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龍とゴーグル魔法使い
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「さてと、サイラスとノヴァのはいつも通りにメンテナンスするとはいえ……問題はエダルベルトだな、こりゃあ……。」
作業机に載った、きらりと光る魔石をじっと見つめながら、どうメンテナンスするか、迷う。というか、磨く以外にないだろ、コレ。多分、メンテナンスしたのはつい最近だろうし、そしてその後使われた形跡もない。見た目は飾りの剣も良いところだが、それとはやはり異なっていて、作りは実戦に耐えられるものだ。実用しているんだろう。
「……オレの勉強道具にしかならない気がするんだが、まぁいいか。」
先ずは、サイラスの魔法銃からだ。
分解するにあたって、道具を綺麗に机の上に並べて、いつものメンテナンスを始めた。
サイラスの魔法銃は分解して綺麗に掃除してそれから組み立てて、いつも通りメンテナンスを完了した。ノヴァのは、柄についている魔法石の魔力量と巡り具合をチェックして、綺麗に巡るように魔法陣の上で調整魔法を使い、流れを綺麗にした後、磨いてメンテナンスは終わった。
次は問題のエダルベルトのだが、結局時間がないので翌日に持ち越した。
翌日、魔道具の魔力計測機……いつも頭の上にあるゴーグルがそれだ、を使って、エダルベルトの魔法剣の魔力の量と巡り具合を調べてみる。
「……めちゃくちゃ濃度が高いな……。巡りも綺麗に全体を循環している。ほんとどう言うやつが作ったのか、見てみたいもんだな……。」
一瞬先祖にドワーフがいると噂されている技師のことが思い浮かんだが、まさかなと思ってすぐにその考えは吹き飛んだ。
「ジーニアス、失礼するよ。」
「エダルベルト……?」
工房へと入ってきたのは、今見ている魔法剣の主人だった。相変わらず清涼な空気を纏っているかのような容姿だ。オレは洗っても洗っても油の匂いが取れないんじゃないかと思うほど、油を良く使うので、匂いの方は諦めた。人に不快感は与えないよう、ちゃんと風呂には入るが。香水を使う気にはなれない。
「なんのようだ?メンテナンスは、今やってるところだが。」
つけていたゴーグルを元に戻す。
「メンテナンスとは別に、ちょっと頼みがあってね。」
近い。エダルベルトの距離の詰め方おかしいだろう……?うう、なんだか良い匂いもしてくる。困る。
「素材でも、魔道具作成を受けているって聞いてね。作ってもらいたいものがあるんだ。はい、これがその素材。」
作業机とは違う、勉強机の上にエダルベルトは、持っていた袋の中身を開ける。
「……魔石がたくさん……。この綺麗な紺色の鱗は……?」
宝石に混じって、宝石よりもキラキラしている物体を掴む。
「これはエンシェントドラゴンの鱗だよ。これで新しい魔法剣を作ってほしいんだ。」
穏やかな笑顔でそう言うエダルベルト。
「はぁ?そんなわけないだろう?ドラゴンはわかるけど、エンシェントドラゴンって何?それにこんなの受け取っても……困る。」
エダルベルトに手を取られ、ぎゅっと握られる。琥珀色の瞳がきらめき、それしか見えなくなる。
「……お願い、だよ……ジーニアス……。私の番。」
作業机に載った、きらりと光る魔石をじっと見つめながら、どうメンテナンスするか、迷う。というか、磨く以外にないだろ、コレ。多分、メンテナンスしたのはつい最近だろうし、そしてその後使われた形跡もない。見た目は飾りの剣も良いところだが、それとはやはり異なっていて、作りは実戦に耐えられるものだ。実用しているんだろう。
「……オレの勉強道具にしかならない気がするんだが、まぁいいか。」
先ずは、サイラスの魔法銃からだ。
分解するにあたって、道具を綺麗に机の上に並べて、いつものメンテナンスを始めた。
サイラスの魔法銃は分解して綺麗に掃除してそれから組み立てて、いつも通りメンテナンスを完了した。ノヴァのは、柄についている魔法石の魔力量と巡り具合をチェックして、綺麗に巡るように魔法陣の上で調整魔法を使い、流れを綺麗にした後、磨いてメンテナンスは終わった。
次は問題のエダルベルトのだが、結局時間がないので翌日に持ち越した。
翌日、魔道具の魔力計測機……いつも頭の上にあるゴーグルがそれだ、を使って、エダルベルトの魔法剣の魔力の量と巡り具合を調べてみる。
「……めちゃくちゃ濃度が高いな……。巡りも綺麗に全体を循環している。ほんとどう言うやつが作ったのか、見てみたいもんだな……。」
一瞬先祖にドワーフがいると噂されている技師のことが思い浮かんだが、まさかなと思ってすぐにその考えは吹き飛んだ。
「ジーニアス、失礼するよ。」
「エダルベルト……?」
工房へと入ってきたのは、今見ている魔法剣の主人だった。相変わらず清涼な空気を纏っているかのような容姿だ。オレは洗っても洗っても油の匂いが取れないんじゃないかと思うほど、油を良く使うので、匂いの方は諦めた。人に不快感は与えないよう、ちゃんと風呂には入るが。香水を使う気にはなれない。
「なんのようだ?メンテナンスは、今やってるところだが。」
つけていたゴーグルを元に戻す。
「メンテナンスとは別に、ちょっと頼みがあってね。」
近い。エダルベルトの距離の詰め方おかしいだろう……?うう、なんだか良い匂いもしてくる。困る。
「素材でも、魔道具作成を受けているって聞いてね。作ってもらいたいものがあるんだ。はい、これがその素材。」
作業机とは違う、勉強机の上にエダルベルトは、持っていた袋の中身を開ける。
「……魔石がたくさん……。この綺麗な紺色の鱗は……?」
宝石に混じって、宝石よりもキラキラしている物体を掴む。
「これはエンシェントドラゴンの鱗だよ。これで新しい魔法剣を作ってほしいんだ。」
穏やかな笑顔でそう言うエダルベルト。
「はぁ?そんなわけないだろう?ドラゴンはわかるけど、エンシェントドラゴンって何?それにこんなの受け取っても……困る。」
エダルベルトに手を取られ、ぎゅっと握られる。琥珀色の瞳がきらめき、それしか見えなくなる。
「……お願い、だよ……ジーニアス……。私の番。」
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