ギフト子宝を授かった俺は、竜人族の王子様と出会う

yahagi

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エルメス

 それから、5年が経った。
 僕は10歳になり、父さんの農作業を手伝っている。
 ギフト農作業を持っている父さんのようにうまくはいかないけれど、自分に出来ることをやっている。
 
 それにしても、ダーラ王の息子さんのエルメス王子はいつになったら帰ってくるんだろう。
 顔合わせ、楽しみにしてるんだけどな。
 村ではだいたいの子供が婚約して、仲良くキャッキャしている様子をよく見る。
 う、羨ましくないんだからなっ!

 火魔法を使えるキースとヨッケルはモテモテだったと聞いた。
 厳選の末、キースはアリエッタと婚約した。
 ヨッケルはページと婚約した。
 結婚は親が決めるものだけれど、要望もある程度聞いてもらえたみたい。
 良かったね。
 そんで俺は、竜人族に嫁に出す事を、もう村中が知っている。
 俺も火魔法が使えるから、婚約の話はあったみたいなんだけれど、父さんが全て断っている。
 これで婚約破棄されたら良い笑い物だぞ。

 ある日、思い立って教会へ足を運んだ。
 神父様に挨拶をして、神様の像の前で跪く。
 手を組んで祈ると、閉じた瞼の裏が白く弾けた。




 気付いたら、ガイア様が目の前にいた。

「よう来たのう。アーク、第二の人生は楽しいか?」

「はい。とっても楽しいです! ガイア様、来るのが遅くなってすみませんでした」

「忘れてなかっただけ、良しとしよう。アーク、竜人族の婚約者。エルメスは今隣の町におる。ダーラ王の手紙が届くのが遅かったらしく、これでも急いで戻って来たようじゃぞ。心根の優しい良い男じゃ。アークよ、良い男を捕まえたではないか」

「まだ会ってないけど、会うのが楽しみになりました。俺が子供を産む相手なんだし、良い男だったら良いなと思います」

「うむ。これで前世の心残りである処女喪失も確実に出来るであろう。竜人族は伴侶をとても大事にする一族じゃ。おっと、そろそろ時間じゃ。また会いに来てくれ、アーク」

「ガイア様、ありがとうございました」

 真っ白な視界が晴れていき、教会に戻った。
 神父様にお礼を言って畑に戻る。
 どうやら旦那様とは近日に会えるらしい。
 俺は頬が緩んで仕方なかった。




 それから一週間後。
 神父様伝いにエルメス王子様到着の知らせが舞い込んだ。
 俺は父さんと再び領主館に向かう。

「お土産はクッキーで良いわよ。鶏肉も買ってきてね」

 母さんはニコニコして見送ってくれた。

 三時間かけてラスフィの町にやってきた。
 銅貨を支払い、町に入る。
 今日も随分人が多く、賑わっている。

 30分程歩いて、貴族街の領主館に到着した。
 門番さんに名前を言ったら、快く中に入れて貰えた。
 広い応接室で、香り高いお茶を入れて貰う。
 添えられたクッキーをぱくり。
 うーん、美味しい。
 父さんも久しぶりのクッキーを味わって食べている。
 美味しいよね。

 お茶のお代わりが注がれた頃、領主様とダーラ王、初めて見る美しい青年が部屋に入ってきた。

「久し振りだな、ジョン。アーク。やっとエルメス王子がこの町に到着したので来て貰った。婚約の話は覚えているかい?」

「はい。俺の旦那様になる方だと伺っておりますが、エルメス王子の意向はどうでしたか?」

「まずは遅くなった事を詫びよう。俺の手紙が届くまで数年かかったそうなんだ。これでも隣の大陸にいたエルメスは急いで帰ってきたそうだよ。どうか許して欲しい。じゃあエルメス。こちらがアーク。お前の花嫁になる子だ」

「アークです。初めまして」

「エルメスだ。お前は俺の子供を産むつもりがあるのか?」

「はい。エルメス様がお嫌でなければですけど……」

「竜人族は子供が出来ずらい。お前と寝れば一発で子供が出来るなんて、夢見話のようだ。子供が出来なくては王位継承も出来ず、いつまでも半人前扱いされるのだ。竜人族にとってお前は救世主だ」

「ありがとうございます」

「例を言うのはこっちのほうだ。俺は全国を旅してかなりの種をまいたが、一人も妊娠しなかった。女も男も異種族も気にせず抱いたが、的中せず虚しくなってきた所だった。愛らしい容姿をしているし、俺はお前と結婚したい。良いか?」

「はい、末永く宜しくお願いします」

「子供を10人産んでくれると聞いたぞ。期待している」

「兄弟が多いと王位継承問題で揉めませんか?」

「基本的に長子継承だから長男が継ぐことになる。文句は言わせない」

「なら、大丈夫ですね。いっぱい産みますよ」

「うむ。それで、アーク。竜人族の国に来ないか? 冒険なら俺の隣ですると良い」

「結婚後で宜しいでしょうか?」

「俺に敬語を使わなくて良い。結婚後でなくて、今すぐだ。レベル10では盗賊に負けそうだ。もっと鍛えよう」

「エルメス、気持ちはわかるけど、俺は結婚する15歳まで家にいて、親孝行したいんだ。その後は家を出るから、それまで待ってくれないか?」

「あと5年もお前を抱けないのか。辛いものがあるな。お前は俺の番だ。竜人族は自分の番を心底大事にするし、片時も離れない」

「俺はまだ子供だから我慢してよ。娼館にでも行って発散して。俺というものがあるんだから、そこらの男女をナンパしたりしたら駄目だよ」

「幼いのに悋気はあるのか。しかし、離れたくないな。お前は愛らしい。お前の方が浮気をする可能性はないか?」

「ありませんっ。じゃあ、取りあえず2年待ってよ。12歳から冒険者登録が出来るから、そしたらこの近辺の冒険に連れて行って」

 エルメスはパッと顔を輝かせ、蕩けるような微笑みを浮かべた。

「任せておけ。12歳になったら、抱いて良いか?」

「まだ子供だから駄目。15歳になったら抱いて良いよ。でもすぐ赤ちゃん出来ちゃうんだよなぁ……」

「アーク、エルメス。結婚初夜は竜人族の国で行って欲しい。初めての子供は特に大事にするべきだ。妊婦生活も竜人族の国なら、あらゆるものが揃っている。結婚したからと言ってそのへんで孕ませるなよ」

 ダーラ王のお言葉に、エルメスは眉を寄せた。

「5年待っても禁欲生活なんて、やってらんねえぜ」

 エルメスはぼやくが、妊婦状態で長いこと旅をするのは怖かったので、素直に頷いておく。

「わかりました、ダーラ王。エルメスは王子様だから、大々的に結婚式を行うんですか?」

「そうだな。ジョン、嫁と一緒に竜人族の国に来ぬか。馬車を用意させるぞ」

「いいえ、お気持ちだけ頂いておきます。畑の世話もありますし、アークが15歳になったら簡単な結婚式をこちらでも行います。その時にエルメス王子には、王子様だということを内緒にして参加して欲しいのです」

「良いぞ。俺は冒険者でもあるしな。アークの両親には最後に挨拶をしておきたい」

「その時は俺も一緒に参加しよう。ジョンと意気投合した男としては、参加せぬのはおかしかろう」

「ダーラ王、ありがとうございます」

 俺は一息ついて、クッキーをぱくりと食べた。
 甘くて美味しい。
 そんな俺を、エルメスは微笑ましく眺めていた。

 クッキーがなくなって、お茶も飲み干したタイミングでお開きとなった。
 メイドさんがクッキーの詰め合わせをくれて、アイテムバックにしまった。

「アーク。俺の嫁。二年後を楽しみにしているぞ」

「うん。エルメスも元気でいてね。浮気はほどほどにするんだよ」

「ふふ、わかっている。じゃあな。ちゅっ」

 唇がふさがれる。
 甘美な口付けを受けてボーッとしてしまった。
 唇を舐められてハッと我に返る。

「旦那様のエッチ」

「じゃあ、またな」

 俺と父さんは領主館を出て、市場の方に歩き始める。

「エルメス様は格好良い人だったな。お前を大事にしてくれそうだし、父さんは気に入ったぞ」

「俺も気に入ったよ。俺の旦那様は思っていたより美しい人で、格好良いね」

 それから服と塩と鶏肉を買った。
 鶏肉はアイテムバックにしまった。

「さあ、ご飯を食べてから帰ろうか。今日はここにしよう」

 入った定食屋で、ステーキとパンを食べた。
 ステーキなんて今世初めてだ。
 ジューシーなお肉を噛み締めて食べた。

 食後はまた3時間かけて村に戻り、家に入った。

「ただいま、マーサ」

「お帰りなさい、あなた。アーク」

「母さん、これ。クッキーの詰め合わせと鶏肉だよ」

「まあ、嬉しいわ。座ってちょうだい。お茶にしましょう」

 椅子に座ると、母さんがお茶を入れてくれた。
 お茶請けにクッキーが出され、まず一枚パクリと食べる。
 美味しいねー。

「……とまあ、そんなわけで、アークは12歳から冒険者活動をする事になった。15歳になったら軽い結婚式を開く。それでアークは家を出て、竜人族の国で大々的に結婚式を開いてもらう。子供はこの時に作ることになる。子育てもあるし、しばらくアークに会えなくなるな」

「寂しくなるけど、しょうがないわね。15歳まで家にいてくれるだけ、ありがたいわ。アーク、幸せになるのよ」

「はい、母さん。父さんと母さんみたいな夫婦になれるよう頑張ります」

「やあね、しんみりしちゃった。あと2年は今のままなのに、気が早いわね。アーク、子供は可愛いわよ。楽しみにしていなさい」

 クッキーを食べながら、お茶を飲む。
 楽しいおしゃべりは暫く続いた。







 それから、日々は穏やかに過ぎていく。
 普段は父さんの農作業を手伝いながら、ゴブリンが出たらゴブリンを焼く。
 キースはアリエッタと結婚し、ヨッケルも今年ページと結婚する。
 近い年頃の男の子が結婚する様を見ると、羨ましいなぁって思う。

 それから、2年。
 俺のステータスはこうなった。


 名前 アーク
 種族 人間
 年齢 12歳
 レベル 12
 状態 正常

 HP 507
 MP 840
 INT 480
 DEX 504
 LUK 756

 【スキル】
 アイテムバック
 鑑定
 異世界言語
 水魔法  Level1
 土魔法  Level1 
 火魔法  Level3
 風魔法  Level3

 【ギフト】
 子宝

 【加護】
 創造神ガイアの加護


 レベル12になると、魔法も多数打てるようになる。
 火魔法のレベル3、【ファイヤーボール】と、風魔法のレベル3、【ウィンドトルネード】を覚えた。
 ホブゴブリンなら一撃で葬り去れる強力な魔法だ。
 しかし、ゴブリン以外は倒したことがない為、冒険でどの程度役に立つか不明だ。

 神父様から連絡を受け、今度は俺一人で町に行くことになった。

「行ってらっしゃい、アーク。町に何泊かするのよね?」

「うん。数日依頼をこなして、お金がたまったら帰ってくるよ。次に帰るときはエルメスも一緒かもしれない。凄く格好良いから目立っちゃうかも」

「ふふふ、旦那様に目一杯甘えちゃいなさい。近所の奥様には、事情を話しておくわ」

「アーク。これは軍資金だ。銅貨20枚ある。無駄遣いするんじゃないぞ」

「ありがとう、父さん。頑張って稼いでくるね。帰るときはクッキーの詰め合わせを買ってくるよ」

 父さんと母さんに見送られて、俺は村を旅立った。
 道中は何事もなく、3時間かけてラスフィの町に辿り着いた。
 そこから貴族街の領主館を目指す。
 門にたどり着くと、門番に名前を伝えて中に入れて貰った。

 香り高いお茶を飲みながら、久しぶりのクッキーをかじる。
 とっても美味しい。
 そこへ、領主様とダーラ王、エルメスが現れた。

「待たせたね。お菓子を食べながら話そう。アーク、元気そうで何よりだ。今日から冒険者登録をするんだろう?」

「はい、その予定です」

「では、エルメス様。後はお任せしても良いでしょうか?」

「任されよう。番を育てるのも楽しいものだ。ところで特に装備がないが、アイテムバックに入っているのか?」

「ううん、何もないんだ。やっぱりマズいかな?」

「魔法で戦うにしても、ナイフと革装備位欲しいものだな。剣は扱わないのか?」

「剣は持ったこともない。でも、興味はあるよ」

「じゃあ、初心者装備を調えてから、冒険者登録に向かおう。今日の宿は決めてあるか?」

「ううん、まだだよ」

「じゃあ、先に宿も取ろう。領主館に泊まっても良いんだが、アークは冒険がしたいんだもんな?」

「うん。領主館なんて、緊張しちゃうよ。適当な宿に泊まりたい」

「わかった。いくつか目星はつけてある。そこに泊まろう」

 ダーラ王がお茶を飲み、カップを置いた。

「二人とも、初めは地道にコツコツ依頼をこなすのだぞ。いきなり大物の討伐に向かわないように」

「分かってるよ、親父。アークの強さに合わせて依頼を選ぶ。初めは薬草採取からだな」

「わかっているなら良い。たまには領主館に帰ってこい。困ったことがあれば相談するが良い」

「俺はしばらくアークにひっついて行動するよ。アークのご両親にも挨拶したいし、片時も離れたくない。村にもついていく」

「アーク、くれぐれも無理はしないように。君は大事な身体なのだから、気を付けなさい」

「はい、領主様。色々とありがとうございます。これから頑張ります」

 メイドさんから、クッキー詰め合わせを受け取った。

「アイテムバックの中に入れておけば、時間経過しないから貰って置きなさい。お母さんとお父さんにお土産だ」

「嬉しいです。ありがとうございます」

「じゃあ、もう行く。見送りはいらないぜ」

「行ってこい、アーク、エルメス。俺はこの屋敷で待っておるぞ」

 俺は領主様とダーラ王に頭を下げて、領主館を後にした。
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