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美しい俺の処女喪失の相手はニコニコ笑顔の騎士様でした
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はっきり言って俺は美しい。背中まで伸びた白銀の髪も、均整の取れた伸びやかな肢体も、真っ青な青い瞳も皆に美しいともてはやされる。
元服は16歳。俺の誕生日は明日だ。明日は大々的な宴席が用意されている。
「ゼアリス様、明日は婚約者のカトルロッテ様もおいでになられます。お父上とのお約束は覚えていらっしゃいますか。明日は宴席後、初夜が執り行われます。結婚式は三日後です。つきましては後腔の拡張をお忘れなく。それから……」
「ジャークが明日泊まることは婚約した三年前から知ってる。抱かれるのも理解してる。現に一ヶ月前からアナルの拡張に励んでるだろ。そんなに心配しなくても大丈夫だって。忘れてないよ」
「なぜ結婚初夜ではなく元服した日に処女を捧げねばならないかは、理解されておいでですか」
「セックスの相性が悪いと結婚できない。それはカトルロッテ家のしきたりなんだろ。大丈夫、花嫁修行の一環としてカトルロッテ家の男は嫁を毎夜抱き潰す程愛が重いって学んでるから。でも、ジャークがそんなムッツリ野郎だなんて、まだ信じられないけどな」
目の前にいるのは乳兄弟で従者のロワレ。寝室のベッドに突っ伏した俺は、ロワレに髪を解かれながら寝支度をした。
ジャーク・カトルロッテは18歳で騎士団に入団している。三年前に決まった俺の婚約者だ。
文武両道を家訓に掲げるカトルロッテ家の男らしく、剣の腕も誉められたものらしいが、それより頭の出来を買われて第二騎士団の補佐を担っているそうだ。
俺とは違う黒髪で、肩まで伸ばした艶やかな髪はちょっとしか触れたことがない。
筋肉のついたがっしりした体格。大きな手。日焼けした小麦色の肌。
にっこりと笑う愛想の良い微笑みは、出会ってすぐ俺を恋穴へ叩き落とした。
(とうとう明日、ジャークに抱かれるのか……。場合によっては結婚初夜まで、ずっと連日セックス三昧かもしれないって、カトルロッテ家のメイド長が言ってたけど、本当かな?)
あのニッコリ優しく笑うジャークが、どんなふうに俺を抱くのだろう。
俺は学者志望で家の中に籠もっているから色白で、ジャークより線が細い。
「ゼアリス様、張り型と潤滑油はベッドの上に置きましたので、ぬかりないよう。では、俺はこれで失礼します」
ロワレは一つ礼をして去っていった。
俺はよし、と気合いを入れると、寝間着のネグリジェを脱ぎ落とし、潤滑油の瓶を開けた。
ぬるりとした液体をアナルに塗り込み、指を入れる。尻のどこかに男は前立腺があって、触ると気持ち良いらしい。
俺はまだ前立腺がどこにあるか知らないが、無理をせずとも良いとロワレが言っていたので、気にしていない。明日ジャークが、頑張るだろう。
(指を入れる度、違和感凄かったけど……流石に一ヶ月も続けてたら慣れたわ。よし、三本入ったから、張り型を入れよう)
潤滑油を足して、張り型をぐっとアナルに埋め込む。しばらくして根元まで入った。深く息を吐く。
(明日は……ジャークの陰茎が入るんだよな……。どんな感じか全然想像つかないや。ジャークの裸って見たことないし、いやらしい事も明日が初めて。ジャークもこういうこと、してるんだよな……)
俺は、自らの雄芯を扱きながら、熱い息を吐いた。
ジャーク。ジャーク、好き。ジャークのって、どんな味? においは? 俺は自分の美しさに自信があるけど、ジャークが俺を好きかどうかは自信ない。結婚するんだから、嫌いではないだろうけど……。
ジャークを思いながら白濁を吐き出し、今夜は張り型を入れたまま眠りについた。
明日は楽しい初夜になることを祈って。
☆ ★ ☆ ★
宴席は親類や親しい貴族家も参加してくれて、盛大な誕生日会となった。
ジャークとジャークの両親も参加してくれて、ニコニコ笑うジャークにお祝いされ、俺は最高に楽しかった。
挨拶周りも終わり、三日後の結婚式についても周知が済んでいる為、俺とジャークは比較的早い時間に解放された。
俺の寝室ではなく、今日の為に用意されたデカいベッドのある客室に入り、パタンと扉を閉じると一気に喧騒が遠のく。
隣にいるジャークは俺よりほんの少し背が高い。
そっと見上げると、薄いグレーの瞳と視線がぶつかった。
「ジャーク、俺……風呂入ってくる」
「ゼアリス、一緒に入ろうか?」
「ば、馬鹿っ! そういうのは、夫婦になってからだろっ! ベッドで待っててくれ」
「ふふ、残念。そうか、夫婦になってからならいいんだね」
ジャークは楽しそうにクスクス笑っていたので、俺はジャークを置いて風呂に入った。
あー、ドキドキする。
あと、これからいやらしい事をするってわかってるから、期待している。
一発抜いてからのほうがいいかな? すぐ勃起したら恥ずかしくない? 大丈夫?
「あんまり待たせてもアレだし……出るか」
湯船でそこそこ温まってからお風呂から出た。スケスケのネグリジェもあったけど、バスローブ姿でベッドまで歩いた。
ジャークはニコニコして俺を抱き寄せ、ベッドに座らせると、そっとおでこにキスしてくれた。
「湯上がり姿は一段と麗しいね、ゼアリス。もうすぐ俺のものになるんだ。すごく楽しみ。すぐ戻ってくるから、待っててね」
ジャークはいつものようにニコニコしていて、機嫌が良い。
ジャークがお風呂に消えて、俺はゆっくりバスローブを脱いで、素肌でベッドに入った。
(この後は……キスして、おしりに陰茎を入れて、出すまでピストンする。終われば寝る。合ってるはず……。でも俺、ジャークの陰茎を舐めてみたいんだけど、いつ言えばいい? 初めてはジャークに任せるように言い聞かされているし、今夜はナシかなぁ)
ごろごろ、ごろごろ。
布団の下で転がっていたら、ジャークが戻ってきた。髪が濡れていて、バスローブ姿。
「お待たせ、俺のお姫様」
ちゅっと、またおでこにキスしてくれた。
布団をめくり、俺の素肌を見て、ジャークもバスローブを脱いだ。筋肉質な肉体があらわになる。
俺はついジャークの股間を凝視してしまい、慌ててジャークと視線を合わせた。
(嘘、大きい……色も黒ずんでるし、俺のと全然違う)
張り型で大きさについては心得ているつもりだったけれど、実際に見ると感覚が違う。
「ゼアリス……綺麗だ。愛しているよ。これから抱くけど、心の準備は良い?」
「愛してるって、……俺のこと?」
「ああ。好きだよ、ゼアリス。白銀の髪も青い瞳も、俺のことを慕って隠さない素直な性格も好きだ。俺の家系は愛情が重いから、怖がらせないように控えめにしてたつもり。不安にさせたかな」
「今……言ってくれたから良い。抱いて……一杯愛して。俺、抱かれるの楽しみにしてたんだ……」
ジャークはベッドに入り、俺を抱き締めてくれた。
そしてゆっくりと唇が重なり……何度もちゅっちゅっとキスをした。
(んっ、舌が入ってきた……っ)
ジャークの大きな剣ダコのある手が、胸を撫でる。もう片方の手は、俺の下肢へ伸び、反応しかけてビクビクしている俺の陰茎を掴んだ。
「んっ、……んん、あっ……」
舌がヌルヌルしていて、いやらしい気分。ジャークに舌を吸われ、唾液を飲み込む。
陰茎を扱かれながら乳首を弄られ、たまらず合間合間に声が出る。
俺の陰茎は濡れそぼり、ジャークの手も汚している。ジャークが手を上下させる度、ヌチヌチといやらしい水音が耳に届き、顔が熱くなる。
やがてキスが解かれ、舌も解放されたと思ったら、ジャークは指で弄られ熱くなっていた乳首に吸い付いた。
「あっ、ああん……っ」
自分でこんな甘い声が出るとは驚いた。
しかも、甘噛みされると痺れる位感じる。つい陰茎をジャークの手に押し付けてしまう。
乳首をこんなに吸われるなんて聞いてない。こんなに気持ちが良いのも知らなかった。
何度も何度も甘噛みされ、俺は呆気なく果ててしまった。じんじんと燃えるような乳首を舐められ、弄られ、両手で胸を捏ねられる。右胸と左胸で一度ずつ果てた後、俺は甘やかな乳首への刺激でまた勃起し始めてしまっていた。
(いくらなんでも乳首ばっかり、駄目だろう、これ。お尻に入れないとセックスは終わらないのにまだ乳首舐めて貰ってる。でも噛まれると、あんっ、気持ち良い……っ)
我慢汁でびちゃびちゃになった陰茎を擦られ、乳首を虐められながら、俺は甘い声を上げ、ジャークにしがみついた。
いつの間にか、いつもニコニコしていて愛想の良いジャークが真剣な顔でギラギラした瞳をしていた。真剣な瞳に、赤い舌がチラチラ覗く。
どこか苦しげに見えて、俺ははっとなった。
(そうか、早く入れたいんだな。風呂場でも解してきたし、すぐ挿入出来ると思うけど……)
チラリとジャークのものを盗み見てみると、やはり勃起していた。ごくり。思わず唾を飲む込む。
「余所見とは余裕だな。もっと酷くされたいか?」
瞬間、乳首を強く噛まれ、陰茎を指で弾かれた。
「ぁあんっ、んん……っ」
危ない、イッちゃう所だった。
ぐっと我慢し、荒い息を整える。
乳首を摘ままれ、陰茎を握られ、身体が熱い。
「そんな怖い顔しないでっ、ジャーク、俺のお尻に入れて……?」
そっとジャークの固くそびえ立つ陰茎を手に取ると、濡れており、熱かった。
「くっ、う、おい、手を離せ、犯されたいのか!」
「そ、そうだよ! だからセックスしてるんじゃないかっ! んっああん、乳首ばっかり、気持ち良くなっちゃうよぉ」
情けないことに、俺は泣きべそをかいた。また乳首を噛まれ、舐められ、陰茎を扱かれた。なんだかわけがわからなくなっていく。
「まだ入れない。まだ、鳴かせ足りないからな。ゼアリス、俺にもっと夢中になれ。美しいお前を初めて割り開く栄誉を賜る為に、どれだけ骨を折った事か……。乳首がこれほど弱いとは思わなかったがな。ほら、いい声で鳴いて見ろ。俺の劣情を誘え。今夜は一発やそこらでは終わる気がしないからな」
「あんっ、あっ、あっ、ああっ、イッちゃう、あっ、気持ち良い、あんっ、あんっ」
俺は恥ずかしいことに、乳首と陰茎だけで乱れまくった。コツを掴んだジャークは、含み笑いをしながら機嫌良さそうに俺の乳首に歯を立てた。
噛まれる度に足の指がぴんっと伸びて、俺は身体にわだかまる熱に翻弄された。
身体の力が抜けてされるがままになり、イきすぎてぐったりしたところで、身体をひっくり返された。
「可愛い俺のお姫様。四つん這いになれるかい?」
とうとうだ。やっと挿れて貰える。
俺は四つん這いになり、腰を高くあげた。
「良くできました。真っ白な尻で肌もすべすべだね。わかってると思うけど、浮気は禁止。不満があったら俺に直接言うこと。わかった?」
尻を揉まれながら、俺は俺に気があると思われる令息たちの名前を聞いたが、ぴんと来ない。
俺は礼節ある付き合いしかしてきていないので、下心があると言われてもイマイチだ。
ロワレが心配するのはこういうところだと、ほんの少しは理解している。
「警戒心の足りない既婚者美人なんて、社交界ですぐ玩具にされる。急な呼び出しとか、不審な知らせについていかないように」
「結婚してもロワレは連れて行くから。ロワレは俺と違って鋭いし、俺も信頼してる」
「ロワレか。あいつならまあ、いいが。そばに男を置くなんて、普通は許さないんだが特別だ」
「女も許さないんだろう? 俺はそこそこ頭がいいし、美しい。俺に気のあるふりをするやつって、結構いるけど、心配しすぎ。お前に愛されていられれば俺は満足だよ」
「俺に不満があってもか?」
ジャークは、尻にちゅっちゅっとキスをすると、おもむろに尻の穴を舐めた。
れろり、れろり。
舐めながら尻を揉むジャークに、俺はおっかなびっくり返事をした。
「不満なら浮気するだろうって?! 婚約期間だって、貞淑に過ごしていたじゃないか……っ、あっ、尻の穴に舌を入れるなよ……っ」
驚いた事に、ジャークは尻の穴の中に舌を入れ、くにくにと動かしている。
尻の穴の皺を伸ばすように舌を動かし、ずぶ、ずぶっと入ってくる。これは気持ちがいい。
「嫌がる割に気持ちよさそうだな。もうしばらく舐めてやる。この小さな蕾が俺の形の張り型を飲み込んでいたとは、俄には信じられないな……」
ああ、張り型で自慰をしていた事は知られているのか。なんだか恥ずかしい。顔に熱が集まる。
尻の穴を舐められ、じゅるじゅると吸われて、羞恥で溶けてなくなるかと思った。
あんなに出したのに俺の陰茎はちょっと元気になってしまっている。
まだ舐められただけなのに、凄く気持ち良かった。これからどうなっちゃうんだろう?
ジャークが潤滑油を俺の尻の穴に垂らし、ゆっくりと指を挿入してきた。
冷たい潤滑油がどんどん入れられ、体内で温められていく。
指を二本、揃えて根元まで入れて、指を曲げて、ぐいぐいとどこかを探していると思ったら、あっと思ったときには声が出ていた。
「あっ」
気持ち良い。何これ。
「あっ、あんっ、あんっ、んっ、あっ、はあっ」
やばい、勝手に声が出る。全身に痺れが走る。これがもしかして、前立腺ってやつ?
思ってたより5倍はすごい。しかもすっごい気持ち良い。思わず腰を振っちゃう。淫らな真似は控えたいんだけど、我慢できない。
「いいぞ。俺だけの姫君。俺だけのものだ。いいぞ、もっと乱れろ。陰茎も濡れてるな。もっと腰を振れ。俺だけの特権だ」
ジャークは激しく指を出し入れして、気持ち良いところをたくさん刺激してくれた。
やがて指が三本入り、気持ち良さで頭がバカになってゆく。
張り型を入れてたときに、こんな風に気持ち良くなった事はない。でも、この後ジャークの陰茎を入れられるんだよね?
俺はぞくりと身を震わせた。期待で声に艶が乗る。
俺がもう少しでいける、という時にジャークは指を抜き、空いた場所に熱いものがあてがわれた。
俺の尻の穴はひくひくと蠢き、押し当てられたジャークの陰茎を歓迎するかのように吸い付いている。
「ゼアリス、お前の処女、貰うぞ」
ジャークは低く呟いて、一気に腰を進めた。
気持ち良いところに当たった、と思う前に前が弾けていた。
「あああああっ」
頭の奥が熱い。気持ち良い。突かれた所がじんじんする。気持ち良い……っ!
「ところてんか。可愛らしいな。これから長くつきあって貰うぞ、ゼアリス。まずは一発目だっ!」
ジャークは腰をがっしり掴むと、ガンガン腰を振り始めた。
いずれも俺の泣きどころに当たっており、俺の陰茎がまた力を取り戻してゆく。
「あんっ、あんっ、あっ、ああっ」
パンパンパンパンパンパンっ!
薄暗い部屋に肌がぶつかる音が響く。
それと結合部のグチュグチュとした水音が、淫靡な空気を作り出していた。
(ああっ、ジャークの固い陰茎が俺のアナルの中でいったりきたりしてる……。これがピストンするって事か。奥を突かれる度にイきそうになるんだけどこれって普通なの? ああ、気持ち良い……。身体が熱い。ああ、もう……っ」
「ジャーク、俺っ、もうイク、イッちゃう、あっ、あっ、ああああっ」
「俺もイクっ、くっ、ふぅ……っ」
びゅーっ、どぷどぷどぷっ。
腹の中に熱い飛沫が撒き散らされた。
俺はぐったりとシーツに身体を横たえ、とぷとぷと尻の穴から出て行く精液を熱いな、と思っていた。
「ゼアリス、次は顔を見ながらヤるぞ。足を開け」
見ると、ジャークの陰茎はまた天を向いていた。ごくり、と喉が鳴る。
「セックスはお、終わったんじゃないの?」
「一度で収まるわけがなかろう。三回は付き合って貰うぞ。今夜は初夜だから、それで勘弁してやる。明日は寝かさんぞ」
「……えっ、明日もするの? もしかして、三日後の結婚式まで毎日やる気?」
「当然だ。あと、結婚したら毎日閨はあるから、正確には今日から毎日セックスする、が正しい。カトルロッテ家では当然そのように準備してあるから安心して嫁いで来い。三食昼寝と閨付きで学者勉強を頑張るんだな」
「毎日セックスするんだね……。こんなに気持ち良い事を毎夜してたら、馬鹿になりそう」
「昼間は小難しい事を勉強しているんだから、夜ぐらい馬鹿になって良いさ。セックスの気持ちよさを知った後だからもう一度言うけど、浮気禁止。セックスも俺だけだからな」
「はぁい。ジャークも浮気しちゃ駄目だよ。今まではしょうがないけど、これからは俺一人だからね」
俺はゆっくりと足を開いて、ジャークを招き入れた。
ジャークは中を味わうようにゆっくりと入ってきて、俺に噛みつくようなキスをした。
「浮気は駄目だって? 当たり前じゃないか。俺はずっとゼアリス一筋だよ。愛しているよ、ゼアリス。さぁ、セックスを楽しもうか」
「俺、もっ、……愛してる、ジャークっ」
ジャークはニッコリ笑って、激しく腰を振った。
ベッドの軋む音と結合部の淫らな水音、そして俺の喘ぎ声が部屋を満たす。
ジャークは気持ち良い奥を狙って穿ってくる。たまに浅く、そして深く、俺が鳴いた場所を重点的に責める。
「あんっ、あんっ、ああっ、いいっ、気持ち良いっ、もっと奥っ、ぐりぐりしてぇっ」
「エロい事言うなよ、イきかけたわ。よぉし、願い通り、奥をぐりぐりしてやるからなっ」
ジャークは喜んで腰を振った。
「あんっ、ああっ、いいっ、あんっ、ああっ、いいっ、ジャーク、大好きっ、ああんっ、もっとぉ」
ジャークは乳首も責め始めた。摘ままれ、舐められ、歯を立てられる。
熱くなった乳首を甘噛みされながら弱い奥を穿たれ、俺は鳴いた。
「あんっ、いいっ、もっと噛んでっ、突いてっ、ああっ、いいっ、イク、イッちゃう、んんんん~~~っ」
俺は乱れに乱れて、よだれを流しながらイッた。
ジャークも遅れて俺の中に放ち、抜かずに三回目を始めた。
「もっ、もう……出ないっ」
「出さなくてもイイぞ。メスイキすればいい。
弱いとこいっぱい突いてやるから、楽しもうなっ」
ジャークはニッコリ笑ってピストンを開始した。
俺はメスイキが何か知らなかったし、何の準備もなかったけれど、弱いところを延々責め続けられ、やがて頭が真っ白になって身体が痙攣し、甘い快感が全身を襲ったが射精をしていないのを見て、これがメスイキだと悟った。
三回で終わるはずが四回目があった。また四つん這いになって、ジャークに責め立てられる。
「メスイキするゼアリスに欲情した。メスイキ出来るようになったし、五回まで付き合ってくれ」
俺は一応うん、と答えたけれど聞こえたかは不明だ。それくらい激しかった。
「あんっ、あんっ、ああっ、いいっ、あんっ」
俺はまたよだれを流しながらメスイキし、ジャークを喜ばせた。
五回目は正常位。雨ほどのキスと共に激しいピストンで、夜が白んできた頃、メスイキして激しくイッた。
その後はすぐに眠ってしまったが、ジャークが愛しているよと囁いてくれたので、いい夢を見れた気がする。
翌日も、その次の日も。
毎日セックスしていたので、なんだかジャークと離れがたい。
そんな気持ちの中、豪華絢爛な結婚式が行われた。
白銀の髪で伸びやかな肢体を彩った俺はスケスケのネグリジェを着て、カトルロッテ家の夫婦の寝室でジャークを待っている。
「お待たせ、俺の姫君」
肩まで伸びた黒髪をかきあげ、ジャークがベッドに入ってきた。
ちゅっちゅっとキスをして、舌を絡め、深いキス。押し倒され、ネグリジェを脱がされた。
毎日吸われたせいでぽってりと主張している乳首。ほんのり赤くなっている気がして恥ずかしい。
「美味しそうな乳首だね。今日も乳首でイキまくろうね」
「ま、待って。あのね、フェラチオをしてみたいんだけど、いい?」
ジャークは少し考えてから、了承の返事をしてくれた。
ジャークの腰に顔を近づけ、ゆっくりと陰茎に触れる。熱い。匂いは石鹸の香りだ。
両手で持って、そっと舐めてみた。
ぺろぺろ。ぺろぺろ。
反応の良かった所を重点的に舐めつつ、はむっと先端を口に咥えた。
ちょっと苦いかな? ぺろぺろと先走りを舐めとっていく。
頭を撫でてくれていたジャークに促され、頭を上下に揺らす。じゅぶっじゅぶっと水音が響く。
「気持ち良いよ‥…。そう、そこで舌を絡めて‥…。上手だね。可愛いよ、ゼアリス……」
俺はジャークに褒められながらフェラチオを続けて、やがてどぴゅっと口の中に出して貰った。
ごくりごくりと喉を鳴らして飲み込み、精液で汚れた陰茎を綺麗に舐める。
きちんとできたらしく、たくさん頭を撫でて貰った。
「お掃除フェラなんて、誰に教わったんだ? 気持ち良かったし、気分も良いけど、気になる。ロワレは教えない気がする」
「正解。花嫁修業でカトルロッテ家に来てたときに、メイド長に教わった。ロワレは色事の話題についてきてくれないよ。乳兄弟とそういう話はしたくないんだって」
「メイド長か。納得した。じゃあ、俺の番だな、俺の姫君? 乳首と陰茎、どっちがいい?」
舌なめずりするような表情。ベッドに横になり、乳首を指で弾かれる。
それだけで、じん、と下半身が痺れた。
ここ数日の愛撫ですっかり性感帯になってしまった乳首。
陰茎も反応しかけているけど、ここは乳首でしょう。
「乳首がいい」
「素直だな。可愛いよ、俺の姫君。じゃあ、楽しもう」
ジャークは乳首に舌を這わせ、べろべろと舐め上げた。
ちゅっちゅっと吸い、舐めて、甘噛みする。
「あっ、あっ、あんっ、あんっ、ああっ、いいっ」
歯を立てられた後、甘やかすように舐められる。指で捏ねられ、弾かれ、摘ままれる。
声が止まらない。陰茎がガチガチだ。触れられなくてもイッてしまうかもしれない。
両胸を指と舌で愛撫され、俺は少し抵抗したけれど、乳首だけで吐精してしまった。
「我慢しないでイッていいのに。何度でもイかせてあげるよ?」
ジャークはにこやかな笑みでそう言い切り、乳首だけで達してしまった事を恥じる俺を、乳首でまたイカせる事によって慰めた。
気持ち良くて頭の中が馬鹿になる。
また乳首への愛撫が始まったので、やんわりと止めようとしたが失敗し、更に激しく乳首を責め立てられた。
「あっ、ああっ、ああんっ、ああーっ」
俺は結構賢い方だと思ってたんだけど、結構馬鹿みたい。
次も同じことして、乳首を責められ、イク羽目になったからだ。
四つん這いになり、尻を舐められる。
舌がにゅるにゅると出入りするのが気持ち良くて、たくさん舐めて貰った。満足。
自ら足を開いてジャークを迎え入れた。
ジャークはずぶりと入ってきて、気持ちよさそうに腰を振っている。
「あんっ、ああっ、いいっ、あんっ、ああんっ」
俺も勿論気持ち良い。
俺の弱い所を押し潰すように、執拗にそこを狙われて、俺は息絶え絶えだ。
しかし気持ち良い。
「ゼアリス、次は騎乗位を試してみようか。気持ち良いところに当たるように動けばいいだけだから、簡単さ。そろそろイクかい?」
たまらず頷くと、ラストスパートをかけるように、ジャークは激しく腰を振った。
「あんっ、あんっ、ああっ、あんっ、いいっ、イクっ、イっちゃう、あああーっ」
ぶしゃっ。
俺は潮をふいた。
ジャークは俺の最奥で精を放った。
「潮をふく程気持ち良かったんだな。恥ずかしがらなくていい、普通のことだよ、ゼアリス」
「うん……」
「勃つまで乳首をいじめてあげる。ほら、横になって。可愛い俺の姫君の恥ずかしい所を見れるのも俺だけの特権さ。さぁ、次は乳首でイこうか」
いつもニッコリ愛想の良い顔なのに、今はちょっぴり意地悪そう。
そんなジャークにも下半身を熱くしている俺は、恋穴落ちでは留まらない気がする。
「うん、わかった……。気持ち良く、してね……」
新婚初夜。
夜はまだまだ長く、ふたりはたっぷりとセックスを楽しむのでした。
おしまい。
元服は16歳。俺の誕生日は明日だ。明日は大々的な宴席が用意されている。
「ゼアリス様、明日は婚約者のカトルロッテ様もおいでになられます。お父上とのお約束は覚えていらっしゃいますか。明日は宴席後、初夜が執り行われます。結婚式は三日後です。つきましては後腔の拡張をお忘れなく。それから……」
「ジャークが明日泊まることは婚約した三年前から知ってる。抱かれるのも理解してる。現に一ヶ月前からアナルの拡張に励んでるだろ。そんなに心配しなくても大丈夫だって。忘れてないよ」
「なぜ結婚初夜ではなく元服した日に処女を捧げねばならないかは、理解されておいでですか」
「セックスの相性が悪いと結婚できない。それはカトルロッテ家のしきたりなんだろ。大丈夫、花嫁修行の一環としてカトルロッテ家の男は嫁を毎夜抱き潰す程愛が重いって学んでるから。でも、ジャークがそんなムッツリ野郎だなんて、まだ信じられないけどな」
目の前にいるのは乳兄弟で従者のロワレ。寝室のベッドに突っ伏した俺は、ロワレに髪を解かれながら寝支度をした。
ジャーク・カトルロッテは18歳で騎士団に入団している。三年前に決まった俺の婚約者だ。
文武両道を家訓に掲げるカトルロッテ家の男らしく、剣の腕も誉められたものらしいが、それより頭の出来を買われて第二騎士団の補佐を担っているそうだ。
俺とは違う黒髪で、肩まで伸ばした艶やかな髪はちょっとしか触れたことがない。
筋肉のついたがっしりした体格。大きな手。日焼けした小麦色の肌。
にっこりと笑う愛想の良い微笑みは、出会ってすぐ俺を恋穴へ叩き落とした。
(とうとう明日、ジャークに抱かれるのか……。場合によっては結婚初夜まで、ずっと連日セックス三昧かもしれないって、カトルロッテ家のメイド長が言ってたけど、本当かな?)
あのニッコリ優しく笑うジャークが、どんなふうに俺を抱くのだろう。
俺は学者志望で家の中に籠もっているから色白で、ジャークより線が細い。
「ゼアリス様、張り型と潤滑油はベッドの上に置きましたので、ぬかりないよう。では、俺はこれで失礼します」
ロワレは一つ礼をして去っていった。
俺はよし、と気合いを入れると、寝間着のネグリジェを脱ぎ落とし、潤滑油の瓶を開けた。
ぬるりとした液体をアナルに塗り込み、指を入れる。尻のどこかに男は前立腺があって、触ると気持ち良いらしい。
俺はまだ前立腺がどこにあるか知らないが、無理をせずとも良いとロワレが言っていたので、気にしていない。明日ジャークが、頑張るだろう。
(指を入れる度、違和感凄かったけど……流石に一ヶ月も続けてたら慣れたわ。よし、三本入ったから、張り型を入れよう)
潤滑油を足して、張り型をぐっとアナルに埋め込む。しばらくして根元まで入った。深く息を吐く。
(明日は……ジャークの陰茎が入るんだよな……。どんな感じか全然想像つかないや。ジャークの裸って見たことないし、いやらしい事も明日が初めて。ジャークもこういうこと、してるんだよな……)
俺は、自らの雄芯を扱きながら、熱い息を吐いた。
ジャーク。ジャーク、好き。ジャークのって、どんな味? においは? 俺は自分の美しさに自信があるけど、ジャークが俺を好きかどうかは自信ない。結婚するんだから、嫌いではないだろうけど……。
ジャークを思いながら白濁を吐き出し、今夜は張り型を入れたまま眠りについた。
明日は楽しい初夜になることを祈って。
☆ ★ ☆ ★
宴席は親類や親しい貴族家も参加してくれて、盛大な誕生日会となった。
ジャークとジャークの両親も参加してくれて、ニコニコ笑うジャークにお祝いされ、俺は最高に楽しかった。
挨拶周りも終わり、三日後の結婚式についても周知が済んでいる為、俺とジャークは比較的早い時間に解放された。
俺の寝室ではなく、今日の為に用意されたデカいベッドのある客室に入り、パタンと扉を閉じると一気に喧騒が遠のく。
隣にいるジャークは俺よりほんの少し背が高い。
そっと見上げると、薄いグレーの瞳と視線がぶつかった。
「ジャーク、俺……風呂入ってくる」
「ゼアリス、一緒に入ろうか?」
「ば、馬鹿っ! そういうのは、夫婦になってからだろっ! ベッドで待っててくれ」
「ふふ、残念。そうか、夫婦になってからならいいんだね」
ジャークは楽しそうにクスクス笑っていたので、俺はジャークを置いて風呂に入った。
あー、ドキドキする。
あと、これからいやらしい事をするってわかってるから、期待している。
一発抜いてからのほうがいいかな? すぐ勃起したら恥ずかしくない? 大丈夫?
「あんまり待たせてもアレだし……出るか」
湯船でそこそこ温まってからお風呂から出た。スケスケのネグリジェもあったけど、バスローブ姿でベッドまで歩いた。
ジャークはニコニコして俺を抱き寄せ、ベッドに座らせると、そっとおでこにキスしてくれた。
「湯上がり姿は一段と麗しいね、ゼアリス。もうすぐ俺のものになるんだ。すごく楽しみ。すぐ戻ってくるから、待っててね」
ジャークはいつものようにニコニコしていて、機嫌が良い。
ジャークがお風呂に消えて、俺はゆっくりバスローブを脱いで、素肌でベッドに入った。
(この後は……キスして、おしりに陰茎を入れて、出すまでピストンする。終われば寝る。合ってるはず……。でも俺、ジャークの陰茎を舐めてみたいんだけど、いつ言えばいい? 初めてはジャークに任せるように言い聞かされているし、今夜はナシかなぁ)
ごろごろ、ごろごろ。
布団の下で転がっていたら、ジャークが戻ってきた。髪が濡れていて、バスローブ姿。
「お待たせ、俺のお姫様」
ちゅっと、またおでこにキスしてくれた。
布団をめくり、俺の素肌を見て、ジャークもバスローブを脱いだ。筋肉質な肉体があらわになる。
俺はついジャークの股間を凝視してしまい、慌ててジャークと視線を合わせた。
(嘘、大きい……色も黒ずんでるし、俺のと全然違う)
張り型で大きさについては心得ているつもりだったけれど、実際に見ると感覚が違う。
「ゼアリス……綺麗だ。愛しているよ。これから抱くけど、心の準備は良い?」
「愛してるって、……俺のこと?」
「ああ。好きだよ、ゼアリス。白銀の髪も青い瞳も、俺のことを慕って隠さない素直な性格も好きだ。俺の家系は愛情が重いから、怖がらせないように控えめにしてたつもり。不安にさせたかな」
「今……言ってくれたから良い。抱いて……一杯愛して。俺、抱かれるの楽しみにしてたんだ……」
ジャークはベッドに入り、俺を抱き締めてくれた。
そしてゆっくりと唇が重なり……何度もちゅっちゅっとキスをした。
(んっ、舌が入ってきた……っ)
ジャークの大きな剣ダコのある手が、胸を撫でる。もう片方の手は、俺の下肢へ伸び、反応しかけてビクビクしている俺の陰茎を掴んだ。
「んっ、……んん、あっ……」
舌がヌルヌルしていて、いやらしい気分。ジャークに舌を吸われ、唾液を飲み込む。
陰茎を扱かれながら乳首を弄られ、たまらず合間合間に声が出る。
俺の陰茎は濡れそぼり、ジャークの手も汚している。ジャークが手を上下させる度、ヌチヌチといやらしい水音が耳に届き、顔が熱くなる。
やがてキスが解かれ、舌も解放されたと思ったら、ジャークは指で弄られ熱くなっていた乳首に吸い付いた。
「あっ、ああん……っ」
自分でこんな甘い声が出るとは驚いた。
しかも、甘噛みされると痺れる位感じる。つい陰茎をジャークの手に押し付けてしまう。
乳首をこんなに吸われるなんて聞いてない。こんなに気持ちが良いのも知らなかった。
何度も何度も甘噛みされ、俺は呆気なく果ててしまった。じんじんと燃えるような乳首を舐められ、弄られ、両手で胸を捏ねられる。右胸と左胸で一度ずつ果てた後、俺は甘やかな乳首への刺激でまた勃起し始めてしまっていた。
(いくらなんでも乳首ばっかり、駄目だろう、これ。お尻に入れないとセックスは終わらないのにまだ乳首舐めて貰ってる。でも噛まれると、あんっ、気持ち良い……っ)
我慢汁でびちゃびちゃになった陰茎を擦られ、乳首を虐められながら、俺は甘い声を上げ、ジャークにしがみついた。
いつの間にか、いつもニコニコしていて愛想の良いジャークが真剣な顔でギラギラした瞳をしていた。真剣な瞳に、赤い舌がチラチラ覗く。
どこか苦しげに見えて、俺ははっとなった。
(そうか、早く入れたいんだな。風呂場でも解してきたし、すぐ挿入出来ると思うけど……)
チラリとジャークのものを盗み見てみると、やはり勃起していた。ごくり。思わず唾を飲む込む。
「余所見とは余裕だな。もっと酷くされたいか?」
瞬間、乳首を強く噛まれ、陰茎を指で弾かれた。
「ぁあんっ、んん……っ」
危ない、イッちゃう所だった。
ぐっと我慢し、荒い息を整える。
乳首を摘ままれ、陰茎を握られ、身体が熱い。
「そんな怖い顔しないでっ、ジャーク、俺のお尻に入れて……?」
そっとジャークの固くそびえ立つ陰茎を手に取ると、濡れており、熱かった。
「くっ、う、おい、手を離せ、犯されたいのか!」
「そ、そうだよ! だからセックスしてるんじゃないかっ! んっああん、乳首ばっかり、気持ち良くなっちゃうよぉ」
情けないことに、俺は泣きべそをかいた。また乳首を噛まれ、舐められ、陰茎を扱かれた。なんだかわけがわからなくなっていく。
「まだ入れない。まだ、鳴かせ足りないからな。ゼアリス、俺にもっと夢中になれ。美しいお前を初めて割り開く栄誉を賜る為に、どれだけ骨を折った事か……。乳首がこれほど弱いとは思わなかったがな。ほら、いい声で鳴いて見ろ。俺の劣情を誘え。今夜は一発やそこらでは終わる気がしないからな」
「あんっ、あっ、あっ、ああっ、イッちゃう、あっ、気持ち良い、あんっ、あんっ」
俺は恥ずかしいことに、乳首と陰茎だけで乱れまくった。コツを掴んだジャークは、含み笑いをしながら機嫌良さそうに俺の乳首に歯を立てた。
噛まれる度に足の指がぴんっと伸びて、俺は身体にわだかまる熱に翻弄された。
身体の力が抜けてされるがままになり、イきすぎてぐったりしたところで、身体をひっくり返された。
「可愛い俺のお姫様。四つん這いになれるかい?」
とうとうだ。やっと挿れて貰える。
俺は四つん這いになり、腰を高くあげた。
「良くできました。真っ白な尻で肌もすべすべだね。わかってると思うけど、浮気は禁止。不満があったら俺に直接言うこと。わかった?」
尻を揉まれながら、俺は俺に気があると思われる令息たちの名前を聞いたが、ぴんと来ない。
俺は礼節ある付き合いしかしてきていないので、下心があると言われてもイマイチだ。
ロワレが心配するのはこういうところだと、ほんの少しは理解している。
「警戒心の足りない既婚者美人なんて、社交界ですぐ玩具にされる。急な呼び出しとか、不審な知らせについていかないように」
「結婚してもロワレは連れて行くから。ロワレは俺と違って鋭いし、俺も信頼してる」
「ロワレか。あいつならまあ、いいが。そばに男を置くなんて、普通は許さないんだが特別だ」
「女も許さないんだろう? 俺はそこそこ頭がいいし、美しい。俺に気のあるふりをするやつって、結構いるけど、心配しすぎ。お前に愛されていられれば俺は満足だよ」
「俺に不満があってもか?」
ジャークは、尻にちゅっちゅっとキスをすると、おもむろに尻の穴を舐めた。
れろり、れろり。
舐めながら尻を揉むジャークに、俺はおっかなびっくり返事をした。
「不満なら浮気するだろうって?! 婚約期間だって、貞淑に過ごしていたじゃないか……っ、あっ、尻の穴に舌を入れるなよ……っ」
驚いた事に、ジャークは尻の穴の中に舌を入れ、くにくにと動かしている。
尻の穴の皺を伸ばすように舌を動かし、ずぶ、ずぶっと入ってくる。これは気持ちがいい。
「嫌がる割に気持ちよさそうだな。もうしばらく舐めてやる。この小さな蕾が俺の形の張り型を飲み込んでいたとは、俄には信じられないな……」
ああ、張り型で自慰をしていた事は知られているのか。なんだか恥ずかしい。顔に熱が集まる。
尻の穴を舐められ、じゅるじゅると吸われて、羞恥で溶けてなくなるかと思った。
あんなに出したのに俺の陰茎はちょっと元気になってしまっている。
まだ舐められただけなのに、凄く気持ち良かった。これからどうなっちゃうんだろう?
ジャークが潤滑油を俺の尻の穴に垂らし、ゆっくりと指を挿入してきた。
冷たい潤滑油がどんどん入れられ、体内で温められていく。
指を二本、揃えて根元まで入れて、指を曲げて、ぐいぐいとどこかを探していると思ったら、あっと思ったときには声が出ていた。
「あっ」
気持ち良い。何これ。
「あっ、あんっ、あんっ、んっ、あっ、はあっ」
やばい、勝手に声が出る。全身に痺れが走る。これがもしかして、前立腺ってやつ?
思ってたより5倍はすごい。しかもすっごい気持ち良い。思わず腰を振っちゃう。淫らな真似は控えたいんだけど、我慢できない。
「いいぞ。俺だけの姫君。俺だけのものだ。いいぞ、もっと乱れろ。陰茎も濡れてるな。もっと腰を振れ。俺だけの特権だ」
ジャークは激しく指を出し入れして、気持ち良いところをたくさん刺激してくれた。
やがて指が三本入り、気持ち良さで頭がバカになってゆく。
張り型を入れてたときに、こんな風に気持ち良くなった事はない。でも、この後ジャークの陰茎を入れられるんだよね?
俺はぞくりと身を震わせた。期待で声に艶が乗る。
俺がもう少しでいける、という時にジャークは指を抜き、空いた場所に熱いものがあてがわれた。
俺の尻の穴はひくひくと蠢き、押し当てられたジャークの陰茎を歓迎するかのように吸い付いている。
「ゼアリス、お前の処女、貰うぞ」
ジャークは低く呟いて、一気に腰を進めた。
気持ち良いところに当たった、と思う前に前が弾けていた。
「あああああっ」
頭の奥が熱い。気持ち良い。突かれた所がじんじんする。気持ち良い……っ!
「ところてんか。可愛らしいな。これから長くつきあって貰うぞ、ゼアリス。まずは一発目だっ!」
ジャークは腰をがっしり掴むと、ガンガン腰を振り始めた。
いずれも俺の泣きどころに当たっており、俺の陰茎がまた力を取り戻してゆく。
「あんっ、あんっ、あっ、ああっ」
パンパンパンパンパンパンっ!
薄暗い部屋に肌がぶつかる音が響く。
それと結合部のグチュグチュとした水音が、淫靡な空気を作り出していた。
(ああっ、ジャークの固い陰茎が俺のアナルの中でいったりきたりしてる……。これがピストンするって事か。奥を突かれる度にイきそうになるんだけどこれって普通なの? ああ、気持ち良い……。身体が熱い。ああ、もう……っ」
「ジャーク、俺っ、もうイク、イッちゃう、あっ、あっ、ああああっ」
「俺もイクっ、くっ、ふぅ……っ」
びゅーっ、どぷどぷどぷっ。
腹の中に熱い飛沫が撒き散らされた。
俺はぐったりとシーツに身体を横たえ、とぷとぷと尻の穴から出て行く精液を熱いな、と思っていた。
「ゼアリス、次は顔を見ながらヤるぞ。足を開け」
見ると、ジャークの陰茎はまた天を向いていた。ごくり、と喉が鳴る。
「セックスはお、終わったんじゃないの?」
「一度で収まるわけがなかろう。三回は付き合って貰うぞ。今夜は初夜だから、それで勘弁してやる。明日は寝かさんぞ」
「……えっ、明日もするの? もしかして、三日後の結婚式まで毎日やる気?」
「当然だ。あと、結婚したら毎日閨はあるから、正確には今日から毎日セックスする、が正しい。カトルロッテ家では当然そのように準備してあるから安心して嫁いで来い。三食昼寝と閨付きで学者勉強を頑張るんだな」
「毎日セックスするんだね……。こんなに気持ち良い事を毎夜してたら、馬鹿になりそう」
「昼間は小難しい事を勉強しているんだから、夜ぐらい馬鹿になって良いさ。セックスの気持ちよさを知った後だからもう一度言うけど、浮気禁止。セックスも俺だけだからな」
「はぁい。ジャークも浮気しちゃ駄目だよ。今まではしょうがないけど、これからは俺一人だからね」
俺はゆっくりと足を開いて、ジャークを招き入れた。
ジャークは中を味わうようにゆっくりと入ってきて、俺に噛みつくようなキスをした。
「浮気は駄目だって? 当たり前じゃないか。俺はずっとゼアリス一筋だよ。愛しているよ、ゼアリス。さぁ、セックスを楽しもうか」
「俺、もっ、……愛してる、ジャークっ」
ジャークはニッコリ笑って、激しく腰を振った。
ベッドの軋む音と結合部の淫らな水音、そして俺の喘ぎ声が部屋を満たす。
ジャークは気持ち良い奥を狙って穿ってくる。たまに浅く、そして深く、俺が鳴いた場所を重点的に責める。
「あんっ、あんっ、ああっ、いいっ、気持ち良いっ、もっと奥っ、ぐりぐりしてぇっ」
「エロい事言うなよ、イきかけたわ。よぉし、願い通り、奥をぐりぐりしてやるからなっ」
ジャークは喜んで腰を振った。
「あんっ、ああっ、いいっ、あんっ、ああっ、いいっ、ジャーク、大好きっ、ああんっ、もっとぉ」
ジャークは乳首も責め始めた。摘ままれ、舐められ、歯を立てられる。
熱くなった乳首を甘噛みされながら弱い奥を穿たれ、俺は鳴いた。
「あんっ、いいっ、もっと噛んでっ、突いてっ、ああっ、いいっ、イク、イッちゃう、んんんん~~~っ」
俺は乱れに乱れて、よだれを流しながらイッた。
ジャークも遅れて俺の中に放ち、抜かずに三回目を始めた。
「もっ、もう……出ないっ」
「出さなくてもイイぞ。メスイキすればいい。
弱いとこいっぱい突いてやるから、楽しもうなっ」
ジャークはニッコリ笑ってピストンを開始した。
俺はメスイキが何か知らなかったし、何の準備もなかったけれど、弱いところを延々責め続けられ、やがて頭が真っ白になって身体が痙攣し、甘い快感が全身を襲ったが射精をしていないのを見て、これがメスイキだと悟った。
三回で終わるはずが四回目があった。また四つん這いになって、ジャークに責め立てられる。
「メスイキするゼアリスに欲情した。メスイキ出来るようになったし、五回まで付き合ってくれ」
俺は一応うん、と答えたけれど聞こえたかは不明だ。それくらい激しかった。
「あんっ、あんっ、ああっ、いいっ、あんっ」
俺はまたよだれを流しながらメスイキし、ジャークを喜ばせた。
五回目は正常位。雨ほどのキスと共に激しいピストンで、夜が白んできた頃、メスイキして激しくイッた。
その後はすぐに眠ってしまったが、ジャークが愛しているよと囁いてくれたので、いい夢を見れた気がする。
翌日も、その次の日も。
毎日セックスしていたので、なんだかジャークと離れがたい。
そんな気持ちの中、豪華絢爛な結婚式が行われた。
白銀の髪で伸びやかな肢体を彩った俺はスケスケのネグリジェを着て、カトルロッテ家の夫婦の寝室でジャークを待っている。
「お待たせ、俺の姫君」
肩まで伸びた黒髪をかきあげ、ジャークがベッドに入ってきた。
ちゅっちゅっとキスをして、舌を絡め、深いキス。押し倒され、ネグリジェを脱がされた。
毎日吸われたせいでぽってりと主張している乳首。ほんのり赤くなっている気がして恥ずかしい。
「美味しそうな乳首だね。今日も乳首でイキまくろうね」
「ま、待って。あのね、フェラチオをしてみたいんだけど、いい?」
ジャークは少し考えてから、了承の返事をしてくれた。
ジャークの腰に顔を近づけ、ゆっくりと陰茎に触れる。熱い。匂いは石鹸の香りだ。
両手で持って、そっと舐めてみた。
ぺろぺろ。ぺろぺろ。
反応の良かった所を重点的に舐めつつ、はむっと先端を口に咥えた。
ちょっと苦いかな? ぺろぺろと先走りを舐めとっていく。
頭を撫でてくれていたジャークに促され、頭を上下に揺らす。じゅぶっじゅぶっと水音が響く。
「気持ち良いよ‥…。そう、そこで舌を絡めて‥…。上手だね。可愛いよ、ゼアリス……」
俺はジャークに褒められながらフェラチオを続けて、やがてどぴゅっと口の中に出して貰った。
ごくりごくりと喉を鳴らして飲み込み、精液で汚れた陰茎を綺麗に舐める。
きちんとできたらしく、たくさん頭を撫でて貰った。
「お掃除フェラなんて、誰に教わったんだ? 気持ち良かったし、気分も良いけど、気になる。ロワレは教えない気がする」
「正解。花嫁修業でカトルロッテ家に来てたときに、メイド長に教わった。ロワレは色事の話題についてきてくれないよ。乳兄弟とそういう話はしたくないんだって」
「メイド長か。納得した。じゃあ、俺の番だな、俺の姫君? 乳首と陰茎、どっちがいい?」
舌なめずりするような表情。ベッドに横になり、乳首を指で弾かれる。
それだけで、じん、と下半身が痺れた。
ここ数日の愛撫ですっかり性感帯になってしまった乳首。
陰茎も反応しかけているけど、ここは乳首でしょう。
「乳首がいい」
「素直だな。可愛いよ、俺の姫君。じゃあ、楽しもう」
ジャークは乳首に舌を這わせ、べろべろと舐め上げた。
ちゅっちゅっと吸い、舐めて、甘噛みする。
「あっ、あっ、あんっ、あんっ、ああっ、いいっ」
歯を立てられた後、甘やかすように舐められる。指で捏ねられ、弾かれ、摘ままれる。
声が止まらない。陰茎がガチガチだ。触れられなくてもイッてしまうかもしれない。
両胸を指と舌で愛撫され、俺は少し抵抗したけれど、乳首だけで吐精してしまった。
「我慢しないでイッていいのに。何度でもイかせてあげるよ?」
ジャークはにこやかな笑みでそう言い切り、乳首だけで達してしまった事を恥じる俺を、乳首でまたイカせる事によって慰めた。
気持ち良くて頭の中が馬鹿になる。
また乳首への愛撫が始まったので、やんわりと止めようとしたが失敗し、更に激しく乳首を責め立てられた。
「あっ、ああっ、ああんっ、ああーっ」
俺は結構賢い方だと思ってたんだけど、結構馬鹿みたい。
次も同じことして、乳首を責められ、イク羽目になったからだ。
四つん這いになり、尻を舐められる。
舌がにゅるにゅると出入りするのが気持ち良くて、たくさん舐めて貰った。満足。
自ら足を開いてジャークを迎え入れた。
ジャークはずぶりと入ってきて、気持ちよさそうに腰を振っている。
「あんっ、ああっ、いいっ、あんっ、ああんっ」
俺も勿論気持ち良い。
俺の弱い所を押し潰すように、執拗にそこを狙われて、俺は息絶え絶えだ。
しかし気持ち良い。
「ゼアリス、次は騎乗位を試してみようか。気持ち良いところに当たるように動けばいいだけだから、簡単さ。そろそろイクかい?」
たまらず頷くと、ラストスパートをかけるように、ジャークは激しく腰を振った。
「あんっ、あんっ、ああっ、あんっ、いいっ、イクっ、イっちゃう、あああーっ」
ぶしゃっ。
俺は潮をふいた。
ジャークは俺の最奥で精を放った。
「潮をふく程気持ち良かったんだな。恥ずかしがらなくていい、普通のことだよ、ゼアリス」
「うん……」
「勃つまで乳首をいじめてあげる。ほら、横になって。可愛い俺の姫君の恥ずかしい所を見れるのも俺だけの特権さ。さぁ、次は乳首でイこうか」
いつもニッコリ愛想の良い顔なのに、今はちょっぴり意地悪そう。
そんなジャークにも下半身を熱くしている俺は、恋穴落ちでは留まらない気がする。
「うん、わかった……。気持ち良く、してね……」
新婚初夜。
夜はまだまだ長く、ふたりはたっぷりとセックスを楽しむのでした。
おしまい。
78
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