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4話
「ステータスオープン」
唱えると同時に目の前に半透明のスクリーンが現れる。
どうやらルナさん達には見えてないようだ。
なになに……。
名前:足利雄介
職業:勇者
性別:男
年齢:18
状態:正常
【ステータス】
力:65
技:67
素早さ:61
精神力:58
……精神力が一番低いってなんかハズい。
【スキル】
剣技:65
火魔法:0
光魔法:0
性魔法:0
剣技が65は剣道のおかげかな。
やっぱり魔法ってあるんだ。
まだ使えないみたいだけど。
どうやって覚えるんだろう。
……で、性魔法って聖魔法の誤字じゃないの?
【特殊能力】
ステータスオープン、鑑定、絶倫Ⅰ
絶倫って特殊能力なのかよっ!
と自分に突っ込んだ瞬間、頭の中で言葉が聞こえた。
――「絶倫Ⅰ」とは通常の性行為能力に比べ持続力、回復力と相手に与える快感が約2倍となる能力
「い、今の聞こえました?」
「いえ、何も聞こえませんでしたが」
ルナさんは不思議そうな顔で首をかしげた。
やっぱり俺の頭の中だけで聞こえてたってことか。
これってひょっとして鑑定の能力のお陰かな?
そもそも鑑定の能力ってなんだ?
そう考えた瞬間、また頭の中で声が聞こえる。
――「鑑定」とは物や他人、魔物、言葉など様々な事柄を知る能力
やっぱりそうか。
でもなんで「性魔法」の時は聞こえなかったんだ?
――「性魔法」はこの世に存在しない魔法であるため、現時点では鑑定不可能
この世に存在しない魔法、だったらなんでそんなスキルが俺のステータスにあるんだろう。
そう考えても何の声も聞こえない。
まあいいや、それより鑑定って他人の状態も知ることが出来るって言ってたな。
ちょっと悪い気もするけど、ルナさんを鑑定してみよう。
えっと、『ルナさんを鑑定』――
名前:ルナ・スタシア
職業:上位司祭
性別:処女
年齢:18
力:14
技:16
素早さ:13
精神力:51
スキル:光魔法48、召喚術
状態:困惑
さすが司祭だけあって、精神力がずば抜けて高い。
けどその他はだいぶ低いな、女の子だからだろうか。
しかも処女って、エヘヘ。
落ち着いてるから年上だと思ったけど同い年か。
それで上位司祭って凄くね?
光魔法も使えるし。
困惑ってのはやっぱり俺が男だからか。
「ルナさんって光魔法が使えるんですね」
「え、なぜそれをご存知なのですか?」
俺の言葉にルナさんは目を丸くして驚いた。
しまった、勝手に覗いたのは失礼だったか。
「すいません、鑑定の能力があったんでつい見ちゃいました」
「そうですか、やはりステータスが見れる上に鑑定もお出来になるのですね。雄介様はやはり勇者様に間違い無いようです」
「え、確かに職業は勇者になってましたけど、鑑定が出来るだけですよ?」
「鑑定が出来るのは凄い事なのです。鑑定の能力を持つ者はこの国に何人もおりません。商人などにとっては垂涎の能力なのですが。ただそれを悪事に利用しようとする者や自分の事を知られるのを嫌う者もおりますので、あまり他人にはおっしゃらない方がよろしいかと思います」
なるほど、そうかもしれない。
気をつけよう。
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