4 / 48
俺のご主人様を紹介しよう
しおりを挟む
今日は公園で昼寝でもするかな。
ご主人様をお見送りした後、俺様は近所をパトロールしながら公園へ向かっていた。
ポカポカ暖かい日差しをたっぷり浴びて昼寝するのは最高だからな!
早く行かないといい場所が埋まってしまうから急がないと…
俺様の特等席は、何処かわかるかい?
1番、直射日光が眩しいベンチ
2番、やわらかな日差しが差し込む木陰
3番、いつも公園で本を読んでいるあの娘の膝の上
4番、ホットドックの屋台の前
5番、その日の気分で変わる
何番なのか分かった人は、俺様のご主人様が経営するにゃんこ亭に来てくれたらサービスするよ。
そう言えば…
まだ、ご主人様の紹介してなかったよね?
俺様のご主人様は…
上原なな、年齢は内緒にしといてと言われたから明言はしないがアラサーってやつだ。
未婚だが、恋人はいるらしい。
俺様が見た事は無いので、まだ家には入れたくないのか、ワケありな相手なのか不明である。
休日に気合いを入れたメイクをする時があるのと、知らない匂いをつけて帰ってくる時があるから、ある程度のお付き合いをしているのは間違いない!
どんなヤツか知らないが、ご主人様を悲しませるようなら俺様が処分するつもりだ。
ご主人様は、花園通り商店街でにゃんこ亭というお弁当屋さんを経営しているのだ。
にゃんこ亭のお弁当は、女性向けのヘルシーな物から男性向けのコテコテガッツリ系まで色々選べる組み合わせ自由自在のお惣菜とご飯も銀シャリから玄米、炊き込みご飯、ピラフ、おにぎりと選べるので老若男女問わず人気がある。
お客さんの九割は予約で、朝の通勤時間帯とお昼前が込み合っている。
俺様は、にゃんこ亭の看板息子ってわけなんだが…
常に、にゃんこ亭の前で招き猫をしているかと言うと…
今みたいに、公園で昼寝したり家でゴロゴロしていたり、その日によって違う活動をしているのでにゃんこ亭に来て俺様に会える確率は極めて低いのだ。
そんな事もあり、にゃんこ亭の前に俺様がいたら今日は良い事があると勝手に言い出した者がいるらしく、花園通り商店街での俺様の人気は中々のものなのだ。
散歩中も、昼のパトロール中も可愛い女子や、にゃんこ亭の常連のマダムからよく声をかけられるので、その度に俺様は可愛い返事をして愛想を振りまいている。
諜報活動を円滑にする為にも、ひとりでも多くの女性を味方にしておかないとな!
何故かって?
猫だから人の言葉はわからないだろうと悩み相談や噂話を俺様に話してくる事がよくあるんだよ。
俺様が色んな場所で昼寝するのも、その為なんだ。
俺様をもふもふしながら、秘密の話をしてくれるからねぇ。
猫達は情報通なんだよ。
みんなも自分とこの猫に家族の愚痴言ったり、内緒の話を聞いてもらったりする事あるよね?
猫に口止めしておかないと、あなたの秘密の情報が誰かに漏れてるかもよ?
ご主人様をお見送りした後、俺様は近所をパトロールしながら公園へ向かっていた。
ポカポカ暖かい日差しをたっぷり浴びて昼寝するのは最高だからな!
早く行かないといい場所が埋まってしまうから急がないと…
俺様の特等席は、何処かわかるかい?
1番、直射日光が眩しいベンチ
2番、やわらかな日差しが差し込む木陰
3番、いつも公園で本を読んでいるあの娘の膝の上
4番、ホットドックの屋台の前
5番、その日の気分で変わる
何番なのか分かった人は、俺様のご主人様が経営するにゃんこ亭に来てくれたらサービスするよ。
そう言えば…
まだ、ご主人様の紹介してなかったよね?
俺様のご主人様は…
上原なな、年齢は内緒にしといてと言われたから明言はしないがアラサーってやつだ。
未婚だが、恋人はいるらしい。
俺様が見た事は無いので、まだ家には入れたくないのか、ワケありな相手なのか不明である。
休日に気合いを入れたメイクをする時があるのと、知らない匂いをつけて帰ってくる時があるから、ある程度のお付き合いをしているのは間違いない!
どんなヤツか知らないが、ご主人様を悲しませるようなら俺様が処分するつもりだ。
ご主人様は、花園通り商店街でにゃんこ亭というお弁当屋さんを経営しているのだ。
にゃんこ亭のお弁当は、女性向けのヘルシーな物から男性向けのコテコテガッツリ系まで色々選べる組み合わせ自由自在のお惣菜とご飯も銀シャリから玄米、炊き込みご飯、ピラフ、おにぎりと選べるので老若男女問わず人気がある。
お客さんの九割は予約で、朝の通勤時間帯とお昼前が込み合っている。
俺様は、にゃんこ亭の看板息子ってわけなんだが…
常に、にゃんこ亭の前で招き猫をしているかと言うと…
今みたいに、公園で昼寝したり家でゴロゴロしていたり、その日によって違う活動をしているのでにゃんこ亭に来て俺様に会える確率は極めて低いのだ。
そんな事もあり、にゃんこ亭の前に俺様がいたら今日は良い事があると勝手に言い出した者がいるらしく、花園通り商店街での俺様の人気は中々のものなのだ。
散歩中も、昼のパトロール中も可愛い女子や、にゃんこ亭の常連のマダムからよく声をかけられるので、その度に俺様は可愛い返事をして愛想を振りまいている。
諜報活動を円滑にする為にも、ひとりでも多くの女性を味方にしておかないとな!
何故かって?
猫だから人の言葉はわからないだろうと悩み相談や噂話を俺様に話してくる事がよくあるんだよ。
俺様が色んな場所で昼寝するのも、その為なんだ。
俺様をもふもふしながら、秘密の話をしてくれるからねぇ。
猫達は情報通なんだよ。
みんなも自分とこの猫に家族の愚痴言ったり、内緒の話を聞いてもらったりする事あるよね?
猫に口止めしておかないと、あなたの秘密の情報が誰かに漏れてるかもよ?
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
6
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる