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プロローグ

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「おーい!!起きろ!
今日も遅刻するぞ!!」

俺、藤田 咲也ふじた さくやことサクは
いつも通り親友の家に行って、
親友がおきてくるのを待つ。

つか、来る前におきとけ!

「ごめん!!」

そう言っていつもニヘッと出てくる
ワンコは林 雪はやし ゆき
そして

「ユキ!弁当、また忘れてる!」

と言って、お手製弁当を持たすのが
お母さnじゃなかった
雪の兄、林 蓮はやし れん

(俺たち含め、みんな蓮にいって呼んでる)

「あぁ!ありがとう!」

「蓮兄、ありがとう。いってきます。」

「なんでいつもサクが言うのさ!
蓮兄、いってきます!」

「はいはい、いってらっしゃい!
今日も時間やばいよ!頑張れ!」

そういって全力ダッシュで
最寄り駅に行くのがいつもの朝だ


落ち着きたいとは思うけど
やっぱりこれが俺達なんだなって思う

「レン!今日、一緒に帰れない!」

「わかった。何かあるのか?」

「うん、ちょっと!」

なんだ、今日の帰りにハンバーガー食いに行こうぜって言おうとしたのに

まあ他のクラスメイトとの関係もあるしな

「・・・そうか、楽しめればいいな」

「ありがとう!」

モヤついた気持ちに蓋をして
校門をくぐった
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