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第1章
普通の女の子になりたいの!
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魔法学園見学ツアー始まるよ!
先ずは‥
何処から行きますかね?
アーライ国立魔法学園には、普通科と専門学科があるんだよ。
普通科は、2年までは成績順のクラスだけど2年になるとコース別クラスになるよ。
専門学科は、推薦制になっているよ。
魔法学科、神学科、薬学科に分かれていて魔法学科だけが2年から魔道師科、騎士科に分かれているよ。
専門学科に入るには学力試験&適性魔力検査と卒業生からの推薦が必要で狭き門になっているよ。
以前に、貴族の子女が適性もないのにゴリ押しで専門学科に入ってきた事があったから
今は試験と検査が義務づけられているよ。
例え、アーライ神様からの推薦であっても試験と適性検査は必須になってるんだよ。
不正入学は出来ないようになってるからね。
ちょっと授業風景を見てみるかい?
どの学科の授業が見たいかな?
「私は、普通科を!」
「ヒルダ様?普通科に入るおつもりですの?」
「そうよ。私、一般常識が足りないみたいだから。普通科に入りたいの。アーライの魔法学園は平民も貴族も同じクラスで学ぶって聞いているから楽しみなのよ」
「‥ヒルダ様‥私‥魔法学科に入りたいのですが‥ヒルダ様と離れるのはちょっと‥」
「マリッサは魔道師になりたいんでしょ?魔法学科にしたらよいわ。マリッサは貴族のお嬢様なのにずっと私に仕えてくれていたのだもの。そろそろ、自分のやりたい道に進むべきだわ。私も、一度聖女としての自分をリセットして普通の女の子みたいに学園生活を送りたいの!」
「ヒルダ様‥」
「ちょっと!ふたりとも泣かせるねぇ。じゃあ、普通科から見てみるかい?実力があれば2年から専門学科に変わる事も出来るから心配いらないよ。」
イシスが指をパチンと鳴らすと普通科の授業風景が壁に映し出された。
今はアーライの歴史を学ぶ時間らしく寝ている生徒が目立つ。
「私‥授業中にお昼寝したり、お友達とお手紙交換をするのが夢ですの!」
ヒルダ様‥
それダメなヤツ‥
真面目に授業聞こうよ!
先生泣いちゃうよ‥
ヒルダ様が憧れる学園生活って誰から聞いた情報なんだろうね。
◇◇◇◇
「魔法学科は、外で魔力コントロールの練習してるようだな。直接見に行ってみるかい?」
「行きたいです!」
マリッサが目をキラキラさせている。
マリッサ‥
イケオジ以外にもキラキラするんだね!
知らなかったよ!
‥と、ヒルダは思ってるはず。
何か静かだと思ったらアデル様はルイス様に呼ばれて先に帰宅したみたいだよ。
ウェルカムパーティーの準備するんだって。
楽しみだね!
◇◇◇◇
イシスの後について、学園の外に出ると生徒たちは楽しそうに魔法をぶっぱなしていた。
コントロールの練習じゃないの?
めちゃめちゃ地面が割れてるし‥
ところどころ凍ってるし‥
水びたしだし‥
みんな自由過ぎ!!
「理事長!私!魔法学科に入りたいです!みんな生き生きしてますから!」
「そうかい。じゃあ推薦文は誰に頼もうかな?あてはあるかい?」
「実は私の母が卒業生なのです。頼めば推薦文を書いてくれると思います。」
「そうなのかい?知らなかったな‥ちなみにお母様の名前を聞いてもいいかな?」
「紅の魔女メリンダと言えばわかりますか?」
「えっ?メリンダ先輩?知ってますよ!有名人だもん!マリッサちゃん‥そういえば先輩に似てるわ!」
「よく言われます!そんな似てますかね?」
「うん‥怖いくらい‥」
イシスさん‥
ちょっと怯えてるのなんで?
ヒルダは普通科、マリッサは魔法学科に決まりそうだね。
マリッサのお母様‥
アーライ出身なんだ!
どんな魔女様なのか気になるね!
ヒルダは本当に普通科でよいのかな?
神学科に入るのは嫌なのかな?
気になりながらも‥
次回へ続く!
先ずは‥
何処から行きますかね?
アーライ国立魔法学園には、普通科と専門学科があるんだよ。
普通科は、2年までは成績順のクラスだけど2年になるとコース別クラスになるよ。
専門学科は、推薦制になっているよ。
魔法学科、神学科、薬学科に分かれていて魔法学科だけが2年から魔道師科、騎士科に分かれているよ。
専門学科に入るには学力試験&適性魔力検査と卒業生からの推薦が必要で狭き門になっているよ。
以前に、貴族の子女が適性もないのにゴリ押しで専門学科に入ってきた事があったから
今は試験と検査が義務づけられているよ。
例え、アーライ神様からの推薦であっても試験と適性検査は必須になってるんだよ。
不正入学は出来ないようになってるからね。
ちょっと授業風景を見てみるかい?
どの学科の授業が見たいかな?
「私は、普通科を!」
「ヒルダ様?普通科に入るおつもりですの?」
「そうよ。私、一般常識が足りないみたいだから。普通科に入りたいの。アーライの魔法学園は平民も貴族も同じクラスで学ぶって聞いているから楽しみなのよ」
「‥ヒルダ様‥私‥魔法学科に入りたいのですが‥ヒルダ様と離れるのはちょっと‥」
「マリッサは魔道師になりたいんでしょ?魔法学科にしたらよいわ。マリッサは貴族のお嬢様なのにずっと私に仕えてくれていたのだもの。そろそろ、自分のやりたい道に進むべきだわ。私も、一度聖女としての自分をリセットして普通の女の子みたいに学園生活を送りたいの!」
「ヒルダ様‥」
「ちょっと!ふたりとも泣かせるねぇ。じゃあ、普通科から見てみるかい?実力があれば2年から専門学科に変わる事も出来るから心配いらないよ。」
イシスが指をパチンと鳴らすと普通科の授業風景が壁に映し出された。
今はアーライの歴史を学ぶ時間らしく寝ている生徒が目立つ。
「私‥授業中にお昼寝したり、お友達とお手紙交換をするのが夢ですの!」
ヒルダ様‥
それダメなヤツ‥
真面目に授業聞こうよ!
先生泣いちゃうよ‥
ヒルダ様が憧れる学園生活って誰から聞いた情報なんだろうね。
◇◇◇◇
「魔法学科は、外で魔力コントロールの練習してるようだな。直接見に行ってみるかい?」
「行きたいです!」
マリッサが目をキラキラさせている。
マリッサ‥
イケオジ以外にもキラキラするんだね!
知らなかったよ!
‥と、ヒルダは思ってるはず。
何か静かだと思ったらアデル様はルイス様に呼ばれて先に帰宅したみたいだよ。
ウェルカムパーティーの準備するんだって。
楽しみだね!
◇◇◇◇
イシスの後について、学園の外に出ると生徒たちは楽しそうに魔法をぶっぱなしていた。
コントロールの練習じゃないの?
めちゃめちゃ地面が割れてるし‥
ところどころ凍ってるし‥
水びたしだし‥
みんな自由過ぎ!!
「理事長!私!魔法学科に入りたいです!みんな生き生きしてますから!」
「そうかい。じゃあ推薦文は誰に頼もうかな?あてはあるかい?」
「実は私の母が卒業生なのです。頼めば推薦文を書いてくれると思います。」
「そうなのかい?知らなかったな‥ちなみにお母様の名前を聞いてもいいかな?」
「紅の魔女メリンダと言えばわかりますか?」
「えっ?メリンダ先輩?知ってますよ!有名人だもん!マリッサちゃん‥そういえば先輩に似てるわ!」
「よく言われます!そんな似てますかね?」
「うん‥怖いくらい‥」
イシスさん‥
ちょっと怯えてるのなんで?
ヒルダは普通科、マリッサは魔法学科に決まりそうだね。
マリッサのお母様‥
アーライ出身なんだ!
どんな魔女様なのか気になるね!
ヒルダは本当に普通科でよいのかな?
神学科に入るのは嫌なのかな?
気になりながらも‥
次回へ続く!
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