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6章(4)
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サイン会の帰り、妹を自身のアパートまで送り届けた後、旭陽は練習のため大学のプールにやってきていた。大会が近いこともあり、室内プールでは休日にも関わらず部員が練習に精を出している。
「あ、十束」
ウォーミングアップで軽く泳いでいると、ちょうどプールから上がった同期に声をかけられた。旭陽も水中から顔を出し、声のしたほうを見る。
「文学部の先輩が、十束のこと捜してた」
「誰?」
「小野? とか言う人」
水しぶきを上げて、プールから抜け出す。碧が自分を捜しているというのなら、こんなところで泳いでいる場合ではない。シャワー室に駆け出そうとした旭陽を同期が呼び止める。
「その人、十束がいないってわかったら帰っていったぞ。三時間くらい前」
今すぐアパートに戻ったら、碧は部屋にいるだろうか? わざわざ大学まで旭陽のことを捜しに来たというのだから、なにか伝えたいことがあったのではないか?
葛藤は、プールに監督とコーチが入ってきたことによって断ち切られた。大会前の調整期間ということもあって、旭陽もコーチを頼ることが多くなっていた。コーチが旭陽を見つけ、足早にプールサイドを進んでくる。
「今、練習来たところ?」
「はい。ちょっとだけフォームのチェックをしようと思って」
「動画撮っておくから、好きに泳いでいいよ」
コーチにそう言われると練習を切り上げることもできなくなった。実際、旭陽は次の大会に賭けている。道上の自己ベストを超える。それだけを目標に、ただひたすら泳いで、フォームを修正して、また泳いで、タイムを見て――地道に繰り返し、積み重ねてきた。
碧のことが気にならないと言えば嘘になる。けれど、練習を怠って彼にみっともない姿を見せるほうがもっと嫌だった。
◇ ◇ ◇
夜までみっちり練習してからアパートに戻ると、妹はスーパーで買い込んだ惣菜をお供にバラエティ番組を観ているところだった。
「俺の分は?」
「冷蔵庫に入ってる」
テレビから目を離さず、妹が言う。冷蔵庫を開けると、言葉通り薄いプラスチックの包装容器に入ったコロッケと目が合った。コロッケを電子レンジに突っ込んだ後、冷凍庫から冷凍ご飯を取り出す。温め終わったコロッケと交代で、電子レンジに冷凍ご飯を入れ、旭陽はため息をついた。
「なあ、もうちょっと端に寄れよ。テーブル狭いんだから」
「え、無理。まだ食べてる途中だし」
「お前、ここ俺ん家だって忘れてるだろ」
「いいじゃん、一日くらい。兄ちゃんって心狭いよね」
このテーブルと同じくらい、と妹は嫌な笑みを浮かべながら吐き捨てた。険悪な雰囲気の中に、チンと間抜けな音が鳴る。電子レンジが加熱の終了を知らせていた。
今からでも、知り合いに片っ端から声をかけて誰かの家に泊めてもらうべきか。旭陽は妹に対する苛立ちを抑え込みながら、結局キッチンで立ったまま食事を済ませた。
自分の部屋だというのに、寝転がってくつろぐこともできない。今年一年、一人暮らしを満喫したせいで、妹の一挙手一投足が気になって仕方がない。しかし今すぐ妹を外に放り出せるほど、旭陽は冷徹ではない。嫌だ、不便だ、と言いながらも部屋の大部分を妹に譲り、自分は部屋の隅で膝を抱え、スマホを眺めることしかできない。
旭陽は息苦しさを感じ、カーテンをめくると窓を開けてベランダに出た。向かいに建つ中学校はほとんど電気が消えて、闇に沈んでいる。唯一、電気がついているのは職員室だろうか。染み入るような寒さに、手をすり合わせる。
眼下にそびえる街灯がぼんやりと照らす暗闇の中、旭陽は隣のベランダから細く煙が上がっているのを見た。風向きが変わり、煙がゆっくりと旭陽の元にたなびいてくる。かすかに焦げたキャラメルのような、苦い香りがした。
「……小野さん?」
小さな声で、呼びかける。
「その声は、十束くんだね」
穏やかな返事。そしてふうっと息を吐く音。暗い空に、もやのように煙が広がる。
「タバコですか?」
「たまに吸いたくなるんだよ」
非常時には割れるという薄っぺらい壁の向こうに碧がいる。その事実に心が熱くなり、寒さも薄れる。碧が今、どんな顔をしているかはわからない。けれど、逃げずにこうして自分と会話をしてくれること。それだけでどうしようもないほど嬉しさが込み上げてくる。
「十束くんは、こんな寒いのにベランダでなにをしているんだい」
「妹がこっちに来てて。部屋を占領されてるんすよ」
「妹さんは泊まる予定なのかい?」
「そのつもりらしいです。明日には帰るって言ってるけど」
顔を合わせなくても、言葉はどんどん溢れてきた。いつの間にか、妹への苛立ちも忘れている。寒さも気にならない。いつまでもこうして、ベランダで二人で話していたかった。
けれど、時間が限られていることは目に見えていた。ゆるやかに昇っていた煙が消えた。タバコを吸い終われば、碧がベランダにいる理由はなくなる。どうにかして引き止めたかった。
提供できる話題はたくさんあるのに、いざ言葉にしようとすると喉元でつかえてしまう。言いたいことが溢れて、溢れすぎて旭陽の喉を詰まらせていた。
「僕の部屋に来るかい?」
「……え?」
最後の煙が霧散していくのを黙って見ていた旭陽の耳に思いもよらない言葉が届いた。信じられず、聞き返すと碧は咳をしてから「話したいこともある」と言った。
「妹さんがいる部屋よりは、居心地がいいかもしれない」
冗談めいた言葉。じわじわと腹の底から熱が上がってくるのを感じた。
「すぐ行きます!」
旭陽はベランダから室内に戻ると、妹の小言も聞かずにテレビの前を横切り、玄関でもどかしく靴を履いた。
玄関を出て、たった三歩で碧の部屋の前に着く。
インターホンを押すとすぐさま碧がドアを開けてくれた。暖房がしっかり効いた、温かい風が身体を包む。
「いつまでもベランダにいては凍えてしまうからね」
そう言って、碧は旭陽を部屋の中に招き入れた。この時ばかりは、旭陽も妹に感謝したのだった。
「あ、十束」
ウォーミングアップで軽く泳いでいると、ちょうどプールから上がった同期に声をかけられた。旭陽も水中から顔を出し、声のしたほうを見る。
「文学部の先輩が、十束のこと捜してた」
「誰?」
「小野? とか言う人」
水しぶきを上げて、プールから抜け出す。碧が自分を捜しているというのなら、こんなところで泳いでいる場合ではない。シャワー室に駆け出そうとした旭陽を同期が呼び止める。
「その人、十束がいないってわかったら帰っていったぞ。三時間くらい前」
今すぐアパートに戻ったら、碧は部屋にいるだろうか? わざわざ大学まで旭陽のことを捜しに来たというのだから、なにか伝えたいことがあったのではないか?
葛藤は、プールに監督とコーチが入ってきたことによって断ち切られた。大会前の調整期間ということもあって、旭陽もコーチを頼ることが多くなっていた。コーチが旭陽を見つけ、足早にプールサイドを進んでくる。
「今、練習来たところ?」
「はい。ちょっとだけフォームのチェックをしようと思って」
「動画撮っておくから、好きに泳いでいいよ」
コーチにそう言われると練習を切り上げることもできなくなった。実際、旭陽は次の大会に賭けている。道上の自己ベストを超える。それだけを目標に、ただひたすら泳いで、フォームを修正して、また泳いで、タイムを見て――地道に繰り返し、積み重ねてきた。
碧のことが気にならないと言えば嘘になる。けれど、練習を怠って彼にみっともない姿を見せるほうがもっと嫌だった。
◇ ◇ ◇
夜までみっちり練習してからアパートに戻ると、妹はスーパーで買い込んだ惣菜をお供にバラエティ番組を観ているところだった。
「俺の分は?」
「冷蔵庫に入ってる」
テレビから目を離さず、妹が言う。冷蔵庫を開けると、言葉通り薄いプラスチックの包装容器に入ったコロッケと目が合った。コロッケを電子レンジに突っ込んだ後、冷凍庫から冷凍ご飯を取り出す。温め終わったコロッケと交代で、電子レンジに冷凍ご飯を入れ、旭陽はため息をついた。
「なあ、もうちょっと端に寄れよ。テーブル狭いんだから」
「え、無理。まだ食べてる途中だし」
「お前、ここ俺ん家だって忘れてるだろ」
「いいじゃん、一日くらい。兄ちゃんって心狭いよね」
このテーブルと同じくらい、と妹は嫌な笑みを浮かべながら吐き捨てた。険悪な雰囲気の中に、チンと間抜けな音が鳴る。電子レンジが加熱の終了を知らせていた。
今からでも、知り合いに片っ端から声をかけて誰かの家に泊めてもらうべきか。旭陽は妹に対する苛立ちを抑え込みながら、結局キッチンで立ったまま食事を済ませた。
自分の部屋だというのに、寝転がってくつろぐこともできない。今年一年、一人暮らしを満喫したせいで、妹の一挙手一投足が気になって仕方がない。しかし今すぐ妹を外に放り出せるほど、旭陽は冷徹ではない。嫌だ、不便だ、と言いながらも部屋の大部分を妹に譲り、自分は部屋の隅で膝を抱え、スマホを眺めることしかできない。
旭陽は息苦しさを感じ、カーテンをめくると窓を開けてベランダに出た。向かいに建つ中学校はほとんど電気が消えて、闇に沈んでいる。唯一、電気がついているのは職員室だろうか。染み入るような寒さに、手をすり合わせる。
眼下にそびえる街灯がぼんやりと照らす暗闇の中、旭陽は隣のベランダから細く煙が上がっているのを見た。風向きが変わり、煙がゆっくりと旭陽の元にたなびいてくる。かすかに焦げたキャラメルのような、苦い香りがした。
「……小野さん?」
小さな声で、呼びかける。
「その声は、十束くんだね」
穏やかな返事。そしてふうっと息を吐く音。暗い空に、もやのように煙が広がる。
「タバコですか?」
「たまに吸いたくなるんだよ」
非常時には割れるという薄っぺらい壁の向こうに碧がいる。その事実に心が熱くなり、寒さも薄れる。碧が今、どんな顔をしているかはわからない。けれど、逃げずにこうして自分と会話をしてくれること。それだけでどうしようもないほど嬉しさが込み上げてくる。
「十束くんは、こんな寒いのにベランダでなにをしているんだい」
「妹がこっちに来てて。部屋を占領されてるんすよ」
「妹さんは泊まる予定なのかい?」
「そのつもりらしいです。明日には帰るって言ってるけど」
顔を合わせなくても、言葉はどんどん溢れてきた。いつの間にか、妹への苛立ちも忘れている。寒さも気にならない。いつまでもこうして、ベランダで二人で話していたかった。
けれど、時間が限られていることは目に見えていた。ゆるやかに昇っていた煙が消えた。タバコを吸い終われば、碧がベランダにいる理由はなくなる。どうにかして引き止めたかった。
提供できる話題はたくさんあるのに、いざ言葉にしようとすると喉元でつかえてしまう。言いたいことが溢れて、溢れすぎて旭陽の喉を詰まらせていた。
「僕の部屋に来るかい?」
「……え?」
最後の煙が霧散していくのを黙って見ていた旭陽の耳に思いもよらない言葉が届いた。信じられず、聞き返すと碧は咳をしてから「話したいこともある」と言った。
「妹さんがいる部屋よりは、居心地がいいかもしれない」
冗談めいた言葉。じわじわと腹の底から熱が上がってくるのを感じた。
「すぐ行きます!」
旭陽はベランダから室内に戻ると、妹の小言も聞かずにテレビの前を横切り、玄関でもどかしく靴を履いた。
玄関を出て、たった三歩で碧の部屋の前に着く。
インターホンを押すとすぐさま碧がドアを開けてくれた。暖房がしっかり効いた、温かい風が身体を包む。
「いつまでもベランダにいては凍えてしまうからね」
そう言って、碧は旭陽を部屋の中に招き入れた。この時ばかりは、旭陽も妹に感謝したのだった。
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