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第4章 腹ペコ幼女、森を行く
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「あれって・・・」
家の前がなんだか騒がしい。背の高い赤髪の男性が大きな声を出して家の中に何か言っている。その声は父親の者とも違う少し掠れた部分のある声で、普段から大きな声を出す事になれた人の様に思える。肌も茶色っぽく良く焼けていて、少し怖いチョイ悪親父みたいだ。
そのチョイ悪親父が家の中に向かって大声を張り上げている。
私は関わり合いになりたくないので、どこかに隠れようと思ったら、一緒について来てくれていたユルヘンがスヒァーの柵を指差した。
ドア前から死角になるように柵まで移動して、スヒァーさん達の隙間にお邪魔する。もこもこの毛が、私たちの体を隠してくれる。
「むーむー」
と、少し不満そうだったスヒァーさん達だったけど、ユルヘンが軽く鼻の上を撫でると、気持ちよさそうにすぐ機嫌を直してくれた。
チョイ悪親父のがなり声に気づいて、中からドアがあく。開けたのはもちろん母親、それとくっついているようなシーム兄の姿も見える。マザコンかっていいたいけど、八歳とか言っていたし、私的にはぎりぎり許される範囲かな。こっちの世界では子供の期間も短いっぽいから、それも評点に入れておこう。
「って、全然きこえな~い!」
スヒァーさんたちの柵から玄関まで、私の足で大体四十歩の距離があった。姿は見えるけど、がなり声をやめたチョイ悪親父の声も、それに応対している母親の声も聞こえない。
「だめ、さすがにね・・・」
期待をこめてユルヘンを見つめるが、彼も声は聞こえない。走る速さはすごいから、その他の事でも何かあるんじゃないかと期待してしまう。だって妖精とか妖精女王から貰った魔法の道具とかあるんだよ?異世界出身でノンチートの私はともかく、この世界生粋のユルヘンならってね。
「だよねぇ~そんな簡単な話じゃないよね」
話の内容は聞こえないけど、ずっとドアの前で応対しているのは母親とユルヘンだけだ。大事な客人なら中に迎え入れるだろうし、そうでなくとも家の主人が応対するだろう。でも対応しているのが母親と言うことは赤髪のお父さんはまだ帰っていないということだ。それなら長居は無用。ここは危険地帯だ。
「おいハル、なんだお前たちには聞こえないのか?」
空中にぽんっとダルマジロが現れた。長い二本の尾をゆらゆらさせている姿に、思わず猫じゃらしに飛びつくように、引っ張ってやろうかって思ってしまう。それをやったら、どっちが猫かわからないってなるけど。
「ジローは聞こえるの?」
「当たり前だ、我を誰だと思っている?ケットシー界の王族ぞ、人の声など百里の先でも聞いて見せようぞ」
妖精女王から派遣される時にはすごく嫌そうで、謁見が終わったらすぐにどこかに消えていたくせに偉そうだ。私が無理にもふもふしたせいかもしれないけど・・・。
「じゃあ、なんて言ってるの?」
「ふむ、どうやら誰かが狩で怪我をした、命に関わる怪我ではないが、すぐに動かすのはやめて小屋に置いてきたと男は言っているぞ」
ふぅん、狩で怪我ってするんだ、鹿でも追いかけて木の根に足でもとられたのかな?なんて私は思った。それなら捻挫くらいだろうし、大事をとって山道を降りるのは延期したって話かな?
えっと、でもちょっと待って。今のタイミングで、狩で怪我して帰れないって絶対に赤髪父の話だよねぇ。だって私の家に知らせに来ているし・・・。
そういえば叔父の狩を手伝うって言っていたし、さっきから話しているチョイ悪親父も赤髪だし、遠くからだけど、どことなく父親に似ているかもしれない。
「おっと、あの女がしゃべり出したぞ、なになに、今は畑も忙しいし、すぐには迎えに人は出せない、無理に動かして悪化したら困るから、しばらく叔父さんの小屋で養生させてくれ、だそうだ」
うぉおい!それって私の家族で唯一の味方っぽい赤髪父がしばらく帰ってこないってことじゃない?
「でも、しばらくって二~三日のことよね?それなら少しだけ頑張ってみれば何とか・・・」
骨折はしたことないけど、捻挫くらいなら私にも経験がある。確かに捻った直後は痛いけど、次の日になれば我慢してれば歩ける程度にはなる。
赤髪父は私と違って頑丈そうだし、どうせすぐに帰ってくるだろう。
そう思ったんだけど、ダルマジロの言葉がそんな私の期待を簡単に打ち砕いた。
「命には別状はないんだが、ブクスフィの呪いでも受けたのか右足の脹脛が腫れて倍くらいになっている、死にはしないが一生、走れなくなるかもしれない、だから誰か見舞いに来てほしいと男が言ってるぞハル・・・」
「それって」
重症じゃん!ぜったい病院行かなきゃいけない話だよね?悠長に小屋で寝かせておいて言い話じゃないよね絶対!走れなくなるって、足を切断とか?痛っ、想像するだけで痛いよ。
ぶっちゃけ私の中で、あの赤髪父は優しそうな人ってだけで、親としての愛情はないと思う。言うなれば新人に優しい部活の先輩みたいな感じだ。
それでも、足がなくなるかもしれないと聞いたら、何とかしたいと思う、思うのに、だけど
「なになに、あの女はそれでも誰も行けない、今期の収穫は今にかかっているんだから、これを疎かにしたら領主様の所で働いている娘の顔もたたない、治癒術士でもない私たちが行ったところで変わらない、だからやっぱり誰も行けない、だそうだ、人間は薄情だな」
本当にダルマジロが言うとおりだ。
怪我をして心が弱っているときに、頭を撫でたり、手を握るだけでも違うのに、それを仕事が忙しいからって顔も見せにいかないなんて。
「ハル・・・、そんなにイライラしちゃだめだよ、ばれちゃうよ」
私はいつの間にかユルヘンに両肩を抑えられていた。今にも飛び出しそうに見えたからみたい。そんなつもりはなかったけど、話を聞いていてイライラしたのは事実だ。
誰も行かないなら、私が行ってやる。どうせ私には仕事なんかないし、あってもで出来ないしで、この家では完全に味噌っかすだ。昨日は追い出されていたし・・・。
「しかし本当にブクスフィの呪いだと大変なことだぞ」
「ジロー、ブクスフィってなんなの?」
家から離れて、妖精の泉の近くで赤髪父のお見舞い準備を開始しようとした所でダルマジロが口を開いた。
「ブクスフィというのは、総じて木の精霊さ、当たり前だけど妖精女王とも盟約を結んでいる古い一族だ」
「妖精女王とお友達なら、話、聞いてもらえるよね?」
「そんな簡単な話じゃないぞハル、我は一度ブクスフィの古木に会ったが、あれは頑固で人の話なんぞ聞かぬ、滅多な事で人を呪ったりはしないと思うが、もし本気で呪ったのであれば、その解呪は妖精女王自身でも難しいぞ」
ひどい!
この世界に来てからというもの、理不尽じゃないかなっ、名前も知らない赤髪父は私にとって、恐ろしい家族から守ってくれるかもしれない希望だったのに。
「そんなに睨まれても我は知らぬぞ、だが・・・」
「だが?」
「さっきも言ったが、ブクスフィは元来温厚な一族で、滅多に人を呪う事などしない、症状が似ておるが、あの者の勘違いという事もある」
そっか、間違いかもしれないんだ。そうだよね、あの温厚そうな赤髪父が本気で呪われるとか、ない。
「じゃあジローなら見れば判る?
「当たり前だ我を誰だと思っているんだ、古くは・・・」
またケットシーのう王族だとか、古くは人と魔物の盟約の仲立ちをしたとか、自慢話っぽいのが始まった所で、私は意識を赤髪叔父に切り替えた。
赤髪叔父は、何度か母親を説得するように大きな声を出したが、母親はまったく取り合わず、何か言いたそうにしているシーム兄の肩を押して家の中に押し込んでいた。
そして手の平を、邪魔だと言わんばかりに赤髪叔父に振ると、バタンとドアを閉めてしまった。
家の前がなんだか騒がしい。背の高い赤髪の男性が大きな声を出して家の中に何か言っている。その声は父親の者とも違う少し掠れた部分のある声で、普段から大きな声を出す事になれた人の様に思える。肌も茶色っぽく良く焼けていて、少し怖いチョイ悪親父みたいだ。
そのチョイ悪親父が家の中に向かって大声を張り上げている。
私は関わり合いになりたくないので、どこかに隠れようと思ったら、一緒について来てくれていたユルヘンがスヒァーの柵を指差した。
ドア前から死角になるように柵まで移動して、スヒァーさん達の隙間にお邪魔する。もこもこの毛が、私たちの体を隠してくれる。
「むーむー」
と、少し不満そうだったスヒァーさん達だったけど、ユルヘンが軽く鼻の上を撫でると、気持ちよさそうにすぐ機嫌を直してくれた。
チョイ悪親父のがなり声に気づいて、中からドアがあく。開けたのはもちろん母親、それとくっついているようなシーム兄の姿も見える。マザコンかっていいたいけど、八歳とか言っていたし、私的にはぎりぎり許される範囲かな。こっちの世界では子供の期間も短いっぽいから、それも評点に入れておこう。
「って、全然きこえな~い!」
スヒァーさんたちの柵から玄関まで、私の足で大体四十歩の距離があった。姿は見えるけど、がなり声をやめたチョイ悪親父の声も、それに応対している母親の声も聞こえない。
「だめ、さすがにね・・・」
期待をこめてユルヘンを見つめるが、彼も声は聞こえない。走る速さはすごいから、その他の事でも何かあるんじゃないかと期待してしまう。だって妖精とか妖精女王から貰った魔法の道具とかあるんだよ?異世界出身でノンチートの私はともかく、この世界生粋のユルヘンならってね。
「だよねぇ~そんな簡単な話じゃないよね」
話の内容は聞こえないけど、ずっとドアの前で応対しているのは母親とユルヘンだけだ。大事な客人なら中に迎え入れるだろうし、そうでなくとも家の主人が応対するだろう。でも対応しているのが母親と言うことは赤髪のお父さんはまだ帰っていないということだ。それなら長居は無用。ここは危険地帯だ。
「おいハル、なんだお前たちには聞こえないのか?」
空中にぽんっとダルマジロが現れた。長い二本の尾をゆらゆらさせている姿に、思わず猫じゃらしに飛びつくように、引っ張ってやろうかって思ってしまう。それをやったら、どっちが猫かわからないってなるけど。
「ジローは聞こえるの?」
「当たり前だ、我を誰だと思っている?ケットシー界の王族ぞ、人の声など百里の先でも聞いて見せようぞ」
妖精女王から派遣される時にはすごく嫌そうで、謁見が終わったらすぐにどこかに消えていたくせに偉そうだ。私が無理にもふもふしたせいかもしれないけど・・・。
「じゃあ、なんて言ってるの?」
「ふむ、どうやら誰かが狩で怪我をした、命に関わる怪我ではないが、すぐに動かすのはやめて小屋に置いてきたと男は言っているぞ」
ふぅん、狩で怪我ってするんだ、鹿でも追いかけて木の根に足でもとられたのかな?なんて私は思った。それなら捻挫くらいだろうし、大事をとって山道を降りるのは延期したって話かな?
えっと、でもちょっと待って。今のタイミングで、狩で怪我して帰れないって絶対に赤髪父の話だよねぇ。だって私の家に知らせに来ているし・・・。
そういえば叔父の狩を手伝うって言っていたし、さっきから話しているチョイ悪親父も赤髪だし、遠くからだけど、どことなく父親に似ているかもしれない。
「おっと、あの女がしゃべり出したぞ、なになに、今は畑も忙しいし、すぐには迎えに人は出せない、無理に動かして悪化したら困るから、しばらく叔父さんの小屋で養生させてくれ、だそうだ」
うぉおい!それって私の家族で唯一の味方っぽい赤髪父がしばらく帰ってこないってことじゃない?
「でも、しばらくって二~三日のことよね?それなら少しだけ頑張ってみれば何とか・・・」
骨折はしたことないけど、捻挫くらいなら私にも経験がある。確かに捻った直後は痛いけど、次の日になれば我慢してれば歩ける程度にはなる。
赤髪父は私と違って頑丈そうだし、どうせすぐに帰ってくるだろう。
そう思ったんだけど、ダルマジロの言葉がそんな私の期待を簡単に打ち砕いた。
「命には別状はないんだが、ブクスフィの呪いでも受けたのか右足の脹脛が腫れて倍くらいになっている、死にはしないが一生、走れなくなるかもしれない、だから誰か見舞いに来てほしいと男が言ってるぞハル・・・」
「それって」
重症じゃん!ぜったい病院行かなきゃいけない話だよね?悠長に小屋で寝かせておいて言い話じゃないよね絶対!走れなくなるって、足を切断とか?痛っ、想像するだけで痛いよ。
ぶっちゃけ私の中で、あの赤髪父は優しそうな人ってだけで、親としての愛情はないと思う。言うなれば新人に優しい部活の先輩みたいな感じだ。
それでも、足がなくなるかもしれないと聞いたら、何とかしたいと思う、思うのに、だけど
「なになに、あの女はそれでも誰も行けない、今期の収穫は今にかかっているんだから、これを疎かにしたら領主様の所で働いている娘の顔もたたない、治癒術士でもない私たちが行ったところで変わらない、だからやっぱり誰も行けない、だそうだ、人間は薄情だな」
本当にダルマジロが言うとおりだ。
怪我をして心が弱っているときに、頭を撫でたり、手を握るだけでも違うのに、それを仕事が忙しいからって顔も見せにいかないなんて。
「ハル・・・、そんなにイライラしちゃだめだよ、ばれちゃうよ」
私はいつの間にかユルヘンに両肩を抑えられていた。今にも飛び出しそうに見えたからみたい。そんなつもりはなかったけど、話を聞いていてイライラしたのは事実だ。
誰も行かないなら、私が行ってやる。どうせ私には仕事なんかないし、あってもで出来ないしで、この家では完全に味噌っかすだ。昨日は追い出されていたし・・・。
「しかし本当にブクスフィの呪いだと大変なことだぞ」
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「妖精女王とお友達なら、話、聞いてもらえるよね?」
「そんな簡単な話じゃないぞハル、我は一度ブクスフィの古木に会ったが、あれは頑固で人の話なんぞ聞かぬ、滅多な事で人を呪ったりはしないと思うが、もし本気で呪ったのであれば、その解呪は妖精女王自身でも難しいぞ」
ひどい!
この世界に来てからというもの、理不尽じゃないかなっ、名前も知らない赤髪父は私にとって、恐ろしい家族から守ってくれるかもしれない希望だったのに。
「そんなに睨まれても我は知らぬぞ、だが・・・」
「だが?」
「さっきも言ったが、ブクスフィは元来温厚な一族で、滅多に人を呪う事などしない、症状が似ておるが、あの者の勘違いという事もある」
そっか、間違いかもしれないんだ。そうだよね、あの温厚そうな赤髪父が本気で呪われるとか、ない。
「じゃあジローなら見れば判る?
「当たり前だ我を誰だと思っているんだ、古くは・・・」
またケットシーのう王族だとか、古くは人と魔物の盟約の仲立ちをしたとか、自慢話っぽいのが始まった所で、私は意識を赤髪叔父に切り替えた。
赤髪叔父は、何度か母親を説得するように大きな声を出したが、母親はまったく取り合わず、何か言いたそうにしているシーム兄の肩を押して家の中に押し込んでいた。
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