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第二部第一章ⅡⅩⅤ
絵里~ワルダクミⅡ
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「うん? 絵里?」
次の日。
演奏中にステージの上から絵里の姿を
確認した翔だが、それに伴い数人の
男達も入店してくる。
「………………」
男たちは曲に乗る訳でもなく、演奏中
の俺たちをニヤニヤと不気味な笑みを
浮かべて見ていた。
「………………」
だが、二言三言(ふたことみこと)
絵里に話しかけると、
すぐに店を出ていった。
「……なんだあいつら。
聴きにきたんじゃないのか?」
演奏が終わり、翔が看板を片付けに
外に出るとそこには絵里が一人で
待っていた。
「あんた、グリフォの人だよね?
悪いけど、隆二さんを呼んできて
くれない?」
「…………。」
翔は黙って店の中に戻り隆二と玲子に
その事を伝えた。
「絵里が?」
「ええ…」
「…わかった。 会ってくるよ」
「隆二さん大丈夫なんでしょうか?」
「いや。このまま無視してると
どんな行動に出てくるか
わからないからな?
それなら、今日会ってちゃんと
話したほうが良いじゃないか?」
「それは、そうですけど」
隆二は玲子の顔をみながら言って来た。
「まあ俺は大丈夫だけどな?」
「私も付き合うわ…隆二」
「俺も付き合います」
翔と玲子は隆二と共に店の外に
出て行った。
隆二は絵里の姿を見て怪訝そうな
顔をしていた。
絵里は嬉しそうに笑顔で隆二に
ゆっくりと近づいてきた。
「隆二さん。昨日は…ごめんなさい!」
「あっ?」
「もう…ボクのこと彼女にしてなんて…
言わないから。
…今日一日だけ…今日一日だけ…
ボクに付き合って下さい!」
「……あのなあ」
「…い、1時間だけでいいんです!
それだけで充分ですから、
ボクに隆二さんとの…
想い出を下さい。
あの、お願いします!」
昨日の態度とは取って代わって、
しおらしく隆二にお願いする
絵里の姿があった。
「!?」
「……………」
黙ってその行動に不審な態度が無いか
黙ってみていた。
玲子は一瞬驚いたが、その後、隆二の
袖をそっと引っ張る。
隆二は玲子の方に振り返り
黙ってうなずいている
玲子を見て、優しく答えた。
「…………わかった。
1時間だけだぞ?」
「本当ですか? やった!」
がばっ
そう言いながら絵里は隆二に
抱き付いてきた。
「お、おい、やめろよ」
「え~っだって。一時間はボクに
つき合ってくれるんだよね?」
「……しょうがないなぁ」
「さあ、行こ?」
絵里が甘えるように隆二の腕に
頬を押し付けた。
隆二は絵里と二人で駅前に
向かって歩いていった。
「私も、帰るわ…」
隆二を見送った後、寂しそうに
店を出ていく玲子であった。
店の片づけをしながら、いつもと
違った絵里の態度が気になっていた。
「けど、最後に一時間だけ、か。
…あいつも女の子ってことかな」
翔はイスを移動させながら、自分の考え
を纏める様にひとり言を言っていた。
それでも翔の心のアラームはしきりに
鳴り響いている。
「そりゃあ、絵里のあの変わりようは
おかしいけど。
好きな人との想い出は誰でも
欲しいものだから、気にするような
ことじゃないんじゃないの?」
翔はできるだけ前向きに、良い方向へ
考えが行くように
考えを纏めようとしてみた。
「まあ、気になるっていえば、
ちょっとだけ店にいたヤツらが
いたっけ」
その考えを口にした時、翔の心の
アラームは最大の警告音を鳴らし始める。
「でも、あいつら…
俺たちの顔を見てたよな?
それに聴きにきたんじゃないなら
なにか別の目的で来た……まさか、
玲子さんの顔を確認しに?」
ピタッ…
「いや、いくらなんでも
そんなこと――かなりありえる。
だったら…玲子さんが危ない!」
翔はマスターに断りを入れ、すぐに
店を飛び出し、玲子の後を追いかけた。
「玲子さん! 間に合ってくれ!」
翔は自分たちのマンションに向かう
途中に横切る中央公園に向かって
走っていった。
(玲子さんを襲うとしたら、
あそこしかない!)
・
・
・
「きたぞ! 打ち合わせしたとおり、
女がひとりだ!」
公園の茂みに隠れている男達。
玲子が近づいてきたとき男達は
飛び出して行った。
「なっなによ!あなたたち!
いやー!やめてー!離して!」
逃げようとした玲子だったが、
男達に体を捕まえられ、
茂みの奥の方へ連れ込まれた。
「おいっ、馬乗りになるから、
おまえ足押さえてろ」
男達に仰向けに押さえられる玲子。
「誰か!助けて!
助けて!やめて!離して!」
抵抗しながら叫ぶ玲子。
「あんたの彼氏はまだこねえよ?
来るのはあんたが
やられちまった後さ!」
「あ…あんた達…まさか…?
絵里に…?」
「どうだかなぁ……。
ま、俺たちが誰に頼まれたか
なんて関係ないだろ?
どうせあんたは無惨な姿を彼氏の前に
晒すだけだからな。 イヒヒヒッ」
玲子は男達が絵里とつるんでいる事を
しった。
「こ、このっ」
「お~恐い恐い。だが、いつまで
そんな顔をしてられるかな?
ウヒヒヒヒッ」
「だ、誰があなたたちなんかに……」
「マジいい根性してるよ……
そんなに俺らを怒らせてえのかよっ!」
玲子は男を睨みつける。
男はそう言いながら、玲子のTシャツを
掴み引っ張った。
ビリリィィッ
「きゃぁぁぁぁぁ!」
Tシャツが破かれ、玲子の下着姿が
男たちの前に晒された。
「おおおおぉぉぉぉ!」
玲子の下着姿を見て喜ぶ男達!
「いやぁぁー!」
激しく泣きながら抵抗する玲子。
「あきらめて静かにしやがれ!」
男は玲子の上にまたがり、
玲子の顔に拳を入れようとする。
「!!!(殴られる!)」
玲子は思わず目をつむる。
「な、なにやってんだおまえらっ!」
バキィッ!
「げぇぇっ!」
突然玲子にまたがっていた男が吹っ飛び、
玲子は目を開けた。
「し、翔…くん?」
涙を溜めながら翔の名前を呼ぶ玲子。
「なんだてめえは?そうか、この女の
オトコか。 チッ、絵里のやろう、
しくじりやがったな」
男達は突然茂みの中から現れた翔を
見て叫んだ。
「お前達! 早く…その汚い手を
玲子さんから離せ!」
翔は叫びながら玲子を押さえ込んで
いる男達にかかっていった。
バッキィッ!
「ぐえっ!」
ドコッバキヤァッ!!
「うぎゃぁっ!!」
・
・
・
5分もしないうちに地面にへばりついて
いる男達の姿があった。
「大丈夫ですか?玲子さん」
翔は玲子に自分の上着を渡し、
玲子を助け起こした。
「翔くん…どうして?でも助かった…。
ありがとう」
「……すいません…。
……遅くなっちゃって」
「そんな、翔くんのおかげで、
服、破かれただけですんだんだから…」
「いいえ、
俺がもっと早く気づいてれば」
「いいの。
用心してなかった私が
悪いんだから――」
玲子がそこまで言いかけた時、
玲子の瞳から涙が零れ落ちていく。
「れ、玲子さん?」
「ご…ごめん……。
わ、わたし…………。
うっうっ……こわかった。
……こわかったのぉ……」
ぎゅうぅ~
玲子は泣きながら
翔に抱きついていった。
「玲子さん…。もう…大丈夫。
だいじょうぶですから」
(玲子さん…いつも気丈な人なのに……
肩が、震えている……)
「うっうぅ~……」
「………………」
(よかった……。玲子さんが無事で、
本当によかった。)
玲子さんが泣いているあいだ、
翔は力をこめて、玲子の震える肩を
優しく抱きしめていた。
細い身体のせいか、弱々しく感じられる
肩を翔は戸惑いながら抱いていた。
「……う…うぅ…」
「………………」
(なんの香水なんだろう、
すごくいい匂いがする……
髪も柔らかくて、
風が吹くたび俺の頬に当たって……)
・
・
・
「…………ありがとう、翔くん。
……もう平気だから。
ごめんね。迷惑だったでしょ?」
玲子は翔の体から離れ、
涙を拭いながら言ってきた。
「め、迷惑だなんて、そんな……
逆に役得だったっていうか――」
「えっ!?」
「い、いや、そそ、そういうこと
じゃなくて……
ただ、なんかいい香りがして
気持ちよかった――あわわわっ」
「うふふっ」
「ご、ごめんなさい……」
動揺して変なことを口走った翔は
素直に玲子に謝った。
そんな翔を見て、玲子の顔が
泣き顔から笑顔に変っていく。
「うふふ、謝らないで。
そういう正直なところ、私…好きよ」
「………………」
「翔くんには、いつまでも真っ直ぐで
いて欲しいな」
「玲子さん……」
玲子は翔の顔を見ながら普段の笑顔で
言ってきた。
・
・
・
次の日。
演奏中にステージの上から絵里の姿を
確認した翔だが、それに伴い数人の
男達も入店してくる。
「………………」
男たちは曲に乗る訳でもなく、演奏中
の俺たちをニヤニヤと不気味な笑みを
浮かべて見ていた。
「………………」
だが、二言三言(ふたことみこと)
絵里に話しかけると、
すぐに店を出ていった。
「……なんだあいつら。
聴きにきたんじゃないのか?」
演奏が終わり、翔が看板を片付けに
外に出るとそこには絵里が一人で
待っていた。
「あんた、グリフォの人だよね?
悪いけど、隆二さんを呼んできて
くれない?」
「…………。」
翔は黙って店の中に戻り隆二と玲子に
その事を伝えた。
「絵里が?」
「ええ…」
「…わかった。 会ってくるよ」
「隆二さん大丈夫なんでしょうか?」
「いや。このまま無視してると
どんな行動に出てくるか
わからないからな?
それなら、今日会ってちゃんと
話したほうが良いじゃないか?」
「それは、そうですけど」
隆二は玲子の顔をみながら言って来た。
「まあ俺は大丈夫だけどな?」
「私も付き合うわ…隆二」
「俺も付き合います」
翔と玲子は隆二と共に店の外に
出て行った。
隆二は絵里の姿を見て怪訝そうな
顔をしていた。
絵里は嬉しそうに笑顔で隆二に
ゆっくりと近づいてきた。
「隆二さん。昨日は…ごめんなさい!」
「あっ?」
「もう…ボクのこと彼女にしてなんて…
言わないから。
…今日一日だけ…今日一日だけ…
ボクに付き合って下さい!」
「……あのなあ」
「…い、1時間だけでいいんです!
それだけで充分ですから、
ボクに隆二さんとの…
想い出を下さい。
あの、お願いします!」
昨日の態度とは取って代わって、
しおらしく隆二にお願いする
絵里の姿があった。
「!?」
「……………」
黙ってその行動に不審な態度が無いか
黙ってみていた。
玲子は一瞬驚いたが、その後、隆二の
袖をそっと引っ張る。
隆二は玲子の方に振り返り
黙ってうなずいている
玲子を見て、優しく答えた。
「…………わかった。
1時間だけだぞ?」
「本当ですか? やった!」
がばっ
そう言いながら絵里は隆二に
抱き付いてきた。
「お、おい、やめろよ」
「え~っだって。一時間はボクに
つき合ってくれるんだよね?」
「……しょうがないなぁ」
「さあ、行こ?」
絵里が甘えるように隆二の腕に
頬を押し付けた。
隆二は絵里と二人で駅前に
向かって歩いていった。
「私も、帰るわ…」
隆二を見送った後、寂しそうに
店を出ていく玲子であった。
店の片づけをしながら、いつもと
違った絵里の態度が気になっていた。
「けど、最後に一時間だけ、か。
…あいつも女の子ってことかな」
翔はイスを移動させながら、自分の考え
を纏める様にひとり言を言っていた。
それでも翔の心のアラームはしきりに
鳴り響いている。
「そりゃあ、絵里のあの変わりようは
おかしいけど。
好きな人との想い出は誰でも
欲しいものだから、気にするような
ことじゃないんじゃないの?」
翔はできるだけ前向きに、良い方向へ
考えが行くように
考えを纏めようとしてみた。
「まあ、気になるっていえば、
ちょっとだけ店にいたヤツらが
いたっけ」
その考えを口にした時、翔の心の
アラームは最大の警告音を鳴らし始める。
「でも、あいつら…
俺たちの顔を見てたよな?
それに聴きにきたんじゃないなら
なにか別の目的で来た……まさか、
玲子さんの顔を確認しに?」
ピタッ…
「いや、いくらなんでも
そんなこと――かなりありえる。
だったら…玲子さんが危ない!」
翔はマスターに断りを入れ、すぐに
店を飛び出し、玲子の後を追いかけた。
「玲子さん! 間に合ってくれ!」
翔は自分たちのマンションに向かう
途中に横切る中央公園に向かって
走っていった。
(玲子さんを襲うとしたら、
あそこしかない!)
・
・
・
「きたぞ! 打ち合わせしたとおり、
女がひとりだ!」
公園の茂みに隠れている男達。
玲子が近づいてきたとき男達は
飛び出して行った。
「なっなによ!あなたたち!
いやー!やめてー!離して!」
逃げようとした玲子だったが、
男達に体を捕まえられ、
茂みの奥の方へ連れ込まれた。
「おいっ、馬乗りになるから、
おまえ足押さえてろ」
男達に仰向けに押さえられる玲子。
「誰か!助けて!
助けて!やめて!離して!」
抵抗しながら叫ぶ玲子。
「あんたの彼氏はまだこねえよ?
来るのはあんたが
やられちまった後さ!」
「あ…あんた達…まさか…?
絵里に…?」
「どうだかなぁ……。
ま、俺たちが誰に頼まれたか
なんて関係ないだろ?
どうせあんたは無惨な姿を彼氏の前に
晒すだけだからな。 イヒヒヒッ」
玲子は男達が絵里とつるんでいる事を
しった。
「こ、このっ」
「お~恐い恐い。だが、いつまで
そんな顔をしてられるかな?
ウヒヒヒヒッ」
「だ、誰があなたたちなんかに……」
「マジいい根性してるよ……
そんなに俺らを怒らせてえのかよっ!」
玲子は男を睨みつける。
男はそう言いながら、玲子のTシャツを
掴み引っ張った。
ビリリィィッ
「きゃぁぁぁぁぁ!」
Tシャツが破かれ、玲子の下着姿が
男たちの前に晒された。
「おおおおぉぉぉぉ!」
玲子の下着姿を見て喜ぶ男達!
「いやぁぁー!」
激しく泣きながら抵抗する玲子。
「あきらめて静かにしやがれ!」
男は玲子の上にまたがり、
玲子の顔に拳を入れようとする。
「!!!(殴られる!)」
玲子は思わず目をつむる。
「な、なにやってんだおまえらっ!」
バキィッ!
「げぇぇっ!」
突然玲子にまたがっていた男が吹っ飛び、
玲子は目を開けた。
「し、翔…くん?」
涙を溜めながら翔の名前を呼ぶ玲子。
「なんだてめえは?そうか、この女の
オトコか。 チッ、絵里のやろう、
しくじりやがったな」
男達は突然茂みの中から現れた翔を
見て叫んだ。
「お前達! 早く…その汚い手を
玲子さんから離せ!」
翔は叫びながら玲子を押さえ込んで
いる男達にかかっていった。
バッキィッ!
「ぐえっ!」
ドコッバキヤァッ!!
「うぎゃぁっ!!」
・
・
・
5分もしないうちに地面にへばりついて
いる男達の姿があった。
「大丈夫ですか?玲子さん」
翔は玲子に自分の上着を渡し、
玲子を助け起こした。
「翔くん…どうして?でも助かった…。
ありがとう」
「……すいません…。
……遅くなっちゃって」
「そんな、翔くんのおかげで、
服、破かれただけですんだんだから…」
「いいえ、
俺がもっと早く気づいてれば」
「いいの。
用心してなかった私が
悪いんだから――」
玲子がそこまで言いかけた時、
玲子の瞳から涙が零れ落ちていく。
「れ、玲子さん?」
「ご…ごめん……。
わ、わたし…………。
うっうっ……こわかった。
……こわかったのぉ……」
ぎゅうぅ~
玲子は泣きながら
翔に抱きついていった。
「玲子さん…。もう…大丈夫。
だいじょうぶですから」
(玲子さん…いつも気丈な人なのに……
肩が、震えている……)
「うっうぅ~……」
「………………」
(よかった……。玲子さんが無事で、
本当によかった。)
玲子さんが泣いているあいだ、
翔は力をこめて、玲子の震える肩を
優しく抱きしめていた。
細い身体のせいか、弱々しく感じられる
肩を翔は戸惑いながら抱いていた。
「……う…うぅ…」
「………………」
(なんの香水なんだろう、
すごくいい匂いがする……
髪も柔らかくて、
風が吹くたび俺の頬に当たって……)
・
・
・
「…………ありがとう、翔くん。
……もう平気だから。
ごめんね。迷惑だったでしょ?」
玲子は翔の体から離れ、
涙を拭いながら言ってきた。
「め、迷惑だなんて、そんな……
逆に役得だったっていうか――」
「えっ!?」
「い、いや、そそ、そういうこと
じゃなくて……
ただ、なんかいい香りがして
気持ちよかった――あわわわっ」
「うふふっ」
「ご、ごめんなさい……」
動揺して変なことを口走った翔は
素直に玲子に謝った。
そんな翔を見て、玲子の顔が
泣き顔から笑顔に変っていく。
「うふふ、謝らないで。
そういう正直なところ、私…好きよ」
「………………」
「翔くんには、いつまでも真っ直ぐで
いて欲しいな」
「玲子さん……」
玲子は翔の顔を見ながら普段の笑顔で
言ってきた。
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