【R18】彷徨う俺、森の妖精への対価

道縄 羚(ミチナワ リョウ)

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妖精たちの搾精 〜水の妖精の過去、村の男女〜

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【ピューレ】
 ピアレイ(水の妖精)の名前。


【シュラーク】
 紙のように柔らかな肌触りの葉を持つ。特徴的な植物。
 日のよく当たるところでバラの花のように大きく葉を広げており、妖精たちが遊んでいる広場や泉の近くにも生えている。
 茎は太く、繊維質で、妖精たちが布を作る際によく採取している。


【エフェメラル】
 春先、雪解けの暖かくなる短い時期にのみ咲く花。
 フェアリーフラワーとも言われている。
 妖精が多く暮らしている神秘の森では花の妖精のオスが子を成すために精を貯めるための場所でもある。
 地下の球根内部に棲みつき、養分を分けてもらう。


【スプリガン】
 妖精の一種。岩のように硬い図体を持った存在。
 その大きさは小さな子供、大きなぬいぐるみくらいある。
 縄張り意識が強く、彼らは自分にとっての財宝を何よりも大切にする。
 戦闘力も高く、護り神的な存在でもあり、イタズラ好きな子供でもある。


【クロムレック】
 円形状に並べられた岩の小さな砦。簡易的な結界の一種。
 スプリガンがここ一帯は自分の縄張りであると他の種族に示すものでもある。



__________________________________________________




『え? それ本当なの?』
『そうだよ、嘘でこんなこと言うはずないじゃん』


 私はエクレールから今日これからやることについての説明を受ける。
 長々と言っていたが、要するにニンゲンからスペルマを絞ってそれを女王様に献上するのが仕事らしい。

 つまり前回ニンゲンにされたことは女王様の物を横取りする行為に等しいってことになるんだって。そんなの知りたくなかった。
 今回はその埋め合わせが必要になるみたいで、私はエクレールの手伝いをしなくちゃならないみたい。
 ・・・でも、一体どうしたら良いのかしら。

 この前のことはニンゲンが勝手にやってことで、あれをもう一度やってしまうわけにはいかない。
 どうしたものかと悩んでいると私の前にシュラークの大葉で包まれたものが置かれる。
 どうやら私の分のご飯も用意してくれていたみたい。蔦を解き、包みを開けると中には色々な果実が詰め合わせられていた。


『ありがとうエクレール』
『気にしないでよピューレ。この森でニンゲンと採ったものだから、たくさんあるんだ』
『そうなんだ・・・』 


 甘味が強くなるように程よく乾燥した果実は美味しいけれど、この後のことを思うと少しだけ憂鬱だ。
 女王様に任されているお仕事の手伝いなんて洞窟に引きこもってばかりの私に務まるのかしら?


『ねぇエクレール。私にできるかしら?』
『大丈夫だよ。この前はできてたじゃんか』

『ちが、あれはニンゲンが勝手に・・・』
『それで十分じゃない。いつもみたいに手伝ってもらって、スペルマをニンゲンから採れればいいんだよ』


 そんなことでいいのかな?
 エクレールは笑顔で言ってくれているけど、私はどうも心配で仕方がない。
 エクレールたちみたいな花の妖精は読心技能スキルを持っている。

 特に子を成すことが許された姫と呼ばれる彼女達は将来、つがいとなるオスの妖精達のためにも身につけなくてはならない技能だ。
 花の妖精のメスはこうして動き回れるのは基本的に動けないオスに養分を分け与えるためと言われているようだが、実際のところはよくわからない。
 雌雄同体で互いに子を成せる森の妖精たちや雌雄に分かれている私たちピアレイとも違ってこの子達の生き方はかなり違うのだ。

 花の妖精のオスは基本的に土の中に暮らしている。
 エフェメラルと呼ばれる花の根に棲み着いて眠っており、子を成せるようになる雪解けの短い期間のみ外に出て番を探し始めるのだ。
 だから、いつ目覚めるのかを知るために読心スキルが必要なのだ。因みにエフェメラルが群生している妖精の広場は求愛の場とも呼ばれている。

 そして一生に一度だけの交尾を行い、メスの胎内に種子を植え付けて貰うことで子を成すのだ。
 役目を終えたオスの妖精は魔力の粒子となって霧散し、最後に残った魔力石はメス妖精たちが肌身離さず身につける。
 そうすることで魔力石からは新しいオスが、体内からは新しいメスが生まれてくる。

 ・・・で、私は数十年に何度か眠っていて起きてこないオスを起こす手伝いをさせられることがあった。
 私の髪を使って地中に埋まっている球根からオスの妖精だけを掘り起こすことなく、傷つけることなく、丁寧に取り出すのだ。

 だから妖精たちの手伝いを任されるのはいいんだけど、その内容がニンゲンからスペルマを取り出すってことが問題だ。
 この540年あまりの人生で全く経験がなかった私に務まるのだろうか。


「ピューレ、コウビ、ダメ、オシオキ」 


 ふと顔を上げるとニンゲンがアーティッカスを持っているのが見える。
 オシオキっとエクレールは言っているが、あれはあまり食べたいものじゃない。 

 アーティッカスの実は苦い草を口に入れてしまった時とは比べられないほどに不味いし、少しでも花の香りを嗅いだりすると頭がぼんやりするのだ。
 実を食べるとその感覚は強いように思う。

 仲間がそのぼんやりする感覚にハマっていた子もいたし、私も一時期は使っていたけど、本当は好きじゃなかった。
 というより怖い。
 私も仲間がいなくなった時に少しだけ嗅いでみたことがあるけれど、本当に危ないんだよ。

 あのふわふわってした感覚はジンジンと気持ちよくて好きだけど、その気持ちよさにのめり込むのは危険だ。
 あの状態で自分の股を触ると余計に、ね。


◆◆◆


 数百年前。
 私たちの仲間はウロコが綺麗だからとニンゲンたちに捕まっていった少し後くらいの頃。

 私、ピューレは武器を持ったニンゲンたちから逃げるようにして水中にある通路からいくつかの国を超えて、何もない場所まで来た。
 近くにニンゲンの住んでいる小さな村があったが、村からは少し離れているし、時々子供が遊びに来たり、釣りをしたりするくらいで基本的にはほとんどやってくることはない。

 けど私は水の中で生活することが多くなった。ポントンの実を食べたのもこのくらいだったと思う。
 あとは魚を食べたり、泳いだり、月明かりを浴びながら小さな声で歌ったり、一人で過ごしていた。

 私は湖の底にある小さな洞穴を住処として選び、だただた時が過ぎるのを感じているといつの間にか村の位置が変わっていた。
 湖との距離が近づいていて、小さな船が出るようになった。

 村も少し大きくなっている気がする。
 ある日、水草の影から祭りの様子を眺めているとどうやら水の歌姫というのを祀っているみたいで、その歌姫の落としたっていう歌姫の薄流涙|《はくりゅうるい》が何よりの証拠らしい。

 よくわからないけど、ニンゲンって本当に何かを祀るのが好きだよね。神様だっけ? しかもすぐに話の内容が変わってたりするし。
 私たち妖精は精霊様を崇めるけど、それは実際にいた存在でもある。色んな人たちが魔法を使えるのだって精霊様があってこそだ。

 ・・・まぁそれは今はどうでもいいか。今の問題は私がニンゲン達にちょっと迷惑してるってことだ。
 ニンゲンはすぐに祭りをする。
 たくさん野菜が取れただの、大きな獣を狩れただの、子が成人しただの。理由は様々だが、祭りの日には夜遅くまで騒いでいるから私が水中から出られなくなるのだ。

 そして太鼓の音とか笛の音とか聞いてると歌いたくなっちゃう。
 もうここ何年も大きな声で歌ったことはなかったし、何より昔を思い出しちゃって無性に悲しくなるのだ。


「・・・っ!」


 私は湖の反対側まで泳いで、月明かりを頼りに森の中で進む。
 祭りの音が聞こえなくなるまで歩き、そして私は樹木を背にして座り込んだ。


「・・・っっ!」


 声を出すわけにはいかない。
 私は静かに涙を流し、俯いていると足音が聞こえてくる。


『ほう、ピアレイか。水底に住まう毛深きものがこのような森の中で何をしておる?』
『あなた、スプリガン?』


 身構えると、姿を現したのは岩のように硬い皮を持った妖精だった。
 杖を手にし、顔つきは若々しいが、かなりの年数を重ねている存在であるのが彼の纏っている魔力から分かった。


『他に何に見えるというのだね?』
『別に、ただ確認をとっただけ』
『そうかね。隣り、座っても構わないかね?』

 同族であったことで私は警戒心を落としつつ、ゆったりとした話し方をする彼に少々苛立ちを覚える。
 だが、護り手でもある彼に私が逆らうことなどできない。
 私が『どうぞ』と首肯すると彼はお礼を言いながら腰掛け、持っていた杖を膝の上に置いた。


『何かあったのかね? 浮かない顔をしているようだが』
『・・・大した事は、ただ少し昔を思い出してしまって』

『そうかい。何か悲しいことがあったのだね』
『いいえ、逆です。楽しかったからこそ今が悲しいの』

『・・・ふむ、なるほど。仲間でも失ったのかな』
『えぇ、よく分かりましたね』

『いやなに、経験則だよ。1000年も生きていると色々なものを経験するからね』
『そうですか』

『・・・もし、君がその悲しみに押しつぶされそうならば、そうならない大切なものを得てみるのはどうかね?』
『大切なもの?』

『ふむ、例えば私なら財宝を眺めているだけでも悩みや悲しみなど吹き飛ばしてしまうが、君には何かないかね?』
『財宝ですか、私は前の住処に持ち物は全て置いてきてしまいました』

『そうか、では頑張って見つけることだ。それは君にとって必ず大切な糧となるだろうでな』
『糧ですか』

『うむ、これさえあれば幸福になれる代物だ。たとえば・・・アーティッカスはどうだね?』
『あ、あれは確かに幸福感をもたらしますが、あくまでも花の効果で、それに頼りきりというのは』
『だが、良いものなのだろう? ワシは実を食べられんので良くわからんが、時折嬉しそうにニンゲンがとっていくが・・・あぁほれ見てみい』


 そういって指差した先にはニンゲンの男女がいた。
 ランタンを手にこんな森の奥まで来て何をしてるのかと思ったら彼らは周囲を見渡して見合わせるとキスをした。


「ん、んちゅ・・・」


 舌を絡ませた大人のキス。
 距離もあって向こうからはこちらが見えていないのだろうが、海底でも活動できるよう夜目の効く私には二人の様子ははっきりと見えた。


「ほほほっ始まったぞい。あの者たちはこうして夜遅くに来てはその身を絡ませあうのよ」


 頬を赤らめて、完全に鼻の舌を伸ばしたいやらしいおじさんの顔をしていた。
 私もそういった光景は久しぶりで目を離せなかった。


「ん、んん・・・ふはっねぇキース早くぅ」
「焦るなよアナ、時間はたっぷりあるんだからな」


 お尻を揉んで、再びキスをする二人。
 男の方はその手を女の服に伸ばし、パサリと着ていたワンピースを脱がし、下着姿にすると今度は胸を揉み始めた。

 ちゅ・・・ちゅぱ、ムニムニ・・・ちゅぱちゅぱ・・・
 キスを止めて男は女の胸を吸うと、女は嬉しそうに声を漏らす。


「もうこんなに濡れて、アナはいやらしいな」
「だ、だってぇ、それはキースが・・・ぁん」


 クチュクチュ・・・クチュクチュ・・・
 男は女の陰部に指を這わせ、わざとらしく音を立てる。


「あん、すごい・・・ああっ気持ちいいわ、キース」
「全く、アナは敏感さんなんだから」


 乳房に吸い付きながら男はその手を休めることなく動かしていく。


「あぁ待って、キース、で、出ちゃう!」
「良いんだよ。我慢せず出しても。ここならどれだけ汚したって片付けなくて済むんだからね」
「あぁもう、だめ! イク! イクイクイクぅぅ~!!」


 ビシャビシャ・・・プシャパァ~・・・
 ビクビクと女は腰を跳ねさせると勢いよく失禁する。
 まるで水潮のように噴いた女は満足そうに涎を垂らして男に体重を預ける。


「あぁこんなに出しちゃって、そんなに溜まってんだね」
「だってキースも私も忙しいからこういう時くらいしかこんなこと・・・」

「わかってるさ、明日はお互い安息日なんだし、朝までするからね」
「うふっ、えぇ楽しみだわ」


 再びのキスの後、男は女を樹木に手をつかせる。
 そして男は下半身を露出させ、ギンギンに逆立つペニスを女の股座に挿入する。


「うぅ相変わらずキツイなぁ」
「あっぁはぁ~、キタ入ってキタァ~」


 女は甘美な声で絶叫する。
 ゆっくりと男は味わうように、己の肉棒を女の肉壁の奥へと進めていく。

 ギュチュギュツチュ・・・
 と、肉を掻き分ける小さな水音が静かな森で聞こえてくる。


「あはぁ、気持ちいいわ。ねぇキースもっと激しく! おねがぁい♡」
「慌てるなってちゃんと最後までしてやるからさ」


 パンパンパン・・・
 男女の肉が激しくぶつかり合う。

 女は嬉しそうに喘ぎ叫び、男もまた快楽に顔を歪ませて彼女を貪る。
 汗を滲ませ、月明かりに照らされた二人の愛獣は欲望のままに動いていた。


「ほら、もっと鳴けよアン! 盛りのついたメス猫みたく泣き叫びな!」
「あぁっ、い、良いわ! 気持ちいいのぉ!」


 口から、陰部から、全身から、体液を滲ませ、滴らせながら二人の男女は身を絡め合う。
 快楽を貪り尽くし、脳天を貫くような悦楽を享受する。


「も、もう出るぞ。アン、出すぞ?」
「い、良いわ。来て! 私の一番奥に熱いのを出してぇ!」 


 男は女の足を掴み、さらに激しく、強く、腰を打ちつける。
 しっとりと、女の黒く長い髪が汗で張り付く。男は抱えた足を舐め取りながら、己の欲を満たしていく。


「いくぞ! もう、イッく!!」
「あぁ私ももう少しで、来ちゃう! また来ちゃうぅ!!」


 パンッ!
 と、強く強く叩きつけ、男女は満足そうに、悦楽に顔を歪める。


「あぁっ♡ キタキタ熱いのが私の奥にぃ! あぁはぁぁぁ!!」


 ドクドクとスペルマが吐き出され、女もまた自分の足元を自身の体液で濡らしていく。
 ドロリと滴る白濁液に男は息を荒げながらも満足そうに、立てなくなった女を抱えるようにしてゆっくりと腰を下ろすとそのままキスをした。


「アン、俺・・・まだ・・・」
「えぇ良いわ、キースもっと楽しみましょう」


 女はゆっくりと片足をあげ、男に秘部を広げて見せる。


「ちょっとまっ・・・少し休ませて」
「んもうだらしないわねぇ」

 男の萎れていたペニスをすぐさま立たせるベく、女は自分の体液で濡れたペニスに食らいつく。

「あ、アン!? 俺、まだ出したばっかで」
「じゅぷっ・・・ちゅぱ・・・大丈夫ほら、こっちはまだまだ満足してないって言ってるわ」


 女は肉棒を美味しそうに咥えると少し眉間に皺を寄せながらも喉奥へと一気に押し込んだ。


「ぐぽっ、じゅるる、ほらぁ・・・ぶじゅぱっ、ぷぽっ・・・こんなに固く・・・じゅるっぐっぽっ」
「あぁ、アン・・・だめだよ、アン気持ち良すぎて出ちゃうよ」
「ぐぽっじゅるじゅる・・・じゅぱっ・・・良いわこのままだじて・・・ングっ!」


 男は女の頭を押さえつけるようにして自らの腰を動かす。
 女は苦しそうに声を漏らしながらも何処か嬉しそうにして、ペニスを味わっていた。
 泡になった唾液が弾け、鼻水もダラダラと滴らせながら綺麗だった顔面が体液で汚れていく。


「ングじゅっ・・・ぐぽっ、じゅばっ、れろっじゅばっ」
「あぁ出るよアン! このまま君の可愛いお口の中に出しちゃうからね」


 2回目の吐精。
 女は頬を膨らませて苦しそうにしていたが、やがて肉棒がゆっくりと引き抜かれる。


「ん、すごい・・・2回目なのにこんなに沢山」


 んぱぁっと女は男に見せつけるように口を上げながら言い、男もそんな様子に口角をいやらしくあげると頷いた。
 ゴクンっと女は男の精を飲み干し、そして空になった口の中を見せつける。


「よ、よしそれじゃあもうそろそろ休k・・・」
「だーめ♡」


 女は休もうと腰掛けた男を押し倒し、すっかりとヌルヌルになった隠部を男の顔に押し付ける。


「キース、今度はあなたの番。私を気持ち良くしてぇ」


 もはや泥に塗れることも気にすることなく、身を重ねあう二人。
 いやらしく水音を響かせ、体液に溺れ、汗を月明かりで照らす。
 肉のぶつかりあう音を森の中に響かせながら二人は夜が完全に耽るまで身を重ねた。





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 はい、なんというか、もう完全にタイトル詐欺ですね。スミマセン
 でも思いついてしまったのだから仕方ないってことで。本当にごめんね
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