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七章 タールヴィ家とイザート家
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御前会議が近づき、いつも通っていた王宮の外回廊が警備強化のため封鎖されてしまったので、ルイは仕事場所を変更せざるを得なくなった。しばらくのあいだは、外壁をぐるりと回りこんで迎賓館の裏手から風を吹かせることになる。移動する際はわざわざ建物内を渡り歩かなければならず、遠回りを強いられた。
ある日の夕方、ルイはライオルと一緒に王宮の廊下を歩いていた。ルイの夕方の仕事が終わり、屋敷に戻るところだった。
廊下のあちこちに守衛師団第一大隊の兵士が立って警護している。これだけの人の目があれば安全だが、ルイは兵士の前を通り過ぎるたびに背中に視線を感じる気がして、どうにも落ち着かなかった。
王宮の勤め人ともよくすれ違った。しかし、ルイが一人で歩いていても、地上の人間だからととやかく言う人はもう誰もいなかった。
ふと、前から蜂蜜色の髪の若い女性が歩いてきた。きれいなすみれ色のドレスを着て侍女を連れているので、身分の高い女性だとすぐにわかった。ルイはさりげなく脇によけて道を譲ったが、彼女はライオルを見ると足を止めた。
「ライオル!」
彼女はぱっと花開いたように笑った。ライオルは目を丸くした。
「ユーノ……? 久しぶりだな」
「わあ、こんなに早く会えるなんて運がいいわ。パーティーまでお預けだと思ってた」
「お前がここにいるとは……シャムス様と一緒に来たのか?」
「そう、今回は一緒に来たの」
「そうだったのか。長旅でまた具合を悪くしなかったか?」
「平気平気。ちゃんと鍛えて丈夫になったんだから」
「それはよかった。もうカリバン・クルスにも出てこられるようになったんだな」
ルイはユーノと呼ばれた女性をライオルの背後からそっと眺めた。きれいな長い髪を結い上げた、かわいらしい細身の美女だ。まぶしいほどの美貌を持ちやや近寄りがたいイオンとは違い、親しみやすさのある可憐な女性だった。ライオルと旧知の仲らしく、深緑の大きな目を輝かせて、ころころと笑いながら話をしている。ライオルもとても嬉しそうだった。
「カリバン・クルスに来るのはあのとき以来だろ?」
「うん、そう。本当になつかしいわ。あのとき、ライオルはギレットと私を取り合ってたよね。喧嘩の原因はそれでしょ」
「そんなこともあったかな」
「あはは。あなたも大人になったのね。背も伸びた気がする」
「七年も経てばな。お前もさらにきれいになったんじゃないか?」
「ありがとう」
ユーノは照れくさそうに笑った。ユーノはまだ話し足りなさそうだったが、人と会う約束があるらしく、侍女にせかされてライオルに手を振りながら去っていった。ライオルは顔をほころばせてユーノを見送った。彼女の後ろ姿をいつまでも見つめている。
「誰?」
ルイがたずねた。ライオルは声をかけられてやっとルイの存在を思いだしたようだった。
「悪い、紹介すればよかったな。十九家の一つ、イザート家当主シャムスの娘のユーノだよ。七年前のパーティーで会ったことがあるんだ。あのときユーノはカリバン・クルスに少し滞在しただけで、すぐイザート地方に帰ってったんだけど、イザート地方はかなり遠いから長旅が堪えて体調を崩してしまったんだ。それでそれ以来カリバン・クルスには来てなかったんだけど、また来られるようになったみたいだな」
ライオルはまだユーノの歩いて行った方角を眺めている。
「ふうん……」
ルイはリーゲンスの王城で息の詰まるような日々を送っていたから、なつかしむような思い出はほとんど持ち合わせていない。でも、ライオルはルイと出会う前からずっと海の国で楽しく暮らしていたのだ。好きな女の子をほかの男の子と取り合うような、甘酸っぱい思い出も持っているらしい。ルイはなんだかのけ者にされた気がした。
帰宅して自室に戻ったルイは、着替えを持ってきたテオフィロにたずねた。
「ねえテオフィロ、ユーノ・イザートってどんな人?」
テオフィロはルイに着替えを渡しながら小首をかしげた。
「ユーノ様ですか? どうして急に? まさかお会いしたんですか?」
「うん。たまたま王宮でばったりと」
「へええ、またカリバン・クルスに来たんですね。なつかしい。何年ぶりでしょうか」
「七年ぶりだって、ライオルが言ってた」
「はあーもうそんなに経つんですねえ……」
テオフィロは過去を見はるかすかのように目を細めた。
「毎年、御前会議が終わると王宮でパーティーが催されるんですよ。十九家の当主とその一家と、ほかにもたくさんの招待客が集まる大きなパーティーです。領地にいる十九家の子息たちも年頃になればだいたい来ます。ユーノ様は七年前に初めてパーティーに来ました。ライオル様はすでに海王軍に入ってカリバン・クルスに住んでいましたから、その前から参加していたんですけどね」
「へえ」
「当時のユーノ様は絶世の美少女でした。明るい笑顔がとてもかわいくて、もうみんな釘付けですよ。ライオル様もその一人でした」
テオフィロはおかしそうに笑った。
「パーティーの最中、ライオル様ががんばってユーノ様に話しかけているところにギレット様がやってきました。ギレット様はすでにユーノ様と顔見知りだったので、急に出てきたライオル様が邪魔でしょうがないご様子でした。で、二人はユーノ様に気づかれないようにお互いの足を引っ張り合いはじめました。端から見ていると丸わかりなんですけど、ご本人たちはとても真剣でした」
「……あの二人の仲が悪いのって、もしかしてそれが原因なのか?」
「発端はそうでしょうね。実は似たもの同士なんですよ」
ルイは軍服を着替えながら話の続きを聞いた。
「パーティーが終わってからも、ユーノ様はしばらくカリバン・クルスにいましたから、会う機会は何度もありました。でも、ユーノ様とライオル様が一緒にいるとギレット様が割りこんで、逆にユーノ様とギレット様が一緒にいると必ずライオル様が割りこんでました。お二人ともいらいらしていて、ある日とうとうとっくみあいの喧嘩になってしまったんです」
ルイの知るライオルからは想像もできない姿だ。十代のライオルはそれなりに猪突猛進だったようだ。
「喧嘩のあと、ライオル様はマリクシャ様にこっぴどく叱られました。外であんなことしでかしたんですから、まあ当然です。王太子候補の自覚はあるのか! って怒られてました」
「そりゃ喧嘩はよくないよな」
「ギレット様にさんざん殴られたあとだったのに、アマタ様に容赦なく鉄拳制裁を加えられて……さすがのライオル様もすっかり意気消沈して外に出なくなってしまいました。そのあいだにユーノ様はイザート地方に帰ってしまって、それっきりだったんです。ライオル様は昔からモテましたけど、お一方にこだわったのはあのときくらいでしたね」
「そうだったんだ……だからあんなに嬉しそうにしていたんだな」
さよならも告げられずに別れた相手と七年ぶりに再会できたライオルは、見たこともない優しい笑みを浮かべていた。きっとまだくすぶる想いがあるのだろう。
「まあ今は他国まで追いかけて連れ戻すくらい誰かさんにこだわってますけど……聞いてます?」
ルイは考え事をしながら着替えを済ませ、テーブルに置かれた焼き菓子をもそもそと食べた。テオフィロはルイの顔をじっとのぞきこんだ。
「……ルイ様、言っておきますが、七年前の話ですよ。昔のことですからね」
「え? うん、わかってるよ」
「十八歳のライオル様は馬鹿だったというだけの話ですよ。今ユーノ様とどうこうあるわけじゃありませんよ」
「別にどうでもいいよそんなこと。俺に関係ない」
ルイは口をとがらせて言い返した。
ある日の夕方、ルイはライオルと一緒に王宮の廊下を歩いていた。ルイの夕方の仕事が終わり、屋敷に戻るところだった。
廊下のあちこちに守衛師団第一大隊の兵士が立って警護している。これだけの人の目があれば安全だが、ルイは兵士の前を通り過ぎるたびに背中に視線を感じる気がして、どうにも落ち着かなかった。
王宮の勤め人ともよくすれ違った。しかし、ルイが一人で歩いていても、地上の人間だからととやかく言う人はもう誰もいなかった。
ふと、前から蜂蜜色の髪の若い女性が歩いてきた。きれいなすみれ色のドレスを着て侍女を連れているので、身分の高い女性だとすぐにわかった。ルイはさりげなく脇によけて道を譲ったが、彼女はライオルを見ると足を止めた。
「ライオル!」
彼女はぱっと花開いたように笑った。ライオルは目を丸くした。
「ユーノ……? 久しぶりだな」
「わあ、こんなに早く会えるなんて運がいいわ。パーティーまでお預けだと思ってた」
「お前がここにいるとは……シャムス様と一緒に来たのか?」
「そう、今回は一緒に来たの」
「そうだったのか。長旅でまた具合を悪くしなかったか?」
「平気平気。ちゃんと鍛えて丈夫になったんだから」
「それはよかった。もうカリバン・クルスにも出てこられるようになったんだな」
ルイはユーノと呼ばれた女性をライオルの背後からそっと眺めた。きれいな長い髪を結い上げた、かわいらしい細身の美女だ。まぶしいほどの美貌を持ちやや近寄りがたいイオンとは違い、親しみやすさのある可憐な女性だった。ライオルと旧知の仲らしく、深緑の大きな目を輝かせて、ころころと笑いながら話をしている。ライオルもとても嬉しそうだった。
「カリバン・クルスに来るのはあのとき以来だろ?」
「うん、そう。本当になつかしいわ。あのとき、ライオルはギレットと私を取り合ってたよね。喧嘩の原因はそれでしょ」
「そんなこともあったかな」
「あはは。あなたも大人になったのね。背も伸びた気がする」
「七年も経てばな。お前もさらにきれいになったんじゃないか?」
「ありがとう」
ユーノは照れくさそうに笑った。ユーノはまだ話し足りなさそうだったが、人と会う約束があるらしく、侍女にせかされてライオルに手を振りながら去っていった。ライオルは顔をほころばせてユーノを見送った。彼女の後ろ姿をいつまでも見つめている。
「誰?」
ルイがたずねた。ライオルは声をかけられてやっとルイの存在を思いだしたようだった。
「悪い、紹介すればよかったな。十九家の一つ、イザート家当主シャムスの娘のユーノだよ。七年前のパーティーで会ったことがあるんだ。あのときユーノはカリバン・クルスに少し滞在しただけで、すぐイザート地方に帰ってったんだけど、イザート地方はかなり遠いから長旅が堪えて体調を崩してしまったんだ。それでそれ以来カリバン・クルスには来てなかったんだけど、また来られるようになったみたいだな」
ライオルはまだユーノの歩いて行った方角を眺めている。
「ふうん……」
ルイはリーゲンスの王城で息の詰まるような日々を送っていたから、なつかしむような思い出はほとんど持ち合わせていない。でも、ライオルはルイと出会う前からずっと海の国で楽しく暮らしていたのだ。好きな女の子をほかの男の子と取り合うような、甘酸っぱい思い出も持っているらしい。ルイはなんだかのけ者にされた気がした。
帰宅して自室に戻ったルイは、着替えを持ってきたテオフィロにたずねた。
「ねえテオフィロ、ユーノ・イザートってどんな人?」
テオフィロはルイに着替えを渡しながら小首をかしげた。
「ユーノ様ですか? どうして急に? まさかお会いしたんですか?」
「うん。たまたま王宮でばったりと」
「へええ、またカリバン・クルスに来たんですね。なつかしい。何年ぶりでしょうか」
「七年ぶりだって、ライオルが言ってた」
「はあーもうそんなに経つんですねえ……」
テオフィロは過去を見はるかすかのように目を細めた。
「毎年、御前会議が終わると王宮でパーティーが催されるんですよ。十九家の当主とその一家と、ほかにもたくさんの招待客が集まる大きなパーティーです。領地にいる十九家の子息たちも年頃になればだいたい来ます。ユーノ様は七年前に初めてパーティーに来ました。ライオル様はすでに海王軍に入ってカリバン・クルスに住んでいましたから、その前から参加していたんですけどね」
「へえ」
「当時のユーノ様は絶世の美少女でした。明るい笑顔がとてもかわいくて、もうみんな釘付けですよ。ライオル様もその一人でした」
テオフィロはおかしそうに笑った。
「パーティーの最中、ライオル様ががんばってユーノ様に話しかけているところにギレット様がやってきました。ギレット様はすでにユーノ様と顔見知りだったので、急に出てきたライオル様が邪魔でしょうがないご様子でした。で、二人はユーノ様に気づかれないようにお互いの足を引っ張り合いはじめました。端から見ていると丸わかりなんですけど、ご本人たちはとても真剣でした」
「……あの二人の仲が悪いのって、もしかしてそれが原因なのか?」
「発端はそうでしょうね。実は似たもの同士なんですよ」
ルイは軍服を着替えながら話の続きを聞いた。
「パーティーが終わってからも、ユーノ様はしばらくカリバン・クルスにいましたから、会う機会は何度もありました。でも、ユーノ様とライオル様が一緒にいるとギレット様が割りこんで、逆にユーノ様とギレット様が一緒にいると必ずライオル様が割りこんでました。お二人ともいらいらしていて、ある日とうとうとっくみあいの喧嘩になってしまったんです」
ルイの知るライオルからは想像もできない姿だ。十代のライオルはそれなりに猪突猛進だったようだ。
「喧嘩のあと、ライオル様はマリクシャ様にこっぴどく叱られました。外であんなことしでかしたんですから、まあ当然です。王太子候補の自覚はあるのか! って怒られてました」
「そりゃ喧嘩はよくないよな」
「ギレット様にさんざん殴られたあとだったのに、アマタ様に容赦なく鉄拳制裁を加えられて……さすがのライオル様もすっかり意気消沈して外に出なくなってしまいました。そのあいだにユーノ様はイザート地方に帰ってしまって、それっきりだったんです。ライオル様は昔からモテましたけど、お一方にこだわったのはあのときくらいでしたね」
「そうだったんだ……だからあんなに嬉しそうにしていたんだな」
さよならも告げられずに別れた相手と七年ぶりに再会できたライオルは、見たこともない優しい笑みを浮かべていた。きっとまだくすぶる想いがあるのだろう。
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