俺が鬼と見合い?! 俺、桃太郎なんですけど

yahagi

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俺が鬼と見合い?! 俺、桃太郎なんですけど

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「俺が鬼と見合い?! 俺、桃太郎なんですけど」

 青天の霹靂。
 いくら俺の結婚相手が決まらないからって、それはないだろ。

「桃太郎、お前は偉大なるご先祖様のお力を継いだ123代目の桃太郎だ。18歳を超えて未だに未婚とは、情けない」

「うるさいなっ。俺を女達は怖がるし、男達は遠巻きにする。鬼ヶ島行って、オーガ倒してきただけなのに。伝説の再来なんて言い出した爺ちゃん達が悪い」

 俺は居間に大集合した爺ちゃん、父ちゃん、母ちゃん、兄ちゃんに向かって絶叫した。

「俺だって婚約者とエロい事したいっ! 16歳の成人からこの二年、イメトレだけは重ねてきたんだっ! どんな相手だってメロメロにしてやるぜっ」

「桃太郎、その意気だ。桃太郎は鬼を決して逃がさない。釣り書きを見てみなさい。鬼ヶ島在住の阿修羅殿だ。角は二本、趣味は筋トレ。イケメンだぞ。お前を娶りたいと言ってくれている」

「鬼じゃん! 却下!!」

「選り好みするなんて桃太郎の風上にも置けぬぞ。ご先祖様だって釣り書きひとつで嫁いでいったのだからな」

 そう。
 桃太郎は代々鬼ヶ島の鬼を狩る。
 昔は有名な悪い鬼がいたそうなので、きっと名をあげる為に凱旋したのだろう。
 鬼と言っても、現在鬼種族とは普通に交流していて、戦う理由などない。
 だけど風習なので、オーガを倒させて貰ってる。
 もちつもたれつでやってきた。
 なのに、婚姻だと?!

「鬼がどの面下げて桃太郎を娶るって言うんだよ。昔は鬼を殺したりもしたんだろ」

「過去の件は水に流し、未来の架け橋になりたいと言っていた。阿修羅殿は良い男だぞ。土産に鬼ヶ島せんべいをくれたしな」

「兄ちゃんまで! 俺は123代目の桃太郎だぞ! 鬼なんかには嫁がない!」

 ダッシュで自室に戻って布団を被る。
 誰も俺の気持ちに寄り添ってくれない。
 エロくて可愛い伴侶が欲しかったのに……。



 一晩経ったらスッキリした。
 俺は桃太郎! 鬼なんぞには屈さぬ!
 居間に行くとそこには、眉目秀麗な鬼が家族にもてなされておりました。

「まあまあ、阿修羅殿。茶をどうぞ。いやぁ、立派な角ですな」

「阿修羅殿、桃太郎の幼少期のアルバム見ます? かけっこは1位を取ったんですよ」

「阿修羅殿、桃太郎はお年頃で。最近は一人で部屋にこもって出てこないのですよ」

 兄ちゃんが余計なこと言ってる!

「ちょっと、お客様に何言ってるのさ。えーっと、俺が桃太郎です。あんたが阿修羅?」

「ああ。俺が阿修羅だ。由緒正しい鬼で、討伐された記録もある。どうか宜しく頼むぞ」

 金髪に青い目で整った顔。
 にっこり笑ったほっぺにはえくぼ。
 額には二本の角。

「俺はっ、桃太郎だ! 鬼に嫁入りなんて嫌だっ!!」

「俺が嫌いか? それとも何か条件があるのか。言ってみてくれ、桃太郎」

「俺は、エロくて可愛い伴侶が欲しい」

「わかった。エロくて可愛い伴侶になろう」

 こっくりと頷いた阿修羅は、俺の手を取ってぎゅっと握った。

「鬼の多くは絶倫で、俺も絶倫だ。桃太郎の言うエロさはこれでクリアー出来ると思う」

 俺は、ごくりと唾を飲み込んだ。

「俺は可愛い伴侶を目指す。手始めに肩でも揉もうか、桃太郎」

「可愛いってそういう意味じゃねえ……」

「俺の顔が嫌いか、桃太郎」

 綺麗な顔が、目の前に迫る。
 青い瞳が、じっと俺を見つめる。
 手の裏に嫌な汗をかいて、膝で拭った。

「だいたい、どうして俺なんだ。鬼ヶ島には結婚相手がいなかったのか」

「俺は君がオーガを倒す所を見学していてね。単純だけど、一目惚れなんだ。君の上気した肌、黒い髪、健康的な四肢。はっきり欲情したよ。うっかり襲いかかりそうなところを仲間が止めてくれた。鬼が桃太郎に惚れるなんて滑稽だけれど、その分真剣だ。俺と結婚してくれ。桃太郎」

「俺だって結婚したかったよ。でも、鬼かぁ……。俺は鬼ヶ島に住むわけ?」

「ああ、そうだ。俺の家がある。二人で一緒に住もう」

「俺、浮気は許さない人だけど、良い?」

「勿論だとも。俺も浮気は許さないよ」

「うーん……。俺、顔に負けた訳じゃないからなっ?」

「わかっているよ。俺のエロさに惚れたんだよね? 桃太郎は体力ありそうだし、楽しめると思うよ」

「……ごくっ。そんなに気持ち良い?」

「驚くくらい気持ち良いよ。エロエロな毎日を約束してあげる」

「わかった、あんたと結婚する」

 俺のエロ心を鷲掴みだ。
 しかし、鬼に負けたわけじゃない!

「嬉しいよ、桃太郎!!」

 阿修羅は、俺をぎゅっと抱き締めた。
 爺ちゃん達は大喜びして島中に連絡網を回した。



 一週間後、洞穴の前で挙式。
 爺ちゃんが声を張り上げる。

「桃太郎の伴侶となるのは、鬼ヶ島の阿修羅! 二人とも前に出ろ」

 俺と阿修羅が前に出ると、杯を渡された。
 酒が注がれ、それを飲み干す。

「今宵、二人は夫婦となった。新しい門出を祝い、拍手を!」

 万雷の拍手に包まれて、俺と阿修羅は夫婦になった。


 
 その後は宴席が設けられた。
 ちらほらと鬼がいる。
 そのうちの一人が、進み出た。

「俺は鬼ヶ島の村長で、青島という。今日は結婚、おめでとう。阿修羅がやり過ぎる時は、俺が止めてやるからな」

「はぁ」

「ちょっと、青島さん。結婚初夜もまだなのに、止める前提で話をしないで下さいよ」

「うら若き人間を犯しそうになっただろう。鬼の衝動は強いからな。理性をしっかり働かせろよ」

 青島さんは帰って行った。

 阿修羅の両親にもご挨拶した。
 優しそうな鬼だった。

 ご馳走を二人で摘まんで、良き所で宴席を辞した。

 荒波を超えて鬼ヶ島へ渡り、いざ新居へ。
 阿修羅がお風呂を沸かしてくれて、ありがたく入った。
 浣腸もした。
 全身綺麗に洗った。
 熱い湯船が気持ち良い。

 湯上がりに浴衣を着て、寝室へ来た。
 阿修羅は風呂へ行った。

 俺は布団に寝っ転がって待っていた。



「お待たせ、桃太郎」

「お帰り……」

 湯上がりの阿修羅は、色っぽかった。
 
「俺の嫁になってくれてありがとう。桃太郎を幸せにするからね。まずは結婚初夜を楽しもう」

「おう……」

 俺って嫁なんだな。
 そんな事を考えていたら、桃太郎の顔が目前に迫っていて。
 俺は阿修羅に、キスされた。
 それは段々深いものに変わっていって。
 俺と阿修羅が舌を絡め合って抱き締め合うのも、すぐだった。

 お互いに浴衣を脱がせ合って全裸になり、尻の穴に油を塗り込まれた。
 前立腺を刺激されると、すげー気持ち良い。
 俺はアンアン言っちまった。

「俺はっ、桃太郎……っ! 鬼に屈するなんて有り得ない……っ!」

「桃太郎。君は甘く征服される悦びを覚えるべきだ。さあ、君の処女を貰うね。入れるよ……っ」

「ああああっ! 入ってくるぅっ。ああっ、俺の弱いしこり押し潰しちゃ駄目ぇっ、あっ、あっ、嘘っ、イっちゃうっ」

「いいよ、イって。ずうっとこのしこりを突いてあげようね。トントントン。ほら、きゅうって締めてくる。俺に絡みついて、最高だよ……」

「あっ、イってるぅっ。イってるからぁっ、トントンしないでぇっ、またイくっ、イっちゃうう」

「前立腺よっわ。可愛いよ、桃太郎。もっと甘く突いてあげようね。あっ、イった。かーわいい。もっとイこうね。トントントン。トントントン。あーっ、締まる……っ」

「イってりゅっ、あんっ、あんっ、気持ち良いよぉっ、鬼に俺っ、征服されちゃってるっ、イかされまくってりゅうぅっ」

 阿修羅は激しく腰を振った。
 天井がぐるぐる回る。
 気持ち良くてたまらない。
 俺はよだれを垂らして喘いだ。

「あ゛~~っ、またイくっ、イぐぅぅっ、あんっ、あんっ、そこぉっ、また来るっ、あっ、あっ、あんっ、イぐぅぅ」

「俺もイくっ」

 どぴゅっ! びゅびゅーっ!
 阿修羅は、俺の最奥にたっぷりと射精した。

 俺の陰茎はもう壊れたみたいに透明の液体をダラダラと流し続けている。

 ズン、と奥に感じる衝撃。
 阿修羅の陰茎が復活していた。
 阿修羅は俺の弱いしこり目掛けて腰を振る。

「あんっ、またイぐっ、そこ嫌っ、またイって止まらなくなりゅうう」

「イったね。いい子だね、桃太郎。鬼に征服される悦びを知っちゃったね。鬼の肉棒に串刺しにされた感想はどう?」

「あんっ、あ゛んんっ! イった、もうイったかりゃああ、鬼に串刺しにされてっ、気持ちいいれす、気持ちいいっ、良いのぉっ」

「これから毎日ハメまくろうねっ。何十回でもイかせてあげるっ、可愛いエロい俺の奥さんっ、さあ、突いてあげるっ。トントントン。トントントン。あっ、潮噴いた。メスイキしたね~。もっとイこうか、桃太郎」

「イぐっ、イってりゅ~~っ! あっ、あっ、あんっ、気持ち良いっ、鬼の肉棒が気持ち良いっ、俺っ、鬼に征服されちゃってるっ、とっても気持ち良いよぉっ、あんっ、イくっ」

 阿修羅は、俺の弱いしこりをゴリゴリ押し潰した。
 俺はイきまくった。
 最早鬼に完全降伏しちゃっていた。
 負けちゃいけないのに。
 ああ、気持ち良すぎる。

「あんっ、イくっ、またイぐうううっ、あんっ、あんっ、阿修羅っ、もうっ、止まってぇぇっ」

「ここ大好きだね、桃太郎っ。可愛い桃太郎、まだまだ突いてあげるねっ。あ、イったね。ふふ、トントントン。トントントン。あー、痙攣してる。可愛くてしょうがないよ。さあ、そろそろ出すよ」

 どぴゅっ! びゅびゅーっ!
 阿修羅は俺の最奥にたっぷり出した。

 そして、ズン、と奥に当たる衝撃。
 また復活した。

「あっ、あっ、らめっ、しこりを押し潰すのらめぇっ、イくっ、イぐうううっ、あんっ、あんっ、あんっ、気持ち良いよぉぉっ、奥トントンされるとイっちゃうっ、またイぐううう」

 またイった。
 イったまんま、降りて来られない。
 ずーっと、ずーっと気持ち良い。
 頭ん中が馬鹿になる。

「可愛いよ、またイったね。乳首も弄ってあげようか。ふふ、敏感になっててすぐコリコリになったね。奥を突きながら苛めてあげるねっ」

「乳首舐めにゃいでっ、気持ち良い、気持ち良いからぁっ、弱いしこりゴリゴリ押し潰すのらめぇっ、全部、全部気持ち良いのぉっ」

「またイっちゃったね。トントントン。トントントン。鬼に征服される快楽を身体に擦り込もうねっ。俺を見るだけで勃起するようにしてあげるっ。ああ、楽しみだ……っ」

「もうわかったからぁっ、もうやめてぇぇっ、乳首舐めるのもやめてぇっ、全身熱くておかしいのぉっ、すぐイっちゃうっ、あんっ、あんっ、ああっ」

 俺の制止は全く聞き入れられなかった。
 イってもイってもイき続けて、揺さぶられ続けた。
 俺は123代目の桃太郎。
 体力には自信がある。
 無駄に耐えれる体力と精神力があったので、泣いちゃったけど、阿修羅が六発目を出すあたりまで起きていた。

「ぐちゃぐちゃになっちゃったね、桃太郎。お尻の穴が俺の肉棒の大きさになっちゃった。ふっふっふ、俺のメスになったね、桃太郎」

「あい。俺は阿修羅のメスれす。チンポ大好きれすっ」

「よろしい。朝起きたらまた突っ込んであげるね。おやすみ」

「おやすみ、阿修羅……」

 俺はよく眠り、そして律動で目が覚めた。

「あんっ、何……?」

「おはよう、桃太郎。朝の一発目だよ。乳首もピンと立ってエロいね。舐められながらイこうねっ。朝から肉棒をハメて連続絶頂キめようね」

「あんっ、あんっ、イくっ、あんっ、あんっ、トントン気持ち良いっ、またイくっ、乳首気持ち良いっ、頭おかしくなっちゃううっ」

 ビクビクビクッ。
 ビクビクビクッ。
 俺は連続でイっている。
 ビクビクビクッ。
 まだ止まらない。

「このままずーっとイき続けようね。朝は三発したら仕事に行くね。ああ、可愛いよ、桃太郎。中はきゅっと締め付けて絡みついてくる。俺に泣きすがる桃太郎のようだね。さぁ、もっとイこう」

 俺は散々泣かされた。
 三発終わった頃にはふにゃふにゃになっていて、朝ご飯は阿修羅が食べさせてくれた。
 

 夜になり、阿修羅が帰ってきて、風呂に入った。
 阿修羅は俺の尻の穴に、丁寧に油を塗った。
 敏感になった尻の穴が、切なく疼く。
 
「じゃあ、入れるよ……」

「あっ、あっ、あんんっ、深いぃっ、あんっ、あんっ、そこトントンしたらイっちゃうっ、あんっ、あんっ、イくっ、ああああっ」

「今日もいーっぱいイこうねっ、桃太郎。今日は騎乗位を教えるよ。きっと上手に出来るからね。あっ、またイった。前立腺だーいすきだもんね。弱いしこりを押し潰してゴリゴリしてあげるっ。イってイってイきまくろうねっ」

「またイったぁっ、今イってるっ、イってるから待ってぇぇっ、トントン気持ち良いっ、またイっちゃうよおぉっ、乳首舐められるのも気持ち良いっ、あんっ、イったぁぁ」

「イくの上手になってきたねっ。連続でずーっとアクメ出来るように頑張ろうねっ。ああ、桃太郎、よだれでべとべとだよ。キスしようね……」

 阿修羅とキスして舌を絡め合う。
 腰の律動は激しく、キスしながら二度イった。
 俺の乳首を甘噛みした阿修羅は、また乳首を舐め始めた。





 結婚してから一年が経った。
 今でも毎晩六発ヤっているし、朝は律動で起こされる。
 朝は三発で仕事へ行き、夜に帰ってくる。
 その繰り返しだ。

 俺はいずれもイきまくり、阿修羅に泣きすがる。
 連続絶頂を覚えてから、泣かされる頻度が増えた。
 俺は上手に連続絶頂出来る。

 阿修羅に愛されている実感があった。

 尻の穴が阿修羅の肉棒を求めて甘く疼く。
 早く阿修羅に愛されたかった。

「ただいま、桃太郎。浮気はしてないね?」

 阿修羅の手が尻を揉む。

「あんっ、浮気してないよ。ご飯食べたら、阿修羅のを頂戴?」

 俺は阿修羅を見ると勃起してしまう。
 勃起した陰茎を服の上から撫でた阿修羅が、くすりと笑った。

「わかったよ、桃太郎。愛しているよ」

「俺も愛してる、阿修羅」

 食事を終えてお風呂に入った。

 阿修羅は俺の尻の穴に、丁寧に油を塗った。
 指を入れられるだけで身体に火がつく。

「今夜もたっぷり注いであげるよ。足を開いて……」

「あんっ、あんっ、阿修羅ぁっ」



 俺は甘い声をあげて阿修羅にすがりつく。
 阿修羅の肉棒によって火のついた身体が蕩けていく。
 
 俺は桃太郎。
 鬼に征服されて、完全降伏したメスだ。
 今は幸せに暮らしている。

 おしまい。
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