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1章
(40)聖騎士国はボロボロだけど法皇国にけんかを売りたい
しおりを挟む3人の遺体をサドキエル大聖堂に
安置する。
ウァイトはウィークスの時のように
生き返る可能性を期待して凍り付けにして
安置していた。
そして今回の件がどうして起きたのかを
ホール会議にて見直している。
コンチネントとスィーは重傷を負い
入院しており参加ができない。
ジュピターも裏切った上、死んでしまい、
参加はできない。
師団長で参加しているのはスカイとフライのみである。
三老聖の1人であるスァタンも
死んでいる。
参加者は、
団長、副団長、第三師団長、バトラーの
キュウイチゴ
三老聖のうち2人デイズ、ヴィーヌス、
情報局長ドキ。
この数日間でかなりの数の幹部が不在の状況となる。
ウァイトは何が何だかわからない状況で
あった。
(ジュピターが裏切ったり、
妹がいたなんて知らなかったり、
師団長ほぼ壊滅じゃん。
どうすればいいかわかんないから
もう投げる)
「みなのもの、ジュピターの件、
対応ありがとう
なぜ今回の件が起きたのか
検証をしたいと思う。
忌憚ない意見を述べてほしい」
「よろしいでしょうか」
キュウイチゴが手を上げる。
「ウァイト様がアレグライトに遠征をされ
ている際、ジュピター様は私に団長様へ
の感謝を申しておりました。
あのような事件を起こす前に
事前に心からの感謝を述べるとは
思えません。
ジュピター様の意思であのようなことを
されたとは考えられません」
みんながその意見に同意をする。
「法皇国がなにかしら暗躍していると
思われます。
私しか発動できないはずの自爆聖魔法を
ジュピターは行使しました。
ジュピターが可能なのは自爆撃魔法
なので自爆聖魔法とは質が異なります。
自爆聖魔法を行使する前に『光の宝珠』
を取り出しておりましたのでそれが
発動条件になったかと思います」
ウィークス以外は光の宝珠について
頭をかしげている。
「ウィークス、光の宝珠について
私の記憶に残っていない。
みんなにもわかるように説明を
してほしい」
「光の宝珠はそれを身につける者が
最上位聖魔法を発動することが
できます。
光の宝珠はこの世界に3つしかないと
言われております。
そのすべてを法皇国が所持しています。
その光の宝珠をジュピターが使ったと
なると法皇アントニヌスか大十字・光の
シンドラーがそれを貸したと
推測できます」
(なるほど、やはり点が線で
つながっていると考えた方が
良さそうだな)
「私の推測だが話を聞いてほしい。
妖狐族からジュピターの反旗までは
一連の流れであると思っている。
妖狐族の侵攻も法皇国が
裏で糸を引いていたという
証拠も手に入れている。
さらに今回のジュピターの件も
ウィークスの言ったとおり、
裏で糸を引いている可能性が高い。
この後もなにかしらのことをしてくると
考えられる。
法皇国はやり過ぎだと思う。
過去の聖騎士団長に代わり
ここで滅ぼしておこうと思う」
ウァイトは聖騎士国の成り立ちを知り、
法皇国と和解をして世界平和に向けて
手を打ちたいと思っていた。
だが、許せなかった。
妖狐族の件まではまだ法皇国と
和解しようと考えていた。
今回、ジュピターの命を奪う法皇国の
暗躍は度が過ぎると感じていたのだ。
「やりましょう。団長」
声を合わせてスカイとフライが同意する。
「今は止めた方が良いと思われます」
ヴィーヌスが割り込む。
「ジュピターもコンチネントもスィーも
おりません。
明らかに戦力不足です。
それに対して法皇国は大十字7騎士が
おります。
簡単には勝てないと愚考いたします」
「それも考えたが、こちらが整うのを待っ
ていれば二の手、三の手と法皇国が
手を打ってくるだろう。
そうなるとますます苦境に
立たされるのは我々だ。
こちらの戦力が減ればますます
厳しくなる。
それならば『今』を最高戦力として
奇襲を仕掛けた方が
まだ勝率は高いのではないだろうか」
「おっしゃるとおりです。
座して死を待つような提案をしてしまい
大変申し訳ございませんでした」
「では奇襲の作戦を立てよう.......」
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