異世界の権力者  〜休職中に異世界転生したら聖騎士団長という権力者になって働きすぎてしまった結果、世界統一をしてしまった話〜

rui ji roku

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序章 

(14)団長の指示を無視する副団長は飛び続ける

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(14)
団長の指示を無視する副団長は飛び続ける

ジュピターはウァイトの身体を抱えて
首都アストロフィライトへ向かっている。

コンチネントもスカイ、フライ、スィーも
団長の指示に従い、
アストロフィライトへ向かっている。

唯一逆方向に向かっているのがウィークスである。

ブラッフロー丘陵に最速で向かっていたウィークスはディーナシーの指示を聴くも
団長の死を認められず現場へ向かう
選択をした。

本来であれば団長の指示を忠実に守る
ウィークスだが今回ばかりは
後手に回り続けたため自己責任を
感じている。

何よりも何かあった際に団長を守るのは
副団長の使命であり、
それは命を賭して全うしなければならないと思っている。

それができる力を持っているのが
聖騎士国では副団長しかいないと
ウィークスは認識している。

ウィークスが飛行をしていると
向かいから2人の聖騎士が向かってくる。

副団長の副官のセカンドとモーメント
だった。

「団長より撤退の指示がありました。
 アストロフィライトに戻りましょう」

セカンドが言葉を発する。

「わたしは団長の盾となる副団長だ。
 団長の元に向かう」

大きい声ではないがはっきりと整然とした声で答える。

「団長の指示に従ってください。
 副団長!」

モーメントが声を発する。

「おまえたちは今すぐ戻れ!」

そう言うとウィークスは
最高速度で飛行してその場を離れる。

「副団長を追いかけるぞ。」

セカンドがモーメントに声をかける。

「連れ戻そう」

モーメントがこたえる。

2人は追いかけるが副団長のスピードには
到底追いつかない。

離されるばかりである。

ウィークスはブラッフロー丘陵に着くも
そこには誰もいない。

団長の姿もなければ、
ジュピターも中央帝国皇帝も鬼人族長も。

「ライト......」

唇を噛み締めるウィークス。

そして中央帝国本陣に向けて飛び出すウィークス。
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