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第46話 気味が悪いですね
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「レイナの能力で何とかなりそうなのか?」
イーサンはレイナにしか聞こえない様な声で話しかけた。
クリスティーナ達に聞こえない様にしたのだろう。
そんなイーサンの気遣いにレイナは心嬉しい気持ちになる。
しかしやると決めたからには能力がバレる事など気にしていられない。
レイナは腹を決める。
プランとしてはこんな感じだ。
【拒絶】により呪いを弾き、【吸収】で呪いを封じ込める。
必要に応じて回復魔法を使いシールズの体力を回復させる。
周りにも被害が出ない様にする。
実際にはこう簡単にはいかないだろうが、この手順をレイナはイーサンに伝えた。
「そうか。無理だと思ったら諦めろ。他の方法を考える」
「うん、ありがとう。頑張ってみるね」
確かに無理ならば早急に他の方法を考えなければならない。
でもそれはレイナを気遣ってイーサンが言ったのだろうとレイナは考える。
これまでも色々と試して、そして上手くいかなかったはず。
呪いという事が分かっても解呪者に伝染するなら選択肢は少ないだろう。
だからこそ自分が完治させなければとレイナも自然と気合が入る。
レイナは弱った状態で床に臥せているシールズの手を取り言う。
「シールズ様、手を握らせて貰いますね」
体の一部に触れていた方が能力の効きがいい気がしてその様にした。
レイナの提案にシールズは少し目を開け頷く。
そんな動作が厳しいほどシールズの体は衰弱している。
レイナは息を呑み言葉を発した。
「いきます。【拒絶】!」
呪いのイメージは黒のもや。
周りの人間には見えていないがレイナにはそう見えている。
シールズの体から【拒絶】で呪いを追い出す。
「【吸収】!」
溢れてくるもやが周りと自分に付かない様にレイナは吸収していく。
レイナを敵と認識した黒いもやは暴れ出す。
シールズに取り付きレイナを攻撃する。
「ん!?」
激しく動く黒のもやを押さえつけながらレイナは【吸収】を掛ける。
更に回復魔法でシールズの体力を回復させていく。
ここまでで既に三つの能力をレイナは同時使用している。
通常ならあり得ない事だがレイナの特異な体質はそれを可能としている。
リーネと『神木れいな』という人格の複合体であるレイナは通常とは違う。
その事がレイナに特別な力を与えている。
レイナが同時に能力を使っている事は、周りの人間からも魔力を追う事でそれは認識できた。
「まさか、能力の同時使用! 三つ、いや四つか!」
【鑑定】も含めレイナは同時に四つの能力を使用している。
これは特別な事であり今まで誰も見たことが無く、出来る者はいない。
国でいないのでは無く、この世界でいないという事だ。
今回はレイナは認識阻害のブレスレットが壊れない様に魔力を流して守っている。
魔力循環と操作が上手くなったものだとレイナは満足そうに微笑む。
しかしブレスレットにひびが入ったかと思った矢先、砕け散った。
認識阻害の効果が失われる。
「レイナさん、その髪と瞳は……」
「えっ!? 何で!!」
対魔法に関しては魔力を流す事により、身に付けた物を守る事は出来る。
そうニコラも言っていた。
しかしレイナは勘違いしているが【拒絶と吸収】の能力に対しては意味が無かった。
魔力では守れない別の力であるという事がレイナは分かっていない。
この様な形で【拒絶と吸収】を使用すれば当然この様になる。
ブレスレットはあっさりと破壊された。
しかしここで解呪を止める訳にもいかない。
勿論、銀色の髪と赤い瞳はクリスティーナとシールズ達には目撃された。
しかし人の命と比べるべくも無く、容姿の問題など今は気にする時ではない。
「もう少し!!」
レイナは解呪を続行する。
イーサンはレイナにしか聞こえない様な声で話しかけた。
クリスティーナ達に聞こえない様にしたのだろう。
そんなイーサンの気遣いにレイナは心嬉しい気持ちになる。
しかしやると決めたからには能力がバレる事など気にしていられない。
レイナは腹を決める。
プランとしてはこんな感じだ。
【拒絶】により呪いを弾き、【吸収】で呪いを封じ込める。
必要に応じて回復魔法を使いシールズの体力を回復させる。
周りにも被害が出ない様にする。
実際にはこう簡単にはいかないだろうが、この手順をレイナはイーサンに伝えた。
「そうか。無理だと思ったら諦めろ。他の方法を考える」
「うん、ありがとう。頑張ってみるね」
確かに無理ならば早急に他の方法を考えなければならない。
でもそれはレイナを気遣ってイーサンが言ったのだろうとレイナは考える。
これまでも色々と試して、そして上手くいかなかったはず。
呪いという事が分かっても解呪者に伝染するなら選択肢は少ないだろう。
だからこそ自分が完治させなければとレイナも自然と気合が入る。
レイナは弱った状態で床に臥せているシールズの手を取り言う。
「シールズ様、手を握らせて貰いますね」
体の一部に触れていた方が能力の効きがいい気がしてその様にした。
レイナの提案にシールズは少し目を開け頷く。
そんな動作が厳しいほどシールズの体は衰弱している。
レイナは息を呑み言葉を発した。
「いきます。【拒絶】!」
呪いのイメージは黒のもや。
周りの人間には見えていないがレイナにはそう見えている。
シールズの体から【拒絶】で呪いを追い出す。
「【吸収】!」
溢れてくるもやが周りと自分に付かない様にレイナは吸収していく。
レイナを敵と認識した黒いもやは暴れ出す。
シールズに取り付きレイナを攻撃する。
「ん!?」
激しく動く黒のもやを押さえつけながらレイナは【吸収】を掛ける。
更に回復魔法でシールズの体力を回復させていく。
ここまでで既に三つの能力をレイナは同時使用している。
通常ならあり得ない事だがレイナの特異な体質はそれを可能としている。
リーネと『神木れいな』という人格の複合体であるレイナは通常とは違う。
その事がレイナに特別な力を与えている。
レイナが同時に能力を使っている事は、周りの人間からも魔力を追う事でそれは認識できた。
「まさか、能力の同時使用! 三つ、いや四つか!」
【鑑定】も含めレイナは同時に四つの能力を使用している。
これは特別な事であり今まで誰も見たことが無く、出来る者はいない。
国でいないのでは無く、この世界でいないという事だ。
今回はレイナは認識阻害のブレスレットが壊れない様に魔力を流して守っている。
魔力循環と操作が上手くなったものだとレイナは満足そうに微笑む。
しかしブレスレットにひびが入ったかと思った矢先、砕け散った。
認識阻害の効果が失われる。
「レイナさん、その髪と瞳は……」
「えっ!? 何で!!」
対魔法に関しては魔力を流す事により、身に付けた物を守る事は出来る。
そうニコラも言っていた。
しかしレイナは勘違いしているが【拒絶と吸収】の能力に対しては意味が無かった。
魔力では守れない別の力であるという事がレイナは分かっていない。
この様な形で【拒絶と吸収】を使用すれば当然この様になる。
ブレスレットはあっさりと破壊された。
しかしここで解呪を止める訳にもいかない。
勿論、銀色の髪と赤い瞳はクリスティーナとシールズ達には目撃された。
しかし人の命と比べるべくも無く、容姿の問題など今は気にする時ではない。
「もう少し!!」
レイナは解呪を続行する。
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