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【〇二月】三〇九年〇八月~三三六年〇五月
【8日 316年03月】長安陥落! 時代が変わる
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【316年03月~317年02月】
資治通鑑原文4593文字(79/365位)
【登場人物】
・メインキャスト
1/4-慕容廆-2/26
1/12-劉琨-2/10
1/26-王導-3/5
1/27-石勒-2/26
1/17-拓跋猗盧▲
2/3-石虎-3/14
・準メインキャスト
1/21-王敦-2/16
1/25-李雄-2/27
1/25-陶侃-2/27
1/26-劉聡-2/10
1/26-劉曜-2/22
1/26-司馬睿-2/15
2/3-司馬鄴-2/9
司馬紹-2/18
【できごと】
劉曜の包囲による長安の飢餓が、いよいよ極限にまで達しました。もはや城内の人々の忍従も限界です。匈奴漢への裏切りを願い出るものまであらわれました。ただし劉曜はこうした裏切り行為を嫌悪し、裏切り者を処刑。粛々と愍帝の降伏を待ち、そしてついに城内より上半身を肌脱ぎとした愍帝が現れ、降伏を願い出ました。ここに、名実ともに西晋が滅亡します。
ここで、資治通鑑は『捜神記』の編者として知られる東晋の文人、干宝による史論を展開します。内容としてはここまで資治通鑑が出来事のチェリーピッキングで組み立ててきた内容の繰り返しになるので特に触れません。例によって分厚く引いていることだけを紹介しておきます。
とはいえ、この出来事は別に匈奴漢にとっての祝儀にもなりません。例によって忠臣は次々と死ぬ、たとえば劉淵以来の謀臣であった陳元達などは再三の諫言の末、劉聡の改善を絶望し、自殺しました。なにせ諫言をすれば劉聡が怒って牢屋にぶち込んでくる。その後反省したと言って謝って来ますが、それで別に行状が変わるわけでもありませんでした。してみると、むしろ劉曜はこうしためちゃくちゃを、外にいられたから回避できた、とも言えるのかもしれないですね。
めちゃくちゃといえば、同時期の拓跋部もなかなかにひどい。散々に匈奴漢をいじめ倒した拓跋猗盧が息子に殺され、内乱が勃発しています。この乱はすぐさま拓跋猗盧の甥が平定するのですが、その甥もすぐに死亡。その母親、つまり拓跋猗㐌の妻にあたる惟氏が権勢を握ります。これを嫌がった拓跋部の一部は劉琨のもとに逃れるのですが、その劉琨も石勒に圧され、段部に亡命。ものすごい勢いで、北部の統制が崩れています。
こうした中、江南の司馬睿のもとにいよいよ輿望が集まります。そのことを警戒したのでしょうか、劉聡が洛陽から見て江南の玄関に当たる滎陽を攻撃させました。ただしこの攻撃は、城を守る武将、李矩によって跳ね返されました。李矩は塢主と呼ばれています。彼らは祖逖らの支援も受けつつ半独立的に匈奴漢や後趙の攻撃を防いでいた勢力の主です。こうした勢力が黄河から淮水に至るまでのエリアに点在したことで、のちの、いわゆる東晋の命脈がつながった、といえるのです。
資治通鑑原文4593文字(79/365位)
【登場人物】
・メインキャスト
1/4-慕容廆-2/26
1/12-劉琨-2/10
1/26-王導-3/5
1/27-石勒-2/26
1/17-拓跋猗盧▲
2/3-石虎-3/14
・準メインキャスト
1/21-王敦-2/16
1/25-李雄-2/27
1/25-陶侃-2/27
1/26-劉聡-2/10
1/26-劉曜-2/22
1/26-司馬睿-2/15
2/3-司馬鄴-2/9
司馬紹-2/18
【できごと】
劉曜の包囲による長安の飢餓が、いよいよ極限にまで達しました。もはや城内の人々の忍従も限界です。匈奴漢への裏切りを願い出るものまであらわれました。ただし劉曜はこうした裏切り行為を嫌悪し、裏切り者を処刑。粛々と愍帝の降伏を待ち、そしてついに城内より上半身を肌脱ぎとした愍帝が現れ、降伏を願い出ました。ここに、名実ともに西晋が滅亡します。
ここで、資治通鑑は『捜神記』の編者として知られる東晋の文人、干宝による史論を展開します。内容としてはここまで資治通鑑が出来事のチェリーピッキングで組み立ててきた内容の繰り返しになるので特に触れません。例によって分厚く引いていることだけを紹介しておきます。
とはいえ、この出来事は別に匈奴漢にとっての祝儀にもなりません。例によって忠臣は次々と死ぬ、たとえば劉淵以来の謀臣であった陳元達などは再三の諫言の末、劉聡の改善を絶望し、自殺しました。なにせ諫言をすれば劉聡が怒って牢屋にぶち込んでくる。その後反省したと言って謝って来ますが、それで別に行状が変わるわけでもありませんでした。してみると、むしろ劉曜はこうしためちゃくちゃを、外にいられたから回避できた、とも言えるのかもしれないですね。
めちゃくちゃといえば、同時期の拓跋部もなかなかにひどい。散々に匈奴漢をいじめ倒した拓跋猗盧が息子に殺され、内乱が勃発しています。この乱はすぐさま拓跋猗盧の甥が平定するのですが、その甥もすぐに死亡。その母親、つまり拓跋猗㐌の妻にあたる惟氏が権勢を握ります。これを嫌がった拓跋部の一部は劉琨のもとに逃れるのですが、その劉琨も石勒に圧され、段部に亡命。ものすごい勢いで、北部の統制が崩れています。
こうした中、江南の司馬睿のもとにいよいよ輿望が集まります。そのことを警戒したのでしょうか、劉聡が洛陽から見て江南の玄関に当たる滎陽を攻撃させました。ただしこの攻撃は、城を守る武将、李矩によって跳ね返されました。李矩は塢主と呼ばれています。彼らは祖逖らの支援も受けつつ半独立的に匈奴漢や後趙の攻撃を防いでいた勢力の主です。こうした勢力が黄河から淮水に至るまでのエリアに点在したことで、のちの、いわゆる東晋の命脈がつながった、といえるのです。
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