異世界の権力者  〜休職中に異世界転生したら聖騎士団長という権力者になって働きすぎてしまった結果、世界統一をしてしまった話〜

rui ji roku

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1章

(53)ウィークスは闇属性にめっぽう弱い

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ウィークス本人は別行動をしていた。

手薄になるだろう法皇国の首都を狙っていた。

法皇国はネフライトに全軍を差し向けており、
首都には兵士がほとんどいない。

先ほど、ウィークスにはディーナシーから
思念伝達が届いたばかりだった。

「こちらには闇のクロルが不在」

そのおかげでウィークスは法皇の守りは
大十字の闇1人だけだと思っている。

(闇1人なら勝てる。護衛も少ない)

・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・

ウィークスは誰にもバレずに潜入を果たす。

あわよくば狙うは法皇の首。

最低でも闇のクロルは抹殺する。

ウィークスに与えられた任務は
大十字の暗殺。

守衛にバレないよう城の中を徘徊する。

「バレたっ!」

突如、足元に暗闇の沼が現れる。

ウィークスは難なくかわすが
侵入がバレたと察知する。

「ネズミが誰かと思えば………

 なぜ貴様がここにいる

 ネフライトにいたのではないか?」

クロルが不思議そうに聞く。

「………」

ウィークスは答えない。

ウィークスは聡明である。
余分な言葉は相手にさまざまな情報を
与えてしまうことを知っている。

「まあ、よいわ。

 ここで死んでもらおう」

(一対一ならこちらの勝ちだ)

ウィークスはそう思うと同時に、
先制攻撃を仕掛ける。

「ホーリースラッシュ」

剣撃は闇に飲み込まれる。

「ホーリーフィールド展開」

ウィークスは聖なる魔法で
闇のクロルを探知する。

探知にて無数のクロルを感知する。

「ホーリースラッシュ」

感知した全ての闇に剣撃を繰り出す。

「ブラックハンドトラック」

クロルが魔法を発動する。

無数の闇から漆黒の手が
ウィークスを捕まえようと伸びてくる。

「なにっ!」

剣で切り裂こうとするが切れない。

「スプラット ホーリードール」

ウィークスを中心に光をまとった人形が
無数、現れる。

無数の漆黒の手は
無数のホーリードールを捕まえる。

ウィークス本人は難を逃れる。

(光属性の攻撃が効かない。

 やはり闇は相性が悪い......)

「わたしはいつまででも
 お前と踊っていてもいいのだぞ」

「お前がここにいるとあちらの戦場は
 大助かりだからな」

「それにしてもどうやって
 ここまできたのだ」

「………………」

「答えぬのか………」

「残念だったな。わたし以外の大十字なら

 お前にはみな負けていただろうからな」

(団長の作戦を無にするわけにはいかない)

聖霊召喚  オベロン
光聖魔法陣 シャイニング
光聖魔法  サンシャイン

高速の光が時を越える。

ウィークスを中心に光の線が無数に広がる。

ウィークス最大の攻撃魔法
『セオリー オブ リレイティビィティ』

時間を凌駕する無数の光により
時を止めて闇を喰らい尽くす魔法。

全ての闇が収縮していく。

(勝った)

ウィークスは安堵する。

「うぐぐぐぐぅ………………」

クロルの呻き声が聞こえてくる。

「ぱりんっ」

何かが割れる音がする............
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