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ん……あれ?寝ちゃったんだな……ここは……病院じゃ無い……ぞ、そうだ!
「お、起きた?よく寝れたか?」
気付くのと同時に声が聞こえた。槙斗さんが戻って来るまで起きてようと思ってたのに!寝ちゃってたなんて……バカバカ!
「ごめんな…さい……僕…寝ちゃうなんて……」
「何にも謝ることなんて無いぞ、青葉が落ち着いて寝れる部屋だったみたいで良かったよ。それじゃ睡眠の次は栄養だな」
いい匂いがしてる。槙斗さんが作ってくれる料理はとても美味しい、何でも美味しい、これはお店では見たことのない特別料理だ……良いのかな特別料理を僕なんかに。
「病院じゃゆっくり寝れなかったろ?今日からはしっかり睡眠も取れる様になるな。自分の部屋だと思って、遠慮しないでしっかり身体を治すんだぞ。俺にも遠慮は要らない、ここには俺が無理矢理連れて来たんだしな」
槙斗さんはそう言ってくれるけど、早く怪我を治して槙斗さんにこれ以上迷惑をかけないように、一日でも早く出て行かなくちゃな。
多分尾骨がもう少し良くなれば自分で動くことも出来る様になると思うんだ。そこまで早く治すぞ!
また身体を起こしてくれて、僕にご飯を食べさせてくれる。恥ずかしい……槙斗さんはニコニコしてて楽しそうに見える。
「青葉は苦手な食いもんあるか?」
「あ、え、ニガテ……お、にく、が少し……」
「肉かぁ、んじゃー魚の方が好きって事か?」
「あ、の。生の、お、魚は、食べられませ、ん…」
「刺身とかは苦手かー了解ー。青葉には好きなもん食ってもらいたいからさー、俺に任しとけ」
大きな手が、僕の頭をわしゃわしゃと優しくかき混ぜる。嬉しいな、こんな風に槙斗さんに触られると安心する。
「水はここに置いとくな、ペットボトルの蓋は開けてあるからなー、あとはー、あ。トイレ行っとくか?」
「あ、あの、あ、の、は、い」
病院でも車椅子でトイレまで連れて行ってくれたけど、槙斗さんの部屋だと何だかもっと恥ずかしさが上がる気がする。だけど1人で行ける気がしないから連れて行ってもらうしか無い。何から何まで本当に申し訳なさ過ぎる!ひぇ~またまたお姫様抱っこ~、槙斗さんが近い~!
「ここがトイレな、んでそっちが風呂と洗面所、一旦降ろすな、俺に捕まってろよー大丈夫か?」
「ぅ、は、はい、大丈夫、で、す」
なんでなの?槙斗さんに抱きつく感じで首に左腕を回させられて捕まらされてる。ひぇぇ~。近い!近いしすごくドキドキしてしまうぅ。
槙斗さんはそんな僕にはお構い無しに、トイレのドアを開けてそのまま脇の下に手を入れて僕を持ち上げ便座の前に立たせた、僕はまだ槙斗さんの首に片腕を回したままだったから、腕を下ろして離れようと思った所で槙斗さんが少し屈んだ、その次の瞬間思いもよらない事が起こった。
槙斗さんが僕のズボンとパンツを、一緒に、一瞬で、手品の様な鮮やかな手つきで、下におろした。
「ゆっくりそのまま座って良いぞ、じゃあドア閉めとくな」
と言い残し出て行った。
僕の脇に手を入れてゆっくり便座に座らせてくれてとても助かった、けど、その間ずっと僕丸出しだったんですけどー!恥ずかしすぎるんですけどー!え?え?槙斗さんは看護に慣れてるの?だからこんな、僕の、僕を見たところでなんとも思わないって事なのかな?僕なんか恥ずかしくって縮こまっちゃってるし、おしっこも引っ込んじゃったよー!なに?僕が変に意識し過ぎなのかな?!えー分からないよー!
「お、起きた?よく寝れたか?」
気付くのと同時に声が聞こえた。槙斗さんが戻って来るまで起きてようと思ってたのに!寝ちゃってたなんて……バカバカ!
「ごめんな…さい……僕…寝ちゃうなんて……」
「何にも謝ることなんて無いぞ、青葉が落ち着いて寝れる部屋だったみたいで良かったよ。それじゃ睡眠の次は栄養だな」
いい匂いがしてる。槙斗さんが作ってくれる料理はとても美味しい、何でも美味しい、これはお店では見たことのない特別料理だ……良いのかな特別料理を僕なんかに。
「病院じゃゆっくり寝れなかったろ?今日からはしっかり睡眠も取れる様になるな。自分の部屋だと思って、遠慮しないでしっかり身体を治すんだぞ。俺にも遠慮は要らない、ここには俺が無理矢理連れて来たんだしな」
槙斗さんはそう言ってくれるけど、早く怪我を治して槙斗さんにこれ以上迷惑をかけないように、一日でも早く出て行かなくちゃな。
多分尾骨がもう少し良くなれば自分で動くことも出来る様になると思うんだ。そこまで早く治すぞ!
また身体を起こしてくれて、僕にご飯を食べさせてくれる。恥ずかしい……槙斗さんはニコニコしてて楽しそうに見える。
「青葉は苦手な食いもんあるか?」
「あ、え、ニガテ……お、にく、が少し……」
「肉かぁ、んじゃー魚の方が好きって事か?」
「あ、の。生の、お、魚は、食べられませ、ん…」
「刺身とかは苦手かー了解ー。青葉には好きなもん食ってもらいたいからさー、俺に任しとけ」
大きな手が、僕の頭をわしゃわしゃと優しくかき混ぜる。嬉しいな、こんな風に槙斗さんに触られると安心する。
「水はここに置いとくな、ペットボトルの蓋は開けてあるからなー、あとはー、あ。トイレ行っとくか?」
「あ、あの、あ、の、は、い」
病院でも車椅子でトイレまで連れて行ってくれたけど、槙斗さんの部屋だと何だかもっと恥ずかしさが上がる気がする。だけど1人で行ける気がしないから連れて行ってもらうしか無い。何から何まで本当に申し訳なさ過ぎる!ひぇ~またまたお姫様抱っこ~、槙斗さんが近い~!
「ここがトイレな、んでそっちが風呂と洗面所、一旦降ろすな、俺に捕まってろよー大丈夫か?」
「ぅ、は、はい、大丈夫、で、す」
なんでなの?槙斗さんに抱きつく感じで首に左腕を回させられて捕まらされてる。ひぇぇ~。近い!近いしすごくドキドキしてしまうぅ。
槙斗さんはそんな僕にはお構い無しに、トイレのドアを開けてそのまま脇の下に手を入れて僕を持ち上げ便座の前に立たせた、僕はまだ槙斗さんの首に片腕を回したままだったから、腕を下ろして離れようと思った所で槙斗さんが少し屈んだ、その次の瞬間思いもよらない事が起こった。
槙斗さんが僕のズボンとパンツを、一緒に、一瞬で、手品の様な鮮やかな手つきで、下におろした。
「ゆっくりそのまま座って良いぞ、じゃあドア閉めとくな」
と言い残し出て行った。
僕の脇に手を入れてゆっくり便座に座らせてくれてとても助かった、けど、その間ずっと僕丸出しだったんですけどー!恥ずかしすぎるんですけどー!え?え?槙斗さんは看護に慣れてるの?だからこんな、僕の、僕を見たところでなんとも思わないって事なのかな?僕なんか恥ずかしくって縮こまっちゃってるし、おしっこも引っ込んじゃったよー!なに?僕が変に意識し過ぎなのかな?!えー分からないよー!
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