転生したけど平民でした!もふもふ達と楽しく暮らす予定です。

まゆら

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初めての海

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ジルと共に初めて和国へ訪れたアリアはジュビアとは全く違う街並みに目を輝かせている。

山に囲まれたジュビアとは違い海に囲まれた和国。

二人が訪れたのは美しい砂浜が広がる海岸だ。

砂浜には、沢山の屋台のような出店と休憩が出来る茶屋があるようだ。

「ジルさん!

何だか良い香りがします!

あのお店のぞいてもよいですか?」

「こっちも、美味しそうなもんが売ってるぞ?」

「順番にまわりましょう!」

ふたりは、イカ焼きと七色のシロップをかけたフラッペを手にうろうろ。

他にも沢山買い込んで、茶屋のひとつに入り食べる事に。

サービスだと言われ、持ってきてくれたスイカはジュビアで見る物より、かなり、大きく甘かった!

「ジルさん!

スイカってこんなに美味しいの?

それに、冷たいうどんも美味しいね!

この生姜とネギたっぷりなの最高!」

アリアさん…

やはりミディさんの子供だけあって食べますね…

ジルは、黒蜜ときな粉をかけたところてんに、はまったらしく

「アリア…これ、永遠に食える!

ツルツルしててヤバい!

桜庵で出してたかな?

ところてんって何で出来てんの?」

ジルは安倍川餅を食べながら、ところてんで口直しをしているようです。

「私は、黒酢をかけた方々好みですわ!

サッパリとして口直しにいいですよ?」

「そうか?

ひとくちくれないか?」

ジルさん…

アーンとか…恋人らしい事するんですね?

「俺は甘い方がいいけど、女性はサッパリした方がいいのかな?

すいません!

味付けしてないところてん十人前持ち帰りで!」

ところてんが気に入ってしまったジルさんはお持ち帰りするようだ。

「海水浴が出来るっていうけど、アリアどうする?」

「私…あのような肌を露出するような服装はちょっと…」

アリアは、海辺で遊んでいる若者たちの裸体に近い服装を見て恥ずかしがっている。

「確かにあれはまずいな!

やめておこう。

もう少し、露出が少ない物をゼルダに作ってもらってからだな!

今度みんなで来た時にしようか」

「また、連れてきてくれるのですか?

みんなで来たら大変そう…

ママとジルさんが大食い対決しそうだし…」

「アリアが一緒にいる時にそこまで食べないよ?

海で遊ばないといけないからな」

楽しそうに水と戯れる人たちを眺めながら、初めての海釣りを楽しむふたり。

和国でのデートは初めて尽くし。

ジルは、冒険者から色々聞いて計画を立てたようですね。







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