉はママのこと嫌い?」
嫌いなわけないと、頭を横に振る。この世界の中でママが一番好きだもの。
「ふふっ、そっか。彩葉…一生のお願い!!ママ、ロボットになりたいの。なってもいいかな?」
「……………ッ…ん…うん…」
「よしよし、良い子ね…!ありがとう…」
ママは私の頭をまた撫でてくれた。ママはいつも…私が良い子になった時、頭を撫でてくれる。涙は何故か止まって、代わりに笑みが出る。ママの暖かさ、優しさを子供ながらに
感じられるのだ…。


 1週間後、10時間にわたる手術が終わり、手術は無事成功したと看護師さんが教えてくれた。
看護師さん曰く、ママの寿命が延びる代わりに、朝はママ、そして、夜はロボットが入れ替わる形でママの身体を使い分ける。
そして、ロボットは、優しく、頭が良くて、家事などが、万能らしい。でも、感情は…わからないが、そんなAIロボットと私はこれからずっと過ごす…。


 「ママ!」
「あっ、彩葉ちゃん!」
看護師さんを置いて、ママの元へ走った。
ママは本当に無事なのか、笑顔で迎えてくれるのか不安で不安で仕方なかった。
病室の扉を勢いよく開ける。
「ママ!!」
目の前に映ったのは、微笑を浮かべて背筋良く座るママの姿だった。ママが無事だったと喜んで座っているママに抱きついた。…いつもは頭を撫でてくれるママなのに、今日は撫でてくれない。
「貴女が彩葉さん。よろしくお願いしますね。」
はっと顔を上げた。そこには、微笑を浮かべたママの姿…いや…ママじゃない…
「ロボット…さん…」
「彩葉ちゃん、この人がママと彩葉ちゃんを助けてくれるロボットさんだよ。悲しいや、嬉しいという感情はあるが…まだ、涙や汗といったものは流せないがね…。
きっと仲良くでき」
「ママはどこ…、」
「私はママですよ」
ロボットさんは私の頭を撫でた。ママそっくりの顔と手つき。でも、その手は何故か冷たく感じて…。ママはまだママの体の中にいるはずなのに。
「ママじゃない…」
ママのことが大好きな私にとって、とても辛い日であった。子供ながら、これからの将来がとても不安になったのも事実だ。
今日という日はきっと、忘れない日になるだろう。病室の窓から見えるお月様は、薄暗く、やる気なく私達を照らしていた。
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