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5章(4)
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十年前。
二十四歳になったばかりのアウストルの心は重く沈んでいた。
原因は、マーリンドとその妻ロワディナとの間に産まれた子である。ロワディナは初産、マーリンドにとってもはじめての子であったが、夫妻の願いとは裏腹に産まれたのは女児であった。
アウストルはその子が、王女として育てられると信じて疑わなかった。周囲からは感情がない、彫像だなどと噂されるアウストルであっても、姪の誕生を喜んでいたのだ。
しかしアウストルの予想は大きく裏切られる。
女児の誕生から数日後。姪の顔を見に行こうとしたアウストルにマーリンドは囁いたのだ。女児はいらなかった、と。
乳母の用意もなく、姪はアウストル以外に誰にもその存在を祝福されることなく、ユルハ城の外へと放り出されていた。どこへ養子に出されたのかも、アウストルには知りようがなかった。
そして母体であるロワディナの回復を待てないマーリンドは、満面の笑みでアウストルに言った。
「貧民窟で手頃な女を数人攫って、男児を産むまで孕ませ続けよう」
アウストルの脳裏に痩せ衰えた母の面影が浮かび上がる。ドゥアオロ王がアウストルの母にしたことを、マーリンドもまたやろうとしている。
楽しい気分になれというほうが無理な話であった。
けれどアウストルは従うしかない。所詮、娼婦の子である自分に拒否権など存在しないのだから。
◇ ◇ ◇
マーリンドと二人、豪華な飾りを施した王族専用の馬車に揺られて城下を抜ける。城から離れるごとに、民の生活環境は悪化していく。貧民窟の辺りまでやってくると、馬車の中にいてもたえがたい臭いが鼻をつくようになった。
「楽しいか、アウストル」
まだ見ぬ女を夢想しているマーリンドが上機嫌で話しかけてくる。
「よく見ておくがよい、お前の母親の故郷だぞ?」
母親を侮辱されていることは明白だった。そのへらへらとした面に拳を叩き込んで、頭を二つに割りたい気分だったが、唇を噛んでぐっとこらえる。アウストルがマーリンドに楯突いたと分かれば、父であるドゥアオロ王はためらいなくアウストルの首を刎ねるだろう。
アウストルはやり場のない怒りを飲み込むように、話題を変える。
「なぜ、貧民の女でなければならないのです? 貴族の娘を娶ったほうが面倒もないでしょう」
「お前はまだ若いから分からんかもしれないが、貴族の令嬢ほど面倒なものはない」
マーリンドが葉巻を取り出しながら言う。
「貧民窟の女はいい。後腐れがないし、男児を産まないなら処分すればよい。男児を産んだとしても、ちっとばかり金さえ積めば一生私に逆らうまい」
反吐が出る。ようは使い捨ての母体を求めているだけだ。アウストルの母もそうしてドゥアオロ王に囲われ、誰にも看取られることなく屋敷に幽閉されたまま死んでいった。
順当にいけば、次の国王はマーリンドだろう。あのドゥアオロ王が、自分を次の国王に指名するとは思えない。彼の考えていることは、手に取るように分かる。王国軍の指揮をアウストルに任せているのも、早く戦場で死んでくれたほうがありがたいと思っているからだろう。
アウストルが怒りと、居心地の悪さで尻をもぞもぞと動かした時、突然前につんのめるようにして馬車が止まった。御者の怒鳴り声と、馬の嘶き、道を行き交う人々の悲鳴が辺りに響き渡る。
腰を浮かせかけていたアウストルも急停止の衝撃に耐えられず、腕を窓に打ちつけていた。向かいに座っていたマーリンドは進行方向に背を向けていたため、無事だったようだ。結局火をつけられずにいた葉巻をしまい込み、いそいそと馬車を降りて、事の顛末をたしかめようとしている。
アウストルも痛む腕をさすりながら、マーリンドの後に続いた。
「誰だ、王族の馬車の前に飛び出してきた奴は?」
マーリンドの肩越しに、馬の下でうずくまっている小さな塊が二つ見える。てっきり馬に踏まれて死んだものと思っていたが、どうやら息はあるらしい。もぞもぞと馬の下から這い出してきて、マーリンドに頭を垂れる。
まだ年端もいかないような二人の男の子だった。ボロボロの服とも呼べないような布をまとい、地面に頭を擦りつけるようにして平伏してはいるが、その両手にはしっかりとパンの入った袋が握られ、腹に抱え込むようにしている。
遠巻きにパン屋の主人が見ているところを見ると、パンを盗んで逃げる最中に馬車の前に飛び出してきたのかもしれない。王族に睨まれてもなお、パンを掴んで離さないその魂胆には感心する。
しかし、命がなくなってしまえばそのパンを食べられなくなることを、二人は理解しているのだろうか。パンも金も、命があってはじめて機能するのだ。
マーリンドが従者に腕を突き出す動作を見て、はっと我に返る。
「兄様、その者たちは……」
「王族の馬車を停めておいて、ただで済むと思うか?」
従者から抜き身の剣を受け取ったマーリンドが、その輝く剣先を日光にかざす。
「顔を上げよ」
マーリンドが王族の威厳を示すように言い放ち、おそるおそる顔を上げた二人を睥睨する。
「王族のゆく道に立ち塞がることが重罪であることは、お前たちも分かっておろう」
鋭い剣先を突きつけられて、二人の肩がびくっと揺れる。パンの袋はまだ離さない。一人は大きな目をまんまるに見開いて、一人はむっつりと口を引き結んでマーリンドを見上げている。
剣を突きつけられて、自分の死を予感すれば大人だって泣き出したくなるだろう。馬車の周囲を取り巻く人々は、二人の子どもの命がこの場で奪われることを察して目を伏せている。誰も、止めに入ろうとする人間はいない。当たり前だ。貧民の子どもを助けるために自分の命を差し出す馬鹿はいない。
マーリンドが大きく一歩を踏み出し、剣の切っ先が丸っこい目をした少年の腕を裂いた。パン屋の主人が目を逸らし、たまたま通りがかった夫人の悲鳴が響き渡る。
ぱっくりと割れた腕をかばいながら、じりじりと後ずさるが、二人の後ろには従者が壁を作っている。
アウストルがこれほど自分のことを嫌いになったのは、後でも先でもこの時だけだった。自分もまた、二人を助けることなく黙って見ている。王族である自分なら、たった一言マーリンドに投げかけるだけでその蛮行を止められるかもしれないというのに、傍観者に成り下がっている。
腕から流れた血が石畳を濡らし、少年たちのボロボロの服を真っ赤に染める。腕を切られた少年をかばうように、一人がマーリンドの前に立ち塞がった。ぎりぎり剣の届かない位置で、間合いを図っている。狼のように鋭い瞳が、マーリンドを睨みつけている。
「ほう、先に殺されたいか」
マーリンドと従者がじりじりと距離を詰め、いよいよ少年は囲まれる。
少年の喉元に剣先が到達し、アウストルが顔を伏せた時――。
「お待ちください!」
凛とよく響く娘の声が、アウストルの耳に届いた。マーリンドもその声を聞いたようで、まさに斬りかかろうとしていた剣を止める。
野次馬の中から飛び出してきたのは、綺麗なブロンドの髪の少女だった。少年たちよりは少し大人に見えるが、まだ十になったかどうかといったところだ。やはり貧民らしく、ところどころほつれかかった汚れたワンピースを着ている。
少女はマーリンドの前に立ち塞がっていた少年の腕を引いて後ろに下がらせると、マーリンドの足元に平伏した。
「私が代わりに罰を受けます。ですから、この子たちは見逃していただけませんか……まだ、二人とも六つになったばかりなのです」
「メル! 俺たちが――」
血で赤く染まった腕をきつく握りしめながら、少年が叫ぶ。
「ミハイは黙ってなさい! ミライも、ミハイの止血をして」
少女に呼びかけられた、狼のような鋭い目を持つ少年が弾かれたように動く。ボロ布同然の自分の服を裂き、少年の腕を止血しようと躍起になる。
マーリンドは剣を従者へ突き返すと、闖入者である少女の髪を掴み、顔を上げさせた。意思の強い目が、ちらりとアウストルを見たような気がして息が詰まる。
「お前、名はなんという? その不届き者たちはお前の兄弟か?」
マーリンドに無理やり頭を引き上げられたまま、少女は毅然と答える。
「私はメルフェリーゼと申します。彼らは隣の家に住む双子です。血縁関係はありませんが、私にとっては家族同然の存在です」
この娘は、他人のために命を投げ出すというのか――。
アウストルは天を仰いだ。自分のことが、より一層嫌いになった。
二十四歳になったばかりのアウストルの心は重く沈んでいた。
原因は、マーリンドとその妻ロワディナとの間に産まれた子である。ロワディナは初産、マーリンドにとってもはじめての子であったが、夫妻の願いとは裏腹に産まれたのは女児であった。
アウストルはその子が、王女として育てられると信じて疑わなかった。周囲からは感情がない、彫像だなどと噂されるアウストルであっても、姪の誕生を喜んでいたのだ。
しかしアウストルの予想は大きく裏切られる。
女児の誕生から数日後。姪の顔を見に行こうとしたアウストルにマーリンドは囁いたのだ。女児はいらなかった、と。
乳母の用意もなく、姪はアウストル以外に誰にもその存在を祝福されることなく、ユルハ城の外へと放り出されていた。どこへ養子に出されたのかも、アウストルには知りようがなかった。
そして母体であるロワディナの回復を待てないマーリンドは、満面の笑みでアウストルに言った。
「貧民窟で手頃な女を数人攫って、男児を産むまで孕ませ続けよう」
アウストルの脳裏に痩せ衰えた母の面影が浮かび上がる。ドゥアオロ王がアウストルの母にしたことを、マーリンドもまたやろうとしている。
楽しい気分になれというほうが無理な話であった。
けれどアウストルは従うしかない。所詮、娼婦の子である自分に拒否権など存在しないのだから。
◇ ◇ ◇
マーリンドと二人、豪華な飾りを施した王族専用の馬車に揺られて城下を抜ける。城から離れるごとに、民の生活環境は悪化していく。貧民窟の辺りまでやってくると、馬車の中にいてもたえがたい臭いが鼻をつくようになった。
「楽しいか、アウストル」
まだ見ぬ女を夢想しているマーリンドが上機嫌で話しかけてくる。
「よく見ておくがよい、お前の母親の故郷だぞ?」
母親を侮辱されていることは明白だった。そのへらへらとした面に拳を叩き込んで、頭を二つに割りたい気分だったが、唇を噛んでぐっとこらえる。アウストルがマーリンドに楯突いたと分かれば、父であるドゥアオロ王はためらいなくアウストルの首を刎ねるだろう。
アウストルはやり場のない怒りを飲み込むように、話題を変える。
「なぜ、貧民の女でなければならないのです? 貴族の娘を娶ったほうが面倒もないでしょう」
「お前はまだ若いから分からんかもしれないが、貴族の令嬢ほど面倒なものはない」
マーリンドが葉巻を取り出しながら言う。
「貧民窟の女はいい。後腐れがないし、男児を産まないなら処分すればよい。男児を産んだとしても、ちっとばかり金さえ積めば一生私に逆らうまい」
反吐が出る。ようは使い捨ての母体を求めているだけだ。アウストルの母もそうしてドゥアオロ王に囲われ、誰にも看取られることなく屋敷に幽閉されたまま死んでいった。
順当にいけば、次の国王はマーリンドだろう。あのドゥアオロ王が、自分を次の国王に指名するとは思えない。彼の考えていることは、手に取るように分かる。王国軍の指揮をアウストルに任せているのも、早く戦場で死んでくれたほうがありがたいと思っているからだろう。
アウストルが怒りと、居心地の悪さで尻をもぞもぞと動かした時、突然前につんのめるようにして馬車が止まった。御者の怒鳴り声と、馬の嘶き、道を行き交う人々の悲鳴が辺りに響き渡る。
腰を浮かせかけていたアウストルも急停止の衝撃に耐えられず、腕を窓に打ちつけていた。向かいに座っていたマーリンドは進行方向に背を向けていたため、無事だったようだ。結局火をつけられずにいた葉巻をしまい込み、いそいそと馬車を降りて、事の顛末をたしかめようとしている。
アウストルも痛む腕をさすりながら、マーリンドの後に続いた。
「誰だ、王族の馬車の前に飛び出してきた奴は?」
マーリンドの肩越しに、馬の下でうずくまっている小さな塊が二つ見える。てっきり馬に踏まれて死んだものと思っていたが、どうやら息はあるらしい。もぞもぞと馬の下から這い出してきて、マーリンドに頭を垂れる。
まだ年端もいかないような二人の男の子だった。ボロボロの服とも呼べないような布をまとい、地面に頭を擦りつけるようにして平伏してはいるが、その両手にはしっかりとパンの入った袋が握られ、腹に抱え込むようにしている。
遠巻きにパン屋の主人が見ているところを見ると、パンを盗んで逃げる最中に馬車の前に飛び出してきたのかもしれない。王族に睨まれてもなお、パンを掴んで離さないその魂胆には感心する。
しかし、命がなくなってしまえばそのパンを食べられなくなることを、二人は理解しているのだろうか。パンも金も、命があってはじめて機能するのだ。
マーリンドが従者に腕を突き出す動作を見て、はっと我に返る。
「兄様、その者たちは……」
「王族の馬車を停めておいて、ただで済むと思うか?」
従者から抜き身の剣を受け取ったマーリンドが、その輝く剣先を日光にかざす。
「顔を上げよ」
マーリンドが王族の威厳を示すように言い放ち、おそるおそる顔を上げた二人を睥睨する。
「王族のゆく道に立ち塞がることが重罪であることは、お前たちも分かっておろう」
鋭い剣先を突きつけられて、二人の肩がびくっと揺れる。パンの袋はまだ離さない。一人は大きな目をまんまるに見開いて、一人はむっつりと口を引き結んでマーリンドを見上げている。
剣を突きつけられて、自分の死を予感すれば大人だって泣き出したくなるだろう。馬車の周囲を取り巻く人々は、二人の子どもの命がこの場で奪われることを察して目を伏せている。誰も、止めに入ろうとする人間はいない。当たり前だ。貧民の子どもを助けるために自分の命を差し出す馬鹿はいない。
マーリンドが大きく一歩を踏み出し、剣の切っ先が丸っこい目をした少年の腕を裂いた。パン屋の主人が目を逸らし、たまたま通りがかった夫人の悲鳴が響き渡る。
ぱっくりと割れた腕をかばいながら、じりじりと後ずさるが、二人の後ろには従者が壁を作っている。
アウストルがこれほど自分のことを嫌いになったのは、後でも先でもこの時だけだった。自分もまた、二人を助けることなく黙って見ている。王族である自分なら、たった一言マーリンドに投げかけるだけでその蛮行を止められるかもしれないというのに、傍観者に成り下がっている。
腕から流れた血が石畳を濡らし、少年たちのボロボロの服を真っ赤に染める。腕を切られた少年をかばうように、一人がマーリンドの前に立ち塞がった。ぎりぎり剣の届かない位置で、間合いを図っている。狼のように鋭い瞳が、マーリンドを睨みつけている。
「ほう、先に殺されたいか」
マーリンドと従者がじりじりと距離を詰め、いよいよ少年は囲まれる。
少年の喉元に剣先が到達し、アウストルが顔を伏せた時――。
「お待ちください!」
凛とよく響く娘の声が、アウストルの耳に届いた。マーリンドもその声を聞いたようで、まさに斬りかかろうとしていた剣を止める。
野次馬の中から飛び出してきたのは、綺麗なブロンドの髪の少女だった。少年たちよりは少し大人に見えるが、まだ十になったかどうかといったところだ。やはり貧民らしく、ところどころほつれかかった汚れたワンピースを着ている。
少女はマーリンドの前に立ち塞がっていた少年の腕を引いて後ろに下がらせると、マーリンドの足元に平伏した。
「私が代わりに罰を受けます。ですから、この子たちは見逃していただけませんか……まだ、二人とも六つになったばかりなのです」
「メル! 俺たちが――」
血で赤く染まった腕をきつく握りしめながら、少年が叫ぶ。
「ミハイは黙ってなさい! ミライも、ミハイの止血をして」
少女に呼びかけられた、狼のような鋭い目を持つ少年が弾かれたように動く。ボロ布同然の自分の服を裂き、少年の腕を止血しようと躍起になる。
マーリンドは剣を従者へ突き返すと、闖入者である少女の髪を掴み、顔を上げさせた。意思の強い目が、ちらりとアウストルを見たような気がして息が詰まる。
「お前、名はなんという? その不届き者たちはお前の兄弟か?」
マーリンドに無理やり頭を引き上げられたまま、少女は毅然と答える。
「私はメルフェリーゼと申します。彼らは隣の家に住む双子です。血縁関係はありませんが、私にとっては家族同然の存在です」
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