謙信の甥に転生! 龍馬の日本を戦国から始める

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第53話 1536年 6歳  装備を作ったぞ

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※今回は戦闘はない。

だが――ここを飛ばすと、後の戦いが分からなくなる。



俺は軍の装備を、一から作り直した。



兵科は七つある。

重装歩兵、軽装歩兵、軽騎兵、重装騎兵、長弓兵、親衛隊、遊撃隊。



装備の系統は整理している。



重装歩兵・重装騎兵・親衛隊は同一装備



軽騎兵と遊撃隊は同一装備



軽装歩兵と長弓兵は同一装備



まずは、重装歩兵から説明する。



通常の足軽は、三角錐型の兜だ。

だが重装歩兵は違う。円筒形のフルフェイスとした。



もちろん、完全に塞いではいない。

目、耳、口――必要最低限は開けている。



鎧も通常とは別物だ。



一般的な鎧は、鉄板を加工した「札さね」を紐で繋いだ札甲。

札の形と大きさは、せいぜい四種類。



だが重装歩兵は違う。

厚みと形を分けた五十種類の札を作らせた。



目的は一つ。

可動域を殺さず、防御範囲を広げるためだ。



鎧の弱点は決まっている。

肩、脇、股関節、喉。



そこを、札と鎖帷子を併用して覆った。

これで、突きにも袈裟斬りにも耐えられる。



敵が狙える場所は――

目、耳、口だけになる。



重量は十五キロ。

これが、我が軍で最も重い。



例えば、五メートルの槍を持つ敵と対峙したとしよう。



重装歩兵の武器は、一・五メートルの片手十字槍。

加えて、盾と半弓を持たせている。



二十~三十メートルの距離から半弓を撃つ。

敵が堪らず距離を詰めてくれば、防御力で受け止める。



一・五メートルまで近づいた時、敵はどうする?

長槍を捨て、刀で白兵戦に持ち込む。



だがこちらの十字槍は、刀より長い。

白兵戦でも、こちらが有利だ。



軽騎兵は十キロ、長弓兵は五キロ。

軽さを重視し、防御は薄い。



だが軽騎兵は、

重装歩兵より長い二・五メートルの片手十字槍と半弓を持つ。



近づこうとすれば矢が飛ぶ。

無理に詰めれば、十字槍で首、足首、股を引っかけられる。



奇襲でもない限り、接近は困難だ。



遊撃隊は、状況に応じて重装騎兵にもなる。



敵陣に風穴を開け、

そこへ軽騎兵を流し込む。



そのため、重装騎兵の馬には

着脱可能な装甲を装備させた。



代償もある。

全力で動けるのは、最大三十分。



それ以上は、馬も人も限界だ。



鎧の内側には革を貼った。

長時間着ることを前提にしている。



結果、価格は通常の三倍。



従来の鎧:一貫



重装歩兵:三貫



重装歩兵は三千人。

九千貫。



軽騎兵と長弓兵は二貫。

二千人で四千貫。



合計五千人。

一万三千貫。



安くはない。

だが、俺はこう考えている。



戦争とは、

どれだけ多くの戦場を経験したかで軍団の強さが決まる。



歴史を見れば分かる。

強い軍は、将の質だけではない。

戦いの数をこなしている。



だから――

この軍団は、年中戦場にいることになる。



それを前提に、装備を作った
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