17 / 39
4章(2)
しおりを挟む
ロワディナが本当に動くのか。メルフェリーゼはアウストルの部屋の前に来るまで、彼女のことを信じていなかった。あれはただの気まぐれ。メルフェリーゼがアウストルの寝室へ入れたところで、ロワディナにはなんらメリットがないからだ。
もしメルフェリーゼがロワディナの助けを借りてアウストルの寝室へ入り、肌を重ねたら。そこには当然、世継ぎを身ごもる可能性がある。メルフェリーゼより先に男児を産もうと躍起になっているロワディナが、メルフェリーゼの夜這いを許すわけがないのだ。
しかし、メルフェリーゼの考えはあっさり否定された。夜半、ロワディナに指定された時刻にアウストルの寝室を訪ねると、扉の両脇を固めていた兵士はどこかへ消え去っていた。
アウストルがまだ執務室にいることは、先ほど確認した。寝室は無人のはずである。
メルフェリーゼは音を立てないように、そっと扉を開ける。思った通り、室内に人影はなく、がらんとしていた。
ベッドサイドのテーブルに侍女が運んで来たらしい、琥珀色の液体が入ったグラスが置いてある。アウストルが就寝前に必ず酒を一杯だけ飲むことは、ハナから聞いた。
庶民には手の届かない高級な酒が飲めるとあって、毒見を志願する侍女が後を絶たないのだとか。今ここにあるグラスは、すでに侍女の毒見が済んでいる。アウストルは就寝前、ためらいなくグラスに口をつけ、中身を飲み干して眠りに就くはずだ。
メルフェリーゼはするりとドレスの内側に手を忍ばせると、薄い青色に輝く小瓶を取り出した。こんなに綺麗な瓶に詰められたものが毒だとは、到底思えない。貴族女性の間で流行している新たな化粧品だといっても、信じられてしまいそうなほどである。
中身を零さないように慎重に蓋を開けると、メルフェリーゼは小瓶を傾けてその中身をグラスの中に落とした。薄い青色の液体は、すぐに琥珀色に飲まれて見えなくなる。グラスに鼻を近づけて匂いを嗅いでみても、強いアルコールの香りがするだけだ。
ぞわり、と皮膚が粟立った。メルフェリーゼは今まさに、人殺しになろうとしている。自分の手で、夫を殺すのだ。潜在的な恐怖が湧き上がり、メルフェリーゼは震える手でなんとか小瓶に蓋をすると、ドレスの内に落とそうとした――。
「その瓶をよこせ」
低く、獣が唸るような険しい声がする。
メルフェリーゼの手から、小瓶が滑り落ちる。視界の端で、さっと俊敏な動きを見せた影が、彼女の手から落ちた小瓶を床にぶつかる寸前に受け止めた。
「あっぶね、絨毯に吸われるところだった」
メルフェリーゼはがちがちに固まった首をなんとか動かし、視線を自分の足元に這わせる。黒いローブをまとった人影が絨毯の上に座り込み、手の中でメルフェリーゼの落とした小瓶を弄んでいた。その手は白く、病的なまでに細くて、骨ばっているせいでまだほんの少年の手のように見える。
ぎいぎいと音がしそうなほど、ぎこちなく振り返る。メルフェリーゼは震える足をなんとか踏ん張り直し、入り口に立つ人影を見た。
アウストルよりもさらに長身で、がっしりとした体躯の男が立っている。鍛え上げられた二の腕は、メルフェリーゼの太ももよりも太そうである。開いているのかも分からないほど細い目が、メルフェリーゼのことをじっと観察している。
メルフェリーゼは頭から急速に血が下っていくのを感じた。頭の芯が痺れ、冷たくなる。自分が息をしているかどうかも分からなくなる。自分は今、二本足でしっかりと立っているのか、それとも眠っていて夢を見ているだけなのか。
「大丈夫だよ、メル」
足元から軽やかな男の声が聞こえて、メルフェリーゼはまた悪い夢に囚われている感覚に陥る。
二人は一体、誰なのか。いつからそこにいるのか。どうしてメルフェリーゼを愛称で呼ぶのか。
分からないことだらけで、メルフェリーゼの意識はぐらぐらと揺れる。
「俺らは君を助けに来ただけなんだから」
また、足元から歌うような声。メルフェリーゼは動悸を抑えるように胸に手を当てると、窓枠に身を預けた。
足元にいたローブの人影が立ち上がり、入り口の男の隣に並ぶ。親子ほども身長差のある二人だが、そうして並ぶと不思議とはじめからそこにいたような、しっくりはまるような雰囲気があった。
「確認だけど、それはメルが飲むものじゃないね?」
ローブの下でもごもごと口が動くのが見える。目元は深いフードに覆われ、顔の全貌は分からない。声は高めで、身長から見ても少年の部類に入るだろう。
二人が一体いつ部屋に入ってきたのかは分からない。しかし、なにもかも見られていたのだ。メルフェリーゼは観念してうなずいた。
ローブの下の血色の悪い唇が弧を描く。笑ったようだ。
「よかった、それなら俺らが心配するようなことはなにも起こらない」
「誰なの、あなたたちは……」
メルフェリーゼはようやく引きつる喉を叱咤して、言葉を絞り出した。情けなく震えている声しか出せなかったが、メルフェリーゼの言わんとしていることは伝わったようだ。
素顔を晒している大男が一瞬、顔を歪めた。その表情に見えたものが怒りなのか悲しみなのか、メルフェリーゼには分からない。けれど、彼女の言葉がなんらかの心の機微を引き出したことはたしかだった。
ローブの少年が薄青い小瓶を振る。
「知らないほうがいいことも、世の中にはあるってことだ。な、ミライ」
「外で気安く名前を呼ぶな」
「ミライ……?」
メルフェリーゼの頭に、なにかが引っかかる。その特徴的な名前を、自分はどこかで聞いたことがある。一体、いつ、どこで聞いたのか。必死に記憶を引き出そうとするが、城に来る前の記憶は靄がかかったようにぼんやりとしている。
メルフェリーゼがなにかを言う前に、二人は寝室の扉を開けた。ローブの下で、黒髪が揺れる。
「ここで見たことは俺たちだけの秘密だ。誰にも言わない。言ったら俺らまとめて首が飛ぶからな」
「王子が上がってくる気配がする」
ローブの少年の声に合わせるように、大男が低く、メルフェリーゼに警告する。
メルフェリーゼは二人に続いて部屋から出ようとしたものの、足が棒になってしまったかのように、その場から動けなかった。
焦りだけが募る。どうしよう、このままここに突っ立っていたら、アウストルに見つかってしまう。そうすれば、言い逃れはできない――。
「メルはそんな愚鈍な女じゃないだろう!」
ローブの少年が残した声で、メルフェリーゼの身体はバネのように弾けて動いた。ドレスの裾をまとめて抱え、ベッドの下に潜り込む。
ドレスの裾がぴったりとベッドの下に収まるのと、アウストルが寝室の扉を開けるのはほとんど同時の出来事だった。
もしメルフェリーゼがロワディナの助けを借りてアウストルの寝室へ入り、肌を重ねたら。そこには当然、世継ぎを身ごもる可能性がある。メルフェリーゼより先に男児を産もうと躍起になっているロワディナが、メルフェリーゼの夜這いを許すわけがないのだ。
しかし、メルフェリーゼの考えはあっさり否定された。夜半、ロワディナに指定された時刻にアウストルの寝室を訪ねると、扉の両脇を固めていた兵士はどこかへ消え去っていた。
アウストルがまだ執務室にいることは、先ほど確認した。寝室は無人のはずである。
メルフェリーゼは音を立てないように、そっと扉を開ける。思った通り、室内に人影はなく、がらんとしていた。
ベッドサイドのテーブルに侍女が運んで来たらしい、琥珀色の液体が入ったグラスが置いてある。アウストルが就寝前に必ず酒を一杯だけ飲むことは、ハナから聞いた。
庶民には手の届かない高級な酒が飲めるとあって、毒見を志願する侍女が後を絶たないのだとか。今ここにあるグラスは、すでに侍女の毒見が済んでいる。アウストルは就寝前、ためらいなくグラスに口をつけ、中身を飲み干して眠りに就くはずだ。
メルフェリーゼはするりとドレスの内側に手を忍ばせると、薄い青色に輝く小瓶を取り出した。こんなに綺麗な瓶に詰められたものが毒だとは、到底思えない。貴族女性の間で流行している新たな化粧品だといっても、信じられてしまいそうなほどである。
中身を零さないように慎重に蓋を開けると、メルフェリーゼは小瓶を傾けてその中身をグラスの中に落とした。薄い青色の液体は、すぐに琥珀色に飲まれて見えなくなる。グラスに鼻を近づけて匂いを嗅いでみても、強いアルコールの香りがするだけだ。
ぞわり、と皮膚が粟立った。メルフェリーゼは今まさに、人殺しになろうとしている。自分の手で、夫を殺すのだ。潜在的な恐怖が湧き上がり、メルフェリーゼは震える手でなんとか小瓶に蓋をすると、ドレスの内に落とそうとした――。
「その瓶をよこせ」
低く、獣が唸るような険しい声がする。
メルフェリーゼの手から、小瓶が滑り落ちる。視界の端で、さっと俊敏な動きを見せた影が、彼女の手から落ちた小瓶を床にぶつかる寸前に受け止めた。
「あっぶね、絨毯に吸われるところだった」
メルフェリーゼはがちがちに固まった首をなんとか動かし、視線を自分の足元に這わせる。黒いローブをまとった人影が絨毯の上に座り込み、手の中でメルフェリーゼの落とした小瓶を弄んでいた。その手は白く、病的なまでに細くて、骨ばっているせいでまだほんの少年の手のように見える。
ぎいぎいと音がしそうなほど、ぎこちなく振り返る。メルフェリーゼは震える足をなんとか踏ん張り直し、入り口に立つ人影を見た。
アウストルよりもさらに長身で、がっしりとした体躯の男が立っている。鍛え上げられた二の腕は、メルフェリーゼの太ももよりも太そうである。開いているのかも分からないほど細い目が、メルフェリーゼのことをじっと観察している。
メルフェリーゼは頭から急速に血が下っていくのを感じた。頭の芯が痺れ、冷たくなる。自分が息をしているかどうかも分からなくなる。自分は今、二本足でしっかりと立っているのか、それとも眠っていて夢を見ているだけなのか。
「大丈夫だよ、メル」
足元から軽やかな男の声が聞こえて、メルフェリーゼはまた悪い夢に囚われている感覚に陥る。
二人は一体、誰なのか。いつからそこにいるのか。どうしてメルフェリーゼを愛称で呼ぶのか。
分からないことだらけで、メルフェリーゼの意識はぐらぐらと揺れる。
「俺らは君を助けに来ただけなんだから」
また、足元から歌うような声。メルフェリーゼは動悸を抑えるように胸に手を当てると、窓枠に身を預けた。
足元にいたローブの人影が立ち上がり、入り口の男の隣に並ぶ。親子ほども身長差のある二人だが、そうして並ぶと不思議とはじめからそこにいたような、しっくりはまるような雰囲気があった。
「確認だけど、それはメルが飲むものじゃないね?」
ローブの下でもごもごと口が動くのが見える。目元は深いフードに覆われ、顔の全貌は分からない。声は高めで、身長から見ても少年の部類に入るだろう。
二人が一体いつ部屋に入ってきたのかは分からない。しかし、なにもかも見られていたのだ。メルフェリーゼは観念してうなずいた。
ローブの下の血色の悪い唇が弧を描く。笑ったようだ。
「よかった、それなら俺らが心配するようなことはなにも起こらない」
「誰なの、あなたたちは……」
メルフェリーゼはようやく引きつる喉を叱咤して、言葉を絞り出した。情けなく震えている声しか出せなかったが、メルフェリーゼの言わんとしていることは伝わったようだ。
素顔を晒している大男が一瞬、顔を歪めた。その表情に見えたものが怒りなのか悲しみなのか、メルフェリーゼには分からない。けれど、彼女の言葉がなんらかの心の機微を引き出したことはたしかだった。
ローブの少年が薄青い小瓶を振る。
「知らないほうがいいことも、世の中にはあるってことだ。な、ミライ」
「外で気安く名前を呼ぶな」
「ミライ……?」
メルフェリーゼの頭に、なにかが引っかかる。その特徴的な名前を、自分はどこかで聞いたことがある。一体、いつ、どこで聞いたのか。必死に記憶を引き出そうとするが、城に来る前の記憶は靄がかかったようにぼんやりとしている。
メルフェリーゼがなにかを言う前に、二人は寝室の扉を開けた。ローブの下で、黒髪が揺れる。
「ここで見たことは俺たちだけの秘密だ。誰にも言わない。言ったら俺らまとめて首が飛ぶからな」
「王子が上がってくる気配がする」
ローブの少年の声に合わせるように、大男が低く、メルフェリーゼに警告する。
メルフェリーゼは二人に続いて部屋から出ようとしたものの、足が棒になってしまったかのように、その場から動けなかった。
焦りだけが募る。どうしよう、このままここに突っ立っていたら、アウストルに見つかってしまう。そうすれば、言い逃れはできない――。
「メルはそんな愚鈍な女じゃないだろう!」
ローブの少年が残した声で、メルフェリーゼの身体はバネのように弾けて動いた。ドレスの裾をまとめて抱え、ベッドの下に潜り込む。
ドレスの裾がぴったりとベッドの下に収まるのと、アウストルが寝室の扉を開けるのはほとんど同時の出来事だった。
3
あなたにおすすめの小説
【完】夫に売られて、売られた先の旦那様に溺愛されています。
112
恋愛
夫に売られた。他所に女を作り、売人から受け取った銀貨の入った小袋を懐に入れて、出ていった。呆気ない別れだった。
ローズ・クローは、元々公爵令嬢だった。夫、だった人物は男爵の三男。到底釣合うはずがなく、手に手を取って家を出た。いわゆる駆け落ち婚だった。
ローズは夫を信じ切っていた。金が尽き、宝石を差し出しても、夫は自分を愛していると信じて疑わなかった。
※完結しました。ありがとうございました。
「25歳OL、異世界で年上公爵の甘々保護対象に!? 〜女神ルミエール様の悪戯〜」
透子(とおるこ)
恋愛
25歳OL・佐神ミレイは、仕事も恋も完璧にこなす美人女子。しかし本当は、年上の男性に甘やかされたい願望を密かに抱いていた。
そんな彼女の前に現れたのは、気まぐれな女神ルミエール。理由も告げず、ミレイを異世界アルデリア王国の公爵家へ転移させる。そこには恐ろしく気難しいと評判の45歳独身公爵・アレクセイが待っていた。
最初は恐怖を覚えるミレイだったが、公爵の手厚い保護に触れ、次第に心を許す。やがて彼女は甘く溺愛される日々に――。
仕事も恋も頑張るOLが、異世界で年上公爵にゴロニャン♡ 甘くて胸キュンなラブストーリー、開幕!
---
病弱な第四皇子は屈強な皇帝となって、兎耳宮廷薬師に求愛する
藤原 秋
恋愛
大規模な自然災害により絶滅寸前となった兎耳族の生き残りは、大帝国の皇帝の計らいにより宮廷で保護という名目の軟禁下に置かれている。
彼らは宮廷内の仕事に従事しながら、一切の外出を許可されず、婚姻は同族間のみと定義づけられ、宮廷内の籠の鳥と化していた。
そんな中、宮廷薬師となった兎耳族のユーファは、帝国に滅ぼされたアズール王国の王子で今は皇宮の側用人となったスレンツェと共に、生まれつき病弱で両親から次期皇帝候補になることはないと見限られた五歳の第四皇子フラムアーク付きとなり、皇子という地位にありながら冷遇された彼を献身的に支えてきた。
フラムアークはユーファに懐き、スレンツェを慕い、成長と共に少しずつ丈夫になっていく。
だがそれは、彼が現実という名の壁に直面し、自らの境遇に立ち向かっていかねばならないことを意味していた―――。
柔和な性格ながら確たる覚悟を内に秘め、男としての牙を隠す第四皇子と、高潔で侠気に富み、自らの過去と戦いながら彼を補佐する亡国の王子、彼らの心の支えとなり、国の制約と湧き起こる感情の狭間で葛藤する亜人の宮廷薬師。
三者三様の立ち位置にある彼らが手を携え合い、ひとつひとつ困難を乗り越えて掴み取る、思慕と軌跡の逆転劇。
理想の男性(ヒト)は、お祖父さま
たつみ
恋愛
月代結奈は、ある日突然、見知らぬ場所に立っていた。
そこで行われていたのは「正妃選びの儀」正妃に側室?
王太子はまったく好みじゃない。
彼女は「これは夢だ」と思い、とっとと「正妃」を辞退してその場から去る。
彼女が思いこんだ「夢設定」の流れの中、帰った屋敷は超アウェイ。
そんな中、現れたまさしく「理想の男性」なんと、それは彼女のお祖父さまだった!
彼女を正妃にするのを諦めない王太子と側近魔術師サイラスの企み。
そんな2人から彼女守ろうとする理想の男性、お祖父さま。
恋愛よりも家族愛を優先する彼女の日常に否応なく訪れる試練。
この世界で彼女がくだす決断と、肝心な恋愛の結末は?
◇◇◇◇◇設定はあくまでも「貴族風」なので、現実の貴族社会などとは異なります。
本物の貴族社会ではこんなこと通用しない、ということも多々あります。
R-Kingdom_1
他サイトでも掲載しています。
召喚先は、誰も居ない森でした
みん
恋愛
事故に巻き込まれて行方不明になった母を探す茉白。そんな茉白を側で支えてくれていた留学生のフィンもまた、居なくなってしまい、寂しいながらも毎日を過ごしていた。そんなある日、バイト帰りに名前を呼ばれたかと思った次の瞬間、眩しい程の光に包まれて──
次に目を開けた時、茉白は森の中に居た。そして、そこには誰も居らず──
その先で、茉白が見たモノは──
最初はシリアス展開が続きます。
❋他視点のお話もあります
❋独自設定有り
❋気を付けてはいますが、誤字脱字があると思います。気付いた時に訂正していきます。
【完結】番としか子供が産まれない世界で
さくらもち
恋愛
番との間にしか子供が産まれない世界に産まれたニーナ。
何故か親から要らない子扱いされる不遇な子供時代に番と言う概念すら知らないまま育った。
そんなニーナが番に出会うまで
4話完結
出会えたところで話は終わってます。
転生したら地味ダサ令嬢でしたが王子様に助けられて何故か執着されました
古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄され
恋愛
皆様の応援のおかげでHOT女性向けランキング第7位獲得しました。
前世病弱だったニーナは転生したら周りから地味でダサいとバカにされる令嬢(もっとも平民)になっていた。「王女様とか公爵令嬢に転生したかった」と祖母に愚痴ったら叱られた。そんなニーナが祖母が死んで冒険者崩れに襲われた時に助けてくれたのが、ウィルと呼ばれる貴公子だった。
恋に落ちたニーナだが、平民の自分が二度と会うことはないだろうと思ったのも、束の間。魔法が使えることがバレて、晴れて貴族がいっぱいいる王立学園に入ることに!
しかし、そこにはウィルはいなかったけれど、何故か生徒会長ら高位貴族に絡まれて学園生活を送ることに……
見た目は地味ダサ、でも、行動力はピカ一の地味ダサ令嬢の巻き起こす波乱万丈学園恋愛物語の始まりです!?
小説家になろうでも公開しています。
第9回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作品
【完結】いくら溺愛されても、顔がいいから結婚したいと言う男は信用できません!
大森 樹
恋愛
天使の生まれ変わりと言われるほど可愛い子爵令嬢のアイラは、ある日突然騎士のオスカーに求婚される。
なぜアイラに求婚してくれたのか尋ねると「それはもちろん、君の顔がいいからだ!」と言われてしまった。
顔で女を選ぶ男が一番嫌いなアイラは、こっ酷くオスカーを振るがそれでもオスカーは諦める様子はなく毎日アイラに熱烈なラブコールを送るのだった。
それに加えて、美形で紳士な公爵令息ファビアンもアイラが好きなようで!?
しかし、アイラには結婚よりも叶えたい夢があった。
アイラはどちらと恋をする? もしくは恋は諦めて、夢を選ぶのか……最後までお楽しみください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる