転生したけど平民でした!もふもふ達と楽しく暮らす予定です。

まゆら

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瞬殺ミディ降臨!?

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ミレディが呼び出されたのはギルドの会議室。

「休みに悪いな。実は森に異変が起きてるらしくてな。昨日きのこ狩りに出かけた家人が戻って来ないって知らせが数件あるんだよ。俺が行けたらいいんだが、他にも様子見の案件があるから動けなくてな。すまないがちょっと見てきてくれないか?一人が不安なら誰かつけるが?」

「森だと?うちの可愛い娘も森に行ってるんだぞ!ジル!お前連絡遅いわ!」

「あのな。娘ちゃんたちはお前んとこの兎獣人に頼んで救出してあるぞ。」

「お前!それを早く言え!じゃあ行くぞ。一人で充分だ。」

見る間に転移して行くミレディに、

「あいつ意外とおかんやな。」と笑うジルであった。

その頃、ミレディは既に森の最奥にいた。

「なっ?あれは?」

十数人の男女が木の根元に倒れて眠っている。

近づいて確認すると麻痺も毒も感じられない。

魔獣の気配も感じられないがとりあえずまとめてギルドに送りつけておいた。

辺りを見渡すも何の気配もないので首を傾げていると

ふわふわと七色に光る羽根を羽ばたかせてハミングバードが現れた。

ミレディに何か伝えたそうな様子だ。

「どうしたんだ?私に用があったからみんなを眠らせたのか?」

「ミディ。久しぶりだね。元気にしてた。あのね。うちのクイーンが病気でね。ミディの旦那様の作ったお餅を食べたいって言ってるの。それでお願いしたくて。」

「わかったよ。明日になるがよいか?」

「有り難うミディ。助かるよ。森で何かあったらきっとミディかジルが様子見に来ると思ってたんだ。あっ。これ眠りの粉の中和剤だよ。みんなにのませてね。」

「有り難う。久しぶりにクイーンの顔も見たいと思ってたとこだ。では、明日な。」

「うん。待ってるよ。あの洞窟の前で待ち合わせだからね。ミディが森に入ったらわかるから迎えにくるよ。」

「了解だ。それではな。」

ミレディは次の瞬間にはギルドの会議室にいた。

「はえーな。流石だわ。それで何だって?」

「あー。悪い。私に用事があったみたいだな。さっき送りつけた住人たちにはこれを飲ませてくれ。」と中和剤の一部をジルに渡すと

「じゃあな。」

次の瞬間にはいなくなるミレディであった。

「あいつはえーな。デートに戻ったのか?いいなぁ。俺も可愛い嫁欲しいわ。」

常にモテモテのジルですが本命はまだいないみたいですね。

ジル狙いのお嬢様方チャンス到来ですよ!

手作り弁当&スイーツを持ってギルドに日参しましょう。

今なら堕ちます!多分?

その頃、ミレディは‥

パンケーキのお代わり注文して食べてます!

幸せそう。

それを見ながらニコニコしてお代わりの珈琲を飲んでるデイブ。

仕事の事は何も聞かないのです。

暗部の仕事は極秘が多いので聞かない事にしてるんですね。

「あのな。明日なんだけど注文で丸餅を頼みたいんだが。あと栗大福も。」

「数はどの位だ?」

「出来るだけでいいさ。」

「そうか。じゃあ予約の余りをまわす事にするよ。それにしても、ここの蜂蜜トーストは最高だな。パンケーキもよいが俺はこの蜂蜜トーストが一番だよ。」

嬉しそうに蜂蜜トーストを切り分け、ホイップをたっぷりのせてから蜂蜜をかけたのを満足そうに頬張るデイブを見て


この人と出逢えて良かった!と思うちょっぴり可愛らしいミレディであった。

その頃、家では未だ目覚めないアリア達‥


二人のデート終わったら中和剤飲ませてもらえるはずだからそれまで寝ていてね。

森に異変が?魔獣出現か?と思ったけどやっぱジュビアは今日も平和だね。

森に棲む人外の者からも愛される桜庵。

ミレディの非常食が桜庵の甘味だからね。

危険性のない人外にまでおやつあげちゃう?餌付けしちゃうミレディ!

旦那と旦那の作る甘味を愛してるんやね。

自分も桜庵のお餅を食べたいです。

期間限定の栗あんころ餅まだ食べてないから‥

明日自分も買いに行こうかな。

ミレディとデイブ見てたら自分も彼女欲しくなるよね‥‥

人恋しい秋だな。


本日はこの辺で!

ほったらかしの主人公たちの事忘れないでね。

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