【全年齢版】媛彦談《ひめひこだん》〜足掻手《アガデ》〜

テジリ

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あやぎり朝

🌸 《天媛 × 長上 恋絵巻》総編纂:英賀手宗女

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📜 巻頭

あやぎり朝の宮中絵房、夜比古追放の後の静けさに
突如、宗女の声高らかに響く。

「ねえねと長上の恋絵巻、今週中に成就せん!!」

絵師三名、重臣総代、口をつぐむ。
「宗女、夜比古追放されし絵師は三つのみ……」

宗女、涼やかに笑みて曰く、
「神託なれば、いかなることもなり♡」

そのとき、門開きて。光と共に侍女現る。
「新都・霧越京より、絵師団参上す~♪」

背に従ふは、蒿雀氏(あおじし)誇る
戦功記録絵師十名、女君直筆原画、特殊画材一式。
宗女、歓喜の声をあげ、両手を宙に伸ばす。
「天は我に味方せり!!」

絵巻の幕開けなり。


---

🌸 第一段 幼少の邂逅

お庭の東屋にて、天媛・長上、互いに笑みを交わす。
ちび宗女、傍らにて微笑み見守る。

「ねえねと長上、麗しきかな……✨」



心臓跳ねる宗女。


---

🌙 第二段 出兵前の禁断誓約

夜の縁側にて、天媛言ふ。
「誰も恋せず……互いを思ふのみ」
長上、応えて言ふ。
「然り、心得たり」



宗女、胸押さえ悶絶。


---

✨ 第三段 月下の密会

傷病兵の長上を、夜中、月光花を手に天媛訪ふ。
宗女、庭の花を摘みつつ心中にて叫ぶ。
「ふたりに捧ぐ花ぞ……💐」



---

⚡ 第四段 幼き宗女、神託を得る

庭にて転ぶ宗女、天媛抱き起こし、長上覗き込む。

「ねえねと長上、結婚せざれば国滅ぶべし!!」



ガバリと起き上がり、指先を構える宗女。


---

👘 第五段 結婚式大準備

蔵に眠る反物を採寸し、布目を正し、彩を選ぶ宗女。

 「一目も疎かにせず……描き切るべし!」



絵師、恐れおののく。


---

💐 第六段 盛大結婚式

花咲く大殿にて、天媛は女神の如く艶姿。
長上、微笑みて臨む。
国中祝福し、歓声に満つ。



宗女、絵の具に涙を落とし描く。


---

♨ 第七段 新婚温泉旅行

秘湯・霧越温泉、ねえねと宗女、おなご湯にて楽しむ。
のぼせし宗女、天媛に抱かれ、長上より水を差される。

「お水ゴクゴク~♡ ねえねに抱かれ幸せ至極……🥰」




---

👶 第八段 懐妊・祝福

天媛懐妊、長上喜び笑みを隠さず。
宗女、跳びはねて歓喜。
門客・重臣、寿限無級の名を案ず。


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⛩️ 第九段 国民総カプ厨化

都人、兵士、祈祷師、商人まで、毎朝かはそに朝の方角に向かい参拝。

「今日も尊きかな……天媛と長上……」




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🎉 第十段 永遠のハッピーエンド

赤子誕生、母子ともに健やか。
長上、赤子を抱き涙。
天媛微笑み、赤子、宗女に最も懐く。

「これぞ、最高の絵巻……♡」




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🖌️ 巻末 宗女の決意

完成の絵巻を見つめ、宗女、心中誓ふ。

「次は、我が布教にて、宮中を虜にせん……♡」




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