男女比1対99の世界に召喚された絶倫勇者

梅田遼介

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37話 ☆

半妖ハーフ?!」

 自分は魔物と人との間に出来た子供だ、って言うのか。
 魔物が人間と子供を作れるって言うのか。
 俺は心底驚いた。

「そうよー。アタシの母親は女淫魔サキュバスなの。人間の男の所に忍び込んで、結果アタシが生れたって訳。魔物と人との間に子供が出来るのはかなり珍しい事なんだけどね。で、私にも母親から受け継いだ力があるのよ」

 勝手にするのは失礼だと知りつつも、そんなことを聞いたら鑑定せずにはいられない。
 鑑定の結果は――

 名前:ベルモア・リディプリム
 種族:半妖
 職業:王国宰相・愛人
 性別:淫魔女
 年齢:??
 力:??
 技:??
 素早さ:??
 精神力:??
 スキル:性的魅了・感情察知・火魔法??
 状態:誘惑・隠ぺい・??

 ――これは?
「種族」って項目が増えているのはいいとして、いくつか見れないのがあるぞ。
 しかも性別が「淫魔女」ってなに?
 結果に俺が困惑してると、ベルモアは俺のアゴを人差し指と親指でつまんだ。

「ウフフ、勝手にアタシの事を覗こうなんて悪い子ね。でも見れないでしょ? それはね……」

 ベルモアさんはクイっと俺の顔を上に向けた。
 俺の唇とベルモアさんの唇の間の距離はすでに10センチを切っている。

「アナタがまだ弱いからよ。アタシには隠ぺいのスキルがあるから、アタシの魔力を越えないと見えないわ。もっと強くなりなさい。そうでなければ魔王なんて到底倒せないわよ」

 そう言ってベルモア姉さんは俺の目を見つめながら自分の唇をゆっくりと舐めた。
 ……やばい、色っぽすぎて、もう。

「強くなるって、どうすれば……」

「それを考えるのはアナタの仕事でしょ。でもその前に、アナタの事少し調べさせてもらうわ」

 そう言いながら、ゆっくりとベルモアの唇が俺の唇に重なる。
 俺は身動きできないまま、柔らかな感触を受け止める。
 唇も、胸も、肌に感じるベルモアのすべてが柔らかい。
 最初ついばむ様だったキスも、俺の唇の間から舌が差し込まれてくる。
 柔らかなベルモアの舌に俺の舌が捕らわれ、絡み合う。
 時おり歯の裏や上あごの内側をベルモアの舌先がそっとなぞる。 
 その度に緩やかな快感が走る。
 俺はベルモアが舌に乗せて送り込んでくる唾液を夢中で飲んだ。
 逆に俺も唾液を送り返すと、ベルモアはコクリと喉を鳴らしてそれを飲み込む。
 まだ触りも触られもしていないのに、俺の息子は膨張MAXのギンギンだ。

「フフッ、アナタは陛下に害意は抱いていないようね。良かったわ、もしそうでなかったら……」

 ベルモアはゆっくりと唇を離し、俺の目を見つめる。
 二人の唇の間にツウッと細い糸の橋が掛かり、切れる。

「……そうじゃなかったら?」

 俺が小さくかすれた声で聴くと、ベルモアはニコッと小さく微笑んだ。

「殺しちゃわないといけないから」

 そう言いながらベルモアは両手で俺の上着のボタンを外し始めた。

「殺すって――じゃあなんで俺は大丈夫だって思うんですか?」

「思うんじゃなくて、分かるのよ。アタシは肌を合わせた相手の感情が見えるの。アナタにはアタシや陛下に対する攻撃的な感情はないわ。強引に牢に閉じ込められた怒りはあるみたいだけど、ね」

 そう言いながら俺の上着を脱がせると、ベルモアは俺の首筋に唇を当てながら言葉を続けた。

「――これはその事へのお詫びよ」



 ベルモアはゆっくりと俺の首筋に舌を這わせる。
 その間に右手の人差し指で、既に硬くなっている俺の股間を服の上からゆっくりと触る。
 まるで俺の息子の形をなぞるようなその動き。
 決して強くはない、むしろ焦らすようなその曖昧な感触が俺の興奮をかき立てる。
 もどかしいような、もっと強く扱いて欲しいような、でもこのまま続けて欲しいような。
 そんな複雑な感情の中で、俺は思わず上を向いて喘いでしまう。

 ――ヤバい、俺、責められてる!

 今までのタリアやミネバ、そしてパリスとの経験では俺は常に責める側だった。
 絶倫のスキルを使い、処女の子たちを泣かせる側だった。
 ところが今、俺は初めて責められてる。
 しかも相手は超経験豊富っぽいセクシーなお姉様。

 ――ヤバいヤバいヤバい

 このままではいけないと、俺は力を振り絞って右手を伸ばして胸をつかむ。
 ただし弱点感知のスキルを使う余裕はない。
 ただ本能的に鷲づかみにしたその胸の感触は。
 なんという柔らかさ。
 サイズで言えばミネバにも負けないほどの超巨乳。
 ウエストの細さのせいで余計に大きく見える。
 だがタリアやミネバのような張りつめた風船のような弾力ではない。
 フワフワとしてどこまでも沈み込みそうな、でも決して垂れてしまう事はない。
 そんな超低反発のクッションのような不思議な感覚。
 俺は手から感じるその感触に酔いしれた。

「ウフフッ、アタシの胸がお気に召したみたいね」

 そう言って体を起こすと、ベルモアは上着を脱ぎ捨てた。
 そこに現れたのは地上の奇跡というべき光景。
 白く、丸くて柔らかく、雄大で、それでいてどこまでも優しい。
 その頂には広く色素の薄い乳輪と、乳房の大きさに反比例するかのような小ぶりな乳頭。
 巨大な山脈の頂きに小ぢんまりと控えめに息づいている。

「いいのよ、アナタの好きにして」

 その微笑みは半妖というより、聖母のように見えた。
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