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第一王子殿下だけど、浮気癖が治りません
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俺はファティウム・アルガン。アルガン王国の第一王子で、次期国王である。
そして、至高たるふたなりでもあった。俺を娶る栄誉に与るのは、ガレット・タイガー。タイガー公爵家の次男。こいつは無口であんまり喋らない。顔が良いんだからニコニコすれば良いのに。
俺は当然のこと、美しい。光り輝く黄金の髪、透き通った青い瞳、伸びやかな手足。整った顔は愛らしく、笑顔が似合う。ふっ、俺って完璧だな。
「今夜の閨はパトリックだったかな」
「ええ、そうでございます」
俺の閨係は基本的に顔の良い近衛が担当している。顔の良い男は皆俺のものだ。
「ファティウム王子殿下、パトリックが参りました」
「通せ」
入って来たのは華やかな美形だった。
ガッチリした体躯。俺好み。
「今宵も始めさせて頂きます」
「うむ」
パトリックは俺のまんこを舐め始めた。
閨係にはまんこしか舐める事を許していない。
クリトリスを舐めて吸い、愛液を啜る。
陰茎が勃起する。
気持ち良くてたまらない。
「あんっ、あんっ、あんっ」
俺は控え目に声を上げる。
パトリックは強くクリトリスに吸い付き、愛液を啜った。
まんこの中に舌が入れられる。
気持ち良い。最高だ。
「あんっ、いいっ、イくっ……!」
俺はシーツを掴んで快楽に耐えた。
ビクビクビクッ。
どぴゅっ! びゅびゅーっ!
俺がイったのを確認すると、パトリックがベッドから降りた。
「では、失礼致します」
「うむ」
パトリックは退室していった。
「ああ、気持ち良かった。明日は誰だ~ろな~。ふふん」
俺は気持ち良く眠りに落ちていった。
パトリックの次はガリアス。その次はエイン。その次は……。
毎日、日替わりで男を取っ替え引っ替えしていても、誰にも文句は言わせない。
俺は気持ちの良い事をしているだけだ。悪い事はしていない。
しかし、婚約者のこいつだけは、文句ありげに見つめてくる。そう、婚約者のガレット・タイガーである。
「……ガレット。言いたい事があるなら口で言え」
「ファティウム。はっきり言うが、第一騎士団は色事の為にあるんじゃない。手を出すのを控えてくれ」
「近衛はいいんだ? 第一は少ないぞ。エリオットと、イクサムだけだ」
「二人ともお前に惚れて、仕事にならない」
「可愛いじゃないか。おい、そんな理由でクビにするなよ。俺が困る」
「第一騎士団団長の俺に何故か嘆願書が届く。お前のまんこを舐めたい奴等だ」
「へえ。聞いてないぞ。おい、報告を怠ったな」
「なぜ俺を呼ばないんだ」
「えっ」
「お前のまんこを俺はまだ舐めた事がないんだが?」
そりゃあ、好きな相手にまんこ舐められるのは恥ずかしいからで……。
「珍しく良く喋るじゃないか。ガレットは、クリトリス噛みそう。ムッツリだもんな、お前」
「……」
「あと数ヶ月もすれば結婚式だ。そうすりゃあ、毎日舐めれるぞ。あっ、お前が勃たないっていうんなら、近衛に……」
「結婚したら浮気は一切なしだ、ファティウム。俺のものだけで満足してくれ。毎日まんこを舐めてやる」
「……どうしよっかな。近衛とも仲良くなったのに、もったいねぇなぁ」
「…………」
うわぁ。凄い仏頂面。
言わないだけで不快感が伝わる。
それにしてもいい男だ。
こうして会う度に俺がガレットに見とれている事は知られていないだろう。
「初夜にヤってから考える。ガレットは責任重大だろう。次期国王を作らなければならないもんなぁ。重圧でフニャチンかもしれないだろ?」
「今更萎えるもんか。幼少期から重圧にはずっと耐えて来ている」
「それもそっか。結婚式を楽しみにしとけよ。俺を好きに出来るのはお前だけだ」
「ふっ。それもそうだな。もう男を増やすなよ、ファティウム。じゃあ、今日は帰る」
あっ、笑った。笑うと可愛い。
「うん、またな」
ガレットが帰っていった。
胸がドキドキする。
早く抱かれたい。
好きな男に身体を預けるのって、怖いけど楽しみ。
俺はその夜、近衛のザックにまんこを舐めて貰い、眠りについた。
今日は第二騎士団のデルクが閨係。
デルクは一心不乱にまんこを舐めてくれた。
クリトリスが溶けそう。
そして舌が尻の穴を舐めた。
「あんっ、ちょっと、そこは許してない……!」
「じゅるじゅるじゅるっ! 尻もイイもんですよ、頂きます……!」
べろべろべろっ。じゅるじゅるじゅるっ!
デリクは尻の穴の中に舌を入れた。
うわぁ、気持ち良い、良いけど。
俺はまんこしか許してないのにっ!
べろべろべろっ! じゅるじゅるじゅるっ!
舐めて、吸って、啜る。
デリクは僕がイくまで舐め続けた。
「イきましたね。良かったでしょう。俺を覚えといて下さいよ。結婚したらケツの穴でヤりましょう」
デリクは色気溢れる笑みで二カッと笑った。
デリクが退室していってからも、身体の熱は収まらなかった。
悶々として眠った翌日。
また仏頂面のガレットと対面していた。
「…………」
「何か怒ってる?」
「心当たりがあるだろう。それだ」
「思い当たらないな」
「……第二のデリクに尻の穴を許しただろう。お前は大層感じていたらしいな。デリクが自慢していた」
「うっ。それは不可抗力っていうか、その……」
「結婚したら閨係はケツを許して貰えるって噂になってる。何とかしろ」
「俺は美人だから当たり前だけど、皆俺に入れたいんだね。困っちゃうな~」
「嬉しそうだな、ファティウム。俺は許さんぞ」
「えっと……」
「……………」
またすごい嫌そうな顔してる。
俺が浮気するの、そんなに嫌なんだなぁ。
ガレットってば、今日もいい男だ。
ガレットも俺の尻の穴に入れたいのかな?
「デリクには厳重注意の知らせを送るから、それで良い? 先の事はわかんないや」
「そんなにデリクとセックスしたいのか?」
「そんなに怒らなくても、処女はガレットのものだよ。その後なら構わない?」
「構う。駄目だぞ、俺だけにしろ。我が儘も何だって聞いてやる。尻の穴が良かったんだろう。俺も舐めてやるから、そう拗ねるな」
ドキっとした。
俺のこと、良くわかってるじゃん、ガレット。
「拗ねてないけど……わかった」
ああ、キスしたい。
舌を絡め合いたい。
「俺は帰るぞ、ファティウム。くれぐれも最後までヤらないように気を付けろ。処女を貰えなかったら俺は暴れるぞ」
「わかった」
男はみんな処女が好きだね。
ガレットは帰って行った。
俺はその夜、パトリックを呼んだ。
パトリックはまんこをたっぷり舐めてイかせてくれた。
その後、尻の穴を舐められた。
「えっ。ちょっと待って、パトリック。尻の穴は……」
「デリクに許したんですよね。俺も許して下さい」
尻の穴をべろべろ舐められ、俺は喘いでしまった。
俺がイくまで舐め続けたパトリックは、帰り際に一言。
「旦那に黙ってこっそりヤりたいなら俺を呼んで下さい。尻は気持ち良いですよ」
俺は呆然とした。
俺ってモテるんだな。
パトリックのことは……ガレットには秘密だ。
それからの閨係はまんこだけでなく、尻の穴も丁寧に舐めてくれた。
いつのまにか尻穴が解禁されたと広まったらしい。
俺の感じっぷりに陰茎を入れようとする猛者まで現れた。
ちゃんと断ったよ。
ガレット、暴れるって言ってたしな。
今日は、ガレットと面会の日。
ガレットはまた不機嫌だ。
「どうしたの? 俺、心当たりないんだけど」
「……お前の艶姿の噂をよく耳にする。……俺も抱きたい」
「俺は別に抱かせてるわけじゃ……」
「お前を自由に出来るのは俺だけ、なんだろう? わかっていても嫉妬する。俺だけのものにしたい」
「結婚式は来月だ。もうちょっとの辛抱だよ」
「ファティウムは、俺に抱かれる覚悟は出来たか?」
「たぶん」
「…………好きだ。処女をくれ」
「えっ。俺のこと好きだったの?」
「嫌いな相手だったら、もう婚約破棄しているぞ」
「おっかないなぁ。処女はあげるから、もう少し我慢してね」
「…………お前は? 俺のことが好きか?」
「好きだよ」
声、震えてなかったよね。
緊張した。
「…………」
あっ、嬉しそう。
笑ってる。可愛い。
「俺達両思いだな。浮気は結婚したらナシ。いいな」
「えー、ちょっとは遊びたい」
「一人とヤったら全員とヤる事になるぞ。自分の人気の高さを見くびらないほうが良い」
「全員は……ちょっと多いかな」
パトリックはアリだな。
あっ、すごい見られてる。
「言っておくが隠し通せると思うなよ。俺はこれでも第一騎士団団長だからな」
うわ、かっこいい。
執着強めだなぁ、俺の旦那様。
「わかったよ」
俺は笑顔で頷いた。
パトリックも見つかっちゃうかなー。
「今日は帰る。またな」
ガレットは退室していった。
俺は今夜閨係にフォリスを呼んで楽しんだ。
まんこもお尻の穴も、たいへん気持ちが良い。
それから1ヶ月は、今までと似たり寄ったりな生活だった。
ガレットとも相変わらずだ。
浮気をしないと約束したら、笑顔が多くなった。
うふふ、可愛い。
そんなわけで、今日は挙式である。
大聖堂で、国を上げての結婚式だ。
人が詰め掛け、おおあらわ。
ウエディングロードをガレットと共に歩き、神父様のもとへ行く。
神父様のありがたいお話を聞き、誓いの言葉へ返事をした。
「では、誓いのキスを」
ガレットは、ちゅっと触れて離れていった。
万雷の拍手の中、俺達は夫婦になった。
その後は大宴会。
城外でも振る舞いが行われている。
俺はご馳走を食べ、ワインを呷った。
ガレットも無言でワインを飲んでいた。
俺とガレットは早々に宴席を辞して、初夜の準備についた。
メイドに浣腸され、全身洗い上げられる。
お風呂から出たらマッサージ。
全身に良い匂いのする油を擦り込まれる。
髪は丁寧にくしけずられ、艶々だ。
薄いネグリジェを着て、上からバスローブを羽織る。
メイドに案内されたのは、夫婦の寝室だった。
中に入ると、ガレットがソファに座っていた。
「待たせたかな?」
「いや、さっき来たところだ。こっちに来い、ファティウム」
ガレットはベッドに移動した。
俺もベッドに座り、バスローブを脱いだ。
薄い桃色のネグリジェ姿になる。
「よく似合ってる」
「脱がしていいよ?」
「まずはキスしたい」
俺はガレットの瞳をじっと見つめた。
ちゅっちゅっと、キスをされる。
そして、深い口付け。
ガレットの舌に口の中を舐められる。
気持ち良い。
ちゅっちゅっと、何度も口付け合い、舌を絡め合った。
そっとベッドに押し倒され、ネグリジェのリボンを解かれる。
ネグリジェが脱がされ、パンティも脱がされた。
ガレットもバスローブを脱いだ。
ガレットの裸を初めて見る。
特に赤黒い陰茎が目を引いた。
大きい。
「俺のものはお気に召したかな?」
「まっ、まだわかんない……」
「舐めてみるか?」
「うん」
俺はガレットの腰に顔を埋めた。
陰茎を掴み、ぺろりと舐めた。
ぺろり、ぺろりと舐めていく。
しばらくしたら、芯を持って勃ち上がった。
俺はぱくりと口に咥えて、頭を上下した。
じゅぷっじゅぷっじゅぷっじゅぷっ。
頭を上下させる度に、淫らな水音が耳朶を打つ。
ガレットに頭を撫でられながら、俺は口淫を続けた。
「……うっ。出すぞ」
どぴゅっ! びゅびゅーっ!
ガレットが出したものを、ごくりごくりと飲み込んだ。
ガレットは俺にキスをして、ベッドに押し倒した。
ちゅっちゅっと、キスをした後、ガレットは俺の乳首に吸い付いた。
舐めて吸い、甘噛みする。
気持ち良い。
俺はガレットの頭を抱き締めた。
ガレットは散々乳首を舐めて吸った後、まんこを舐め始めた。
身体が震える。
好きな男にあそこを舐められるのって、こんなにいいのか……!
ガレットはクリトリスを舐めて吸い、愛液を啜る。
じゅるじゅるじゅる。
ああ、舌が気持ち良い……!
俺は身をよじって喘いだ。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
ああ、腰が動いちゃう。
ガレットの舌が気持ち良い。
快感が全身に回り、痺れていく。
ガレットは勃ちあがった俺の陰茎を扱きながら、まんこを舐め続けた。
「あんっ、いいっ、イくっ、ああああっ」
ビクビクビクッ!
どぴゅっ! びゅびゅーっ!
俺はまんこでイって、射精した。
ガレットは勃起した陰茎を俺のまんこにあてがった。
「ファティウム、お前の処女を貰うぞ」
「うん」
ずぶずぶずぶっ!
ガレットは一息に貫いた。
ブチブチッ!
身体から音がした。
処女膜が破られた。
シーツに鮮血が散る。
ガレットは俺を抱き締めた。
「痛いか? ……お前の処女を貰えて、俺は嬉しい」
「俺も、ガレットに貰って貰えて嬉しいよ」
俺達はしばらく抱き合ってキスをした。
「動くぞ……」
ガレットはゆっくりと腰を振り始めた。
俺は痛みに耐えて、ぐっと我慢。
しばらくして、痛みに快楽が混じり始めた。
「んぁっ、あ、ん、あんっ」
「気持ち良くなってきたか?」
「うん」
ガレットは次第に激しく腰を振った。
俺はだんだん気持ち良くなってきて、身体のこわばりが抜けていく。
脱力した身体を、ガレットが穿った。
奥を突かれると、愛液がじゅんと溢れる。
ガレットは俺の良いところに気付き、奥ばかり狙って腰を振った。
「あんっ、いいっ、あんっ、あんっ、あん」
ガレットは激しく腰を振った。
「俺のファティウム……俺だけのファティウム……」
ガレットは俺の名前を呼びながら、腰を振った。
快楽に浸されて、頭が真っ白になる。
ああ、気持ち良い。
俺はよだれを垂らしながら喘いだ。
「あんっ、イくっ、ああああっ」
「俺もイく……っ」
ビクビクビクッ!
どぴゅっ! びゅびゅーっ!
俺はまんこでイって、射精した。
ガレットは俺の最奥に射精した。
「ファティウム、四つん這いになれるか?」
「うん」
俺は四つん這いになった。
ガレットは俺の尻の穴を舐めた。
べろりべろりと、丁寧に舐めていく。
気持ち良い。
俺はガレットの舌に夢中になった。
ガレットは尻の穴の中に舌を入れ、ぐにぐにと動かした。
もう、たまんない。
気持ち良すぎて腰が揺れる。
ガレットは尻の穴を吸い、舐めていく。
やがて口が離れた。
「油を入れるから、指を入れるぞ」
「うん」
指が一本入ってきた。
まだ、大丈夫。
「二本目だ」
指がもう一本、入ってきた。
指をバラバラに動かしていると、ふとしこりに掠めた。
「んぁんっ」
「ここか……」
ガレットは見つけたしこりを刺激し続けた。
「あんっ、いいっ、あんっ、あんっ、あんっ」
俺は喘ぎ続けるしか出来なかった。
「三本目、入れるぞ」
ぬぷっと、三本目の指が埋まった。
指はしこりを押し潰す。
気持ち良くて仕方ない。
しばらくして、ガレットは指を抜いた。
勃起した陰茎を、俺の尻の穴にあてがう。
「ファティウム、尻の処女も貰うぞ」
ずぶずぶずぶっ。
一息で貫いたガレットは、ゆっくり腰を振り始めた。
じゅぷっじゅぷっじゅぷっ。
腰を振る度に、淫らな水音が部屋に響く。
俺は気持ち良くて喘いでいた。
尻ってこんなにイイもんなんだな。
そりゃあ、デリクもパトリックもヤりたいって言うわ。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
ガレットが激しく腰を振る。
俺は気持ち良くて溶けそうだ。
ガレットの陰茎が出たり入ったりするのが、最高に気持ち良い……!
俺はよだれを垂らして喘ぎ続けた。
「あんっ、いいっ、イくっ、ああああっ」
「俺もイく……っ」
ビクビクビクッ!
どぴゅっ! びゅびゅーっ!
俺はまんこでイって、射精した。
ガレットは俺の最奥に射精した。
俺とガレットはキスをして、抱き合った。
「気持ちよかったかい? ファティウム」
「うん、良かった……」
「浮気したそうにしてるけど、駄目だからな。まんこも尻の穴も、俺専用。わかった?」
「舐めさせるのも駄目?」
「駄目だ。もう処女じゃないし、突っ込もうとする奴はいるはずだ」
「駄目って言ってばっかり。1ヶ月に一人、はどう?」
「駄目だ。なんならこれからまだ抱けるぞ。俺の性欲を甘く見るなよ。まんこなら俺が舐めてやる。諦めろ」
「きょ、今日はもう良いよ。満足。諦めろ、かぁ。仕方ないね、わかったよ」
「わかってくれたなら良い。疲れたろう。寝ようか」
「うん……眠い……」
俺は大好きな人に抱かれて眠りに落ちた。
えへへっ、幸せ。
隙を見てパトリックとキスして、まんこを舐めて貰った。
あっと言う間にバレた。
どういうこと?
「不思議そうな顔してるな、ファティウム。俺はお前の婿だぞ。お前の情報は俺に全て流れる。無駄な抵抗はよせ」
ガレットは俺をベッドにぽんと投げて、素っ裸にした。
まんこに吸い付くガレット。
「お仕置きだ。泣いても許さない」
そう言って、ガレットはクリトリスを舐め上げた。
「あんっ、あんっ、あんっ、もういいってばっ、もう3回もイったってばっ、止まってよ、馬鹿っ! あんっ」
ガレットは強くクリトリスに吸い付き、舐め上げて啜った。
イきまくっているので、股はびっちゃり。
気持ち良くておかしくなりそう。
「ああ、またイっちゃう、ああああっ! イってる、イってるってばぁ……! まんこに舌入れちゃ駄目ぇっ」
ガレットはまんこに舌を入れてかき回した。
クリトリスに吸い付き、舐めて啜る。
まんこが熱い。気持ち良い。
ぐちゃぐちゃにして欲しい。
その後、数えられたのは5回まで。
5回もイったのに許して貰えなくて、俺は泣き喚いた。
さんざんイきまくって、口が離れた頃にはグッタリしていた。
そんな俺に、ガレットは勃起した陰茎を突き入れた。
「ああああああっ!」
ガレットは激しく腰を振った。
気持ち良くて目眩がする。
怒らせちゃいけないとこまで怒らせたと、悟った。
「ごめんなさいっ、浮気、もうしませんっ、ごめんなさいっ」
泣きじゃくってみても、無言で抱き続けるガレット。
まだ怒ってる。
俺は喘ぎ続けて、やがてイった。
1回では離して貰えず、3回も抱かれた。
俺は快楽でぐちゃぐちゃになり、ガレットにすがりついて泣いた。
反省。
見つかってしまうなら、我慢するしかあるまい。
あれからガレットは、毎日まんこに3回、お尻に1回、セックスをした。
「お前は信用ならない。早く孕め」
ガレットはそのように言っていた。
俺はフラフラになりながら公務を続け、半年後に懐妊が判明した。
ガレットは大喜び。
俺はやっと許された思い、ひと安心。
「妊娠中でも、まんこを舐めて欲しい時は俺を呼べ。約束だぞ」
俺はガレットと固く約束をした。
妊娠中、特に安定期はムラムラしたので、よくまんこを舐めてもらった。
お尻でセックスもした。
妊娠中のストレスはセックスで解消した。
翌年、俺は元気な男児を産み落とした。
ふたなりだ。
見た目は俺にそっくり。
「次期国王を産んでくれてありがとう。重責が一気に軽くなるよ」
「王子も姫ももっと必要だけどな。そういえば俺に第二夫君を、って声があったろう。どうなった?」
「俺が握り潰した。お前に夫は二人必要ない」
「俺のことなのに俺が知らないのってなんで?」
「知らなくていいことだからだ。最有力はパトリックだったそうだぞ。若者を惑わせて、酷い第一王子殿下だな」
「それはちょっともったいなかったな……。冗談だよ。本気で怒るな」
「この間エリックとキスしていたろう。知らないとでも思っているのか」
「えーっ。なんでバレたんだろう?」
「妊娠中だからと甘く見たが、身体が癒えたら覚えておけよ。許してないからな」
ガレットは怒り顔もいい男。
見とれちゃう。
「お前はそうやって、ちょいちょい俺に見とれているよな。俺のことが好きな事は理解している。なぜ浮気する?」
「えっ。なんでわかるの……。理由なんてないよ。そういう雰囲気になっちゃったら、キスするでしょう?」
「俺としよう、ファティウム。おいで」
俺を抱き寄せたガレットは、長く長くキスをした。
ああ、やっぱりガレットが好き!
俺はそれからもちょくちょく浮気をしてしまうんだけど、ガレットに雷を落とされる以外は問題なし。
鬼畜なガレットに、お仕置きで5回も抱かれた事があったよ。グッタリしたけど、気持ちよかった。
夫婦仲は良好!
その後4男3女に恵まれる事になるんだけど、俺の浮気癖は治りませんでした。
おしまい。
そして、至高たるふたなりでもあった。俺を娶る栄誉に与るのは、ガレット・タイガー。タイガー公爵家の次男。こいつは無口であんまり喋らない。顔が良いんだからニコニコすれば良いのに。
俺は当然のこと、美しい。光り輝く黄金の髪、透き通った青い瞳、伸びやかな手足。整った顔は愛らしく、笑顔が似合う。ふっ、俺って完璧だな。
「今夜の閨はパトリックだったかな」
「ええ、そうでございます」
俺の閨係は基本的に顔の良い近衛が担当している。顔の良い男は皆俺のものだ。
「ファティウム王子殿下、パトリックが参りました」
「通せ」
入って来たのは華やかな美形だった。
ガッチリした体躯。俺好み。
「今宵も始めさせて頂きます」
「うむ」
パトリックは俺のまんこを舐め始めた。
閨係にはまんこしか舐める事を許していない。
クリトリスを舐めて吸い、愛液を啜る。
陰茎が勃起する。
気持ち良くてたまらない。
「あんっ、あんっ、あんっ」
俺は控え目に声を上げる。
パトリックは強くクリトリスに吸い付き、愛液を啜った。
まんこの中に舌が入れられる。
気持ち良い。最高だ。
「あんっ、いいっ、イくっ……!」
俺はシーツを掴んで快楽に耐えた。
ビクビクビクッ。
どぴゅっ! びゅびゅーっ!
俺がイったのを確認すると、パトリックがベッドから降りた。
「では、失礼致します」
「うむ」
パトリックは退室していった。
「ああ、気持ち良かった。明日は誰だ~ろな~。ふふん」
俺は気持ち良く眠りに落ちていった。
パトリックの次はガリアス。その次はエイン。その次は……。
毎日、日替わりで男を取っ替え引っ替えしていても、誰にも文句は言わせない。
俺は気持ちの良い事をしているだけだ。悪い事はしていない。
しかし、婚約者のこいつだけは、文句ありげに見つめてくる。そう、婚約者のガレット・タイガーである。
「……ガレット。言いたい事があるなら口で言え」
「ファティウム。はっきり言うが、第一騎士団は色事の為にあるんじゃない。手を出すのを控えてくれ」
「近衛はいいんだ? 第一は少ないぞ。エリオットと、イクサムだけだ」
「二人ともお前に惚れて、仕事にならない」
「可愛いじゃないか。おい、そんな理由でクビにするなよ。俺が困る」
「第一騎士団団長の俺に何故か嘆願書が届く。お前のまんこを舐めたい奴等だ」
「へえ。聞いてないぞ。おい、報告を怠ったな」
「なぜ俺を呼ばないんだ」
「えっ」
「お前のまんこを俺はまだ舐めた事がないんだが?」
そりゃあ、好きな相手にまんこ舐められるのは恥ずかしいからで……。
「珍しく良く喋るじゃないか。ガレットは、クリトリス噛みそう。ムッツリだもんな、お前」
「……」
「あと数ヶ月もすれば結婚式だ。そうすりゃあ、毎日舐めれるぞ。あっ、お前が勃たないっていうんなら、近衛に……」
「結婚したら浮気は一切なしだ、ファティウム。俺のものだけで満足してくれ。毎日まんこを舐めてやる」
「……どうしよっかな。近衛とも仲良くなったのに、もったいねぇなぁ」
「…………」
うわぁ。凄い仏頂面。
言わないだけで不快感が伝わる。
それにしてもいい男だ。
こうして会う度に俺がガレットに見とれている事は知られていないだろう。
「初夜にヤってから考える。ガレットは責任重大だろう。次期国王を作らなければならないもんなぁ。重圧でフニャチンかもしれないだろ?」
「今更萎えるもんか。幼少期から重圧にはずっと耐えて来ている」
「それもそっか。結婚式を楽しみにしとけよ。俺を好きに出来るのはお前だけだ」
「ふっ。それもそうだな。もう男を増やすなよ、ファティウム。じゃあ、今日は帰る」
あっ、笑った。笑うと可愛い。
「うん、またな」
ガレットが帰っていった。
胸がドキドキする。
早く抱かれたい。
好きな男に身体を預けるのって、怖いけど楽しみ。
俺はその夜、近衛のザックにまんこを舐めて貰い、眠りについた。
今日は第二騎士団のデルクが閨係。
デルクは一心不乱にまんこを舐めてくれた。
クリトリスが溶けそう。
そして舌が尻の穴を舐めた。
「あんっ、ちょっと、そこは許してない……!」
「じゅるじゅるじゅるっ! 尻もイイもんですよ、頂きます……!」
べろべろべろっ。じゅるじゅるじゅるっ!
デリクは尻の穴の中に舌を入れた。
うわぁ、気持ち良い、良いけど。
俺はまんこしか許してないのにっ!
べろべろべろっ! じゅるじゅるじゅるっ!
舐めて、吸って、啜る。
デリクは僕がイくまで舐め続けた。
「イきましたね。良かったでしょう。俺を覚えといて下さいよ。結婚したらケツの穴でヤりましょう」
デリクは色気溢れる笑みで二カッと笑った。
デリクが退室していってからも、身体の熱は収まらなかった。
悶々として眠った翌日。
また仏頂面のガレットと対面していた。
「…………」
「何か怒ってる?」
「心当たりがあるだろう。それだ」
「思い当たらないな」
「……第二のデリクに尻の穴を許しただろう。お前は大層感じていたらしいな。デリクが自慢していた」
「うっ。それは不可抗力っていうか、その……」
「結婚したら閨係はケツを許して貰えるって噂になってる。何とかしろ」
「俺は美人だから当たり前だけど、皆俺に入れたいんだね。困っちゃうな~」
「嬉しそうだな、ファティウム。俺は許さんぞ」
「えっと……」
「……………」
またすごい嫌そうな顔してる。
俺が浮気するの、そんなに嫌なんだなぁ。
ガレットってば、今日もいい男だ。
ガレットも俺の尻の穴に入れたいのかな?
「デリクには厳重注意の知らせを送るから、それで良い? 先の事はわかんないや」
「そんなにデリクとセックスしたいのか?」
「そんなに怒らなくても、処女はガレットのものだよ。その後なら構わない?」
「構う。駄目だぞ、俺だけにしろ。我が儘も何だって聞いてやる。尻の穴が良かったんだろう。俺も舐めてやるから、そう拗ねるな」
ドキっとした。
俺のこと、良くわかってるじゃん、ガレット。
「拗ねてないけど……わかった」
ああ、キスしたい。
舌を絡め合いたい。
「俺は帰るぞ、ファティウム。くれぐれも最後までヤらないように気を付けろ。処女を貰えなかったら俺は暴れるぞ」
「わかった」
男はみんな処女が好きだね。
ガレットは帰って行った。
俺はその夜、パトリックを呼んだ。
パトリックはまんこをたっぷり舐めてイかせてくれた。
その後、尻の穴を舐められた。
「えっ。ちょっと待って、パトリック。尻の穴は……」
「デリクに許したんですよね。俺も許して下さい」
尻の穴をべろべろ舐められ、俺は喘いでしまった。
俺がイくまで舐め続けたパトリックは、帰り際に一言。
「旦那に黙ってこっそりヤりたいなら俺を呼んで下さい。尻は気持ち良いですよ」
俺は呆然とした。
俺ってモテるんだな。
パトリックのことは……ガレットには秘密だ。
それからの閨係はまんこだけでなく、尻の穴も丁寧に舐めてくれた。
いつのまにか尻穴が解禁されたと広まったらしい。
俺の感じっぷりに陰茎を入れようとする猛者まで現れた。
ちゃんと断ったよ。
ガレット、暴れるって言ってたしな。
今日は、ガレットと面会の日。
ガレットはまた不機嫌だ。
「どうしたの? 俺、心当たりないんだけど」
「……お前の艶姿の噂をよく耳にする。……俺も抱きたい」
「俺は別に抱かせてるわけじゃ……」
「お前を自由に出来るのは俺だけ、なんだろう? わかっていても嫉妬する。俺だけのものにしたい」
「結婚式は来月だ。もうちょっとの辛抱だよ」
「ファティウムは、俺に抱かれる覚悟は出来たか?」
「たぶん」
「…………好きだ。処女をくれ」
「えっ。俺のこと好きだったの?」
「嫌いな相手だったら、もう婚約破棄しているぞ」
「おっかないなぁ。処女はあげるから、もう少し我慢してね」
「…………お前は? 俺のことが好きか?」
「好きだよ」
声、震えてなかったよね。
緊張した。
「…………」
あっ、嬉しそう。
笑ってる。可愛い。
「俺達両思いだな。浮気は結婚したらナシ。いいな」
「えー、ちょっとは遊びたい」
「一人とヤったら全員とヤる事になるぞ。自分の人気の高さを見くびらないほうが良い」
「全員は……ちょっと多いかな」
パトリックはアリだな。
あっ、すごい見られてる。
「言っておくが隠し通せると思うなよ。俺はこれでも第一騎士団団長だからな」
うわ、かっこいい。
執着強めだなぁ、俺の旦那様。
「わかったよ」
俺は笑顔で頷いた。
パトリックも見つかっちゃうかなー。
「今日は帰る。またな」
ガレットは退室していった。
俺は今夜閨係にフォリスを呼んで楽しんだ。
まんこもお尻の穴も、たいへん気持ちが良い。
それから1ヶ月は、今までと似たり寄ったりな生活だった。
ガレットとも相変わらずだ。
浮気をしないと約束したら、笑顔が多くなった。
うふふ、可愛い。
そんなわけで、今日は挙式である。
大聖堂で、国を上げての結婚式だ。
人が詰め掛け、おおあらわ。
ウエディングロードをガレットと共に歩き、神父様のもとへ行く。
神父様のありがたいお話を聞き、誓いの言葉へ返事をした。
「では、誓いのキスを」
ガレットは、ちゅっと触れて離れていった。
万雷の拍手の中、俺達は夫婦になった。
その後は大宴会。
城外でも振る舞いが行われている。
俺はご馳走を食べ、ワインを呷った。
ガレットも無言でワインを飲んでいた。
俺とガレットは早々に宴席を辞して、初夜の準備についた。
メイドに浣腸され、全身洗い上げられる。
お風呂から出たらマッサージ。
全身に良い匂いのする油を擦り込まれる。
髪は丁寧にくしけずられ、艶々だ。
薄いネグリジェを着て、上からバスローブを羽織る。
メイドに案内されたのは、夫婦の寝室だった。
中に入ると、ガレットがソファに座っていた。
「待たせたかな?」
「いや、さっき来たところだ。こっちに来い、ファティウム」
ガレットはベッドに移動した。
俺もベッドに座り、バスローブを脱いだ。
薄い桃色のネグリジェ姿になる。
「よく似合ってる」
「脱がしていいよ?」
「まずはキスしたい」
俺はガレットの瞳をじっと見つめた。
ちゅっちゅっと、キスをされる。
そして、深い口付け。
ガレットの舌に口の中を舐められる。
気持ち良い。
ちゅっちゅっと、何度も口付け合い、舌を絡め合った。
そっとベッドに押し倒され、ネグリジェのリボンを解かれる。
ネグリジェが脱がされ、パンティも脱がされた。
ガレットもバスローブを脱いだ。
ガレットの裸を初めて見る。
特に赤黒い陰茎が目を引いた。
大きい。
「俺のものはお気に召したかな?」
「まっ、まだわかんない……」
「舐めてみるか?」
「うん」
俺はガレットの腰に顔を埋めた。
陰茎を掴み、ぺろりと舐めた。
ぺろり、ぺろりと舐めていく。
しばらくしたら、芯を持って勃ち上がった。
俺はぱくりと口に咥えて、頭を上下した。
じゅぷっじゅぷっじゅぷっじゅぷっ。
頭を上下させる度に、淫らな水音が耳朶を打つ。
ガレットに頭を撫でられながら、俺は口淫を続けた。
「……うっ。出すぞ」
どぴゅっ! びゅびゅーっ!
ガレットが出したものを、ごくりごくりと飲み込んだ。
ガレットは俺にキスをして、ベッドに押し倒した。
ちゅっちゅっと、キスをした後、ガレットは俺の乳首に吸い付いた。
舐めて吸い、甘噛みする。
気持ち良い。
俺はガレットの頭を抱き締めた。
ガレットは散々乳首を舐めて吸った後、まんこを舐め始めた。
身体が震える。
好きな男にあそこを舐められるのって、こんなにいいのか……!
ガレットはクリトリスを舐めて吸い、愛液を啜る。
じゅるじゅるじゅる。
ああ、舌が気持ち良い……!
俺は身をよじって喘いだ。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
ああ、腰が動いちゃう。
ガレットの舌が気持ち良い。
快感が全身に回り、痺れていく。
ガレットは勃ちあがった俺の陰茎を扱きながら、まんこを舐め続けた。
「あんっ、いいっ、イくっ、ああああっ」
ビクビクビクッ!
どぴゅっ! びゅびゅーっ!
俺はまんこでイって、射精した。
ガレットは勃起した陰茎を俺のまんこにあてがった。
「ファティウム、お前の処女を貰うぞ」
「うん」
ずぶずぶずぶっ!
ガレットは一息に貫いた。
ブチブチッ!
身体から音がした。
処女膜が破られた。
シーツに鮮血が散る。
ガレットは俺を抱き締めた。
「痛いか? ……お前の処女を貰えて、俺は嬉しい」
「俺も、ガレットに貰って貰えて嬉しいよ」
俺達はしばらく抱き合ってキスをした。
「動くぞ……」
ガレットはゆっくりと腰を振り始めた。
俺は痛みに耐えて、ぐっと我慢。
しばらくして、痛みに快楽が混じり始めた。
「んぁっ、あ、ん、あんっ」
「気持ち良くなってきたか?」
「うん」
ガレットは次第に激しく腰を振った。
俺はだんだん気持ち良くなってきて、身体のこわばりが抜けていく。
脱力した身体を、ガレットが穿った。
奥を突かれると、愛液がじゅんと溢れる。
ガレットは俺の良いところに気付き、奥ばかり狙って腰を振った。
「あんっ、いいっ、あんっ、あんっ、あん」
ガレットは激しく腰を振った。
「俺のファティウム……俺だけのファティウム……」
ガレットは俺の名前を呼びながら、腰を振った。
快楽に浸されて、頭が真っ白になる。
ああ、気持ち良い。
俺はよだれを垂らしながら喘いだ。
「あんっ、イくっ、ああああっ」
「俺もイく……っ」
ビクビクビクッ!
どぴゅっ! びゅびゅーっ!
俺はまんこでイって、射精した。
ガレットは俺の最奥に射精した。
「ファティウム、四つん這いになれるか?」
「うん」
俺は四つん這いになった。
ガレットは俺の尻の穴を舐めた。
べろりべろりと、丁寧に舐めていく。
気持ち良い。
俺はガレットの舌に夢中になった。
ガレットは尻の穴の中に舌を入れ、ぐにぐにと動かした。
もう、たまんない。
気持ち良すぎて腰が揺れる。
ガレットは尻の穴を吸い、舐めていく。
やがて口が離れた。
「油を入れるから、指を入れるぞ」
「うん」
指が一本入ってきた。
まだ、大丈夫。
「二本目だ」
指がもう一本、入ってきた。
指をバラバラに動かしていると、ふとしこりに掠めた。
「んぁんっ」
「ここか……」
ガレットは見つけたしこりを刺激し続けた。
「あんっ、いいっ、あんっ、あんっ、あんっ」
俺は喘ぎ続けるしか出来なかった。
「三本目、入れるぞ」
ぬぷっと、三本目の指が埋まった。
指はしこりを押し潰す。
気持ち良くて仕方ない。
しばらくして、ガレットは指を抜いた。
勃起した陰茎を、俺の尻の穴にあてがう。
「ファティウム、尻の処女も貰うぞ」
ずぶずぶずぶっ。
一息で貫いたガレットは、ゆっくり腰を振り始めた。
じゅぷっじゅぷっじゅぷっ。
腰を振る度に、淫らな水音が部屋に響く。
俺は気持ち良くて喘いでいた。
尻ってこんなにイイもんなんだな。
そりゃあ、デリクもパトリックもヤりたいって言うわ。
「あんっ、あんっ、あんっ、あんっ、あんっ」
ガレットが激しく腰を振る。
俺は気持ち良くて溶けそうだ。
ガレットの陰茎が出たり入ったりするのが、最高に気持ち良い……!
俺はよだれを垂らして喘ぎ続けた。
「あんっ、いいっ、イくっ、ああああっ」
「俺もイく……っ」
ビクビクビクッ!
どぴゅっ! びゅびゅーっ!
俺はまんこでイって、射精した。
ガレットは俺の最奥に射精した。
俺とガレットはキスをして、抱き合った。
「気持ちよかったかい? ファティウム」
「うん、良かった……」
「浮気したそうにしてるけど、駄目だからな。まんこも尻の穴も、俺専用。わかった?」
「舐めさせるのも駄目?」
「駄目だ。もう処女じゃないし、突っ込もうとする奴はいるはずだ」
「駄目って言ってばっかり。1ヶ月に一人、はどう?」
「駄目だ。なんならこれからまだ抱けるぞ。俺の性欲を甘く見るなよ。まんこなら俺が舐めてやる。諦めろ」
「きょ、今日はもう良いよ。満足。諦めろ、かぁ。仕方ないね、わかったよ」
「わかってくれたなら良い。疲れたろう。寝ようか」
「うん……眠い……」
俺は大好きな人に抱かれて眠りに落ちた。
えへへっ、幸せ。
隙を見てパトリックとキスして、まんこを舐めて貰った。
あっと言う間にバレた。
どういうこと?
「不思議そうな顔してるな、ファティウム。俺はお前の婿だぞ。お前の情報は俺に全て流れる。無駄な抵抗はよせ」
ガレットは俺をベッドにぽんと投げて、素っ裸にした。
まんこに吸い付くガレット。
「お仕置きだ。泣いても許さない」
そう言って、ガレットはクリトリスを舐め上げた。
「あんっ、あんっ、あんっ、もういいってばっ、もう3回もイったってばっ、止まってよ、馬鹿っ! あんっ」
ガレットは強くクリトリスに吸い付き、舐め上げて啜った。
イきまくっているので、股はびっちゃり。
気持ち良くておかしくなりそう。
「ああ、またイっちゃう、ああああっ! イってる、イってるってばぁ……! まんこに舌入れちゃ駄目ぇっ」
ガレットはまんこに舌を入れてかき回した。
クリトリスに吸い付き、舐めて啜る。
まんこが熱い。気持ち良い。
ぐちゃぐちゃにして欲しい。
その後、数えられたのは5回まで。
5回もイったのに許して貰えなくて、俺は泣き喚いた。
さんざんイきまくって、口が離れた頃にはグッタリしていた。
そんな俺に、ガレットは勃起した陰茎を突き入れた。
「ああああああっ!」
ガレットは激しく腰を振った。
気持ち良くて目眩がする。
怒らせちゃいけないとこまで怒らせたと、悟った。
「ごめんなさいっ、浮気、もうしませんっ、ごめんなさいっ」
泣きじゃくってみても、無言で抱き続けるガレット。
まだ怒ってる。
俺は喘ぎ続けて、やがてイった。
1回では離して貰えず、3回も抱かれた。
俺は快楽でぐちゃぐちゃになり、ガレットにすがりついて泣いた。
反省。
見つかってしまうなら、我慢するしかあるまい。
あれからガレットは、毎日まんこに3回、お尻に1回、セックスをした。
「お前は信用ならない。早く孕め」
ガレットはそのように言っていた。
俺はフラフラになりながら公務を続け、半年後に懐妊が判明した。
ガレットは大喜び。
俺はやっと許された思い、ひと安心。
「妊娠中でも、まんこを舐めて欲しい時は俺を呼べ。約束だぞ」
俺はガレットと固く約束をした。
妊娠中、特に安定期はムラムラしたので、よくまんこを舐めてもらった。
お尻でセックスもした。
妊娠中のストレスはセックスで解消した。
翌年、俺は元気な男児を産み落とした。
ふたなりだ。
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ガレットは怒り顔もいい男。
見とれちゃう。
「お前はそうやって、ちょいちょい俺に見とれているよな。俺のことが好きな事は理解している。なぜ浮気する?」
「えっ。なんでわかるの……。理由なんてないよ。そういう雰囲気になっちゃったら、キスするでしょう?」
「俺としよう、ファティウム。おいで」
俺を抱き寄せたガレットは、長く長くキスをした。
ああ、やっぱりガレットが好き!
俺はそれからもちょくちょく浮気をしてしまうんだけど、ガレットに雷を落とされる以外は問題なし。
鬼畜なガレットに、お仕置きで5回も抱かれた事があったよ。グッタリしたけど、気持ちよかった。
夫婦仲は良好!
その後4男3女に恵まれる事になるんだけど、俺の浮気癖は治りませんでした。
おしまい。
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