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最強?
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俺——井口 斗真(いぐち とうま)は自分が無能力者であることを後悔したことはない。
能力に関心がないのだ。
そんなこんなで学校につきクラスに入り自分の机にうつ伏せになっているとまたもや煌が話しかけてきた。
ちなみに先ほど言い忘れていたが俺の友達は煌だけである。他の奴は能力の才能がない俺をバカにし近づいて来ないからだ。
俺自身、人付き合いが上手いわけでもないので別に構わないのだがこれだけは言わして欲しい!
「唯一の友達が男って悲しいな。」
彼女が欲しい人生だった・・・。
「せっかくの友達を無下にするなんて私、悲しい。」
「お前はおかまか?」
こいつ朝から元気だなと心中思いながら居ると不意に煌が話題を変えてきた。
「斗真。こんな噂、知っているか?」
「どんな?」
「なんかよ~。この世界に反旗を翻そうとしている組織があるって噂だぜ!」
煌はこういう噂とか都市伝説みたいなのが大好きなのだ。こういう話になると煌は止まらなくなる。
「聞くだけでワクワクしないか!斗真よ!」
「しない!!!!」
「そんな話をするくらいなら勉強しろ!!!」
朝からハイテンションな煌と疲れながらも雑談していると担任が入ってきた。
「みんな~!席につけ~!」
俺たちの担任は男性でやや歳は取っているもののガッチリとした肉体をしていて強面ではあるが見た目とは裏腹に好きなものは甘い物と言うのだから驚きである。
「これから授業が始まるが高木と池神は外に行く準備をしとけ。」
どうやら先ほど呼ばれた二人は外で事件を調査し犯人を捕まえる任務があるらしい。
などと担任のクソ長い話を聞きながらも俺は青い空を見上げながら先ほどの煌の話について考えるのであった。
そんなこんなで今日の授業が終わり任務を任された二人も戻ってきた。
聞くところによると犯人は逃走して捕まえられなかったらしい。移動系の能力者だったのだろうか?
考え込んでいると煌に話しかけられた。
「斗真!帰ろうぜ!」
「悪いな、煌!寄りたいところがあるから先に帰れ!」
「ちぇ~。分かったよ。」
煌は少し不貞腐れた顔をしながらも帰っていった。
煌が帰り、日が落ち薄暗くなったあと俺は少しばかり狭い路地裏に足を運んだ。
そこには少し息を切らしている男が地べたに座り込んでいた。
男は驚いた様子で騒ぎ立てた。
「誰だお前!まさか今日、追いかけてきた奴らの仲間なのか?」
男はすごい剣幕でこちらを睨んでくる。
その問いに俺は冷たく言い放った。
「そんなことは別に良いだろ?」
男はすぐさま立ち上がり炎を手のひらに顕現させた。
なるほど炎を使う能力者だったのか・・・。
「消えろ~!」
男は半ばヤケクソ気味に攻撃を繰り出していた。
本来ならば俺のような能力の才能がない奴が能力者と戦っても勝ち目なんて無いに等しい。
しかし俺はその炎を軽々しく避け目に見えない速度で男の首に手刀を繰り出した。
「ぐぁ……」
男は呻き声をあげると同時に前のめりに倒れた。
そして気絶してしまった男を横目に俺は夜空を見上げるのであった。
能力に関心がないのだ。
そんなこんなで学校につきクラスに入り自分の机にうつ伏せになっているとまたもや煌が話しかけてきた。
ちなみに先ほど言い忘れていたが俺の友達は煌だけである。他の奴は能力の才能がない俺をバカにし近づいて来ないからだ。
俺自身、人付き合いが上手いわけでもないので別に構わないのだがこれだけは言わして欲しい!
「唯一の友達が男って悲しいな。」
彼女が欲しい人生だった・・・。
「せっかくの友達を無下にするなんて私、悲しい。」
「お前はおかまか?」
こいつ朝から元気だなと心中思いながら居ると不意に煌が話題を変えてきた。
「斗真。こんな噂、知っているか?」
「どんな?」
「なんかよ~。この世界に反旗を翻そうとしている組織があるって噂だぜ!」
煌はこういう噂とか都市伝説みたいなのが大好きなのだ。こういう話になると煌は止まらなくなる。
「聞くだけでワクワクしないか!斗真よ!」
「しない!!!!」
「そんな話をするくらいなら勉強しろ!!!」
朝からハイテンションな煌と疲れながらも雑談していると担任が入ってきた。
「みんな~!席につけ~!」
俺たちの担任は男性でやや歳は取っているもののガッチリとした肉体をしていて強面ではあるが見た目とは裏腹に好きなものは甘い物と言うのだから驚きである。
「これから授業が始まるが高木と池神は外に行く準備をしとけ。」
どうやら先ほど呼ばれた二人は外で事件を調査し犯人を捕まえる任務があるらしい。
などと担任のクソ長い話を聞きながらも俺は青い空を見上げながら先ほどの煌の話について考えるのであった。
そんなこんなで今日の授業が終わり任務を任された二人も戻ってきた。
聞くところによると犯人は逃走して捕まえられなかったらしい。移動系の能力者だったのだろうか?
考え込んでいると煌に話しかけられた。
「斗真!帰ろうぜ!」
「悪いな、煌!寄りたいところがあるから先に帰れ!」
「ちぇ~。分かったよ。」
煌は少し不貞腐れた顔をしながらも帰っていった。
煌が帰り、日が落ち薄暗くなったあと俺は少しばかり狭い路地裏に足を運んだ。
そこには少し息を切らしている男が地べたに座り込んでいた。
男は驚いた様子で騒ぎ立てた。
「誰だお前!まさか今日、追いかけてきた奴らの仲間なのか?」
男はすごい剣幕でこちらを睨んでくる。
その問いに俺は冷たく言い放った。
「そんなことは別に良いだろ?」
男はすぐさま立ち上がり炎を手のひらに顕現させた。
なるほど炎を使う能力者だったのか・・・。
「消えろ~!」
男は半ばヤケクソ気味に攻撃を繰り出していた。
本来ならば俺のような能力の才能がない奴が能力者と戦っても勝ち目なんて無いに等しい。
しかし俺はその炎を軽々しく避け目に見えない速度で男の首に手刀を繰り出した。
「ぐぁ……」
男は呻き声をあげると同時に前のめりに倒れた。
そして気絶してしまった男を横目に俺は夜空を見上げるのであった。
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