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第6章 砦陥落・・・。このまま小悪魔で終わってたまるか、絶対に生き抜いてやるから。
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不覚にも俺はその時、ファル先生の声に気づかずに絶望の思念の中で希望を探していた。思えばあの時、中学生になって2度目の夏休みが終わる前日に、学校の屋上のフェンスを乗り越えた時、俺は何を考えていたんだろう?
いじめ、暴力、裏切り、あの時はあの時で、世界が真っ黒に塗りつぶされるくらいの絶望があった。明日から始まる牢獄に戻った所で何か好転するわけないと諦めきっていた。自分を殺しに刃を持って襲い掛かる敵は居なかったけど、俺は追い詰められて諦めてしまった。そう今から考えると簡単にだ。
確かに今と違って、あの時の俺の周囲には誰も居なかった。空間的には家族もクラスメイトも、先生もそれ以外の人間も近くには居た。だけど精神的というか心の距離的には、悩みを話せる友人も頼りになる大人も、近くには一人も居なかった。
それは今も変わらないかもしれない。いつも近くにいるインプも、農奴の時から顔見知りのサテルスも、救いに行ったはずなのに、なぜか自力で脱出した姉お嬢様悪魔も、誰も心の距離では近くには居ない。
なんとはなしに、近くにいるだけの存在。だが、状況は少しだけ違う。あの時は俺だけが追い詰められていたが、今は周りにいる全てが追い詰められている。
だけど、誰一人諦めようとはしていなかった。諦めても死ぬだけと知っているからなのか・・・。
「ちょっと、本当に、この馬鹿弟子!悠長に自問自答してるんじゃないわよ、どこの世界に窮地に立たされた最弱種がのんびり自分の世界に閉じこもっているってのよ、こっちを無視すんなら私も本気で怒るよ」
一瞬だけど、ファル先生の声が、あの時、屋上の柵の向こう側に立つ俺の耳元で聞こえてきた気がした。そんなはずはないのに。
「あっと、ファル先生、どうして?」
「どうして・・・じゃないわよ!莫迦弟子が窮地だから助けに来たに決まっているじゃない!ここであんたに死なれると私が困るの!あんたが死んだらまた最初から弟子とって教えて、面倒見てとか、もぅ~最悪よ、やっと黒猫との約束を果たす時が来たって感じなのに、次ってなったらいつの事になるか・・・」
ファル先生はファル先生で、異世界渡りの妖精王。しかも俺と同じで正規ルートでの異世界入りじゃなくて、黒猫に拾われて約束を代償にイレギュラーで異世界に入ってきた不法世界侵入者。その為、黒猫との約束を守るために俺に術式返しを教えてくれた恩人だ。羽虫程度の大きさだけど、その中身は妖精王と言うちょっとというかかなり変わった存在。術式の知識は、流石妖精王と言えるほどで、俺が頼れるとしたら彼女だけだ。
「ファル先生!助けてくれるんですか?」
「あったり前じゃない!その為に、き、た、の、よ!不可視の術式を使えばアンタ位簡単に隠せるんだから、火の壁が消える前に行くわよ!」
不可視の術式・・・。ゲームの種類で名前は違うけど透明化の術式って事か。
この混乱した中でなら足音なんか聞かれないだろうから、透明化したら確かに逃げられる。
でも、それで一人で逃げても、その後どうするんだ?ファル先生と一緒に旅でもするのか?それはそれで悪くないけれど、それで黒猫との約束が果たせるとは思えない。
「でも・・・」
「でももヘチマもないわよ!アンタ一人なら今すぐにでも行けるわ、もし連れて行きたいならあのインプと下級悪魔だってギリギリ大丈夫よ!ほらっ急ぎなさい」
それこそファル先生じゃないけど、ここで逃げてもう一度最初からはじめるのは酷だ。第一インプの農奴からやり直しをしても、ファル先生の様に見つかりにくいサイズでも、それなりの術式スキルも持っていない俺は、もう一度チャンスを!と思っている間に気まぐれで殺されかねない。
今まで幾人の挑戦者を闇に葬ってきたかはわからないけれど、それでも唱えるしかないお題目。チャンスは一度だけ。チャンスの神様を摑まえるには即座に挑戦する事、だってチャンスの神様には前髪しかないから通り過ぎた後では捕まえられないというお題目を。
これって漫画やアニメやラノベの世界ではよく聞くし目にもするけど、実際の現実世界でこれを実感できた人っていったい何人が居たんだろう。その何人かの成功者の裏で100万倍くらいの人が闇に落ちたのではないだろうか?
でも、今の俺に縋りつける言葉があるとすればこれだけだ。
「でも、ファル先生、チャンスは今だけかもしれない、今を逃せばただのインプで終わるかもしれない、それで次なんてありはしませんよ!」
具体的に何をどうするかなんて決まっていない。だけどただ逃げるだけと言うのも嫌だ。感情的に農園に居た頃より他の悪魔が仲間扱いしてくれたとか、ちょっと老練な将軍を頼りにしていた自分がなんかムカツクとか、理由はごっちゃごちゃになって、旨く纏まらないけれど
「そう、そんな見た目でも男の子なんだアンタ、一泡吹かせないと納得いかないって事か・・・、馬鹿ね」
「そうそう、それそれ!なんか納得いかないから一泡吹かせたいって事!ってファル先生一泡吹かせるって具体的にどんな感じ?」
なんとなく見返してやるとか的な意味の言葉なんだろうし、知らない言葉じゃない。だけどよくよく考えてみれば一泡吹かせるってなんだ?シャボン玉を作るためにふ~って吹くストローみたいなアレか?でもそれで一泡吹かせてやるぜってどういう意味?
「そんなの知らないわよ、アンタの世界の言葉でしょうがっ!無事に約束を果たした後で暇があったら調べればっ,それより今は」
「どうするか、だね」
とにもかくにも、何をするにでもその結果がちゃんと報酬になる様に画策する必要がある。前の姉お嬢様を救出した時の褒章だってまだ何も貰っていない。そこら辺をあいまいにすると、所詮インプだから餌でも与えておけばいいだろうとなってしまう。ここは悪魔らしくきっちりと契約の形にもっていかなければな。
「おい小娘、ここは我と我の配下が何とかしてやろう、代りに小娘、お前は我と我が配下を昇進させ、それなりの地位につける事を悪魔として約束しろ、さすれば面白いものを見せてやろう」
姉お嬢様悪魔の耳元で、台詞の割には情けないレベルの声音で伝えてみる。なにせ周りの中級悪魔とかに聞かれたら無礼者!とか言われてズタボロにされるかもしれないからだ。
姉お嬢様悪魔に俺の魔王プレイが通じるのは賭けだ。あの時、一応はインプの癖して上級悪魔である姉お嬢様悪魔の術式を確かに打ち破った。
見た目はインプだが実は魔王と言う設定的には、これとないアピールになったはずなんだが、それ以降、姉お嬢様悪魔と接点がなかったせいで、どう思われているのかはわからない。
姉お嬢様悪魔は俺の声に、一瞬だけ嬉しそうにほほ笑みかけたが、その次の瞬間、声の主がインプである俺だと気づくと、すごく嫌そうな顔で
「なに?こんな時に遊び?ごっこ遊び?してるのインプって・・・魔王?あ~はいはいそんな魔王ごっこしたい年頃なんだっけね、ん?それでこっちは忙しくて開いてあげてる暇はないんだけれど?」
こいつ・・・。あの時わざわざ敵陣まで救いに行った俺たちを忘れてやがる。インプが状況を読まずに魔王ごっこで遊んでいるとでも思ったのか?
「術式を返した俺を忘れて、まだ生きていたのかはこちらのセリフだ、上級悪魔の術式を本当にただのインプに返されたとなれば、俺なら恥ずかしくて表に顔も出せんがな」
その言葉でやっと思い出したのか、嫌そうな顔に気持ち悪そうな顔を足して2で割ったような表情でこちらを見て来る。あの時は全裸にシーツで作ったワンピースだったが、今は高級そうな軽装鎧。こちらはあの時も今も変わらず粗末な皮鎧とインプの体には大きなナイフ。背中には子供が使うような小さな弓を背負っている。
「それで?魔王を騙るインプ様?インプを騙る魔王様?どっちでもいいけど、忙しいのは変わらないのよね、もう逃げるにも逃げられないし、後は死ぬか捕らえられるかだけで、この前みたいに味方が救いに来ることも無い、お先真っ暗コースなんだけどなにか!?」
救出に行った時もそうだったけど、とにかくこの姉お嬢様悪魔は圧が強い。上級悪魔なんだから当然とも言えようが、先ほどこちらをただのインプと見ていた時よりも声は低く、野生動物でも逃げ出しそうな圧がある。
こっちが本性だろうな・・・。人間でも追いつめられると本性が出ると言うもんな。
「だからだ、それを我が助けてやろうと言うのだ、代りに我が配下に相応しき褒章を与える様に・・・」
「なんだか知らないけれど、助けてくれるって言うなら誰でもいいから助けてほしいわね、その後の話は私たちが与えられる立場なら、何とかしようじゃない死ぬより辛い奴隷で生きるよりは、何とかしてくれるって言うならこっちも何とかするだけの話よ」
意外と姉お嬢様悪魔は漢だった。
いじめ、暴力、裏切り、あの時はあの時で、世界が真っ黒に塗りつぶされるくらいの絶望があった。明日から始まる牢獄に戻った所で何か好転するわけないと諦めきっていた。自分を殺しに刃を持って襲い掛かる敵は居なかったけど、俺は追い詰められて諦めてしまった。そう今から考えると簡単にだ。
確かに今と違って、あの時の俺の周囲には誰も居なかった。空間的には家族もクラスメイトも、先生もそれ以外の人間も近くには居た。だけど精神的というか心の距離的には、悩みを話せる友人も頼りになる大人も、近くには一人も居なかった。
それは今も変わらないかもしれない。いつも近くにいるインプも、農奴の時から顔見知りのサテルスも、救いに行ったはずなのに、なぜか自力で脱出した姉お嬢様悪魔も、誰も心の距離では近くには居ない。
なんとはなしに、近くにいるだけの存在。だが、状況は少しだけ違う。あの時は俺だけが追い詰められていたが、今は周りにいる全てが追い詰められている。
だけど、誰一人諦めようとはしていなかった。諦めても死ぬだけと知っているからなのか・・・。
「ちょっと、本当に、この馬鹿弟子!悠長に自問自答してるんじゃないわよ、どこの世界に窮地に立たされた最弱種がのんびり自分の世界に閉じこもっているってのよ、こっちを無視すんなら私も本気で怒るよ」
一瞬だけど、ファル先生の声が、あの時、屋上の柵の向こう側に立つ俺の耳元で聞こえてきた気がした。そんなはずはないのに。
「あっと、ファル先生、どうして?」
「どうして・・・じゃないわよ!莫迦弟子が窮地だから助けに来たに決まっているじゃない!ここであんたに死なれると私が困るの!あんたが死んだらまた最初から弟子とって教えて、面倒見てとか、もぅ~最悪よ、やっと黒猫との約束を果たす時が来たって感じなのに、次ってなったらいつの事になるか・・・」
ファル先生はファル先生で、異世界渡りの妖精王。しかも俺と同じで正規ルートでの異世界入りじゃなくて、黒猫に拾われて約束を代償にイレギュラーで異世界に入ってきた不法世界侵入者。その為、黒猫との約束を守るために俺に術式返しを教えてくれた恩人だ。羽虫程度の大きさだけど、その中身は妖精王と言うちょっとというかかなり変わった存在。術式の知識は、流石妖精王と言えるほどで、俺が頼れるとしたら彼女だけだ。
「ファル先生!助けてくれるんですか?」
「あったり前じゃない!その為に、き、た、の、よ!不可視の術式を使えばアンタ位簡単に隠せるんだから、火の壁が消える前に行くわよ!」
不可視の術式・・・。ゲームの種類で名前は違うけど透明化の術式って事か。
この混乱した中でなら足音なんか聞かれないだろうから、透明化したら確かに逃げられる。
でも、それで一人で逃げても、その後どうするんだ?ファル先生と一緒に旅でもするのか?それはそれで悪くないけれど、それで黒猫との約束が果たせるとは思えない。
「でも・・・」
「でももヘチマもないわよ!アンタ一人なら今すぐにでも行けるわ、もし連れて行きたいならあのインプと下級悪魔だってギリギリ大丈夫よ!ほらっ急ぎなさい」
それこそファル先生じゃないけど、ここで逃げてもう一度最初からはじめるのは酷だ。第一インプの農奴からやり直しをしても、ファル先生の様に見つかりにくいサイズでも、それなりの術式スキルも持っていない俺は、もう一度チャンスを!と思っている間に気まぐれで殺されかねない。
今まで幾人の挑戦者を闇に葬ってきたかはわからないけれど、それでも唱えるしかないお題目。チャンスは一度だけ。チャンスの神様を摑まえるには即座に挑戦する事、だってチャンスの神様には前髪しかないから通り過ぎた後では捕まえられないというお題目を。
これって漫画やアニメやラノベの世界ではよく聞くし目にもするけど、実際の現実世界でこれを実感できた人っていったい何人が居たんだろう。その何人かの成功者の裏で100万倍くらいの人が闇に落ちたのではないだろうか?
でも、今の俺に縋りつける言葉があるとすればこれだけだ。
「でも、ファル先生、チャンスは今だけかもしれない、今を逃せばただのインプで終わるかもしれない、それで次なんてありはしませんよ!」
具体的に何をどうするかなんて決まっていない。だけどただ逃げるだけと言うのも嫌だ。感情的に農園に居た頃より他の悪魔が仲間扱いしてくれたとか、ちょっと老練な将軍を頼りにしていた自分がなんかムカツクとか、理由はごっちゃごちゃになって、旨く纏まらないけれど
「そう、そんな見た目でも男の子なんだアンタ、一泡吹かせないと納得いかないって事か・・・、馬鹿ね」
「そうそう、それそれ!なんか納得いかないから一泡吹かせたいって事!ってファル先生一泡吹かせるって具体的にどんな感じ?」
なんとなく見返してやるとか的な意味の言葉なんだろうし、知らない言葉じゃない。だけどよくよく考えてみれば一泡吹かせるってなんだ?シャボン玉を作るためにふ~って吹くストローみたいなアレか?でもそれで一泡吹かせてやるぜってどういう意味?
「そんなの知らないわよ、アンタの世界の言葉でしょうがっ!無事に約束を果たした後で暇があったら調べればっ,それより今は」
「どうするか、だね」
とにもかくにも、何をするにでもその結果がちゃんと報酬になる様に画策する必要がある。前の姉お嬢様を救出した時の褒章だってまだ何も貰っていない。そこら辺をあいまいにすると、所詮インプだから餌でも与えておけばいいだろうとなってしまう。ここは悪魔らしくきっちりと契約の形にもっていかなければな。
「おい小娘、ここは我と我の配下が何とかしてやろう、代りに小娘、お前は我と我が配下を昇進させ、それなりの地位につける事を悪魔として約束しろ、さすれば面白いものを見せてやろう」
姉お嬢様悪魔の耳元で、台詞の割には情けないレベルの声音で伝えてみる。なにせ周りの中級悪魔とかに聞かれたら無礼者!とか言われてズタボロにされるかもしれないからだ。
姉お嬢様悪魔に俺の魔王プレイが通じるのは賭けだ。あの時、一応はインプの癖して上級悪魔である姉お嬢様悪魔の術式を確かに打ち破った。
見た目はインプだが実は魔王と言う設定的には、これとないアピールになったはずなんだが、それ以降、姉お嬢様悪魔と接点がなかったせいで、どう思われているのかはわからない。
姉お嬢様悪魔は俺の声に、一瞬だけ嬉しそうにほほ笑みかけたが、その次の瞬間、声の主がインプである俺だと気づくと、すごく嫌そうな顔で
「なに?こんな時に遊び?ごっこ遊び?してるのインプって・・・魔王?あ~はいはいそんな魔王ごっこしたい年頃なんだっけね、ん?それでこっちは忙しくて開いてあげてる暇はないんだけれど?」
こいつ・・・。あの時わざわざ敵陣まで救いに行った俺たちを忘れてやがる。インプが状況を読まずに魔王ごっこで遊んでいるとでも思ったのか?
「術式を返した俺を忘れて、まだ生きていたのかはこちらのセリフだ、上級悪魔の術式を本当にただのインプに返されたとなれば、俺なら恥ずかしくて表に顔も出せんがな」
その言葉でやっと思い出したのか、嫌そうな顔に気持ち悪そうな顔を足して2で割ったような表情でこちらを見て来る。あの時は全裸にシーツで作ったワンピースだったが、今は高級そうな軽装鎧。こちらはあの時も今も変わらず粗末な皮鎧とインプの体には大きなナイフ。背中には子供が使うような小さな弓を背負っている。
「それで?魔王を騙るインプ様?インプを騙る魔王様?どっちでもいいけど、忙しいのは変わらないのよね、もう逃げるにも逃げられないし、後は死ぬか捕らえられるかだけで、この前みたいに味方が救いに来ることも無い、お先真っ暗コースなんだけどなにか!?」
救出に行った時もそうだったけど、とにかくこの姉お嬢様悪魔は圧が強い。上級悪魔なんだから当然とも言えようが、先ほどこちらをただのインプと見ていた時よりも声は低く、野生動物でも逃げ出しそうな圧がある。
こっちが本性だろうな・・・。人間でも追いつめられると本性が出ると言うもんな。
「だからだ、それを我が助けてやろうと言うのだ、代りに我が配下に相応しき褒章を与える様に・・・」
「なんだか知らないけれど、助けてくれるって言うなら誰でもいいから助けてほしいわね、その後の話は私たちが与えられる立場なら、何とかしようじゃない死ぬより辛い奴隷で生きるよりは、何とかしてくれるって言うならこっちも何とかするだけの話よ」
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※小説家になろう様にも掲載しています。
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