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1章 異世界から来る死体魔術師
死体を操りし者
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バサッ…
「…うわぁぁぁ!!」
「…ぎゃあぁぁぁ!!」
「…もう駄目だ!助からねぇ!」
悲鳴と嘆きと助けを求める声を聞きながら暗い森の中を真っ直ぐに進んでいくと目の前に小さな光が見えた…否、赤い光である。
「…何…これ?」
森を抜けると遠くにて火が燃え上がる中にて兵士と兵士同士が戦い倒れいく戦場の景色が広がっていた。
足元から広がる血液の水溜まりは既に倒れて死亡している兵士の死体の惨状が並んでいた。
「うぐっ…」
初めて見る死体の景色と血なまぐさい肉のやける匂いに吐き気が湧きつつも今自分はどうすればいいのか?と頭を巡らせる。
まるで関ヶ原…遠くにて見える戦いの様子からして、この死体の兵士の味方である兵士でありそうな兵士はほんの少数。
武力なら圧倒的に負けてるといっても過言じゃないだろう…なら何を使う?どうしたら勝てる?
残り僅かの兵士が助かるだけでいい、それが出来る方法があるとすれば…
「…死体」
無意識に伸ばした指先は死体に向けられそこから透明な糸が伸び死体に繋がった。
「糸?」
伸ばしてない手で死体と繋がる糸を触れようとするが通り抜けてしまい触れる事は出来なかった。
バサッ
「うわっ!?」
ドスンッ!
死体と繋がる指をほんの少し動かすと倒れていたはずの死体は起き上がりその反動で自らの体が地べたに倒れる。
「う、動いた…」
これ…使えるかも
体を起こし両手を死体達に向け伸ばすと指先から繋がる糸は何億本にも広がり死んでるはずの死体が次々と起き上がっていった。
ここは関ヶ原…兵士達が勝つイメージ
瞳を閉じ頭に浮かぶイメージを想像すると死体兵士は次々と剣を取り遠くの戦場へと走り出していった。
『”走れ!戦え死体ども!我に従い敵を打ち滅ぼせ!”』
走り出した死体兵士に向かって戦の頭ぽく叫び言い放つと剣を持った死体兵士は次々と敵兵を倒していった。
*
戦場のど真ん中にて…
「何が起こってる…!?」
「死んだはずの味方兵どもが何故動いているんだ!?」
「アルディ団長!敵兵が次々と死んだはずの兵士によってやられていっています!」
「そんなの見たら分かる!どうなっているんだこの状況は!?」
死んだはずの兵士が向かってくる方角を見ると遠くにて一人の少女が両手を前に広げている姿が目にはいった。
「あの少女はいったい…」
「…うわぁぁぁ!!」
「…ぎゃあぁぁぁ!!」
「…もう駄目だ!助からねぇ!」
悲鳴と嘆きと助けを求める声を聞きながら暗い森の中を真っ直ぐに進んでいくと目の前に小さな光が見えた…否、赤い光である。
「…何…これ?」
森を抜けると遠くにて火が燃え上がる中にて兵士と兵士同士が戦い倒れいく戦場の景色が広がっていた。
足元から広がる血液の水溜まりは既に倒れて死亡している兵士の死体の惨状が並んでいた。
「うぐっ…」
初めて見る死体の景色と血なまぐさい肉のやける匂いに吐き気が湧きつつも今自分はどうすればいいのか?と頭を巡らせる。
まるで関ヶ原…遠くにて見える戦いの様子からして、この死体の兵士の味方である兵士でありそうな兵士はほんの少数。
武力なら圧倒的に負けてるといっても過言じゃないだろう…なら何を使う?どうしたら勝てる?
残り僅かの兵士が助かるだけでいい、それが出来る方法があるとすれば…
「…死体」
無意識に伸ばした指先は死体に向けられそこから透明な糸が伸び死体に繋がった。
「糸?」
伸ばしてない手で死体と繋がる糸を触れようとするが通り抜けてしまい触れる事は出来なかった。
バサッ
「うわっ!?」
ドスンッ!
死体と繋がる指をほんの少し動かすと倒れていたはずの死体は起き上がりその反動で自らの体が地べたに倒れる。
「う、動いた…」
これ…使えるかも
体を起こし両手を死体達に向け伸ばすと指先から繋がる糸は何億本にも広がり死んでるはずの死体が次々と起き上がっていった。
ここは関ヶ原…兵士達が勝つイメージ
瞳を閉じ頭に浮かぶイメージを想像すると死体兵士は次々と剣を取り遠くの戦場へと走り出していった。
『”走れ!戦え死体ども!我に従い敵を打ち滅ぼせ!”』
走り出した死体兵士に向かって戦の頭ぽく叫び言い放つと剣を持った死体兵士は次々と敵兵を倒していった。
*
戦場のど真ん中にて…
「何が起こってる…!?」
「死んだはずの味方兵どもが何故動いているんだ!?」
「アルディ団長!敵兵が次々と死んだはずの兵士によってやられていっています!」
「そんなの見たら分かる!どうなっているんだこの状況は!?」
死んだはずの兵士が向かってくる方角を見ると遠くにて一人の少女が両手を前に広げている姿が目にはいった。
「あの少女はいったい…」
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