乙女ゲームの悪役令嬢が好きな俺、悪役令嬢の夫に生まれ変わったので主人公に魅了されないように、頑張っていく‼

karinn

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ロバート学校入学前

街に行ってみました!女装をしたりして…

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 いや~俺の王子としての姿勢すごい良かった!いや、それよりも…今さっき、なんて言われた?マリアネ様との婚約だって…!やっと進んだ!いや~会うのが楽しみだぁ、ゲームの中でもあんなに美しかったのに現実で見たらもっと美しいんだろうなぁ。
「あっ、お帰りなさいませ。ユリウス様」
「あぁ」
そうだ。アルフレッドに、婚約が決まったことの報告と、マリアネに会う手配をしてもらおう。
「アルフレッド。僕はアクラート公爵家の令嬢、マリアネ・アクラートとの婚約が決まった。」
「おぉ、おめでとうございます。では、私はアクラート令嬢と会う手配をしますね。」
「良く分かったな!よろしく頼む」
ふぅこれで、やっとマリアネに会えるぞ!
「ユリウス様、どうせならこのまま街に行ってみるのはいかがでしょう?」
「街…」
「どうでしょうか?
「それはいい案ですね。リンネ」
やべぇもともとニートだった俺に人が多いところはなかなかに酷(陰キャ)。だが…この2人がここまでうきうきしてるのにそれを壊すのも…。
「あぁ分かった行こう」
「では、一応身バレを防止するためにユリウス様には助走をしてもらいます。」
「え…?」

おぉなかなかいい街だ。通りは市場でにぎわっていて、奥には、いろいろな建物がある。
「この国は平和だな。とは思うんだが、なぜ俺は女装をしている!」
俺の格好は、ピンク色のきれいなドレスに、ボブヘアーだ。ここまでしなくてもと思うんだが、
「あぁっ!だめですよ。そんな感じだと女装とばれちゃいます!」
「あぁ、すま…すみませんわ?」
…。あっそうだ。どうせなら、使用人たちにお土産でも買って行ってやろう。
「リンネ、アルフレッド。何か欲しいものはあります?」
「えっ⁉いいのですか?」
「あぁ。別に何でもいいですわよ。」
「ほんとですか?じゃあ私は髪留めが欲しいです!」
「髪留めですか!…あっあそこに髪留めを売っているところがありますわ!」
そこには、花柄のかわいい髪留めと…明らかに厨二病が付けてそう骸骨のピン止めもあった。
「えっ!全部かわいいですね!どれがいいかなぁ」
ふふ。喜んでいる姿を見るとこっちまでうれしくなるな。
「アルフレッドはなにかほしいものはないんですの?」
「そうですねぇ…。では、私はネクタイが欲しいです。」
「ネクタイですか。じゃあリンネが決まったら買いに行こう。」
「ありがとうございます。」
「ユリウス様!こちらでいいでしょうか?」
「ん?決まりましたか
リンネが持っていたのは、ひまわりのような形をした花のピンだった。
「かわいいですね!性格の明るいリンネには似合いそうだわ!」
「え、そんなぁ!」
「そこのおじさん!この髪留めを買いたいんですけど…」
「はいよ!これは1個110Gだな。」
「分かりましたわ。はい110G」
お金を考えるのなかなか難しいなぁ
「まいどありっ」
「リンネ、髪留め買えたわよ」
「ありがとうございます!」
俺は、リンネに髪留めをつけてあげた。その時のリンネはとても笑顔で明るかった。
「そしたら、次はネクタイを買いに行こう」

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