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第二部第一章Ⅴ
約束~休日の過ごし方~
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「瑠璃ちゃん、お待たせ」
「翔せんぱい! 待ってたですぅ!」
「待たせてごめんね。で、今日は何処へ行く?」
「翔せんぱい。瑠璃、遊園地に行きたいですぅ!
…ダメですか?」
「いいよ!じゃあ、遊園地に行こう!」
翔は瑠璃と駅で待ち合わせて遊園地に向かって行った。
翔にとって女の子と二人で遊園地に行くこと事態、
初めてのことであった。
「翔せんぱい!今度はあれにのるですぅっ!」
「ああ…」
初めての遊園地に緊張しているせいか、少し冷たい態度になってしまう翔。
瑠璃はそんな翔に上手に甘えてくれ、翔もとまどいながらそれに答えていった。
「でね、この間翔せんぱいと別れた後、香里(かおり)が言うです…。
あっ、香里っていうのは、同じテニス部で瑠璃の幼馴染なんですぅ。
香里ったら翔せんぱいの事、あれこれ聞いて来るんですぅ。
でも最後に必ず「格好いい人だね?」って言ってくれるですぅ。
だから瑠璃、「今度デートするんだ!」って自慢しちゃったんですぅ!
えへへへ。」
遊園地のレストランの中で食事をしながら、自分の事を話し続ける瑠璃。
翔は黙って、一生懸命しゃべってくる瑠璃の顔を見ていた。
レストランを出てから、乗り物の順番待ちの時間の間でも瑠璃は翔の手を握りしめて話しかけてくる。
翔は瑠璃と一緒に楽しく時を過ごしていった。
辺りが暗くなり、待ち合わせ場所に戻ってきた翔と瑠璃。
「瑠璃、楽しかったです! 翔せんぱい。また誘っていいですか?」
「ああ、俺も楽しかったよ!今度は、俺から誘わしてくれ」
瑠璃の笑顔に思わず答えてしまう翔であった。
「うれしいです! 約束です絶対に誘って欲しいですぅ!」
人混みの中、甘えるように笑顔で抱きついてくる瑠璃。
「瑠璃ちゃん…」
瑠璃の可愛らしい反応に、思わず胸の奥から熱い物がこみあげてくる翔であった。
「じゃあ、また学校で会うです!」
「気を付けて帰るんだよ?」
「はいですぅ!」
瑠璃は翔に手を振りながら、人混みの仲に消えていった。
・
・
・
「ちょっと早く着きすぎたかな?」
瑠璃と別れ一旦自宅に戻ってから身支度を整え、雪乃と約束しているAQUAに向かう翔。
雪乃との約束の時間まで後、20分ほどあった。
AQUAに着くと、店の奥のホールには凄い人だかりができていた。
店の中は心地よい電子ピアノの演奏が響き渡っていた。
どうやらステージで誰かが演奏しているらしい。
翔はその人だかりの後ろの方からステージを覗き込んだ。
その人集りの中心には、ステージ上で一人演奏していている雪乃の姿があった。
(雪乃ちゃん……すごい。
自由で壮大で心を震わすような旋律(メロディ)…。
やべ……。鳥肌がたってきた……)
雪乃の演奏はかなりの腕前で、思わず翔もその演奏に聴き惚れるほどだった。
「翔さーん!」
雪乃は演奏中に人だかりの後ろの方で演奏を聴いている翔の姿を見つけ、翔の名前を呼んだ。
一斉に翔の方を振り返る集まっている人達。
翔は周りに注目されながらも雪乃に向かって黙って手を挙げて降った。
・
・
・
「す、すごい……。ウワサには聞いていたけど、こんなに…なんて……。
……もったいない……。こんなコがうもれてるなんて…。
あれ?…翔くん…?
何でここに翔くんが……ここに?あの子と知り合いなのかしら?」
集まった観客の中には玲子の姿があったが、翔達はそれに気づかないでいた。
「翔さん!来て下さい!」
やがて演奏がいったん終了し、湧き上がる拍手の中、
改めて雪乃に呼ばれた翔は雪乃に呼ばれてステージに上がる。
雪乃は笑いながら翔に話しかけてくる。
「ふふふ…。お待ちしてました」
「雪乃ちゃん……俺、時間間違ってないよね?」
「ふふふ…。平気です。間違っていませんよ。
翔さんの話をしたら、店長がアルバイトとして演奏していいって…
それで早めに用意できちゃって、音あわせをかねてちょっと……」
「それで……時間前なのに、こんなに人が集まっているのか。」
「いえ違うんです。あたしが演奏する時はなぜだか、
いつも多めに人が集まっちゃって…。
ごめんなさい……平気ですか?」
「そ……全然OKだよ。人が多い方が演奏する気合いが入る気がするし」
翔は「それは雪乃ちゃんを見るために多く集まっているんじゃ…」
と言い掛けてその言葉を飲み込む。
雪乃は翔のそんな様子に気づかない感じで嬉しそうに御礼を言ってきて、
翔にギターを差し出してきた。
「翔さん。ありがとうございます。
演奏はこの楽器を使ってください。
……うち(AQUA)の一番新しいモデルですけど……」
「ありがとう。……へえ……いいギターだな………」
翔はギターを受け取り軽く弦を弾いてみた。
キュキュキュ……ジャカジャカ……
「………うん。……使いやすそうだ……」
「……………………」
翔がギターを弾いて演奏するその様子に思わず見惚れてしまう雪乃であった。
「……? どうかした……雪乃ちゃん?」
「いえ……なんでもないです……。
軽く音あわせをしてから演奏しましょう……」
雪乃が用意してくれた
ギターを手にしてアンプに繋ぎ、ボリュームを調整してから音を合わせはじめる。
雪乃と軽く打ち合わせをして、演奏を始めていく。
翔は軽快なリズムと共に演奏されている雪乃のキーボードに自然に音をのせていく。
翔にとっては何百回と演奏したグリフォの古いナンバーからの一曲だった。
(な…なんだこれ……。雪乃ちゃん……すごいよ……。すごく演奏しやすい……)
曲を演奏を奏ではじめてすぐに、二人は不思議な感覚に包まれていった。
二人の音が溶け込んでいく。
雪乃との初めての合奏なのに、ずっと昔から一緒に演奏しているような感覚。
翔はその感覚に少し戸惑いを感じながら、その音に酔いしれていく。
(雪乃ちゃんも不思議そうな顔をしている。
頬が赤く染まってきているみたいだ………。
自分自身興奮しているのが…身体が熱くなっていくのがわかる。
……体が火照るそんな感じだ……。
この感じ……きっと…雪乃ちゃんも同じなんだ……)
音の中に身体がとけ込むような、そんな心地よい感覚に襲われていく翔。
身体の中心から湧き上がってくる高揚感。
自分の身体が、頬が、熱くなってくるのを感じていた。
雪乃の頬もうっすらと薄紅色に染まっているのがわかる。
その感覚は雪乃も同様に感じているようだった…。
グリフォの古いナンバーを中心に間髪入れずに2曲目3曲目と連続で演奏していく。
軽快なリズムと共に二人の合奏は続く。
「やだ……これグリフォの曲?
噂どおり、あの娘も凄いけど…翔くん。
いやだあの子、すっごく上手いじゃない…。
……………………。
それに…隆二の…隆二の音に似てる……」
玲子は初めて聴く、雪乃のキーボードテクと翔のギターテクに驚きながら、
二人の演奏に聴き入っていた。
演奏が終わると、二人は盛大な拍手と大歓声に包まれていた。
いつの間にかさっきの3倍以上の人だかりができていた。
今までにない高揚感に包まれる二人。
その拍手と大歓声の中、雪乃は頬を紅く染めながら、翔の元に駆け寄ってくる。
「翔さん! すごい。すごい!」
「雪乃ちゃんもすごいよー!」
「「気持ちよかったー!!」」
連続で10曲は演奏したであろう二人はお互いに頬を染めて肩で息をしていた。
軽くハグをしながらお互いに誉めあう翔と雪乃であった。
その二人に近づいてステージに上がり、興奮気味に声をかける玲子。
「すごいよ、二人とも!思わず聴き惚れちゃった!」
「「玲子(小泉)さん!!」」
玲子の登場に二人で同時に驚きの声を上げたのであった。
・
・
・
「翔せんぱい! 待ってたですぅ!」
「待たせてごめんね。で、今日は何処へ行く?」
「翔せんぱい。瑠璃、遊園地に行きたいですぅ!
…ダメですか?」
「いいよ!じゃあ、遊園地に行こう!」
翔は瑠璃と駅で待ち合わせて遊園地に向かって行った。
翔にとって女の子と二人で遊園地に行くこと事態、
初めてのことであった。
「翔せんぱい!今度はあれにのるですぅっ!」
「ああ…」
初めての遊園地に緊張しているせいか、少し冷たい態度になってしまう翔。
瑠璃はそんな翔に上手に甘えてくれ、翔もとまどいながらそれに答えていった。
「でね、この間翔せんぱいと別れた後、香里(かおり)が言うです…。
あっ、香里っていうのは、同じテニス部で瑠璃の幼馴染なんですぅ。
香里ったら翔せんぱいの事、あれこれ聞いて来るんですぅ。
でも最後に必ず「格好いい人だね?」って言ってくれるですぅ。
だから瑠璃、「今度デートするんだ!」って自慢しちゃったんですぅ!
えへへへ。」
遊園地のレストランの中で食事をしながら、自分の事を話し続ける瑠璃。
翔は黙って、一生懸命しゃべってくる瑠璃の顔を見ていた。
レストランを出てから、乗り物の順番待ちの時間の間でも瑠璃は翔の手を握りしめて話しかけてくる。
翔は瑠璃と一緒に楽しく時を過ごしていった。
辺りが暗くなり、待ち合わせ場所に戻ってきた翔と瑠璃。
「瑠璃、楽しかったです! 翔せんぱい。また誘っていいですか?」
「ああ、俺も楽しかったよ!今度は、俺から誘わしてくれ」
瑠璃の笑顔に思わず答えてしまう翔であった。
「うれしいです! 約束です絶対に誘って欲しいですぅ!」
人混みの中、甘えるように笑顔で抱きついてくる瑠璃。
「瑠璃ちゃん…」
瑠璃の可愛らしい反応に、思わず胸の奥から熱い物がこみあげてくる翔であった。
「じゃあ、また学校で会うです!」
「気を付けて帰るんだよ?」
「はいですぅ!」
瑠璃は翔に手を振りながら、人混みの仲に消えていった。
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「ちょっと早く着きすぎたかな?」
瑠璃と別れ一旦自宅に戻ってから身支度を整え、雪乃と約束しているAQUAに向かう翔。
雪乃との約束の時間まで後、20分ほどあった。
AQUAに着くと、店の奥のホールには凄い人だかりができていた。
店の中は心地よい電子ピアノの演奏が響き渡っていた。
どうやらステージで誰かが演奏しているらしい。
翔はその人だかりの後ろの方からステージを覗き込んだ。
その人集りの中心には、ステージ上で一人演奏していている雪乃の姿があった。
(雪乃ちゃん……すごい。
自由で壮大で心を震わすような旋律(メロディ)…。
やべ……。鳥肌がたってきた……)
雪乃の演奏はかなりの腕前で、思わず翔もその演奏に聴き惚れるほどだった。
「翔さーん!」
雪乃は演奏中に人だかりの後ろの方で演奏を聴いている翔の姿を見つけ、翔の名前を呼んだ。
一斉に翔の方を振り返る集まっている人達。
翔は周りに注目されながらも雪乃に向かって黙って手を挙げて降った。
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「す、すごい……。ウワサには聞いていたけど、こんなに…なんて……。
……もったいない……。こんなコがうもれてるなんて…。
あれ?…翔くん…?
何でここに翔くんが……ここに?あの子と知り合いなのかしら?」
集まった観客の中には玲子の姿があったが、翔達はそれに気づかないでいた。
「翔さん!来て下さい!」
やがて演奏がいったん終了し、湧き上がる拍手の中、
改めて雪乃に呼ばれた翔は雪乃に呼ばれてステージに上がる。
雪乃は笑いながら翔に話しかけてくる。
「ふふふ…。お待ちしてました」
「雪乃ちゃん……俺、時間間違ってないよね?」
「ふふふ…。平気です。間違っていませんよ。
翔さんの話をしたら、店長がアルバイトとして演奏していいって…
それで早めに用意できちゃって、音あわせをかねてちょっと……」
「それで……時間前なのに、こんなに人が集まっているのか。」
「いえ違うんです。あたしが演奏する時はなぜだか、
いつも多めに人が集まっちゃって…。
ごめんなさい……平気ですか?」
「そ……全然OKだよ。人が多い方が演奏する気合いが入る気がするし」
翔は「それは雪乃ちゃんを見るために多く集まっているんじゃ…」
と言い掛けてその言葉を飲み込む。
雪乃は翔のそんな様子に気づかない感じで嬉しそうに御礼を言ってきて、
翔にギターを差し出してきた。
「翔さん。ありがとうございます。
演奏はこの楽器を使ってください。
……うち(AQUA)の一番新しいモデルですけど……」
「ありがとう。……へえ……いいギターだな………」
翔はギターを受け取り軽く弦を弾いてみた。
キュキュキュ……ジャカジャカ……
「………うん。……使いやすそうだ……」
「……………………」
翔がギターを弾いて演奏するその様子に思わず見惚れてしまう雪乃であった。
「……? どうかした……雪乃ちゃん?」
「いえ……なんでもないです……。
軽く音あわせをしてから演奏しましょう……」
雪乃が用意してくれた
ギターを手にしてアンプに繋ぎ、ボリュームを調整してから音を合わせはじめる。
雪乃と軽く打ち合わせをして、演奏を始めていく。
翔は軽快なリズムと共に演奏されている雪乃のキーボードに自然に音をのせていく。
翔にとっては何百回と演奏したグリフォの古いナンバーからの一曲だった。
(な…なんだこれ……。雪乃ちゃん……すごいよ……。すごく演奏しやすい……)
曲を演奏を奏ではじめてすぐに、二人は不思議な感覚に包まれていった。
二人の音が溶け込んでいく。
雪乃との初めての合奏なのに、ずっと昔から一緒に演奏しているような感覚。
翔はその感覚に少し戸惑いを感じながら、その音に酔いしれていく。
(雪乃ちゃんも不思議そうな顔をしている。
頬が赤く染まってきているみたいだ………。
自分自身興奮しているのが…身体が熱くなっていくのがわかる。
……体が火照るそんな感じだ……。
この感じ……きっと…雪乃ちゃんも同じなんだ……)
音の中に身体がとけ込むような、そんな心地よい感覚に襲われていく翔。
身体の中心から湧き上がってくる高揚感。
自分の身体が、頬が、熱くなってくるのを感じていた。
雪乃の頬もうっすらと薄紅色に染まっているのがわかる。
その感覚は雪乃も同様に感じているようだった…。
グリフォの古いナンバーを中心に間髪入れずに2曲目3曲目と連続で演奏していく。
軽快なリズムと共に二人の合奏は続く。
「やだ……これグリフォの曲?
噂どおり、あの娘も凄いけど…翔くん。
いやだあの子、すっごく上手いじゃない…。
……………………。
それに…隆二の…隆二の音に似てる……」
玲子は初めて聴く、雪乃のキーボードテクと翔のギターテクに驚きながら、
二人の演奏に聴き入っていた。
演奏が終わると、二人は盛大な拍手と大歓声に包まれていた。
いつの間にかさっきの3倍以上の人だかりができていた。
今までにない高揚感に包まれる二人。
その拍手と大歓声の中、雪乃は頬を紅く染めながら、翔の元に駆け寄ってくる。
「翔さん! すごい。すごい!」
「雪乃ちゃんもすごいよー!」
「「気持ちよかったー!!」」
連続で10曲は演奏したであろう二人はお互いに頬を染めて肩で息をしていた。
軽くハグをしながらお互いに誉めあう翔と雪乃であった。
その二人に近づいてステージに上がり、興奮気味に声をかける玲子。
「すごいよ、二人とも!思わず聴き惚れちゃった!」
「「玲子(小泉)さん!!」」
玲子の登場に二人で同時に驚きの声を上げたのであった。
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