人狼と眼鏡男子魔法使い

フェレイル

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人狼と眼鏡男子魔法使い4話

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「シェーンさん、来てくれてありがとうございました。本当に助かりました。」



頭を下げ、お礼の言葉を言う。



「こちらこそ、普段はできない体験させてもらって、楽しかったわ。」



にっこりと微笑むシェーンさん。僕たちは、世界魔法使い協会からの事情聴取も終わり、学園の近くにある飛空挺の発着場まで来ていた。国に戻るシェーンさんを見送りに来たのだった。



「シェーン。叔父上にありがとうって伝えてくれるかな。こちらが無理にいったことを実現させるために、色々と手を回してくれたみたいだから。」



エダルベルトがそう言った。そう。シェーンさんは一応国の守護を受け持っているが、今回単身学園に来てくれたのは、エダルベルトの叔父に当たるその国の国王の力があってからのことだった。しかも単身、弾丸旅行みたいな日程で来てくれた。

僕たちの作戦は、予想を外れ、自分たちの手で犯人を捕まえることになったのだけれども、その時もシェーンさんは、僕たちのことを手伝ってくれた。感謝しかない。



「学園祭を回っていた時も、とっても楽しかったわ。少しの時間だけど、弟とその大事な人がどういうところで暮らしているのかわかったことだし。貴重な手土産話が出来て、両親も喜ぶわ、きっと。ノヴァったら、なかなか手紙書かないもの。便りがないのは元気の証拠とはいうけれどもね。」



「……すまない、姉さん」



口数少ないし、筆豆でもないんだろう。



「それにしても、シェーンさん。土産がオレの作ったそのイアリングでいいのか?もっと出来のいいのなら……。」



ちょっと心配そうに言うジーニアス。



「あら。気に入ったから買ったのよ。もう少し頑張れば、ドワーフ製のよりも、魅力的になるかもね。うふふ、青田買いしちゃった。それと、こんな思い出があるイアリングなんて滅多に出会えないし。」



お土産のひとつとして、シェーンさんは作戦で作ったイアリングを持っていくと言ったら、ジーニアスはただでやると言ったらしい。しかし、ちゃんとお代はいただきなさいねと言い、にこにこしながら小切手を書いたのを見て、説得を諦めたみたいだ。

シェーンさんはつよつよ女子であることは間違いない。



「気をつけて。姉さん。また今度。」



「お気をつけて。」



「またね。」



「今度は、もっと良いのを作っておく……。」



四人バラバラな見送りの言葉を聞いたシェーンさんは、笑顔のまま、我が家の商会の飛空挺に乗り込んだのだった。







僕たちの作戦は、こうして幕を下ろしたのだった。
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