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第38話 友人想いなんですね
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あれから特に変わったことは無い。
メイドの仕事もしているし訓練もしている。
野菜を作る為に畑も耕すのも問題無い。
唯一薬草を作ることを禁止されているだけだ。
他は自由にレイナはやっている。
例の回復薬と薬草は国の研究機関で調べられていて効果と安全性の確認をしている様だ。
もし安全が確認されて間に合う様なら、実験的に第二騎士団の遠征に装備されるらしい。
もしかしたら強力な魔物がいるかもしれないという事なので、安全に問題なければ役立てて欲しいとレイナは思う。
怪我人が減って安全が確保されるならこんな嬉しい事はない。
薬草を作った甲斐があると言うものだとレイナは思う。
野菜は栄養塊を薄めて使っているので、それ程劇的な効果は無い。
唯の美味しい野菜って言うだけだ。
改良して回復効果のある野菜なんて作ったら怒られそうなので、今は控えている。
でも出来るだろうと言う確信はあるのでイーサンに相談してみようかとレイナは考える。
これ以上無理を言うのも悪いからとレイナも控えている状態だ。
レイナがイーサンに依頼した魔導具である冷蔵庫は快適だ。
食堂のキッチンに配置されたまさに冷蔵冷凍庫でありレイナを満足させる物だった。
それぞれの段で温度調整が可能であり、チルド室やパーシャル室的な使い方も出来る。
食材に寄って使い分けられるでレイナとしても嬉しい機能だ。
動力源は魔石を使用しているとの事だが正直なところレイナにはよく分かっていない。
それは製造者が分かっていればいい事であって使用する人間は機能が分かっていれば問題ないだろう。
魔導具を自分で作ってみたいと言っていたレイナとしては、それではいけない気はするが、食材をどう保存して料理に生かそうと考えている状態では機構について考える事が難しいのも仕方がないのかもしれない。
そんなレイナの元に見た事ある二人の女性がやってくる。
クリスティーナの友人であるご令嬢達だ。
「レイナさん実は折り入ってお願いがありますの」
以前とは違う令嬢たちの態度に違和感を覚えつつもレイナは話を聞く事にする。
「実はクリスティーナ様の弟君の事なのですが、ご病気でして長い間病床に伏しているのです」
レイナとしてはクリスティーナに弟がいる事も知らないし、病にかかっている事も初耳だ。
「色々な方に診察していただいていているのですが、王宮回復師でも一向に改善されない様なのです」
「それは不憫な事ですね」
王宮の回復師と言えば国の最高峰の医療機関である。
それでも治らないとなると重い病気であると言う事が分かる。
しかし不思議なのは令嬢達が何故レイナにその話をするのかと言う事だ。
この国にレイナが来てからは周りから見ればレイナは変わった事をするメイドと言う印象ぐらいしかないはず。
レイナが特別な薬草を作れる事を知っている人間は限られているし、彼女達が知っているとは考え難い。
ではクリスティーナはどうかと言うと彼女も知らない可能性が高いとレイナは考えている。
イーサンやサムエルから漏れる可能性はあるが二人がクリスティーナに話すかと言うと疑問だ。
重大な案件を簡単に漏らすとは思えない。
「一度クリスティーナ様とお話しいただいて、出来る事なら力になっていただきたいのです」
話ぶりからすると彼女達も確信がある訳でも無い様で、可能性があるなら力になって欲しいと言う感じだ。
令嬢達はクリスティーナの為に良く思ってもいないレイナに頭を下げるあたり本当にクリスティーナが大切なのだろうとレイナは令嬢達の評価を改めた。
誰かの為に気に入らない人間に頭を下げるなど中々出来る事では無い。
たとえそれが彼女達の演技だったとしても、レイナは心に来るものがあった。
「分かりました。お力になれるか分かりませんがクリスティーナ様にお話しを聞いてみます」
「本当ですか! ありがとうございます」
「ありがとうございます」
これは本人に会って話を聞くしか無いだろうとレイナは思う。
メイドの仕事もしているし訓練もしている。
野菜を作る為に畑も耕すのも問題無い。
唯一薬草を作ることを禁止されているだけだ。
他は自由にレイナはやっている。
例の回復薬と薬草は国の研究機関で調べられていて効果と安全性の確認をしている様だ。
もし安全が確認されて間に合う様なら、実験的に第二騎士団の遠征に装備されるらしい。
もしかしたら強力な魔物がいるかもしれないという事なので、安全に問題なければ役立てて欲しいとレイナは思う。
怪我人が減って安全が確保されるならこんな嬉しい事はない。
薬草を作った甲斐があると言うものだとレイナは思う。
野菜は栄養塊を薄めて使っているので、それ程劇的な効果は無い。
唯の美味しい野菜って言うだけだ。
改良して回復効果のある野菜なんて作ったら怒られそうなので、今は控えている。
でも出来るだろうと言う確信はあるのでイーサンに相談してみようかとレイナは考える。
これ以上無理を言うのも悪いからとレイナも控えている状態だ。
レイナがイーサンに依頼した魔導具である冷蔵庫は快適だ。
食堂のキッチンに配置されたまさに冷蔵冷凍庫でありレイナを満足させる物だった。
それぞれの段で温度調整が可能であり、チルド室やパーシャル室的な使い方も出来る。
食材に寄って使い分けられるでレイナとしても嬉しい機能だ。
動力源は魔石を使用しているとの事だが正直なところレイナにはよく分かっていない。
それは製造者が分かっていればいい事であって使用する人間は機能が分かっていれば問題ないだろう。
魔導具を自分で作ってみたいと言っていたレイナとしては、それではいけない気はするが、食材をどう保存して料理に生かそうと考えている状態では機構について考える事が難しいのも仕方がないのかもしれない。
そんなレイナの元に見た事ある二人の女性がやってくる。
クリスティーナの友人であるご令嬢達だ。
「レイナさん実は折り入ってお願いがありますの」
以前とは違う令嬢たちの態度に違和感を覚えつつもレイナは話を聞く事にする。
「実はクリスティーナ様の弟君の事なのですが、ご病気でして長い間病床に伏しているのです」
レイナとしてはクリスティーナに弟がいる事も知らないし、病にかかっている事も初耳だ。
「色々な方に診察していただいていているのですが、王宮回復師でも一向に改善されない様なのです」
「それは不憫な事ですね」
王宮の回復師と言えば国の最高峰の医療機関である。
それでも治らないとなると重い病気であると言う事が分かる。
しかし不思議なのは令嬢達が何故レイナにその話をするのかと言う事だ。
この国にレイナが来てからは周りから見ればレイナは変わった事をするメイドと言う印象ぐらいしかないはず。
レイナが特別な薬草を作れる事を知っている人間は限られているし、彼女達が知っているとは考え難い。
ではクリスティーナはどうかと言うと彼女も知らない可能性が高いとレイナは考えている。
イーサンやサムエルから漏れる可能性はあるが二人がクリスティーナに話すかと言うと疑問だ。
重大な案件を簡単に漏らすとは思えない。
「一度クリスティーナ様とお話しいただいて、出来る事なら力になっていただきたいのです」
話ぶりからすると彼女達も確信がある訳でも無い様で、可能性があるなら力になって欲しいと言う感じだ。
令嬢達はクリスティーナの為に良く思ってもいないレイナに頭を下げるあたり本当にクリスティーナが大切なのだろうとレイナは令嬢達の評価を改めた。
誰かの為に気に入らない人間に頭を下げるなど中々出来る事では無い。
たとえそれが彼女達の演技だったとしても、レイナは心に来るものがあった。
「分かりました。お力になれるか分かりませんがクリスティーナ様にお話しを聞いてみます」
「本当ですか! ありがとうございます」
「ありがとうございます」
これは本人に会って話を聞くしか無いだろうとレイナは思う。
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