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8話☆☆☆

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 なるほど、この世界では女が男を相手に感じる事は異常な訳だ。

「そっか、こんなに可愛いのにタリアは変態なんだ」

 そう囁くとイヤイヤはさらに強くなった。

「違う、わたしは可愛くも変態でもな……い……ああっ」

 薄い布地越しに感じる小さな突起を少し強く撫でた瞬間、腰が跳ねた。
 ここがクリトリスか!

「あ、あぁ、そ、そこ、ダメっ」

 見つけた弱点の突起を何度も撫で回す度に、面白いように腰が踊る。
 湿り気はドンドン強くなってくる。
 眉間にシワが寄り、下唇を噛んだ苦悩の表情が可愛い。
 脚は力無く広がり、閉じられる気配はない。
 これならもう手を離しても大丈夫だろう。


 俺はタリアの両手を押さえつけていた左手を離した。
 するとやっと自由になった左手を口に持って行って人差し指を噛み、右手は枕を強く握りしめる。
 ヤベェ、色っぽい。
 もう我慢出来ない!
 俺は体を起こし、タリアの両脚の間に下がった。
 スカートを捲り上げると、純白のパンティの中心に大きく楕円形のシミが出来ている。
 凄え、こんなに濡れてるとは。

「すっごく濡れてるよ」

「そ、そんな事言わないでくれ」

 甘い声で抗議すると、両手で顔を覆ってしまう。
 その隙に俺はパンティの両端に手を掛けた。
 ゆっくりと引き下げると恐らく無意識だろう、そっと腰を上げて協力してくれる。
 これは相当百合レズ経験積んでるな。
 俺も負けられない、男の良さを思い知らさなきゃ。
 例え俺が童貞だろうとも……いや例えなくても実際童貞なんですけどね。

 そのままパンティを引き下ろし、左脚を抜いて右足首に引っ掛けた。
 恥毛は髪の毛と同じ柔らかな茶色で量も多くない。
 キャラは凛々しいイメージなのにここは乙女だね。
 もう一度そっと両脚を開かせてその間を覗き込む。
 これが男に触れられたことのない生のアソコか。
 興奮しているからだろう、縦筋がほんの少し開いて中が僅かに覗いている。
 ゴクリ。
 濡れて光っている様子が艶めかしくて、俺は思わず唾を飲んだ。
 上にちょこんと顔を覗かせているのがクリトリスだな。

「うわぁっ、そ、そんなとこっ」

 俺がクリトリスを舌先で舐め上げるとまた腰が大きくバウンドし、声が大きくなった。
 その時。

「コンコン――兵士長、何か御用ですか?」

 ノックと共に扉の外から声がした。
 ヤバい、聞こえた!
 俺もタリアも思わず硬直して動きが止まる。
 一瞬の空白の後、タリアが無理に平静を装って返事する。

「いや、何でもない。警備を続けてくれ」

「――分かりました。何かあればお呼び下さい」

 凄え緊張感。
 きっとタリアはもっとだろう。

「頼む。も、もう――」

 腰を引きながら小声で俺を止めようとするタリアを無視して、俺はアソコにむしゃぶりついた。
 クリトリスを舐め回し、穴にゆっくりと浅く左手の指を一本挿入する。

「むぅん、んん、んー!」

 腰がロデオの様に跳ね回り、タリアは声が漏れない様に両手で口を必死に押さえている。
 俺の息子もギンギンで窮屈で痛いくらいだ。
 もうそろそろいい頃だろう。
 俺は空いている右手だけでズボンとパンツをまとめて脱いだ。
 そして体を上に引き上げ、タリアの顔を上から覗き込む。

「タリア、入れるよ」

 そう言った途端、タリアの目が驚愕で見開かれた。
 必死で顔を左右に振ってイヤイヤをするのを無視して、息子の先をアソコに充てがう。
 その瞬間、慌てて顔を起こして下を覗き込んだタリアはさらに驚きで目を真ん丸にした。

「な、なにこれ。こんなの知らない。訓練の時に見たのと全然違う……」

 後で聞いたのだが、訓練で見た一物は太さも長さも俺の三分の二くらいしかなかったらしい。
 かと言って別に俺が巨根な訳じゃない。
 風呂で友達と比べても俺のは平均的だったと思う。
 この世界の男の一物が全体的に小さいのだ。
 でもこの時はそんな事を気にしている余裕はなかった。




 ……どこだ、多分この辺、ここか?

 アソコの柔らかな感触を息子の先で感じながら、穴を探るのに必死だった。
 それらしい場所をやっと見つけて腰を押し込むと、ズブズブと沈んでいく。
 や、ヤバい、柔らかくてあったかい。
 女の子相手にはともかく、男相手には経験の無い穴は狭く、強い抵抗感と共に俺を包み込む。
 少し入れたところで何かに当たって止まった。
 これが処女膜か!

 痛いだろうけど、絶倫の効果で快感は2倍になってるから耐えてくれ。
 そう願いながら腰を突き出すと強い抵抗を感じたが、やがて何かを破る感触と共に先に進めた。

「ん、んんっ!」

 その瞬間、タリアは声が漏れない様に必死に下唇を噛み、左右の手で俺の腕を握りしめて来た。
 目にはうっすら涙が浮かんでいる。

「ごめんよ、痛かった?」

「だ、大丈夫。聞いていたほど酷くはない。むしろ気持ちいい方が強い。続けてくれ」

 その言葉を信じて腰を動かすと、凄い快感に息子全体が包まれる。
 ヤバい、気持ちいい、これがセックスか。
 先端が子宮に当たるのが分かる。
 もう処女だから優しくしなきゃとか、感じさせようなんて余裕はない。
 ただ本能に任せて腰を振り、息子を打ち込むだけ。
 なんとかここまで射精せずにいられるのは、持続時間2倍のおかげだろう。

 ――ズニュッ、ニチャッ

 俺が息子を押し込むたびに結合部から粘膜同士が擦れ合う淫靡な音がする。

「ふぅあっ! んんんっ!」

 タリアは拷問でも受けているかのような苦悶の表情で、必死で声を出さないように耐えている。

「大丈夫か、痛くないか?」

 俺は思わず心配になり、腰を振りながら耳元で聞いた。
 するとタリアは小さく首を左右に振って、掠(かす)れた声で囁いた。

「ち、違う。気持ちいいんだ。こんなのは、今まで一度だって、はうっ!」

 思わず声を上げて仰け反ったタリアの口を慌ててキスで塞ぐ。
 するとすかさず必死に舌を絡めてくる。
 抱きしめると、全身が細かく震えている。
 ヤバい、下半身からの快感とキスの快感とがミックスされてもう限界だ。
 俺がこうなんだから、性感が2倍のタリアは凄い快感に襲われているんだろう。
 でも手を緩めてあげる余裕は俺にもない。
 俺は快感の波に飲まれ、ひたすら腰を振った。

「ん、んんんっ! ヒックううう!」

 絡みついていた舌の動きが止まり、全身をガクガクと震わせながら俺の口の中で絶叫した。
 危ないところだった、キスしてなければ100%表に丸聞こえだった。
 もうそろそろ俺も限界だ。

「このまま中で出してもいいか?」

 すっかり力の抜けた放心状態のタリアになおも打ち込みながら、耳元で囁く。
 すると息も絶えだえなタリアは小さく頷いた。
 それを確認して俺は引き金を引く。

 ――うおおおっ!

 もの凄い快感と共に俺は射精した。
 いつも自分でする時とは全く違う、圧倒的な快感が長く続く。
 さらに搾り取るように粘膜が蠢くのが分かる。
 それと同時に再びタリアの身体が跳ねる。
 俺はそれを抱きしめキスをしながら出し続けた。

 ――はあ、はあ、はあ

 長い放出がやっと終わり、俺も脱力感でタリアの上に倒れこむ。
 同じように荒い息を吐くタリアが愛しい。
 体全体で感じる、柔らかなタリアの身体の感触が愛しくてしょうがない。
 その俺の耳元でタリアが小さく囁いた。

「こんな、こんな気持ちにさせられたら――もう貴方から離れられなくなってしまうじゃないか」

 望むところだ。
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