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3話
ルナさんは言いにくそうにしながら話を続けた。
「言い伝えの勇者は紛れもなく女性でした。そもそも男性が戦いで活躍したなどとは聞いたことがありません」
この世界では男は極めて珍しい存在なんだという。
その男女比はなんと1対99以上。
つまり、男一人が100人以上の子供を作らなければ人口が減ってしまうという世界。
そこから生まれる赤ん坊も99%女の子なんだそうだ。
その希少な男を守るため、男は生まれた時から徹底的に保護される。
普通の仕事さえしない、だから戦わせるせるなんてとんでもない。
兵士も当然100%女兵士。
男が戦えるなんて思えない。
まして伝説によれば勇者は当然女のはず。
なるほど、だからガッカリされたわけか。
「まあ、なんというか、俺の世界では戦うのは主に男でしたから。だからって俺が戦えるかどうかは分かりませんけど」
別にそんな義理はないんだけど、ついなんか申し訳なくなって言い訳じみたことを言ってしまう俺。
ちなみにこの世界の男の仕事は当然「生殖行為」。
女を妊娠させ、子供を作ることだけが仕事なんだという。
童貞の俺にとってなんという夢の世界、とか一瞬思ったけどそうでもないらしい。
男は生まれた時からすべて貴族たちの管理下に置かれるのだという。
怪我をしてはいけないから自由に外に出ることもできず、知恵は必要ないから教育もおざなり。
子供が作れるようになった日から、ただひたすら他人に選ばれた相手と生殖の毎日。
子作りのためだけに生き、子供が作れなくなったら打ち捨てられて野垂れ死にするのみ。
ひでえ、それじゃあそのまんま種馬じゃねえかっ!
「ひどい話だと私も思います。しかし、この世界を維持するには仕方のないことなのです」
ルナさんは申し訳なさそうに言う。
「いえ、別にルナさんが悪いわけじゃないですから。ところで、勇者って何か特別な能力とかないんですか?」
やっぱりあれだよな、異世界転生って言ったらチート。
チート能力でもなきゃ勇者になんかなれねえもん!
「古の勇者様には様々な特別な力があったと言いますが、雄介様の力が何なのかは私達には分かりません。ですが、勇者様にはそれを知る力があると言い伝えられております」
「へ?」
なんでも勇者には一般の人にはない「自分のステータスを見る能力」があるらしい。
「えっと、『ステータスオープン』」
俺はルナさんに言われたとおりに唱えてみた。
「言い伝えの勇者は紛れもなく女性でした。そもそも男性が戦いで活躍したなどとは聞いたことがありません」
この世界では男は極めて珍しい存在なんだという。
その男女比はなんと1対99以上。
つまり、男一人が100人以上の子供を作らなければ人口が減ってしまうという世界。
そこから生まれる赤ん坊も99%女の子なんだそうだ。
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兵士も当然100%女兵士。
男が戦えるなんて思えない。
まして伝説によれば勇者は当然女のはず。
なるほど、だからガッカリされたわけか。
「まあ、なんというか、俺の世界では戦うのは主に男でしたから。だからって俺が戦えるかどうかは分かりませんけど」
別にそんな義理はないんだけど、ついなんか申し訳なくなって言い訳じみたことを言ってしまう俺。
ちなみにこの世界の男の仕事は当然「生殖行為」。
女を妊娠させ、子供を作ることだけが仕事なんだという。
童貞の俺にとってなんという夢の世界、とか一瞬思ったけどそうでもないらしい。
男は生まれた時からすべて貴族たちの管理下に置かれるのだという。
怪我をしてはいけないから自由に外に出ることもできず、知恵は必要ないから教育もおざなり。
子供が作れるようになった日から、ただひたすら他人に選ばれた相手と生殖の毎日。
子作りのためだけに生き、子供が作れなくなったら打ち捨てられて野垂れ死にするのみ。
ひでえ、それじゃあそのまんま種馬じゃねえかっ!
「ひどい話だと私も思います。しかし、この世界を維持するには仕方のないことなのです」
ルナさんは申し訳なさそうに言う。
「いえ、別にルナさんが悪いわけじゃないですから。ところで、勇者って何か特別な能力とかないんですか?」
やっぱりあれだよな、異世界転生って言ったらチート。
チート能力でもなきゃ勇者になんかなれねえもん!
「古の勇者様には様々な特別な力があったと言いますが、雄介様の力が何なのかは私達には分かりません。ですが、勇者様にはそれを知る力があると言い伝えられております」
「へ?」
なんでも勇者には一般の人にはない「自分のステータスを見る能力」があるらしい。
「えっと、『ステータスオープン』」
俺はルナさんに言われたとおりに唱えてみた。
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