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魔王死空は血に染まる。残る刃は天地を穿つ
神
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今から少し前の事。魔王この世界に魔王がいて、勇者がいた。その勇者達は果敢に魔王に挑み、そして魔王を倒す事ができた。
しかし、それも魔王の企みの一部で、魔王を倒した勇者達は魔王因子を埋め込まれ、それらは集まり、再び魔王がこの世界に君臨した。
そして、再び蘇ったその魔王も勇者エルドラが魔界の主との契約によって得た圧倒的な力の前に敗れた。
それで平和は訪れたのだが、この世界の伝説の勇者一行の中でまだ魔王を倒していない者がいる。
それはセンなのだが、この世界に残されたセンは、死んだエルドラの事を訊ねに、魔界の主の元へと向かうのだった。
***
「魔界の主よ。どうにかエルドラを生き返らせる事はできないのか。」
魔界の主ティルムの前でも自信を失わずに訊ねる。
「ふっはっは、エルドラか。おれは殺しただけでその後の命は保証しない。神のところへ行くのだな。」
魔界の主では生き返らせる事はできないという事か。
「それに、エルドラを見捨てたのは神アスティルのほうではないのかな。神の力を使えばガヴァ程度の魔物などすぐに叩き潰せる筈だ。」
不敵な笑みを浮かべながら魔界の主はそんな事をセンに吹き込む。
「おい、それはどういう事だ。」
「簡単な話。女神ルヒィアと契約を結び、神の力の一部を手に入れたお前が、神王アスティルの力を使えば、簡単に奴を倒せたものを。」
「つまり、エルドラを死なせずに魔王を倒せたって事なのか。」
センは驚きを隠せずにいた。
「その通りだ。神の力を使えば簡単にあの程度の魔物は倒せるわ。」
神さえ協力してくれれば、センは女神と契約を交わしている。つまりは神の力を使う事は容易だったはず。女神ルヒィアを通して神王アスティルの力を借りれば簡単に、安全に奴を倒せた。
センのそんな闇に魔界の主ティルムは漬け込み、段々と洗脳していく。
「お前が神を殺すんだ。悪は神なのだから、お前が殺してやればいいんだ。」
センにはそれを疑う事はできなかった。神を悪と考えて、神を殺したいと思ってしまった。
「神を殺すためには女神ルヒィアの力では不可能だ。神を殺すための力を私が貸してやろう。」
魔界の主ティルムはそんな提案をした。
「わかった、その力を使って、神を殺してくるさ。」
「ふっ、それで良いのだ。」
魔界の主ティルムは手を突き出しセンにその力を送る。
しかし、それも魔王の企みの一部で、魔王を倒した勇者達は魔王因子を埋め込まれ、それらは集まり、再び魔王がこの世界に君臨した。
そして、再び蘇ったその魔王も勇者エルドラが魔界の主との契約によって得た圧倒的な力の前に敗れた。
それで平和は訪れたのだが、この世界の伝説の勇者一行の中でまだ魔王を倒していない者がいる。
それはセンなのだが、この世界に残されたセンは、死んだエルドラの事を訊ねに、魔界の主の元へと向かうのだった。
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「魔界の主よ。どうにかエルドラを生き返らせる事はできないのか。」
魔界の主ティルムの前でも自信を失わずに訊ねる。
「ふっはっは、エルドラか。おれは殺しただけでその後の命は保証しない。神のところへ行くのだな。」
魔界の主では生き返らせる事はできないという事か。
「それに、エルドラを見捨てたのは神アスティルのほうではないのかな。神の力を使えばガヴァ程度の魔物などすぐに叩き潰せる筈だ。」
不敵な笑みを浮かべながら魔界の主はそんな事をセンに吹き込む。
「おい、それはどういう事だ。」
「簡単な話。女神ルヒィアと契約を結び、神の力の一部を手に入れたお前が、神王アスティルの力を使えば、簡単に奴を倒せたものを。」
「つまり、エルドラを死なせずに魔王を倒せたって事なのか。」
センは驚きを隠せずにいた。
「その通りだ。神の力を使えば簡単にあの程度の魔物は倒せるわ。」
神さえ協力してくれれば、センは女神と契約を交わしている。つまりは神の力を使う事は容易だったはず。女神ルヒィアを通して神王アスティルの力を借りれば簡単に、安全に奴を倒せた。
センのそんな闇に魔界の主ティルムは漬け込み、段々と洗脳していく。
「お前が神を殺すんだ。悪は神なのだから、お前が殺してやればいいんだ。」
センにはそれを疑う事はできなかった。神を悪と考えて、神を殺したいと思ってしまった。
「神を殺すためには女神ルヒィアの力では不可能だ。神を殺すための力を私が貸してやろう。」
魔界の主ティルムはそんな提案をした。
「わかった、その力を使って、神を殺してくるさ。」
「ふっ、それで良いのだ。」
魔界の主ティルムは手を突き出しセンにその力を送る。
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