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第一章
昇格
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「あぅあぅ!」
「れいちゃん!」
れいちゃんが俺に向かって抱きついてくる。れいちゃんが居なかったら俺はどうなっていたことか。本当にれいちゃん様様だ。
「よく頑張ったな!さすがれいちゃんだ!」
俺はそう言いながら、れいちゃんの頭を撫でると、嬉しそうに目を細める。やっぱりかわいいな。
「戦闘お疲れ様でした。流石でしたよ。」
「バンさん!」
「ユウマ様、申し訳ありません。もっと早く加勢すべき状況でしたのに、あんな危険に晒してしまって。私の落ち度です。」
「いえ、そんな!バンさんのおかげでれいちゃんも俺も無事ですし!」
なんと言ってもバンさんとれいちゃんは、観客を守るための結界を張っていたそうで、二人の結界がなかったら観客に犠牲者が出てたことか。
「そう言って頂けると幸いです。」
バンさんが来てくれなかったら俺は今ここにいないだろう。改めて感謝しないとな。
ただ、れいちゃんとバンさんと再会した後間もなく、突然現れた冒険者達に俺たちは連行された。もちろん三人共だ。
会場の観客も次々と外へ誘導され、瞬く間に闘技場が空になる。そんな空の闘技場の真ん中にオーウェンの死体が放置されている。随分不気味だ。
「さあさあ、早く行くよ!」
一人の冒険者が俺たちを急かす。
「はいはい。」
「あぅ!」
「わかりましたよ。」
折角いい雰囲気だったのに、一体なんで連行されるのだろうか。危険な魔物を倒したヒーローのはずなのになぁ。隣のバンさんも「なんかやっちゃいましたかねー」と苦笑いしている。
数分間歩いてギルドに着くとガーレンさんの部屋へと一直線に案内される。部屋に入ると、ガーレンさんが神妙な面持ちで俺たちを迎える。
「君たちには、色々と聞きたいことがあるんだがその前に。」
「闘技場のあの死体は一体なんなんだ!」
ガーレンさんが叫ぶ。
「あんな紫な変死体見たことねぇよ!」
「いやぁーあれはちょっと……」
「あれはちょっとじゃなくて!誰なんだよあれ!?」
「オーウェン……」
「えっ今なんて?」
「オーウェンです。」
「あぅあぅ!」
そう言ったら、ガーレンさんはいきなり頭を抱え、叫び出す。そりゃそうか。オーウェンはダイヤ冒険者、しかも歴代依頼達成数一位だっけ?そりゃ自分のギルドの稼ぎ頭が死んだって言われたらこうなるか。
「本当なのか??」
「は、はい。」
「でも紫じゃん!体!オーウェンの面影もないし!」
「それがですねー」
俺はオーウェンが変態した経緯を話す。するとガーレンさんは青ざめた表情で、俺を見る。
「その種らしき物を食べたら変貌したと?」
「ええ、そういうことです。」
「バンさんも間違いないですか?」
「そうですね。観客席から見ただけですけど、何かを食べたのは間違いないと思います。」
ガーレンさんは黙って考え込む。その後大きな溜息をつくと、再び話し始める。
「実はギルドにはオーウェンが暴走してるという通報しか入ってきてなくて、どういう経緯で暴走したかとかはまだよくわかってないんですよな。でも、あれほど変貌した姿でとは。まるでー」
「まるで?」
「魔族化……といった感じですかね。」
「しかし魔族は滅んでいますよ?つい最近王子が魔王を討ち取ったそうですし。」
「いや、魔族では無くて、魔獣という線も。」
魔獣か。あの禍々しい姿に凶暴性、確かに魔獣に近かったかもしれないな。
「まあでも、この件はとりあえず様子見という事で!」
ガーレンさんは無理矢理話題を切る。どうやら結論を出すにはデータが足りないという結論に至ったようだ。
「後日調査結果を元に、結論を出します。魔獣化する種なんかあったら、王国の存亡に関わる問題ですからな。即急に調査しときますぞ。」
「出来れば私にも結果を教えて欲しいのですが……」
「バン殿、任せてください。一番目にお知らせしますぞ!」
「じゃあ俺もお願いします!」
「あぅ!」
「ユウマ殿にもですな。わかりました。では、一段落つきましたし、今日は一度解散しましょう。あとそうでした!ユウマ殿、渡すものがあります!」
そう言うと、ガーレンさんはポケットから黄金に煌めくカードを二枚取り出した。これはもしかしたら?
「一応、暴走したオーウェンの撃破並びに武闘大会での優秀な成績に免じて、ユウマ殿とれいちゃんを金冒険者に昇格させますぞ!おめでとう!」
「やったぞ!れいちゃん!金冒険者だ!」
「あぅ!」
これでついに日本に戻るための情報を本格的に集められる。いよいよ恵との再会が近づいてきた。これは大きな進歩だ。
「さて、聞きたいことも聞きましたし、解散しましょうか。私は事後処理が山積みなのでな、お先に失礼しますぞ。」
「ユウマ様、私も女王に報告義務があるので失礼します。いやはや、骨が折れる。」
そう各々挨拶すると、二人は足早に帰っていった。なんだかんだ言ってあの二人は重職だからな、この騒動もあってきっと忙しいんだろう。
さて、俺も傷だらけだし、今日は宿で寛ぐとするか。あ、回復ポーションも帰る途中買ってくか。ギルドの受付で中級ポーションを買うと、そのまま近場の宿に駆け込む。
ちょっと高級な宿だけど、まあ今日くらいはいいか。もう日も暮れ始めてるし、夕飯もつけるとしよう。
「いらっしゃい。」
受付に着くと、髭の濃いおじさまが出迎えてくれる。
「宿泊をお願いします。部屋は一部屋空いてます?」
「おう、空いてるぞ。一泊金貨一枚だ。」
高っ。一泊十万円もすんのかよ。
「ご飯もつけるとどれくらいですかね?」
「金貨一枚と銀貨三枚じゃの。」
うーん、悩むな。このあと宿探しをするのはちょっと骨が折れるんだよな。まあ、方は実際折れてるし。
「じゃあ、お願いします。」
俺はそう言って宿泊料を払うと、おじさまは「はいよ」と言って鍵を渡してくれる。
「三階の一番奥の部屋だ。風呂は大浴場があるからそっちに入りな。飯は好きな時に食いに来な。」
「分かりました。」
とりあえず俺は鍵を受け取ると、そのまま部屋に直行する。今日もぐっすり眠れそうだ。
「れいちゃん!」
れいちゃんが俺に向かって抱きついてくる。れいちゃんが居なかったら俺はどうなっていたことか。本当にれいちゃん様様だ。
「よく頑張ったな!さすがれいちゃんだ!」
俺はそう言いながら、れいちゃんの頭を撫でると、嬉しそうに目を細める。やっぱりかわいいな。
「戦闘お疲れ様でした。流石でしたよ。」
「バンさん!」
「ユウマ様、申し訳ありません。もっと早く加勢すべき状況でしたのに、あんな危険に晒してしまって。私の落ち度です。」
「いえ、そんな!バンさんのおかげでれいちゃんも俺も無事ですし!」
なんと言ってもバンさんとれいちゃんは、観客を守るための結界を張っていたそうで、二人の結界がなかったら観客に犠牲者が出てたことか。
「そう言って頂けると幸いです。」
バンさんが来てくれなかったら俺は今ここにいないだろう。改めて感謝しないとな。
ただ、れいちゃんとバンさんと再会した後間もなく、突然現れた冒険者達に俺たちは連行された。もちろん三人共だ。
会場の観客も次々と外へ誘導され、瞬く間に闘技場が空になる。そんな空の闘技場の真ん中にオーウェンの死体が放置されている。随分不気味だ。
「さあさあ、早く行くよ!」
一人の冒険者が俺たちを急かす。
「はいはい。」
「あぅ!」
「わかりましたよ。」
折角いい雰囲気だったのに、一体なんで連行されるのだろうか。危険な魔物を倒したヒーローのはずなのになぁ。隣のバンさんも「なんかやっちゃいましたかねー」と苦笑いしている。
数分間歩いてギルドに着くとガーレンさんの部屋へと一直線に案内される。部屋に入ると、ガーレンさんが神妙な面持ちで俺たちを迎える。
「君たちには、色々と聞きたいことがあるんだがその前に。」
「闘技場のあの死体は一体なんなんだ!」
ガーレンさんが叫ぶ。
「あんな紫な変死体見たことねぇよ!」
「いやぁーあれはちょっと……」
「あれはちょっとじゃなくて!誰なんだよあれ!?」
「オーウェン……」
「えっ今なんて?」
「オーウェンです。」
「あぅあぅ!」
そう言ったら、ガーレンさんはいきなり頭を抱え、叫び出す。そりゃそうか。オーウェンはダイヤ冒険者、しかも歴代依頼達成数一位だっけ?そりゃ自分のギルドの稼ぎ頭が死んだって言われたらこうなるか。
「本当なのか??」
「は、はい。」
「でも紫じゃん!体!オーウェンの面影もないし!」
「それがですねー」
俺はオーウェンが変態した経緯を話す。するとガーレンさんは青ざめた表情で、俺を見る。
「その種らしき物を食べたら変貌したと?」
「ええ、そういうことです。」
「バンさんも間違いないですか?」
「そうですね。観客席から見ただけですけど、何かを食べたのは間違いないと思います。」
ガーレンさんは黙って考え込む。その後大きな溜息をつくと、再び話し始める。
「実はギルドにはオーウェンが暴走してるという通報しか入ってきてなくて、どういう経緯で暴走したかとかはまだよくわかってないんですよな。でも、あれほど変貌した姿でとは。まるでー」
「まるで?」
「魔族化……といった感じですかね。」
「しかし魔族は滅んでいますよ?つい最近王子が魔王を討ち取ったそうですし。」
「いや、魔族では無くて、魔獣という線も。」
魔獣か。あの禍々しい姿に凶暴性、確かに魔獣に近かったかもしれないな。
「まあでも、この件はとりあえず様子見という事で!」
ガーレンさんは無理矢理話題を切る。どうやら結論を出すにはデータが足りないという結論に至ったようだ。
「後日調査結果を元に、結論を出します。魔獣化する種なんかあったら、王国の存亡に関わる問題ですからな。即急に調査しときますぞ。」
「出来れば私にも結果を教えて欲しいのですが……」
「バン殿、任せてください。一番目にお知らせしますぞ!」
「じゃあ俺もお願いします!」
「あぅ!」
「ユウマ殿にもですな。わかりました。では、一段落つきましたし、今日は一度解散しましょう。あとそうでした!ユウマ殿、渡すものがあります!」
そう言うと、ガーレンさんはポケットから黄金に煌めくカードを二枚取り出した。これはもしかしたら?
「一応、暴走したオーウェンの撃破並びに武闘大会での優秀な成績に免じて、ユウマ殿とれいちゃんを金冒険者に昇格させますぞ!おめでとう!」
「やったぞ!れいちゃん!金冒険者だ!」
「あぅ!」
これでついに日本に戻るための情報を本格的に集められる。いよいよ恵との再会が近づいてきた。これは大きな進歩だ。
「さて、聞きたいことも聞きましたし、解散しましょうか。私は事後処理が山積みなのでな、お先に失礼しますぞ。」
「ユウマ様、私も女王に報告義務があるので失礼します。いやはや、骨が折れる。」
そう各々挨拶すると、二人は足早に帰っていった。なんだかんだ言ってあの二人は重職だからな、この騒動もあってきっと忙しいんだろう。
さて、俺も傷だらけだし、今日は宿で寛ぐとするか。あ、回復ポーションも帰る途中買ってくか。ギルドの受付で中級ポーションを買うと、そのまま近場の宿に駆け込む。
ちょっと高級な宿だけど、まあ今日くらいはいいか。もう日も暮れ始めてるし、夕飯もつけるとしよう。
「いらっしゃい。」
受付に着くと、髭の濃いおじさまが出迎えてくれる。
「宿泊をお願いします。部屋は一部屋空いてます?」
「おう、空いてるぞ。一泊金貨一枚だ。」
高っ。一泊十万円もすんのかよ。
「ご飯もつけるとどれくらいですかね?」
「金貨一枚と銀貨三枚じゃの。」
うーん、悩むな。このあと宿探しをするのはちょっと骨が折れるんだよな。まあ、方は実際折れてるし。
「じゃあ、お願いします。」
俺はそう言って宿泊料を払うと、おじさまは「はいよ」と言って鍵を渡してくれる。
「三階の一番奥の部屋だ。風呂は大浴場があるからそっちに入りな。飯は好きな時に食いに来な。」
「分かりました。」
とりあえず俺は鍵を受け取ると、そのまま部屋に直行する。今日もぐっすり眠れそうだ。
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ご購入はこちらから:
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楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
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