裴松之先生の「罵詈雑言」劇場

ヘツポツ斎

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罵詈雑言劇場 呉編

【巻五〇 朱氏】譏之已當

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「まー他のやつが既にボコしてっしねー」


孫休朱夫人,朱據女,休姊公主所生也。 

臣松之以為 
休妻其甥,事同漢惠。荀悅

(漢籍電子文献資料庫三國志 1200頁 ちくま6-300 批判)


○解説 
 の三代皇帝孫休そんきゅうの妻・しゅ氏が、孫休の姉の娘にあたるのだそうです。つまり、姪を娶っている。ありえんだろこれ、と裴松之はいしょうし先生、激怒。ただこの件については後漢ごかんの士人、荀悦じゅんえつよ、と仰っています。
 なるほど、では荀悦の説(漢紀かんき孝惠こうけい皇帝紀卷第五)を見てみましょう。
 四年十月,立皇后張氏。帝長姊魯元公主女也。太后欲爲重親,故配帝。荀悅曰:夫婦之際,人道之大倫也。詩稱︰「刑于寡妻,至于兄弟,以御于家邦。」易稱︰「正家道,家道正而天下大定矣。」姊子而爲后,昏於禮而黷於人情,非所以示天下,作民則也。羣臣莫敢諫,過哉!
 恵帝が張氏を娶った。姉の娘である。りょ太后が親族を強化しようとした措置だ。荀悦は言っている、「誰と夫婦となるかは倫理の基。ゆえに詩経・思齊では「夫婦兄弟が国家を作る」といい、易の家人卦では「家が定まり、天下が定まる」と記す。姉の子を娶るなど、礼にも人情にも悖る! 天下に規範を示さねば、民も真似をはじめる。それを臣下が諫めないのは、過ちである。」と。
 つまり裴松之先生は、これをまんま孫休の振る舞いに叩きつけているわけですね。


○皆様のコメント 

・波間丿乀斎
 裴松之先生のお志は買った! なお裴松之が仕えていた劉義隆りゅうぎりゅうの姉・劉栄男りゅうえいだんの娘が劉義隆の息子、劉駿りゅうしゅんに嫁いでいます。いとこはセーフ? いとこはセーフなんだ裴松之先生??? つまり三親等以内はアウトってことでいいんでしょうかね??????
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