ギフト子宝を授かった俺は、竜人族の王子様と出会う

yahagi

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不穏な影

 切って、切って、切りまくる。
 剣術レベル2のおかげか、剣筋は冴え渡る。
 ハイオークは後数体だ。

「これでラストぉ!」

 倒したハイオークをアイテムバックにしまい、肩で息をつく。

「最後にあいつだ。オーガは強い。剣術レベル1だが、手強いぞ」

 オーガが切りかかってきた。
 オーガは剣を装備していた。
 俺は重い剣を受け流し、心臓を狙う。

 オーガが咆哮を上げて、こちらの身体を威嚇する。
 それにひるまず、剣を受けて、睨み合う。

 10分程斬り合っていると、動きが読めてきた。
 そこだっ!
 オーガの右腕を落とし、剣も落とした。
 すかさず殴りかかってくるオーガに、思い切り剣を突き刺す。
 心臓を貫いたが、しばらく暴れていた。

 こと切れたオーガをアイテムバックにしまい、一息つく。

「休憩にするか。最終確認と村を焼き払うのは後で良いだろう」

 もう中天は過ぎており、昼食時だ。

「あっ、お昼ご飯を買うのを忘れた」

「俺の買い置きで良ければ、食え。すっかり飯のことを忘れていたな」

 エルメスからサンドイッチを受け取って、食べる。
 鶏肉が甘いソースで味付けされていて、とても美味しい。
 果実水を飲んでリフレッシュした。

 食後は、オークの住居を壊して回る。
 被害者がいないか、一軒一軒中を見て調べるのだ。
 壊したら、火をつける。
 被害者も亡骸も見つからず、ほっとした。

 オークの村がごうごうと燃える。
 森に燃え移らないように、監視しながら燃やしていく。
 火は一時間程燃え続け、やがて消えた。

「さて、帰るか」

「うんっ!」

「ステータスを見てみると良い。強くなったぞ」

「【ステータス】」



 名前 アーク
 種族 人間
 年齢 12歳
 レベル 18
 状態 正常

 HP 4563
 MP 7800
 INT 4320
 DEX 4536
 LUK 6804

 【スキル】
 アイテムバック
 鑑定
 異世界言語
 火魔法  Level4 
 風魔法  Level4 
 水魔法  Level4 
 土魔法  Level4 
 雷魔法  Level4
 治癒魔法  Level5 
 剣術 Level3  new

 【ギフト】
 子宝

 【加護】
 創造神ガイアの加護



「うわあい、レベルが上がってる! 剣術もレベル3だ!」

「これでだいたいの敵と剣で戦えるだろう。しばらくはオークとゴブリンの依頼を受け続けるぞ」

「わかった。俺、頑張るよ」

「レベルが30代に入れば、もっと強い敵と戦わせたいものだが、今は地力をつけるとき。地道にレベルを上げるぞ」

「はーい」

 俺とエルメスは、2時間ほど歩いて北門にたどり着き、中に入った。
 空は夕暮れ、冒険者ギルドに入る。
 受付に並び、しばらく待つ。
 
「お待たせ致しました。希望の架け橋は、オークの巣の掃討でしたね。首尾良く行きましたか?」

「はい。オークは300体位いました。アイテムバックに入れて持ってきたのですが、出して良いでしょうか?」

「倉庫にご案内します。こちらへどうぞ」

 冒険者ギルドの奥に入り、倉庫に到着した。

「ここに出して貰えますか?」

「はい、わかりました」

 まずオーク、次にハイオーク、次にオーガを出していく。
 目の前がオークの山になってしまった。
 前掛けをした男性がそれを見て、笑顔になった。

「オークの肉も売却で良いよな? ざっと数を数えちまうから、ちょっと待っててくれ」

 俺達は受付の女性に連れられて、カウンターに戻った。
 
「オークの討伐報酬は一体銅貨5枚です。肉と皮、睾丸と魔石が売れますので、一体銅貨15枚。オークは218体でしたので、銀貨43枚と銅貨60枚になります。それと、ハイオークの討伐報酬は一体銅貨8枚。肉と皮、睾丸で24枚。ハイオークは112体でしたので、銀貨35枚と銅貨84枚。オーガは討伐報酬が銅貨10枚。皮と魔石で銅貨20枚。合計銅貨30枚。合計で銀貨79枚と銅貨44枚ですね」

 じゃらりと支払われた報酬を半分アイテムバックに入れて、銀貨39枚と銅貨72枚をエルメスに渡した。

 冒険者ギルドを後にして、猪山亭に向かう。
 人がごった返す夕方、エルメスと並んで歩く。
 猪山亭に着き、食堂で席に着いた。
 今夜のメニューはミノタウロスの煮込み。
 すっごく美味しかった。

 たらいにお湯を貰い、部屋で身体を清める。
 クリーンと併用してから、ベッドに入る。
 ベッドで待っていたエルメスが、覆い被さってきて、深いキスをした。
 俺はエルメスの首に手を回して、キスに酔いしれた。




 翌朝起きて、うーんと伸びをする。
 昨夜もエッチな事を楽しんだ。
 さあ、今日も頑張るぞ!

「おはよう、アーク」

「おはよう、エルメス」

 俺はちゅっとキスをして、身支度を整えた。

 今日は、ゴブリン退治に精を出した。
 翌日は、オーク退治。
 翌々日は、ゴブリン退治。

 そして、お土産を持って実家に帰り、一泊して戻ってきた所だった。
 栗里亭に宿を取ろうとしたところで、店主から不穏な話を聞いた。

「いやね、隣町でスタンビートが起こるそうなんだ。あんた達も冒険者だろ? 部屋は空いてるんだがねぇ」

「わかった。まず冒険者ギルドに行ってみる。情報提供感謝する」

 俺達は急ぎ、冒険者ギルドに向かった。
 中に入ると、異様な空気に包まれていた。

 丁度受付が空いたので行ってみると、受付の女性が話し出した。

「希望の架け橋ですね。知ってるかも知れませんが、隣町でスタンビートが起こります。予定では明後日です。そこで、アーク君をEランクに昇格させます。冒険者証を出して下さい」

 冒険者証を渡すと、新しい冒険者証が渡された。

「緊急依頼です。隣町のスタンビートの鎮圧までお願いします。緊急依頼には参加報酬が出ます。銅貨30枚ですね。それと、討伐報酬ですね。詳しくは隣のクワトロ町の冒険者ギルドで聞いて下さい」

「わかりました」

「隣町へ向かう馬車はいっぱいなので、徒歩の方が早いかも知れません」

「はい、ありがとうございます」

 冒険者ギルドを出た後、エルメスは道具屋に入った。

「アーク、野宿用の道具は持っていないな? 一式買っておけ。スタンビート中はベッドでゆっくり眠れはしない」

「お前たち、スタンビートへ行くのか? 野宿用ならテントと寝袋と、簡単なスープが作れる料理セットだな」

「全部ください。いくらですか?」

「おう、おまけして銅貨60枚だ」

「はい。アイテムバックに入れていきます」

 店主は店の奥から真新しいテントと、寝袋。スープ用の鍋やカラトリーなどを出してきた。
 それを片っ端から収納していく。
 全部収納して、道具屋を出た。

「俺、料理を買いだめしたい」

「良い考えだ。屋台を回ろう。こっちだ」

 俺達は屋台を回り、串肉、サンドイッチ、シチュー、パンを買いあさった。
 シチューは鍋ごと買わせて貰った。
 あとは果実水と水を水筒ごと、50本ずつ買っておいた。
 あとは例のお菓子屋で、マドレーヌとナッツのタルト、クッキーをたくさん買った。
 これで食料は大丈夫だろう。

「最低限の備えはこれで良いな。じゃあ、昼食にしよう」

「うんっ」

 俺達は手近な定食屋に入り、昼食を食べた。
 昼食後、西門から出て、隣町まで歩く。
 天気は良いし、エルメスも冒険の話をしてくれる。
 道中は4時間ほどかかったが、楽しい旅路だった。

 真っ赤な夕暮れに背を押されるように、クワトロ町へ入った。
 町に活気は乏しく、通行人はほとんど冒険者だ。
 市民は避難しているのかもしれない。

 エルメスは立派な建物の宿屋に入っていった。

「ここは風呂はついているか?」

「はい、各部屋に完備してございます。お泊まりですか?」

「ああ。2人一部屋で7泊頼む」

「かしこまりました。朝食と夕食はお付けしますか?」

「つけてくれ」

「一泊銅貨50枚ですので、銀貨3枚と銅貨50枚になります」

「ああ」

「毎度どうも。こちらお部屋の鍵でございます。三階の305号室です。お食事は食堂でどうぞ」

 エルメスと食堂に入り、席に着く。

「お待たせしました。ハイオークのステーキと野菜スープ、サラダにパンです。ごゆっくりどうぞ」

 食事は大変美味しかった。
 一食銅貨5枚するだけある。
 夕食後、305号室入り、まずお風呂にお湯を貯める。

「おお、二人で浸かれる広さだな。一緒に入ろう」

「うん、いいよ。背中流してあげる」

 俺は服を脱ぎ捨て、洗い場に座った。
 エルメスも髪をほどき、洗い場に座る。
 石鹸をタオルで泡立てて、身体をごしごし洗った。

「俺も背中を洗ってやろう」

 エルメスが背中を洗ってくれた。
 俺もお返しに背中を洗う。
 石鹸を泡立てて、髪を洗った。

「うーん、髪が伸びてきたな。床屋に行っちゃおうかな」

「綺麗な黒髪だ。伸ばすと良い。きっと似合う」

「えっ、そうかな。じゃあ、前髪だけ切って貰おうかな」

「ああ、それが良い」

 エルメスが嬉しそうに微笑んだので、俺は髪を伸ばすことにした。

 泡をお湯で流して、湯船に浸かる。

「うわぁ~。気持ち良いね。この気持ちよさを知ってしまうと、たらいのお湯に戻れないな」

「そうだな。これからは風呂付きの宿に泊まろう」

「食事をつけると一泊銅貨50枚か。スタンビートで稼いでやる。それでちょっとでもお金を浮かせたい」

「もう資産は金貨1枚位あるだろう?」

「あるけどさ、もとが貧乏だから贅沢している気持ちになっちゃってね」

「そういうものか。しかし、実家に帰るのが遅れてしまうな。スタンビートはたいてい3日ほどで終わる。明後日から始まって3日、翌日と翌々日は休養に当てようと思っている」

「仕方ないよ。眠れないかもしれないんだもんね。休養が終わってから、ゆっくり帰ろう」

 俺達はしっかり温まって、お風呂を出た。
 バスタオルで身体を拭き、裸のままベッドへ。
 エルメスに抱き込まれ、深いキスをする。
 今夜もエッチな夜が始まろうとしていた。





 翌朝はぱっちり目覚めた。
 エルメスは寝ぼけ眼で俺を抱き締める。
 
「おはよう、アーク」

「おはよう、エルメス」

 俺はエルメスの腕から抜け出して、身支度を整えた。
 エルメスも鎧を装着し、髪をリボンで縛る。

 一階に降りて、朝食を食べる。
 メニューはシチューとサラダとパン。
 とても美味しかった。

 宿を出て、冒険者ギルドに向かう。
 町に人が明らかに少ない。
 俺とエルメスは冒険者ギルドに入り、受付に並んだ。

 順番が来て、受付の女性に呼ばれた。

「本日はどのようなご用件でしょうか?」

「スタンビートに参加しに来た。パーティ名、希望の架け橋だ」

「かしこまりました。希望の架け橋は推定Dランクの持ち場となりますが、宜しいでしょうか?」

「構わない」

「では、持ち場の地図はこちらになります。明朝9時には、持ち場にいらして下さい。お食事は手が空いた時に、立ったまま食べていただく形になります。そのかわり、夜6時に交代要員が参ります。就寝はこちらの場所にテントを立ててお休み下さい」

「わかった。討伐報酬はどのように支払われるか教えてくれ」

「解体している時間はないでしょうから、異次元収納機能付きの鞄をお持ちでしたら、中に収納しておいてください。スタンビート終了後、冒険者ギルドで解体と買取を致します」

「わかった。討伐報酬も高くなるのか?」

「はい。値上げして対応致します。ゴブリンは一体銅貨5枚、オークは銅貨10枚の討伐報酬と、魔石などの買取金額が、ゴブリンは銅貨5枚、オークは銅貨30枚になります」

「わかった、ありがとう」

 俺達は冒険者ギルドを出て、町を回ってみることにした。
 閑散とした町を眺める。
 町の南西に、避難所が設けられていた。
 住民たちは不安そうな面持ちで、隅っこに固まっていた。

 なんとか営業している定食屋を見つけて、昼食を食べる。
 オークのステーキに甘いソースがかかっていて、凄く美味しかった。

「午後は宿で過ごそうか。英気を養おう」

「賛成。おやつを食べてまったりしよう」

 宿に戻り、部屋に入る。
 エルメスは鎧を脱いでラフな格好になると、ベッドに上がった。

「おいで、アーク」

 俺もラフな格好になり、ベッドに上がる。
 押し倒されて、深いキスをする。
 俺はエルメスに抱きつき、舌を絡めた。




 夕食の時間まで、エルメスとエッチを楽しんだ。
 3発も抜いたけど、夜もエッチするのかな?
 昼間からエッチするの、気持ちよかった。

 身支度を整えて、一階に降りる。
 美味しい夕食を食べて、お喋りを楽しんだ。
 そして部屋に戻り、お風呂に入った。

 お風呂上がりはベッドに直行。
 またエッチを楽しんだ。
 俺はエルメスの腕の中で、すやすや眠った。
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