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第5.5話 盗賊って本当にいるんですね2
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「大丈夫か? 盗賊達は全て倒したぞ」
「えっ、あ、へっ?」
(た、倒した? どういう事?)
自分が混乱している間に何があったのかはレイナは見えていなかった。
確かに周りを見ても先程の盗賊らしき者達はいない。
盗賊とは違い、身なりの整った一団がいるだけだ。
彼らが盗賊達を倒したのだが、レイナはまだ混乱している。
その人物は心配するような表情でレイナを見つめた。
(ほ、本当に助かったの?)
何とか気持ちを立て直して、レイナは言葉を発する。
「あ、危ない所をありがとうございます。助かりました」
レイナは感謝の気持ちを込めて頭を下げた。
「ああ運よく近くにいて良かった。少しは落ち着いたか?」
「はい、何とか……」
命の危機がこんなに怖いなんて知らなかった。
レイナは思わず泣きそうになる。
「大丈夫か?」
優しく声を掛けてくれる人物の顔を見てレイナは驚く。
(うわっ、なにこのイケメンさん!)
声に出さなかった自分を褒めたいとレイナは思う。
造形が整い過ぎた人間離れした顔立ち。
こんな時でも感じるのだから相当なものだろう。
「は、はい」
レイナは何とかそれだけを言葉にする。
優しい笑顔を見て助かったのだとレイナは実感した。
その時、その人物の後方にキラッと光った物が一瞬見えた気がしたレイナ。
とっさになのか偶然なのか、分からないがレイナはその人物を突き飛ばす。
実際には彼はよろけただけだが、私って力無いんだなと場違いな事を考えるレイナ。
――ドスッ!
「えっ! ぐぅ!」
レイナの右肩に激痛が走った。
(なに、なに? 熱い? 痛い、痛い! 訳が分からない!)
レイナは視界が段々と歪んでくるのを感じる。
今まで感じた事のない感覚にレイナは困惑し恐怖を覚える。
「矢だ! 盗賊の残りがいるぞ!」
「盗賊の残党だ! 逃がすな!」
どうやら自分の右肩に矢が刺さった事をレイナは理解した。
立っていられなくなったレイナを、その人物が支え抱きかかえる。
「大丈夫か! 痛いと思うが矢を抜くぞ!」
「!?」
(えっ、なに、なにどうするの?)
突然そんな事を言われたら普通は驚くだろうし意味が分からないだろう。
レイナも例に漏れずそう思った。
(待って、待って! 刺さっている矢を抜く? それって痛いよね? いや、絶対痛いでしょ!)
レイナは涙目になりながら断ろうと試みる。
しかし、嫌な音と共に肩に強烈な痛みが襲う。
「ああああっ!……ぐぅぅう」
その人物は有無を言わさずレイナの肩から矢を抜く。
レイナは激痛に叫び声を上げた。
「不味いな、毒矢だ」
レイナは痛みで意識が朦朧としてくるのを感じる。
体が痛みを拒否しているかの様だ。
(えっ、毒? 毒なの?)
「致死性の毒だ! 解毒剤急げ!」
(やだ、やだ死にたくない! せっかくこれから自由を手に出来るかもしれないのに)
迫りくる死への恐怖がレイナを包む。
(毒? やだ、いらない、いらない! 毒なんていらない! た、助けて……)
傷の痛みと死の恐怖にレイナは意識を手放した。
「えっ、あ、へっ?」
(た、倒した? どういう事?)
自分が混乱している間に何があったのかはレイナは見えていなかった。
確かに周りを見ても先程の盗賊らしき者達はいない。
盗賊とは違い、身なりの整った一団がいるだけだ。
彼らが盗賊達を倒したのだが、レイナはまだ混乱している。
その人物は心配するような表情でレイナを見つめた。
(ほ、本当に助かったの?)
何とか気持ちを立て直して、レイナは言葉を発する。
「あ、危ない所をありがとうございます。助かりました」
レイナは感謝の気持ちを込めて頭を下げた。
「ああ運よく近くにいて良かった。少しは落ち着いたか?」
「はい、何とか……」
命の危機がこんなに怖いなんて知らなかった。
レイナは思わず泣きそうになる。
「大丈夫か?」
優しく声を掛けてくれる人物の顔を見てレイナは驚く。
(うわっ、なにこのイケメンさん!)
声に出さなかった自分を褒めたいとレイナは思う。
造形が整い過ぎた人間離れした顔立ち。
こんな時でも感じるのだから相当なものだろう。
「は、はい」
レイナは何とかそれだけを言葉にする。
優しい笑顔を見て助かったのだとレイナは実感した。
その時、その人物の後方にキラッと光った物が一瞬見えた気がしたレイナ。
とっさになのか偶然なのか、分からないがレイナはその人物を突き飛ばす。
実際には彼はよろけただけだが、私って力無いんだなと場違いな事を考えるレイナ。
――ドスッ!
「えっ! ぐぅ!」
レイナの右肩に激痛が走った。
(なに、なに? 熱い? 痛い、痛い! 訳が分からない!)
レイナは視界が段々と歪んでくるのを感じる。
今まで感じた事のない感覚にレイナは困惑し恐怖を覚える。
「矢だ! 盗賊の残りがいるぞ!」
「盗賊の残党だ! 逃がすな!」
どうやら自分の右肩に矢が刺さった事をレイナは理解した。
立っていられなくなったレイナを、その人物が支え抱きかかえる。
「大丈夫か! 痛いと思うが矢を抜くぞ!」
「!?」
(えっ、なに、なにどうするの?)
突然そんな事を言われたら普通は驚くだろうし意味が分からないだろう。
レイナも例に漏れずそう思った。
(待って、待って! 刺さっている矢を抜く? それって痛いよね? いや、絶対痛いでしょ!)
レイナは涙目になりながら断ろうと試みる。
しかし、嫌な音と共に肩に強烈な痛みが襲う。
「ああああっ!……ぐぅぅう」
その人物は有無を言わさずレイナの肩から矢を抜く。
レイナは激痛に叫び声を上げた。
「不味いな、毒矢だ」
レイナは痛みで意識が朦朧としてくるのを感じる。
体が痛みを拒否しているかの様だ。
(えっ、毒? 毒なの?)
「致死性の毒だ! 解毒剤急げ!」
(やだ、やだ死にたくない! せっかくこれから自由を手に出来るかもしれないのに)
迫りくる死への恐怖がレイナを包む。
(毒? やだ、いらない、いらない! 毒なんていらない! た、助けて……)
傷の痛みと死の恐怖にレイナは意識を手放した。
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