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第5章 帝国決戦
第50話 和平交渉1
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5月15日。
いよいよ運命の日がやってきた。
帝国との講和会議だ。
昼に始まるにもかかわらず、日が昇るころには目が覚めていた。
というかほとんど眠れなかった。
「アッキー大丈夫?」
「……水鏡こそ」
朝食の場に居合わせた水鏡もひどい顔だった。
「ジャンヌ様、あまり無理なさらず」
「いや、ジル。ここが正念場だ。無理しないでどうする」
「しかし……」
そういうジルも、少し硬い。
水鏡のおつきの雫や吉川もどこか緊張してそうだ。
唯一いつもと同じなのが、
「はい、女王様。あーん」
「あーん。うむ! うまいのじゃ!」
こいつらなぁ……。
「お前ら、いつも通りすぎんだろ。てかよくニーアは無事だな?」
「あんなもん、飲んだうちに入らないわよ」
どんな肝臓と体力してんだよ……。
そのせいか、どっかテンション高めだ。
「それになーに言ってんの。こんなのなるようにしかならないんだから、今慌てたって無駄でしょ」
「うむ! こちらの誠心誠意を見せればきっと伝わるのじゃ! それに皆でいっぱい話し合ったから大丈夫なのじゃ!」
軽いというか、能天気というか……。
「ま、もし開戦になっても女王様には指一本触れさせないから。ついでに教皇と皇帝の首を刎ねれば勝ちでしょ」
「ニーアもジャンヌも、皆を信じてるのじゃ」
あぁ、なるほど。
これは違うな。
どちらに転んでも揺るがない覚悟、そして信頼ってことか。
ったく、ちゃんと考えてんだかいないんだか。
この2人がそうなら俺も腹をくくるしかない。
人事を尽くして天命を待つじゃないけど、ここまでやって駄目だったら、次の手を考えればいい。
そう思うと、もっとやる気になろうってんだから不思議だ。
「よし、行くか!」
というわけでいよいよ本番。
場所はヨジョー城対岸に築かれた4つの砦。
そのうち3つは先月の帝国軍侵攻で焼け落ちた。
残った1つ、焼け残った最後のデンダ砦を急ピッチで整備が行われた。
そこが会談の場所となる。
今、オムカと帝国の人間が入って会議の場を作りつつ、警備を行っている。
お互いに監視し合う形で、公平な場を持つためのものだ。
そこに入るのは互いに30名まで。
さらに実際に会議に出るのは各国3人までと決めた。
オムカの代表はもちろん俺、マリア、そして護衛のニーア。
ジルは残りの人数を率いて砦の外で待機となる。
シータは水鏡と雫、そして護衛の吉川だ。
帝国は煌夜とあとは元帥と大将軍の3人だろう。
その中で気を付けると言えばやはり煌夜か。
こんなことならアイツ――マツナガを引っ張り出すべきだった。
『そんなめんど――大事な席を、私が奪うわけにはいきません。私には王都という仕事場がありますので。いやー、羨ましいですね。これで歴史の教科書には帝国と講和した天才軍師ジャンヌ・ダルクと書かれるでしょう。そうなれば祝日を定めましょう。5月15日はジャンヌ・ダルク記念日、いえゴロが悪い。アキヒコ記念日としましょう!』
あの野郎……楽しみやがって。
とはいえ、あいつも王都から引きはがすわけにはいかないから、やっぱりこちらでどうにかするしかないわけで。
「帝国の方が到着しました!」
「来たか」
時間通りというわけだ。
俺たちは出迎えのため、北門へと向かう。
そしてはるか前方から隊列をそろえた軍勢が来るのを見た。
その数、1千かそれ以上。
対するこちらは30。
もしだまし討ちされたらどうしようもない。
「ジャンヌ……」
マリアが不安げな声で呼びかけてくる。
と言われてもどうしようもない。
けど怖がっているマリアをそのままにはしておけない。
「大丈夫だ」
何が大丈夫なのか、理由などない。
けどそう言ってみないと、俺自身も飲み込まれそうだった。
緊張の時間が過ぎる。
そして、
「止ま、った……」
1キロほど先で隊列の動きが止まり、そこから3騎が前に出る。
「まさか、3人だけですか?」
ジルが不審の声を上げる。
護衛すらなし。一応30もの軍勢がいるこちらに対してノーガードで突っ込んでくるようなものだ。
なめているのか、余裕があるのか、あるいはこちらがそんなことをするはずないと見越しているのか。
3騎はゆっくりと近づいてくる。
その先頭の男の顔が見えるようになった。
煌夜だ。
相変わらずのキャソック姿で嫌でも目立つ。
その横、小ぶりな体――女性だろう――の人物が付き従う。
あの元帥や大将軍じゃない。ロングスカートの似合う、清楚で美しい――だがどこか感情のない人形のような女性。
その逆に馬を進めるのは、フードをかぶった男性だ。
この春先になぜ? と思うが、これでは顔が見えない。
どうやらあの2人とは別の人選をしたようだ。
軍勢を率いての脅しといい、メンバーの改変といい、小細工をしてくれる。
「どうも、お待たせしました」
煌夜が馬を降り、時間ぴったりだというのにそう言って頭を下げた。
「威嚇のつもりか?」
「いえ、そんなものではありませんよ。これでも私は臆病でね。軍勢に囲まれていないと安心できないのですよ」
嘘ばかり言うなよ。
あれだけ強いのに、わざと惰弱を装うなど。
1年前、この男と初めて会った時は完敗だった。
俺が捕まり、ザインが命を落とし、クロエたちはボコボコにされ、ほうほうのていで逃げ出したのだ。
あれから約1年。
数々の仲間を失いながらも、俺はここまでたどり着いた。
このひどい肥溜めのにおいのする最低最悪の狂った殺し合いが渦巻く世界の中で、俺を救ってくれた人たちにできる、唯一の恩返し。
偽善だとしても、独善だとしても、次善だとしても、この講和で平和を勝ち取れるなのなら、俺は――
「初めましてなのじゃ。余がオムカ王国第37代女王マリアンヌ・オムルカじゃ」
「これはレディに先に名乗らせてしまい申し訳ありません。私はパルルカ教教皇の赤星煌夜と申します。以降、お見知りおきを」
煌夜は礼儀正しく、深々と挨拶をする。
その横に小柄の女性が立つ。
「こちらは蒼月麗明です。私の秘書のようなことをしてもらっています。ただとある事情で、話すことができず。どうかその点をご配慮願いたい」
「…………」
「そうか、大変じゃの」
この女性、どこか暗いというか、生気のない感じだけど、喋れないのか。
それなのにこんな世界に放り込まれて、大変だっただろう。
「そしてもう1人」
煌夜が左を向く。
そこには最後の1人が馬を降りてこちらに歩を進めてきた。
男がフードに手をかけ、その素顔をさらした。
若い。まだ20前後か。フードの下にあるのは甘いマスク、などではなく、なんとも普通。平均的であまり特徴のない顔だが、どこか影を感じさせるその瞳に懐かしさを感じた。
いや、こんな男は知らない。
そもそも煌夜が連れてきたということはプレイヤーだろう。
だがこの男とは会っていない。
はずなのだが。
いや、ない。はずだ。俺はこの男は知らない。けどどこかで出会ったような、見たことがあるような気分。
それが誰かは分からない。
いや、候補はある。だがすぐにそれを打ち消した。
そんなことがあっていいはずがない。
俺もいて、里奈もいて、あいつがいるなんてそんなの――
「そちらが女王、ということは……こっちか」
――悪い冗談だ。
男が、口を開いた。
その声。やはり知らない。知るわけがない。そう言い聞かせる。
男が一歩、前に出る。
こちらと視線を合わせて離さない。
俺も視線を切ることができなかった。
似てる、わけがない。
けどそれは、たとえばゲームをしていて、自分に似せたアバターを作ろうとしたらこうなるような、おもかげがあるような、そんな感覚。
「久しぶりだな」
「あ……う……」
声が出ない。
相手は確実に理解している。確信している。
そのうえで、俺に語り掛ける。
「どうやら本当だったらしい。お前が“あの”ジャンヌ・ダルクだと。何かの冗談だと思ったよ。それより、里奈もそっちにいるんだろう?」
「…………」
「だんまり、か。まぁいいさ」
そこで男は俺から視線を外し、マリアやニーアたちにも向かって、
「改めて自己紹介させていただこう。エイン帝国パルルカ教皇の、まぁそうだな、相談役みたいなことをやらせてもらっている。椎葉達臣だ。よろしくお願いさせてもらおう」
いよいよ運命の日がやってきた。
帝国との講和会議だ。
昼に始まるにもかかわらず、日が昇るころには目が覚めていた。
というかほとんど眠れなかった。
「アッキー大丈夫?」
「……水鏡こそ」
朝食の場に居合わせた水鏡もひどい顔だった。
「ジャンヌ様、あまり無理なさらず」
「いや、ジル。ここが正念場だ。無理しないでどうする」
「しかし……」
そういうジルも、少し硬い。
水鏡のおつきの雫や吉川もどこか緊張してそうだ。
唯一いつもと同じなのが、
「はい、女王様。あーん」
「あーん。うむ! うまいのじゃ!」
こいつらなぁ……。
「お前ら、いつも通りすぎんだろ。てかよくニーアは無事だな?」
「あんなもん、飲んだうちに入らないわよ」
どんな肝臓と体力してんだよ……。
そのせいか、どっかテンション高めだ。
「それになーに言ってんの。こんなのなるようにしかならないんだから、今慌てたって無駄でしょ」
「うむ! こちらの誠心誠意を見せればきっと伝わるのじゃ! それに皆でいっぱい話し合ったから大丈夫なのじゃ!」
軽いというか、能天気というか……。
「ま、もし開戦になっても女王様には指一本触れさせないから。ついでに教皇と皇帝の首を刎ねれば勝ちでしょ」
「ニーアもジャンヌも、皆を信じてるのじゃ」
あぁ、なるほど。
これは違うな。
どちらに転んでも揺るがない覚悟、そして信頼ってことか。
ったく、ちゃんと考えてんだかいないんだか。
この2人がそうなら俺も腹をくくるしかない。
人事を尽くして天命を待つじゃないけど、ここまでやって駄目だったら、次の手を考えればいい。
そう思うと、もっとやる気になろうってんだから不思議だ。
「よし、行くか!」
というわけでいよいよ本番。
場所はヨジョー城対岸に築かれた4つの砦。
そのうち3つは先月の帝国軍侵攻で焼け落ちた。
残った1つ、焼け残った最後のデンダ砦を急ピッチで整備が行われた。
そこが会談の場所となる。
今、オムカと帝国の人間が入って会議の場を作りつつ、警備を行っている。
お互いに監視し合う形で、公平な場を持つためのものだ。
そこに入るのは互いに30名まで。
さらに実際に会議に出るのは各国3人までと決めた。
オムカの代表はもちろん俺、マリア、そして護衛のニーア。
ジルは残りの人数を率いて砦の外で待機となる。
シータは水鏡と雫、そして護衛の吉川だ。
帝国は煌夜とあとは元帥と大将軍の3人だろう。
その中で気を付けると言えばやはり煌夜か。
こんなことならアイツ――マツナガを引っ張り出すべきだった。
『そんなめんど――大事な席を、私が奪うわけにはいきません。私には王都という仕事場がありますので。いやー、羨ましいですね。これで歴史の教科書には帝国と講和した天才軍師ジャンヌ・ダルクと書かれるでしょう。そうなれば祝日を定めましょう。5月15日はジャンヌ・ダルク記念日、いえゴロが悪い。アキヒコ記念日としましょう!』
あの野郎……楽しみやがって。
とはいえ、あいつも王都から引きはがすわけにはいかないから、やっぱりこちらでどうにかするしかないわけで。
「帝国の方が到着しました!」
「来たか」
時間通りというわけだ。
俺たちは出迎えのため、北門へと向かう。
そしてはるか前方から隊列をそろえた軍勢が来るのを見た。
その数、1千かそれ以上。
対するこちらは30。
もしだまし討ちされたらどうしようもない。
「ジャンヌ……」
マリアが不安げな声で呼びかけてくる。
と言われてもどうしようもない。
けど怖がっているマリアをそのままにはしておけない。
「大丈夫だ」
何が大丈夫なのか、理由などない。
けどそう言ってみないと、俺自身も飲み込まれそうだった。
緊張の時間が過ぎる。
そして、
「止ま、った……」
1キロほど先で隊列の動きが止まり、そこから3騎が前に出る。
「まさか、3人だけですか?」
ジルが不審の声を上げる。
護衛すらなし。一応30もの軍勢がいるこちらに対してノーガードで突っ込んでくるようなものだ。
なめているのか、余裕があるのか、あるいはこちらがそんなことをするはずないと見越しているのか。
3騎はゆっくりと近づいてくる。
その先頭の男の顔が見えるようになった。
煌夜だ。
相変わらずのキャソック姿で嫌でも目立つ。
その横、小ぶりな体――女性だろう――の人物が付き従う。
あの元帥や大将軍じゃない。ロングスカートの似合う、清楚で美しい――だがどこか感情のない人形のような女性。
その逆に馬を進めるのは、フードをかぶった男性だ。
この春先になぜ? と思うが、これでは顔が見えない。
どうやらあの2人とは別の人選をしたようだ。
軍勢を率いての脅しといい、メンバーの改変といい、小細工をしてくれる。
「どうも、お待たせしました」
煌夜が馬を降り、時間ぴったりだというのにそう言って頭を下げた。
「威嚇のつもりか?」
「いえ、そんなものではありませんよ。これでも私は臆病でね。軍勢に囲まれていないと安心できないのですよ」
嘘ばかり言うなよ。
あれだけ強いのに、わざと惰弱を装うなど。
1年前、この男と初めて会った時は完敗だった。
俺が捕まり、ザインが命を落とし、クロエたちはボコボコにされ、ほうほうのていで逃げ出したのだ。
あれから約1年。
数々の仲間を失いながらも、俺はここまでたどり着いた。
このひどい肥溜めのにおいのする最低最悪の狂った殺し合いが渦巻く世界の中で、俺を救ってくれた人たちにできる、唯一の恩返し。
偽善だとしても、独善だとしても、次善だとしても、この講和で平和を勝ち取れるなのなら、俺は――
「初めましてなのじゃ。余がオムカ王国第37代女王マリアンヌ・オムルカじゃ」
「これはレディに先に名乗らせてしまい申し訳ありません。私はパルルカ教教皇の赤星煌夜と申します。以降、お見知りおきを」
煌夜は礼儀正しく、深々と挨拶をする。
その横に小柄の女性が立つ。
「こちらは蒼月麗明です。私の秘書のようなことをしてもらっています。ただとある事情で、話すことができず。どうかその点をご配慮願いたい」
「…………」
「そうか、大変じゃの」
この女性、どこか暗いというか、生気のない感じだけど、喋れないのか。
それなのにこんな世界に放り込まれて、大変だっただろう。
「そしてもう1人」
煌夜が左を向く。
そこには最後の1人が馬を降りてこちらに歩を進めてきた。
男がフードに手をかけ、その素顔をさらした。
若い。まだ20前後か。フードの下にあるのは甘いマスク、などではなく、なんとも普通。平均的であまり特徴のない顔だが、どこか影を感じさせるその瞳に懐かしさを感じた。
いや、こんな男は知らない。
そもそも煌夜が連れてきたということはプレイヤーだろう。
だがこの男とは会っていない。
はずなのだが。
いや、ない。はずだ。俺はこの男は知らない。けどどこかで出会ったような、見たことがあるような気分。
それが誰かは分からない。
いや、候補はある。だがすぐにそれを打ち消した。
そんなことがあっていいはずがない。
俺もいて、里奈もいて、あいつがいるなんてそんなの――
「そちらが女王、ということは……こっちか」
――悪い冗談だ。
男が、口を開いた。
その声。やはり知らない。知るわけがない。そう言い聞かせる。
男が一歩、前に出る。
こちらと視線を合わせて離さない。
俺も視線を切ることができなかった。
似てる、わけがない。
けどそれは、たとえばゲームをしていて、自分に似せたアバターを作ろうとしたらこうなるような、おもかげがあるような、そんな感覚。
「久しぶりだな」
「あ……う……」
声が出ない。
相手は確実に理解している。確信している。
そのうえで、俺に語り掛ける。
「どうやら本当だったらしい。お前が“あの”ジャンヌ・ダルクだと。何かの冗談だと思ったよ。それより、里奈もそっちにいるんだろう?」
「…………」
「だんまり、か。まぁいいさ」
そこで男は俺から視線を外し、マリアやニーアたちにも向かって、
「改めて自己紹介させていただこう。エイン帝国パルルカ教皇の、まぁそうだな、相談役みたいなことをやらせてもらっている。椎葉達臣だ。よろしくお願いさせてもらおう」
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